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ビャクはシグレを愛したい①※
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ビャクはシグレとのキスが好きだ。
なりふり構わず劣情を貪るようなその激しさは、ブランを求めてのことだと分かるからだ。
ビャクはキスをしながら器用にシグレの服を脱がせると、唾液で濡れそぼった指を引き抜いて、外気に触れてぷっくりと隆起した乳首を軽く摘み上げる。
「ふうっ」
シグレが堪らず喘ぐと、ビャクは硬くなった乳首を指先でカリッと引っ掻いてから、再び摘んでぐりぐりと強く捏ねる。
「んんっ」
胸への刺激で下半身に熱が溜まってきたのか、シグレは身を捩ってもどかしそうに腰を揺らす。
「窮屈そうだな、婿殿よ」
胸を弄っていた手をシグレの股間に下ろすと、下着越しに鈴口に触れ、既に濡れたその尖端を指先でカリカリ引っ掻いて更なる勃起を促す。
「アァッ」
「見てみろシグレ。布越しなのにこんなに糸を引いている」
「お前が変な酒飲ませるからだろっ」
「なに。飲み慣れればただの酒だ」
反抗するシグレの口をキスで塞ぐと、ビャクは手首使って器用に手を動かして、下着の上から勃起した肉茎をやわやわと扱き始める。
シグレは劣情を堪えるように硬く目を閉じて、必死になってキスに応えるが、迫り上がる快楽に抗えない様子でビャクの背中に手を回す。
舌を搦めて唾液を掻き混ぜる音と、くちくちと鈍く泡立っていく先走りをこぼす音が、吐息の合間を埋めるように部屋に響く。
「そろそろか」
「ンッ、ビャク……」
「一度達け」
ビャクはシグレの張り詰めた肉茎を下着から引き摺り出すと、窄めた指で鈴口から根元まで一気に擦り上げることを繰り返す。
鈴口から漏れ出した雫が、指の滑りを補うように、くちゅんくちゅんと濡れそぼった音が次第に大きくなっていく。
「はっ、んん」
「堪える顔が唆るな、シグレ」
「うるせえ変態っ、あっ、やぁあ、アァアッ」
ビャクの手が一層動きを速めると、シグレの身体は痙攣したように震え、肉茎が震える度にビャクの手の中に白濁した熱が吐き出され溜まっていく。
「濃い匂いがする。貴様の匂いだシグレ」
「そういうこと、言うなよ」
「そうか? 俺はこの匂いが好きで好きで堪らないんだがな」
深く深呼吸してシグレに見せつけるように微笑むと、ビャクは手のひらに溜まった精液を、そのままシグレを仰向けに寝かせて後孔をほぐすために塗り込んでいく。
「すぐに指を呑み込んだな。そんなに俺が欲しいのか、シグレ」
「毎晩のようにされてりゃ、こんなもんは条件反射だよ」
「また強がりを。奥がヒクついて指に絡んでくるぞ」
浅瀬から更にゆっくりと奥へと沈む指に、肉襞が絡みつくように隘路がギュッと締まる。
「だから、わざわざ声に出して言うなよ。ンッ」
「貴様が吐精したものでほぐされてるというのに、そんなに気持ちよさそうな顔をして。可愛いヤツだな」
ビャクは拗ねた顔をするシグレにキスをすると、隘路の肉襞を擦る指で、シグレの一番感じやすいところを一気に責め立てる。
それは大切なものを丁寧に扱うように、けれど艶かしく淫靡な手つきだ。
「アアッ、やめっ、そこ擦んな」
「どうした? また硬くして。厭らしい身体だな」
僅かに勃ち上がった肉茎を見下ろし、ビャクはシグレの後ろをほぐしながら器用に服を脱いでいく。
蝋燭の明かりが頼りなく揺れる薄明かりの中で、ビャクの逞しくしなやかな身体が露わになると、腹まで反り返った赤黒い淫刀に、シグレはこれから訪れる快楽を察知して喉を鳴らす。
「物欲しげな顔をする」
「お前がそう変えたんだろ」
「ああ。こんなに具合の良い身体を他には知らん」
なりふり構わず劣情を貪るようなその激しさは、ブランを求めてのことだと分かるからだ。
ビャクはキスをしながら器用にシグレの服を脱がせると、唾液で濡れそぼった指を引き抜いて、外気に触れてぷっくりと隆起した乳首を軽く摘み上げる。
「ふうっ」
シグレが堪らず喘ぐと、ビャクは硬くなった乳首を指先でカリッと引っ掻いてから、再び摘んでぐりぐりと強く捏ねる。
「んんっ」
胸への刺激で下半身に熱が溜まってきたのか、シグレは身を捩ってもどかしそうに腰を揺らす。
「窮屈そうだな、婿殿よ」
胸を弄っていた手をシグレの股間に下ろすと、下着越しに鈴口に触れ、既に濡れたその尖端を指先でカリカリ引っ掻いて更なる勃起を促す。
「アァッ」
「見てみろシグレ。布越しなのにこんなに糸を引いている」
「お前が変な酒飲ませるからだろっ」
「なに。飲み慣れればただの酒だ」
反抗するシグレの口をキスで塞ぐと、ビャクは手首使って器用に手を動かして、下着の上から勃起した肉茎をやわやわと扱き始める。
シグレは劣情を堪えるように硬く目を閉じて、必死になってキスに応えるが、迫り上がる快楽に抗えない様子でビャクの背中に手を回す。
舌を搦めて唾液を掻き混ぜる音と、くちくちと鈍く泡立っていく先走りをこぼす音が、吐息の合間を埋めるように部屋に響く。
「そろそろか」
「ンッ、ビャク……」
「一度達け」
ビャクはシグレの張り詰めた肉茎を下着から引き摺り出すと、窄めた指で鈴口から根元まで一気に擦り上げることを繰り返す。
鈴口から漏れ出した雫が、指の滑りを補うように、くちゅんくちゅんと濡れそぼった音が次第に大きくなっていく。
「はっ、んん」
「堪える顔が唆るな、シグレ」
「うるせえ変態っ、あっ、やぁあ、アァアッ」
ビャクの手が一層動きを速めると、シグレの身体は痙攣したように震え、肉茎が震える度にビャクの手の中に白濁した熱が吐き出され溜まっていく。
「濃い匂いがする。貴様の匂いだシグレ」
「そういうこと、言うなよ」
「そうか? 俺はこの匂いが好きで好きで堪らないんだがな」
深く深呼吸してシグレに見せつけるように微笑むと、ビャクは手のひらに溜まった精液を、そのままシグレを仰向けに寝かせて後孔をほぐすために塗り込んでいく。
「すぐに指を呑み込んだな。そんなに俺が欲しいのか、シグレ」
「毎晩のようにされてりゃ、こんなもんは条件反射だよ」
「また強がりを。奥がヒクついて指に絡んでくるぞ」
浅瀬から更にゆっくりと奥へと沈む指に、肉襞が絡みつくように隘路がギュッと締まる。
「だから、わざわざ声に出して言うなよ。ンッ」
「貴様が吐精したものでほぐされてるというのに、そんなに気持ちよさそうな顔をして。可愛いヤツだな」
ビャクは拗ねた顔をするシグレにキスをすると、隘路の肉襞を擦る指で、シグレの一番感じやすいところを一気に責め立てる。
それは大切なものを丁寧に扱うように、けれど艶かしく淫靡な手つきだ。
「アアッ、やめっ、そこ擦んな」
「どうした? また硬くして。厭らしい身体だな」
僅かに勃ち上がった肉茎を見下ろし、ビャクはシグレの後ろをほぐしながら器用に服を脱いでいく。
蝋燭の明かりが頼りなく揺れる薄明かりの中で、ビャクの逞しくしなやかな身体が露わになると、腹まで反り返った赤黒い淫刀に、シグレはこれから訪れる快楽を察知して喉を鳴らす。
「物欲しげな顔をする」
「お前がそう変えたんだろ」
「ああ。こんなに具合の良い身体を他には知らん」
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