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その午後
「鷹文くん、お帰り!」
放課後になって大和、玲と3人で曲の打ち合わせをした鷹文は、いつもより少し遅い時間に帰ってきた。
「彩香、この前はありがとう」
「デートどうだった?」
彩香も興味があったのか、デートのことを訪ねた。
「お前に言われた通り、公園とかカフェでなんとかなったよ」
「お話、たくさんできた?」
「ああ、色々聞けた。人の考えてることって面白いな」
「そうなの?」
「俺じゃあ絶対ないような理由でも、動き出す人っているんだなって思った。玲は俺とはまるで違う考え方してた」
鷹文がデートのことを思い出している様子を彩香が見つめていた。
「そう、なんだ・・・」彩香がなぜか声のトーンが落ちた。
「横山さんって、かわいいもんね」
お前の方が、と鷹文は思ったがそのことは口にしなかった。
「素敵な女の子とデートできてよかったね」
彩香はちょっとムッとした顔をして、鷹文を無視するように家事に戻った。
「鷹文くん、デートうまくいったんだって!」
ふみくんを見ながら彩香はイライラしていた。
「玲とか呼んじゃって・・・なんか顔ニヤニヤさせてるし」
ふみくんに八つ当たりをする彩香だった。
「鷹文くん、お帰り!」
放課後になって大和、玲と3人で曲の打ち合わせをした鷹文は、いつもより少し遅い時間に帰ってきた。
「彩香、この前はありがとう」
「デートどうだった?」
彩香も興味があったのか、デートのことを訪ねた。
「お前に言われた通り、公園とかカフェでなんとかなったよ」
「お話、たくさんできた?」
「ああ、色々聞けた。人の考えてることって面白いな」
「そうなの?」
「俺じゃあ絶対ないような理由でも、動き出す人っているんだなって思った。玲は俺とはまるで違う考え方してた」
鷹文がデートのことを思い出している様子を彩香が見つめていた。
「そう、なんだ・・・」彩香がなぜか声のトーンが落ちた。
「横山さんって、かわいいもんね」
お前の方が、と鷹文は思ったがそのことは口にしなかった。
「素敵な女の子とデートできてよかったね」
彩香はちょっとムッとした顔をして、鷹文を無視するように家事に戻った。
「鷹文くん、デートうまくいったんだって!」
ふみくんを見ながら彩香はイライラしていた。
「玲とか呼んじゃって・・・なんか顔ニヤニヤさせてるし」
ふみくんに八つ当たりをする彩香だった。
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