家政婦さんは同級生のメイド女子高生

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洗濯物を取り込んでいる彩香のところに、和泉にプロットを見せ終えた鷹文がやってきた。
「彩香、ちょっといいか？」
鷹文の問いかけに気づかないのか、彩香は作業を続けていた。
鷹文はもう一度彩香に話しかけた。
「なあ彩香、大丈夫か？」
「・・鷹文くん・・大丈夫、よ？」
と不思議そうな顔をする彩香。
「なら、いいんだけど」
「夕ご飯、7時にはできるから・・・」
「ああ、わかった。でさ、彩香・・・」
と鷹文が話しを続けようとしたところ、彩香が突然鷹文の方に寄りかかってきた。
「お、おい、彩香、どうした⁉︎」
鷹文の問いかけも虚しく、彩香は力なく崩れ落ちていく。
「さ、彩香！」
鷹文は、なんとか彩香を抱きとめた。
「おい、しっかりしろ！」
彩香は鷹文の腕の中で動かなくなってしまった。
「彩香、彩香！返事しろよ！おい、彩香！」
鷹文は、何かに憑かれたように彩香の名前を大声で呼び続けた。
その声に気づいた和泉と盛雄がやってきた。
「どうしたの、鷹文くん・・・彩香ちゃん！」
「彩香！彩香！しっかりしろ！」
和泉の声が聞こえないのか、鷹文は彩香の名前を呼びながら、必死に彩香を揺すっていた。
それでも彩香は動かない。
「鷹文くん！彩香ちゃん壊れちゃう」
「鷹文！やめなさい！」
必死に彩香を揺する鷹文から、盛雄がやっとのことで彩香を奪い取った。
盛雄はすぐに彩香を畳の上に寝かせた。
「和泉くん、彩香くんを」
「は、はい」
「さ、彩香・・・」
鷹文は床に寝かされた彩香を見て、呆然と立ち尽くしている。
「鷹文、お前はこっちへ来なさい」
と盛雄は鷹文の腕を引き、部屋に連れて行った。