超絶美麗な美丈夫のグリンプス ─見るだけで推定一億円の男娼でしたが、五倍の金を払ったら溺愛されて逃げられません─

藜-LAI-

文字の大きさ
上 下
14 / 49

なんでこうなった②※

しおりを挟む
 愉快そうに肩を揺らすと、ビャクはシグレの胸元を舐りながら後孔に沈めた指で奥を掻き混ぜた。
「ぅあっ」
「そろそろ熱くなってくる頃か。奥が疼いて仕方ないだろう? シグレ」
 乳首を執拗にいじめながらビャクの指は複雑に動き、敏感になったシグレの隘路を容赦なく責め立てると、勃起した屹立に触れられてもいないのに、シグレの身体には一気に射精感が迫り上がってくる。
「ああっ」
 鈴口を濡らす先走りがぽとりと雫を落とすと、ビャクの手がシグレの拘束を解いて熱り立った屹立を掴んだ。
 張り詰めて今にも暴発しそうなシグレの屹立を、根元で締め付けるように押さえ込み、ビャクはシグレの後孔に沈めた指を緩やかに動かして奥を広げる。
「胸を弄られて興奮したか」
「ふざっ、けるなよ」
「ふざけてはいないな」
 ビャクはそう答えながら、じゅぶじゅぶと空気を含ませた泡立つ水音を響かせて、解れてきたシグレの隘路に三本目の指を挿し込む。
「ぅあう」
「そうか。ここが貴様のイイところか」
 しなやかなビャクの細長い指が、浅瀬の肉襞を腹側に押し上げるように指先で突くと、付け根を押さえ付けられているシグレの屹立が大きく震える。
「そんなに善がった顔をして。もう 達きそうか」
「も、苦し……ビャク」
 シグレは必死に手を伸ばして懇願するように息を吐くと、その手をビャクが取り、拘束が解かれた屹立はビクンと震えて先走りが失禁したように溢れ出す。
「軟膏の効果があるとはいえ、才能があるなシグレ」
「……んな才能、欲しかねえよ」
「その痩せ我慢はいつまで続くかな」
 ビャクは愉しげに呟くと、後孔に穿ったままの指を動かしてシグレを翻弄し、握った指が手の甲に爪を立てようとも責め立てるのをやめない。
「はぁあっ」
「抗えずに声が漏れているぞ」
「クソッ」
「ああシグレ。貴様は実に俺好みだ。こうして中を突くのが、でないのが口惜しい」
 腰を揺らし昂りを見せつけると、ビャクは挿した指の一本でシグレの浅瀬の腹側をギュッと押し込み、シグレは堪らずあられもない声をあげる。
「アァアッ……」
 そしていつしか、握り合っていた手は互いの性器を掴み、涎のように溢れ出た先走りを潤滑油代わりに激しく扱き合い、互いを愉悦の絶頂へと押し上げる。
 ぶちゅ、ぐちゅっと濁った水音が感覚を麻痺させていき、シグレの手の動きに合わせてビャクは腰を揺らしながら、後孔に潜めた指を激しく動かす。
「ああ、これだけで、これほどの心地よさとはな」
「こんな物騒なもん、ケツにぶち込まれて堪るかよ」
「そう言えるのも今のうちだけだ」
「アァッ」
「身体は素直だ」
「てめ……ウッ、はぁあ」
 シグレは手のひらの中にあるビャクの淫刀を、握り潰そうと力を必死て込めようとするが、後孔と屹立を刺激されていては上手く力が入らない。
 それにビャクが言うように、どれほど拒もうとも押し寄せてくる愉悦には逆らえず、これまでのどんな劣情よりも甘美な刺激はシグレの判断力を容易く奪っていく。
「威勢が良いのは結構だが、こちらはもうそうは言ってられないだろう? 達け。俺もお前の指が心地良い」
 ビャクは口を開いた瞬間シグレの屹立を握っていた指先に力を込め、乱雑に上下して吐精を促すと、後孔の弱いところを同時に弄り、シグレはあっという間に追い込まれる。
「クッ」
「シグレ。貴様が達った顔を見せろ」
 月明かりが照らすビャクの顔はあまりにも美しく妖艶で、うっとりと恍惚とした表情を浮かべている。
 シグレはその顔を見ると抗うことが出来なくなって、声に誘われるままに、迫り上がる快楽に身を委ねて吹き溜まりに 留とどめていた熱を吐き出した。
「あっ、アァアッ」
 シグレが吐精をしている最中も、ビャクは容赦なく後孔を刺激しながら屹立を扱く。
「手が止まっているぞ。これでは俺が達けぬ」
「も、やめ。くっそ、マジで……もう、やめろ」
「吐精した後に刺激するとドライでさらに達くだろう? 試したことがないのか、シグレ」
「そんなの、し……知るかよ」
「ならば二人で高みを覗いてみれば良い」
「アァ、ハ、アァアアッ」
 ガクガクと痙攣するように脚を震わせ腰をビクンと揺らし、シグレが吐精せずに達すると、ビャクは硬く熱り立った淫刀から熱を迸らせ、シグレの後孔からずるりと指を引き抜いた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

今世はメシウマ召喚獣

片里 狛
BL
オーバーワークが原因でうっかり命を落としたはずの最上春伊25歳。召喚獣として呼び出された世界で、娼館の料理人として働くことになって!?的なBL小説です。 最終的に溺愛系娼館主人様×全般的にふつーの日本人青年。 ※女の子もゴリゴリ出てきます。 ※設定ふんわりとしか考えてないので穴があってもスルーしてください。お約束等には疎いので優しい気持ちで読んでくださると幸い。 ※誤字脱字の報告は不要です。いつか直したい。 ※なるべくさくさく更新したい。

秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~

めぐみ
BL
☆俺はお前を何度も抱き、俺なしではいられぬ淫らな身体にする。宿命という名の数奇な運命に翻弄される王子達☆ ―俺はそなたを玩具だと思ったことはなかった。ただ、そなたの身体は俺のものだ。俺はそなたを何度でも抱き、俺なしではいられないような淫らな身体にする。抱き潰すくらいに抱けば、そなたもあの宦官のことなど思い出しもしなくなる。― モンゴル大帝国の皇帝を祖父に持ちモンゴル帝国直系の皇女を生母として生まれた彼は、生まれながらの高麗の王太子だった。 だが、そんな王太子の運命を激変させる出来事が起こった。 そう、あの「秘密」が表に出るまでは。

幼馴染は僕を選ばない。

佳乃
BL
ずっと続くと思っていた〈腐れ縁〉は〈腐った縁〉だった。 僕は好きだったのに、ずっと一緒にいられると思っていたのに。 僕がいた場所は僕じゃ無い誰かの場所となり、繋がっていると思っていた縁は腐り果てて切れてしまった。 好きだった。 好きだった。 好きだった。 離れることで断ち切った縁。 気付いた時に断ち切られていた縁。 辛いのは、苦しいのは彼なのか、僕なのか…。

フローブルー

とぎクロム
BL
——好きだなんて、一生、言えないままだと思ってたから…。 高二の夏。ある出来事をきっかけに、フェロモン発達障害と診断された雨笠 紺(あまがさ こん)は、自分には一生、パートナーも、子供も望めないのだと絶望するも、その後も前向きであろうと、日々を重ね、無事大学を出て、就職を果たす。ところが、そんな新社会人になった紺の前に、高校の同級生、日浦 竜慈(ひうら りゅうじ)が現れ、紺に自分の息子、青磁(せいじ)を預け(押し付け)ていく。——これは、始まり。ひとりと、ひとりの人間が、ゆっくりと、激しく、家族になっていくための…。

【完結】相談する相手を、間違えました

ryon*
BL
長い間片想いしていた幼なじみの結婚を知らされ、30歳の誕生日前日に失恋した大晴。 自棄になり訪れた結婚相談所で、高校時代の同級生にして学内のカースト最上位に君臨していた男、早乙女 遼河と再会して・・・ *** 執着系美形攻めに、あっさりカラダから堕とされる自称平凡地味陰キャ受けを書きたかった。 ただ、それだけです。 *** 他サイトにも、掲載しています。 てんぱる1様の、フリー素材を表紙にお借りしています。 *** エブリスタで2022/5/6~5/11、BLトレンドランキング1位を獲得しました。 ありがとうございました。 *** 閲覧への感謝の気持ちをこめて、5/8 遼河視点のSSを追加しました。 ちょっと闇深い感じですが、楽しんで頂けたら幸いです(*´ω`*) *** 2022/5/14 エブリスタで保存したデータが飛ぶという不具合が出ているみたいで、ちょっとこわいのであちらに置いていたSSを念のためこちらにも転載しておきます。

【完結】『ルカ』

瀬川香夜子
BL
―――目が覚めた時、自分の中は空っぽだった。 倒れていたところを一人の老人に拾われ、目覚めた時には記憶を無くしていた。 クロと名付けられ、親切な老人―ソニーの家に置いて貰うことに。しかし、記憶は一向に戻る気配を見せない。 そんなある日、クロを知る青年が現れ……? 貴族の青年×記憶喪失の青年です。 ※自サイトでも掲載しています。 2021年6月28日 本編完結

後輩に嫌われたと思った先輩と その先輩から突然ブロックされた後輩との、その後の話し…

まゆゆ
BL
澄 真広 (スミ マヒロ) は、高校三年の卒業式の日から。 5年に渡って拗らせた恋を抱えていた。 相手は、後輩の久元 朱 (クモト シュウ) 5年前の卒業式の日、想いを告げるか迷いながら待って居たが、シュウは現れず。振られたと思い込む。 一方で、シュウは、澄が急に自分をブロックしてきた事にショックを受ける。 唯一自分を、励ましてくれた先輩からのブロックを時折思い出しては、辛くなっていた。 それは、澄も同じであの日、来てくれたら今とは違っていたはずで仮に振られたとしても、ここまで拗らせることもなかったと考えていた。 そんな5年後の今、シュウは住み込み先で失敗して追い出された途方に暮れていた。 そこへ社会人となっていた澄と再会する。 果たして5年越しの恋は、動き出すのか? 表紙のイラストは、Daysさんで作らせていただきました。

色狂い×真面目×××

135
BL
色狂いと名高いイケメン×王太子と婚約を解消した真面目青年 ニコニコニコニコニコとしているお話です。むずかしいことは考えずどうぞ。

処理中です...