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今のハナシ42
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~教室~
「あ、いた。生徒会終わったから行くよ。」
「分かりました。」
「分かった。」
~玄関前~
「乗って。副委員長は助手席。委員長は私と後ろね。」
「「はい。」」
~車内~
「今のうちに身だしなみ整えてね。委員長は背中向けて。」
「?はい。」
さて、どう結おうかな。
横髪を出して、ポニーテールかな。
で、横髪は三つ編みにしてポニーテールと一緒に緩く結ぶ。
「うん。可愛い。眼鏡はこっちのね。」
んー、前髪長いな・・・
三つ編みにしてピンで留めるかな。
「篠葉さん、着いたよ。」
「もーちょい待って。そうだ、これで副委員長の髪整えて。」
「分かった。」
「で、その間メイクね。」
「え?!いや、いいです!!本当に!」
「駄目。私の気が済まない。」
~五分後~
「やっぱり可愛いね。優、そのワックスちょうだい。」
「どうぞ。」
「ありがと。・・・・・・さて、行きますか。」
~店内~
「すみません。店長はいらっしゃいますか?」
「厨房にいますよ。」
「分かりました。ありがとうございます。」
~厨房~
「店長。」
「しゃ「何か言いました?」いえ・・・」
「忙しい中すいません。」
「いえ、こちらとしても宣伝になるので大丈夫です。談話室へどうぞ。」
~談話室~
「架延さん。今日はクラスの代表を連れて来ましたのでお話を進めたいと思います。」
「ありがとうございます。」
「私たちのクラスに卸すか決めてくださいましたか?」
「私としては、当然嫌なのですが・・・」
「なぜ嫌なのか聞いても?」
「まず1つ目は間違いなく赤字になること。2つ目、私たちに利がない。」
「赤字に関しては、売上金の半分を差し上げる。と言うのはどうでしょうっ・・・?」
「それで足りるのか分からないのにか?」
「心配されるのはご尤もですっ・・・!ですが、ドルト・ルーチェのスイーツはとても人気なのです・・・!宣伝すれば間違いなく売れると思っていますっ・・・!」
だけど、利がないと言うのは・・・そっか・・・
『二ヶ月間全員の給料を上げよう。そして、今回の材料費は私持ちだ。』
という内容で目の前の人物メールを送る。
『本当ですか?』
『本当だ。』
『分かりました。』
「引き受けましょう。それで、種類と個数ですが・・・」
「ショート、チョコ、チーズ、パイ、シュー、タルト、クッキー、ブラウニーです。どれを出すかはそちらで決めてもらって構いません。出来れば新作をお願いしたいです。個数はどうしましょうか・・・」
「ショート、チョコを三十五。タルトを三十。チーズ、パイ、シュー、ブラウニーを二十五。クッキーは各種百。でどうでしょう?」
副委員長が喋らないと思ったら考えてくれてたんだ。
「2日目は初日の売上次第で考えます。」
まぁ、そうだよね。
「分かりました。どれを出すか決めておきますので明日またお越しください。」
「はい。今日はお時間を頂きありがとうございました。」
~車内~
「緊張しました・・・」
「お疲れ様。副委員長、個数考えといてくれてありがとう。」
やっぱりどこかで見たことがあるような・・・
「もう暗いですし送っていきます。」
「そんな!ご迷惑はかけられないですよ!」
「そうですよ。」
「親御さんが心配するでしょうし、これで誘拐なんてなったら理事長に半殺しにされます。俺のために送られてください。」
「「分かりました。」」
「あ、いた。生徒会終わったから行くよ。」
「分かりました。」
「分かった。」
~玄関前~
「乗って。副委員長は助手席。委員長は私と後ろね。」
「「はい。」」
~車内~
「今のうちに身だしなみ整えてね。委員長は背中向けて。」
「?はい。」
さて、どう結おうかな。
横髪を出して、ポニーテールかな。
で、横髪は三つ編みにしてポニーテールと一緒に緩く結ぶ。
「うん。可愛い。眼鏡はこっちのね。」
んー、前髪長いな・・・
三つ編みにしてピンで留めるかな。
「篠葉さん、着いたよ。」
「もーちょい待って。そうだ、これで副委員長の髪整えて。」
「分かった。」
「で、その間メイクね。」
「え?!いや、いいです!!本当に!」
「駄目。私の気が済まない。」
~五分後~
「やっぱり可愛いね。優、そのワックスちょうだい。」
「どうぞ。」
「ありがと。・・・・・・さて、行きますか。」
~店内~
「すみません。店長はいらっしゃいますか?」
「厨房にいますよ。」
「分かりました。ありがとうございます。」
~厨房~
「店長。」
「しゃ「何か言いました?」いえ・・・」
「忙しい中すいません。」
「いえ、こちらとしても宣伝になるので大丈夫です。談話室へどうぞ。」
~談話室~
「架延さん。今日はクラスの代表を連れて来ましたのでお話を進めたいと思います。」
「ありがとうございます。」
「私たちのクラスに卸すか決めてくださいましたか?」
「私としては、当然嫌なのですが・・・」
「なぜ嫌なのか聞いても?」
「まず1つ目は間違いなく赤字になること。2つ目、私たちに利がない。」
「赤字に関しては、売上金の半分を差し上げる。と言うのはどうでしょうっ・・・?」
「それで足りるのか分からないのにか?」
「心配されるのはご尤もですっ・・・!ですが、ドルト・ルーチェのスイーツはとても人気なのです・・・!宣伝すれば間違いなく売れると思っていますっ・・・!」
だけど、利がないと言うのは・・・そっか・・・
『二ヶ月間全員の給料を上げよう。そして、今回の材料費は私持ちだ。』
という内容で目の前の人物メールを送る。
『本当ですか?』
『本当だ。』
『分かりました。』
「引き受けましょう。それで、種類と個数ですが・・・」
「ショート、チョコ、チーズ、パイ、シュー、タルト、クッキー、ブラウニーです。どれを出すかはそちらで決めてもらって構いません。出来れば新作をお願いしたいです。個数はどうしましょうか・・・」
「ショート、チョコを三十五。タルトを三十。チーズ、パイ、シュー、ブラウニーを二十五。クッキーは各種百。でどうでしょう?」
副委員長が喋らないと思ったら考えてくれてたんだ。
「2日目は初日の売上次第で考えます。」
まぁ、そうだよね。
「分かりました。どれを出すか決めておきますので明日またお越しください。」
「はい。今日はお時間を頂きありがとうございました。」
~車内~
「緊張しました・・・」
「お疲れ様。副委員長、個数考えといてくれてありがとう。」
やっぱりどこかで見たことがあるような・・・
「もう暗いですし送っていきます。」
「そんな!ご迷惑はかけられないですよ!」
「そうですよ。」
「親御さんが心配するでしょうし、これで誘拐なんてなったら理事長に半殺しにされます。俺のために送られてください。」
「「分かりました。」」
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