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しおりを挟む「おはようございます!」
彩香はゆずを連れて写真部の教室へ来た。
明衣はクラスの当番で(明衣に調理させないために準備の担当にされたらしい)屋台の準備を行っていた。
ゆずは彩香の写真を見ていた。
「や、やっぱりなんか恥ずかしい・・・」
「そうか?よく撮れていると思うが」
「ゆずは自分が写ってるの見るのが恥ずかしいみたいです」
「そういうものか・・・私はなんともないがな」
まとめが振り向いた先には、真司のコーナーがあった。
「先輩、あれって・・・」
「ああ、真司のだ。あいつ私しか撮りたがらなくてな。全く困ったもんだ」
と自分が大写しになっていることに関しては、全く頓着しないようだった。
「ところで佐久間先輩、どうですか?」
彩香が、うろうろしている佐久間に気づいてまとめに尋ねた。
「ああ、ついさっき納得できたと言っていたがな」
まとめも善夫の方を見た。
「・・・やっぱり、この並びにするべきかなぁ?」
「と、あんな感じだ」
「・・・あれ、何か違うんですか?」
「さあ、私にもわからん」
「・・・ですよね」
「佐久間、いい加減にしろ。もうすぐ学園祭が始まるぞ!」
まとめが大きな声で善夫に言った。
「ああ・・・よし!これで行こう!」
ついに決まったようだ。
「去年もあんな感じだったんですか?佐久間先輩」
「ああ、サファイア嬢のこととなるとどうしても完璧を目指したいらしいんだ」
「さいちゃん。和泉さん、今日、来るんだよね?」
「うん。大和くんのライブ絶対見るって言ってたから」
「これ見たら、びっくりだよね。きっと」
「そうね。ちょっと楽しみかも」
彩香がニコッとした。
「?誰が来るのだ?」
「あ、はい。知り合いが見に来るんですよ」
「そうか」
まとめが不思議そうな顔をした。
「さいちゃん、私、そろそろ時間だから」
「そうね。たこ焼き、頑張ってね」
「うん。いってきます!」
ゆずが屋台に行った。
「彩香くんは何時頃行くんだ?」
「はい。明日のお昼頃行くことになってます」
「そうか。こっちとはかぶっていないよな」
「はい。明日は最後の時間です」
「では、私も一旦クラスの方に行くので、しばらくよろしくな」
「はい、いってらっしゃい」
まとめも自分のクラスへ向かった。
「佐久間先輩はクラスには行かないんですか?」
「クラス?サファイア様より大切なものなど、この世にはないのだ!」
どうやら善夫はずっとここにいるようだった。
彩香はゆずを連れて写真部の教室へ来た。
明衣はクラスの当番で(明衣に調理させないために準備の担当にされたらしい)屋台の準備を行っていた。
ゆずは彩香の写真を見ていた。
「や、やっぱりなんか恥ずかしい・・・」
「そうか?よく撮れていると思うが」
「ゆずは自分が写ってるの見るのが恥ずかしいみたいです」
「そういうものか・・・私はなんともないがな」
まとめが振り向いた先には、真司のコーナーがあった。
「先輩、あれって・・・」
「ああ、真司のだ。あいつ私しか撮りたがらなくてな。全く困ったもんだ」
と自分が大写しになっていることに関しては、全く頓着しないようだった。
「ところで佐久間先輩、どうですか?」
彩香が、うろうろしている佐久間に気づいてまとめに尋ねた。
「ああ、ついさっき納得できたと言っていたがな」
まとめも善夫の方を見た。
「・・・やっぱり、この並びにするべきかなぁ?」
「と、あんな感じだ」
「・・・あれ、何か違うんですか?」
「さあ、私にもわからん」
「・・・ですよね」
「佐久間、いい加減にしろ。もうすぐ学園祭が始まるぞ!」
まとめが大きな声で善夫に言った。
「ああ・・・よし!これで行こう!」
ついに決まったようだ。
「去年もあんな感じだったんですか?佐久間先輩」
「ああ、サファイア嬢のこととなるとどうしても完璧を目指したいらしいんだ」
「さいちゃん。和泉さん、今日、来るんだよね?」
「うん。大和くんのライブ絶対見るって言ってたから」
「これ見たら、びっくりだよね。きっと」
「そうね。ちょっと楽しみかも」
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「?誰が来るのだ?」
「あ、はい。知り合いが見に来るんですよ」
「そうか」
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「はい、いってらっしゃい」
まとめも自分のクラスへ向かった。
「佐久間先輩はクラスには行かないんですか?」
「クラス?サファイア様より大切なものなど、この世にはないのだ!」
どうやら善夫はずっとここにいるようだった。
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