23 / 261
第二十三話
しおりを挟む「ナギサ、ジャクリーヌも通常枠で参加よ。」
はやっ、最速の2日目じゃないですか。
てか、既に決定しちゃったのね。
「侍女たちも参加希望が出ているから今のところ特別枠にしておいても、最終的にはかなりの人数になるね。
見習い組が今から入るにしても特別枠からだ。」
セラフィナ、それは物理的に大丈夫なのか?
俺も一応1日24時間で暮らしてるよ?
「いずれ特別枠も通常枠に一本化するわ。
アンは今日から通常枠になるわ。」
ミュリエルとセラフィナがすべて管理するようだ。
ふたりが認めたなら大丈夫なのだろう。
俺の好みから性格から、すべて把握されているみたいだし。
通常枠と特別枠の違いが今まで感じられなかったんだけど何が違っていたのだろう。
「じゃあ、ナギサ、早速ジャクリーヌをお願い。
これからは乱入は控えてわたしたちもひとりひとりで相手してもらうわ。」
教会の設計図をミュリエルに渡して寝室にドナドナされる。
まだ午後に入ったばかりなんですけど?
「ナギサさん、よろしくね。
ミリアムや侍女たち共々よろしく。」
「はい、よろしくお願いします。」
ミリアムを産んでから致していなかったらしい。
やっぱりアレな公爵だった。
勿体ないことしやがって。
ジャクリーヌさんのブランクを埋めるように頑張りました。
ちょっと頑張り過ぎたかも。
でもお風呂でもう一回。
疲労していたジャクリーヌさんを侍女さんに預けて教会建設へ。
ほぼ終わってました。
ミュリエルとセラフィナのドヤ顔に迎えられ祭壇前に行く。
十字架は無いけどね。
神像作りますよ。
アマリア様をイメージするとどうしてもお胸様祭りの記憶が浮かんでくる。
振り払って凛とした姿で完成させた。
さっそく下着を奉納しました。
すぐに消えたので受け取ってもらえたようだ。
ノートルダム風だけど、この世界の女神様祭ってるんだから間違いじゃないよね。
名前も似ているし。
神官居ないけど良いのかな。
見習い組に管理してもらおうか。
こちらの変な神官に占拠されても困るな。
ちょっと結婚式みたいにふたりと腕を組んで祭壇前まで歩いてみる。
パイプオルガン自動演奏とか無いですか?
こちらでは結婚式はしないみたいだけれど、前に話していたものをやってみて楽しそうだ。
誓いのキスもしてみた。
皆も呼んで教会のお披露目。
こちらに無い様式、規模の教会に驚いている。
あちらの現代風ではないですからね?
900年位の歴史が有る教会だと教えるとそれにも驚いている。
ここだけでも観光名所になると言われた。
1日でできちゃうのも驚きだよね。
本家の修復もがんばれ~。
ここでジャクリーヌさんから建物に関して修正を求められた。
早速ご意見番の登場だ。
次に建てるのは町長の家ではなく、俺の家にした方が良いと。
それも町のジオラマで一番目立っていたシーサイドホテルを俺たちの屋敷にしてしまおうと言う計画。
確かに俺がいつまでもマンションに住んでいると皆が不便だよね。
それでも一応100室を考えていたホテル規模の家が必要だろうか。
皆は必要に成ると思ってらっしゃる。
この所、嫁が異様なスピードで増えたけど、そこまで要るかね?
まるで後宮のようになってしまうのでは?
ちょっと階数減らして8階建てにしましょうかね。
その分崖下にプライベートの埠頭でも作ってクルージングできるように。
「そうね、領主のミランダが町中に居るのも不自然だし、ミリアムたち側近も同じね。
岬のこちら側はそっくりもらっても良いわね。
逆に宿は町中の方が便利よ。」
ミュリエルは賛成に1票。
「そっちの森ももらえるなら、わたしもそこで良いよ。」
セラフィナも賛成。
そうなれば暫定領主のミランダも賛成する訳で、最高権力者なのでそのまま決定。
それではホテル改めお屋敷の仕様を決めましょうかね。
ワンフロアずつ積み重ねられるように模型を作っていく。
途中は同じだろうから中抜きしちゃうけど。
8階は展望レストランの予定だったけど、そのまま食堂兼会議室+厨房ですかね。
1/3くらいを海の臨める大浴場にして良い?
男湯女湯に分けると……分けなくて良い?さいですか。
一部屋根を削って出入りできる露天風呂風にしましょう。
後は各階8戸のマンション形式で良いかな?
1階はエントランスが有るので減るけど。
ショウルーム形式でいくつかの例を作っておくのでお好みのものを選んでください。
多少のオプションも対応可能です。
後から変更も自由自在だけどね。
俺はミュリエルに連れられて夜のお勤めに行きます。
29
お気に入りに追加
1,510
あなたにおすすめの小説
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
異世界召喚されたと思ったら何故か神界にいて神になりました
璃音
ファンタジー
主人公の音無 優はごく普通の高校生だった。ある日を境に優の人生が大きく変わることになる。なんと、優たちのクラスが異世界召喚されたのだ。だが、何故か優だけか違う場所にいた。その場所はなんと神界だった。優は神界で少しの間修行をすることに決めその後にクラスのみんなと合流することにした。
果たして優は地球ではない世界でどのように生きていくのか!?
これは、主人公の優が人間を辞め召喚された世界で出会う人達と問題を解決しつつ自由気ままに生活して行くお話。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
死んで全ての凶運を使い果たした俺は異世界では強運しか残ってなかったみたいです。〜最強スキルと強運で異世界を無双します!〜
猫パンチ
ファンタジー
主人公、音峰 蓮(おとみね れん)はとてつもなく不幸な男だった。
ある日、とんでもない死に方をしたレンは気づくと神の世界にいた。
そこには創造神がいて、レンの余りの不運な死に方に同情し、異世界転生を提案する。
それを大いに喜び、快諾したレンは創造神にスキルをもらうことになる。
ただし、スキルは選べず運のみが頼り。
しかし、死んだ時に凶運を使い果たしたレンは強運の力で次々と最強スキルを引いてしまう。
それは創造神ですら引くほどのスキルだらけで・・・
そして、レンは最強スキルと強運で異世界を無双してゆく・・・。
イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で最強に・・・(旧:学園最強に・・・)
こたろう文庫
ファンタジー
カクヨムにて日間・週間共に総合ランキング1位!
死神が間違えたせいで俺は死んだらしい。俺にそう説明する神は何かと俺をイラつかせる。異世界に転生させるからスキルを選ぶように言われたので、神にイラついていた俺は1回しか使えない強奪スキルを神相手に使ってやった。
閑散とした村に子供として転生した為、強奪したスキルのチート度合いがわからず、学校に入学後も無自覚のまま周りを振り回す僕の話
2作目になります。
まだ読まれてない方はこちらもよろしくおねがいします。
「クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される」
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる