32 / 52
32.狭い狭い我が家にようこそ
しおりを挟む
本屋を出ると手元の雑誌をパラパラとめくりながら、次はどうするのかと悠仁が絋亮の顔を覗き込む。
「どうする?本当に俺の家来るのか」
「もちろん行くよ」
「じゃあ買い物したいし、電車で行くけどいい?」
「大丈夫だよ。駅でチャージするわ」
電車を乗り継いで30分の距離を移動すると、絋亮がせっかくだから泊まりたいと言い出し、スーパーで多めに食材を買い込んで、ドラッグストアやコンビニに寄って必要そうなものを買い揃える。
「本当に狭いからびっくりするなよ」
「そこまで言われると逆にワクワクする」
「ワクワクする要素ないだろ」
絋亮の歩調に合わせてのんびりと歩いていると、マンションに着いた辺りで、ポツポツとにわか雨が降ってきた。
「どうりで雨っぽい匂いがすると思ってた」
「え?雨の匂いとかあるの」
「するする。空気が湿った匂いっていうのかな」
見慣れたマンションのポストをチェックしてオートロックを解除すると、絋亮を先に通してエレベーターで6階まで上がる。
玄関の鍵を開けると、悠仁が先に入って絋亮を招き入れる。
「ガチで狭いだろ」
「確かに初めての一人暮らしの部屋っぽい」
可笑しそうに肩を揺らして玄関の鍵を閉めると、絋亮は松葉杖を離してそのまま壁に手をつき、器用に靴を脱いで部屋に上がる。
「トイレ行くならここな」
「わー。本当にユニットバスだ」
「初めて見たか?」
テンションが上がった様子の絋亮に苦笑いを浮かべると、部屋のベッドに座ったのを確認してからテレビと暖房をつけ、買ってきた荷物を持ってキッチンスペースに引き返す。
「さすがにそのベッドで二人は寝れないし、一応布団はもう一組あるから俺下で寝るわ」
「客用布団とかあるんだ」
「あー妹が急に泊まりたいとか、あと慶太郎が親と揉めて入り浸ってた時期があってさ」
「慶太郎?」
嫉妬が滲んだ苛立った声で絋亮が悠仁を睨んでいる。
「違う違う!アイツだよ、ボラギノーラ・無花果。アイツ同級生なんだけど身内みたいなもんで、俺はカミングアウトしてないから唯一の理解者なの」
「慶太郎って無花果さんの本名なんだ」
「そうだよ。え、なに?本名知らなかったの」
「バックボーン関係なく仲良くしてるから、あんまり気にしたことなかったね、そういえば」
相手が分かると、そういえば幼馴染みだったねと今度は羨ましそうに悠仁を見つめる。
「アイツ結構早いうちにカミングアウトしたんだけど、親戚がちょっとお堅い仕事で、見合いとか強制的に勧められてた時期があってさ。結局アイツもそんなに友達付き合い得意じゃないっつーか、広く浅いんだろうな」
「無花果さんは見る目があるよ。俺もそこまで深い付き合いではないけど、HaLさんを紹介してくれたお礼もしないといけないし、3人でご飯行きたいね」
「だよな。まあ違う形で顔見知りだったんだけど」
「ね。それを直感的に合うと思った無花果さん凄い」
会話しながら洗っていた米を炊飯器にセットすると、悠仁は絋亮に断りを入れてトイレと風呂の掃除を始める。
「ねえ、俺もなんか手伝うよ」
いつの間にかバスルームを覗き込んでそばに立っている絋亮が、手持ち無沙汰なのか出来ることはないかと声を掛けに来た。
「なら、雑誌見て行きたい温泉と気になる部屋にチェックしといて。温泉は内風呂必須で離れの個室はあくまで希望。部屋は一緒に住む想定で間取りは3LDKかな。良さげなところがなければリビングが超広い2LDK」
「分かった。じゃあちょっとゆっくりさせてもらうね」
「ペンはテレビの脇の電話の横にペン立てがあるよ」
部屋に戻る絋亮の足取りを見守りつつ、ソファー代わりのベッドに座ったのを確認すると、まずはトイレから掃除に取り掛かる。
とはいえ普段からこまめに掃除は気を付けているので、ウェットシートで壁掃除を済ませて便座も拭いてしまえばほぼ終わり。
トイレ同様にバスタブも壁の掃除を済ませて、その日は珍しく天井にもモップをかけて、バスタブをザッと磨いて手早く済ませ、最後にシャワーカーテンと洗面台、床の拭き掃除をしたらバスルームの掃除は完了。
「よし。こんなもんかな」
洗剤のすっきりとした香りが漂うバスルームに満足げな笑みを浮かべると、悠仁はようやくその場を離れて部屋に戻る。
「お疲れ」
「なんか良さげなところあった?」
絋亮の隣に座ると、パイプベッドが悲鳴を上げるように軋む。
「温泉の方は結構良いところあったよ。部屋はね……住むエリアによってだいぶ違うから、これは情報誌よりネットで見た方が良い物件ありそうだね」
「なるほど」
絋亮から旅行雑誌を受け取ると、チェックをつけたところを聞きながらページをめくる。
北は北海道から南は鹿児島まで、色々な温泉にチェックが付いているのがいかにも絋亮らしい。
「あえて雪景色の中ってのも良いよね。ただみんな考えることは同じなのか、時期的に予約が空いてるかは微妙だね」
「そうなの?」
「さっきネットでちらっと調べたんだけど、良さげなところはやっぱり人気も高いんだよね」
「一番気になるところはどこなんだ?」
雑誌から視線を外して絋亮を見ると、それを隣で覗き込む表情は少し困ったような様子だ。
「んー。内風呂付きだと、設備的にはほとんど似通ってて選びにくいかな。でもどこも良い雰囲気だから観光するかどうかで考えた方が良いのかな」
「なるほど。どうしてもそこが良いってとこはなかった訳だ」
「いや、脚怪我してなかったらスノボとか行きたかったんだけどね……」
「だったらスノーチューブ使えば良いじゃん。せっかくだから近場にゲレンデがある温泉にしよう」
「本当にいいの?俺は嬉しいけど」
「いいんじゃないか?せっかくだから思いっきり楽しむことにしようよ」
空室状況を確認するや否や、早速今週中に二泊三日で予約を済ませる。善は急げというやつだ。
「あ、やばい。勢いで今週で押さえた。絋亮お前、脚」
「大丈夫。本気出すし」
「なんだそれ」
本気を出せばどうにかできるのかと声を出して笑い、悠仁がお腹を抱えていると、自分でも可笑しかったのか、絋亮も声を上げて笑っている。
「あーやべ」
「お腹痛い」
「誰のせいだよ」
悠仁は立ち上がると、そろそろお腹も空いてきただろうと、キッチンスペースに立って冷蔵庫を覗き込む。
「温泉に行く前に病院でちゃんと確認しないとな」
「そうだね。せっかく行っても温泉に浸かれない可能性すらあるよね」
「だろ?それじゃ意味ないもんな。来週で予約すれば良かったかな」
「まあなんとかなるって。で、悠仁はなにしてるの、それは昼ごはんの準備?」
「うん。夜は餃子とお好み焼きだっけ?」
「そう!」
悠仁の家にホットプレートがあると聞いて、絋亮がお好み焼きを自分で焼いて食べたいと言い出したからだ。
もうすぐ米が炊けるので、買ってきたカット野菜と肉をキムチを混ぜて炒めることにする。
「野菜炒め作るけど、辛いの大丈夫だったよな」
「好きだよ」
「ならキムチ多めに入れようか」
「やったね」
「お前は作ることも覚えような」
「肝に銘じます」
「どうする?本当に俺の家来るのか」
「もちろん行くよ」
「じゃあ買い物したいし、電車で行くけどいい?」
「大丈夫だよ。駅でチャージするわ」
電車を乗り継いで30分の距離を移動すると、絋亮がせっかくだから泊まりたいと言い出し、スーパーで多めに食材を買い込んで、ドラッグストアやコンビニに寄って必要そうなものを買い揃える。
「本当に狭いからびっくりするなよ」
「そこまで言われると逆にワクワクする」
「ワクワクする要素ないだろ」
絋亮の歩調に合わせてのんびりと歩いていると、マンションに着いた辺りで、ポツポツとにわか雨が降ってきた。
「どうりで雨っぽい匂いがすると思ってた」
「え?雨の匂いとかあるの」
「するする。空気が湿った匂いっていうのかな」
見慣れたマンションのポストをチェックしてオートロックを解除すると、絋亮を先に通してエレベーターで6階まで上がる。
玄関の鍵を開けると、悠仁が先に入って絋亮を招き入れる。
「ガチで狭いだろ」
「確かに初めての一人暮らしの部屋っぽい」
可笑しそうに肩を揺らして玄関の鍵を閉めると、絋亮は松葉杖を離してそのまま壁に手をつき、器用に靴を脱いで部屋に上がる。
「トイレ行くならここな」
「わー。本当にユニットバスだ」
「初めて見たか?」
テンションが上がった様子の絋亮に苦笑いを浮かべると、部屋のベッドに座ったのを確認してからテレビと暖房をつけ、買ってきた荷物を持ってキッチンスペースに引き返す。
「さすがにそのベッドで二人は寝れないし、一応布団はもう一組あるから俺下で寝るわ」
「客用布団とかあるんだ」
「あー妹が急に泊まりたいとか、あと慶太郎が親と揉めて入り浸ってた時期があってさ」
「慶太郎?」
嫉妬が滲んだ苛立った声で絋亮が悠仁を睨んでいる。
「違う違う!アイツだよ、ボラギノーラ・無花果。アイツ同級生なんだけど身内みたいなもんで、俺はカミングアウトしてないから唯一の理解者なの」
「慶太郎って無花果さんの本名なんだ」
「そうだよ。え、なに?本名知らなかったの」
「バックボーン関係なく仲良くしてるから、あんまり気にしたことなかったね、そういえば」
相手が分かると、そういえば幼馴染みだったねと今度は羨ましそうに悠仁を見つめる。
「アイツ結構早いうちにカミングアウトしたんだけど、親戚がちょっとお堅い仕事で、見合いとか強制的に勧められてた時期があってさ。結局アイツもそんなに友達付き合い得意じゃないっつーか、広く浅いんだろうな」
「無花果さんは見る目があるよ。俺もそこまで深い付き合いではないけど、HaLさんを紹介してくれたお礼もしないといけないし、3人でご飯行きたいね」
「だよな。まあ違う形で顔見知りだったんだけど」
「ね。それを直感的に合うと思った無花果さん凄い」
会話しながら洗っていた米を炊飯器にセットすると、悠仁は絋亮に断りを入れてトイレと風呂の掃除を始める。
「ねえ、俺もなんか手伝うよ」
いつの間にかバスルームを覗き込んでそばに立っている絋亮が、手持ち無沙汰なのか出来ることはないかと声を掛けに来た。
「なら、雑誌見て行きたい温泉と気になる部屋にチェックしといて。温泉は内風呂必須で離れの個室はあくまで希望。部屋は一緒に住む想定で間取りは3LDKかな。良さげなところがなければリビングが超広い2LDK」
「分かった。じゃあちょっとゆっくりさせてもらうね」
「ペンはテレビの脇の電話の横にペン立てがあるよ」
部屋に戻る絋亮の足取りを見守りつつ、ソファー代わりのベッドに座ったのを確認すると、まずはトイレから掃除に取り掛かる。
とはいえ普段からこまめに掃除は気を付けているので、ウェットシートで壁掃除を済ませて便座も拭いてしまえばほぼ終わり。
トイレ同様にバスタブも壁の掃除を済ませて、その日は珍しく天井にもモップをかけて、バスタブをザッと磨いて手早く済ませ、最後にシャワーカーテンと洗面台、床の拭き掃除をしたらバスルームの掃除は完了。
「よし。こんなもんかな」
洗剤のすっきりとした香りが漂うバスルームに満足げな笑みを浮かべると、悠仁はようやくその場を離れて部屋に戻る。
「お疲れ」
「なんか良さげなところあった?」
絋亮の隣に座ると、パイプベッドが悲鳴を上げるように軋む。
「温泉の方は結構良いところあったよ。部屋はね……住むエリアによってだいぶ違うから、これは情報誌よりネットで見た方が良い物件ありそうだね」
「なるほど」
絋亮から旅行雑誌を受け取ると、チェックをつけたところを聞きながらページをめくる。
北は北海道から南は鹿児島まで、色々な温泉にチェックが付いているのがいかにも絋亮らしい。
「あえて雪景色の中ってのも良いよね。ただみんな考えることは同じなのか、時期的に予約が空いてるかは微妙だね」
「そうなの?」
「さっきネットでちらっと調べたんだけど、良さげなところはやっぱり人気も高いんだよね」
「一番気になるところはどこなんだ?」
雑誌から視線を外して絋亮を見ると、それを隣で覗き込む表情は少し困ったような様子だ。
「んー。内風呂付きだと、設備的にはほとんど似通ってて選びにくいかな。でもどこも良い雰囲気だから観光するかどうかで考えた方が良いのかな」
「なるほど。どうしてもそこが良いってとこはなかった訳だ」
「いや、脚怪我してなかったらスノボとか行きたかったんだけどね……」
「だったらスノーチューブ使えば良いじゃん。せっかくだから近場にゲレンデがある温泉にしよう」
「本当にいいの?俺は嬉しいけど」
「いいんじゃないか?せっかくだから思いっきり楽しむことにしようよ」
空室状況を確認するや否や、早速今週中に二泊三日で予約を済ませる。善は急げというやつだ。
「あ、やばい。勢いで今週で押さえた。絋亮お前、脚」
「大丈夫。本気出すし」
「なんだそれ」
本気を出せばどうにかできるのかと声を出して笑い、悠仁がお腹を抱えていると、自分でも可笑しかったのか、絋亮も声を上げて笑っている。
「あーやべ」
「お腹痛い」
「誰のせいだよ」
悠仁は立ち上がると、そろそろお腹も空いてきただろうと、キッチンスペースに立って冷蔵庫を覗き込む。
「温泉に行く前に病院でちゃんと確認しないとな」
「そうだね。せっかく行っても温泉に浸かれない可能性すらあるよね」
「だろ?それじゃ意味ないもんな。来週で予約すれば良かったかな」
「まあなんとかなるって。で、悠仁はなにしてるの、それは昼ごはんの準備?」
「うん。夜は餃子とお好み焼きだっけ?」
「そう!」
悠仁の家にホットプレートがあると聞いて、絋亮がお好み焼きを自分で焼いて食べたいと言い出したからだ。
もうすぐ米が炊けるので、買ってきたカット野菜と肉をキムチを混ぜて炒めることにする。
「野菜炒め作るけど、辛いの大丈夫だったよな」
「好きだよ」
「ならキムチ多めに入れようか」
「やったね」
「お前は作ることも覚えような」
「肝に銘じます」
10
お気に入りに追加
160
あなたにおすすめの小説
秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
めぐみ
BL
☆俺はお前を何度も抱き、俺なしではいられぬ淫らな身体にする。宿命という名の数奇な運命に翻弄される王子達☆
―俺はそなたを玩具だと思ったことはなかった。ただ、そなたの身体は俺のものだ。俺はそなたを何度でも抱き、俺なしではいられないような淫らな身体にする。抱き潰すくらいに抱けば、そなたもあの宦官のことなど思い出しもしなくなる。―
モンゴル大帝国の皇帝を祖父に持ちモンゴル帝国直系の皇女を生母として生まれた彼は、生まれながらの高麗の王太子だった。
だが、そんな王太子の運命を激変させる出来事が起こった。
そう、あの「秘密」が表に出るまでは。
今世はメシウマ召喚獣
片里 狛
BL
オーバーワークが原因でうっかり命を落としたはずの最上春伊25歳。召喚獣として呼び出された世界で、娼館の料理人として働くことになって!?的なBL小説です。
最終的に溺愛系娼館主人様×全般的にふつーの日本人青年。
※女の子もゴリゴリ出てきます。
※設定ふんわりとしか考えてないので穴があってもスルーしてください。お約束等には疎いので優しい気持ちで読んでくださると幸い。
※誤字脱字の報告は不要です。いつか直したい。
※なるべくさくさく更新したい。
虐げられている魔術師少年、悪魔召喚に成功したところ国家転覆にも成功する
あかのゆりこ
BL
主人公のグレン・クランストンは天才魔術師だ。ある日、失われた魔術の復活に成功し、悪魔を召喚する。その悪魔は愛と性の悪魔「ドーヴィ」と名乗り、グレンに契約の代償としてまさかの「口づけ」を提示してきた。
領民を守るため、王家に囚われた姉を救うため、グレンは致し方なく自分の唇(もちろん未使用)を差し出すことになる。
***
王家に虐げられて不遇な立場のトラウマ持ち不幸属性主人公がスパダリ系悪魔に溺愛されて幸せになるコメディの皮を被ったそこそこシリアスなお話です。
・ハピエン
・CP左右固定(リバありません)
・三角関係及び当て馬キャラなし(相手違いありません)
です。
べろちゅーすらないキスだけの健全ピュアピュアなお付き合いをお楽しみください。
***
2024.10.18 第二章開幕にあたり、第一章の2話~3話の間に加筆を行いました。小数点付きの話が追加分ですが、別に読まなくても問題はありません。
日本一のイケメン俳優に惚れられてしまったんですが
五右衛門
BL
月井晴彦は過去のトラウマから自信を失い、人と距離を置きながら高校生活を送っていた。ある日、帰り道で少女が複数の男子からナンパされている場面に遭遇する。普段は関わりを避ける晴彦だが、僅かばかりの勇気を出して、手が震えながらも必死に少女を助けた。
しかし、その少女は実は美男子俳優の白銀玲央だった。彼は日本一有名な高校生俳優で、高い演技力と美しすぎる美貌も相まって多くの賞を受賞している天才である。玲央は何かお礼がしたいと言うも、晴彦は動揺してしまい逃げるように立ち去る。しかし数日後、体育館に集まった全校生徒の前で現れたのは、あの時の青年だった──
【完結】『ルカ』
瀬川香夜子
BL
―――目が覚めた時、自分の中は空っぽだった。
倒れていたところを一人の老人に拾われ、目覚めた時には記憶を無くしていた。
クロと名付けられ、親切な老人―ソニーの家に置いて貰うことに。しかし、記憶は一向に戻る気配を見せない。
そんなある日、クロを知る青年が現れ……?
貴族の青年×記憶喪失の青年です。
※自サイトでも掲載しています。
2021年6月28日 本編完結
【完結】相談する相手を、間違えました
ryon*
BL
長い間片想いしていた幼なじみの結婚を知らされ、30歳の誕生日前日に失恋した大晴。
自棄になり訪れた結婚相談所で、高校時代の同級生にして学内のカースト最上位に君臨していた男、早乙女 遼河と再会して・・・
***
執着系美形攻めに、あっさりカラダから堕とされる自称平凡地味陰キャ受けを書きたかった。
ただ、それだけです。
***
他サイトにも、掲載しています。
てんぱる1様の、フリー素材を表紙にお借りしています。
***
エブリスタで2022/5/6~5/11、BLトレンドランキング1位を獲得しました。
ありがとうございました。
***
閲覧への感謝の気持ちをこめて、5/8 遼河視点のSSを追加しました。
ちょっと闇深い感じですが、楽しんで頂けたら幸いです(*´ω`*)
***
2022/5/14 エブリスタで保存したデータが飛ぶという不具合が出ているみたいで、ちょっとこわいのであちらに置いていたSSを念のためこちらにも転載しておきます。
【完結】冷血孤高と噂に聞く竜人は、俺の前じゃどうも言動が伴わない様子。
N2O
BL
愛想皆無の竜人 × 竜の言葉がわかる人間
ファンタジーしてます。
攻めが出てくるのは中盤から。
結局執着を抑えられなくなっちゃう竜人の話です。
表紙絵
⇨ろくずやこ 様 X(@Us4kBPHU0m63101)
挿絵『0 琥』
⇨からさね 様 X (@karasane03)
挿絵『34 森』
⇨くすなし 様 X(@cuth_masi)
◎独自設定、ご都合主義、素人作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる