家政婦さんは同級生のメイド女子高生

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どうしたんだろうと思いながらしばらく待っていると、彩乃が戻ってきた。
「お待たせしました!」
と彩乃が戻ってきたが彩香が入ってこない。
「お色直しをしてまいりました!」
「彩乃、恥ずかしいじゃない」
彩乃の言葉に、彩香が照れながら入ってきた。
「おおー。彩香、いいじゃん!」「さいちゃん、ステキ!」
彩香は黒のニットから白のオフタートルニットに着替えていた。昨日彩乃からプレゼントされたものだ。唇には淡いピンクのリップクリームもつけたらしくツヤツヤ輝いていて、いつもより華やな印象になっていた。
「みんな、ありがとう・・・」
いつも一緒にいる二人に改めて褒められた彩香は、恥ずかしそうにお礼を言った。
「ほほう。やはり女の子はいいですね」
キレイになった彩香に盛雄も嬉しそうだった。
「リップクリームだけであんなにキレイになっちゃうなんて・・・若いってすごい」
と和泉も呆然と彩香を見つめていた。
鷹文もいつも以上に綺麗になった彩香を、ただただ見つめていた。
「えへへ。大成功」
みんなの反応に彩乃は満足そうだった。

「さささ、さいか、さん」
そんなみんなの反応をよそに、しのが、頑張った結果の普通の声で呟いた。
「しの先輩!着てくれたんですか?」
「もももも、もちろんです!彩香さんの、た、誕生日パーティーなんて、絶対外せません!それで、あの・・・これ、どうぞ!」
しのは壁際に後ろ向きにしておいてあったが、まるで隠せていない等身大彩乃を彩香に渡した。
「これって・・・」
「は、はい。等身大彩奈、彩香さん制服バージョンです!」
言い切ったしのは満足そうに微笑んだ。
「っていうか、これ、もう完全に彩香だよね」
「絵なのに、さいちゃんそっくり・・・いいなぁ」
ゆずが自分も欲しいと言う顔で、彩香の抱き枕を見つめた。
「こ、今回は、気合入れました」
「すごいわね。彩香、本当にそっくりよ」
奈緒もそのクオリティに驚いた。
「なんかはずかしい」
「いいじゃないお姉ちゃん。ところで彩奈って?」
彩乃は知らないようだった。
「は、はい。彩奈は私の漫画のキャラで、さ、彩香さんをモデルにしてます」
「その界隈ではかなり人気なのよ、彩奈ちゃん」
和泉がわけのわからないフォローを入れた。
「その界隈って・・・」絶句する鷹文。
「えっ、しの、さんって漫画家さんなんですか⁉︎」
彩乃は『漫画』に反応した。
「は、はい・・・彩香さんと、ゆずさんのお陰で、れれ、連載、させてもらっています」
「お姉ちゃんと、ゆずさんのお陰?」
「これみて、彩乃ちゃん」
和泉はタブレットを渡した。
「あっ、お姉ちゃん!ゆずさんもそっくり!」
「ははは、はい。ゆず、さんは、『夏みかん』というキャラをやってもらっています」
「しのちゃんの漫画、夜アニメにもなってるんだけど、知らなかった?」
「はい・・・私、夜は起きてられないんです・・・」
彩乃は恥ずかしそうに告白した。
「うー、なんかかわいい」
そんな彩乃を思わず抱きしめる和泉。
「ねーみんな、料理冷めちゃうよ。まずは乾杯しようよ!」
そんな明衣の声で、やっと乾杯の準備が始まった。
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