家政婦さんは同級生のメイド女子高生

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無事に買い物を終えた大和と明衣は、ベルちゃんに荷物を積み込んでいた。
「私、コーラね!」「俺も!」「うん。わかったわ」
彩香たちは愛に頼まれ、飲み物を買いに行った。
「なあ明衣。準備明日もやるんだろ。手伝った方がいいか?」
「そうだね!じゃあ明日、よろしく!」
「おう!」
「それと大和さぁ・・・」
と明衣は大和と2人で少し離れて話し始めた。
「パーティーでイベントやろうと思ってるんだけど、あんた何やる?」
「イベント⁉︎お前ら何やるんだよ」
「ふっふっふ。木村家はみんなでアイドルやるの!」
「お、お姉ちゃんはやらないじゃない!」
「そうだっけぇ。あー私、準備忙しいしぃ」
とぼける明衣。
「ずるいよー!」
そんな結衣の抗議を明衣はさらっとスルーした。
「で、大和は何やる?」
「そうだなぁ・・・そういえば、曲作ったんだよね」
「へえ~」
「それやってみるか」
「歌入ってんの?」
「もちろん!俺のオリジナル」
「まじで」
明衣が渋い顔をした。
「なあ、俺だって歌詞くらい書けるぞ。っていうか聞いてみろよ」
と大和はスマホにイヤホンをつないで明衣に渡した。
「・・・けっこういいじゃん」
感心する明衣。
「だろ!これでいいよな?」
「うん。なんか元気出そうだね」
「だろ!あいつに頑張ってもらうためにもさ」
「だね。じゃあ当日よろしく!」
「おお、まかせろ!」

「・・・」
飲み物を持って一人先に戻って来たゆずは、声をかけることもできず、少し離れたところから寂しそうに二人を見ていた。

「大和くーん。荷物積みおわったぁ」
彩香たちが戻って来るを見て、愛がのんびりと尋ねてた。
「はい、バッチリっす!」
「そう、じゃあみんな乗って、帰るわよぉ~」
「じゃあ、俺はこれで失礼します!」
大和は愛に最敬礼した。
「今日はありがとう、大和くん」
「大和、また明日!」
「ま、また、ね・・・」
みんなで大和に手を振りながら、愛は華麗なハンドルさばきで駐車場を後にした。
「おっし!俺も気合い入れてこ!」
大和は自転車置き場に向かって駆け出した。
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