私に・・・大切なモノをください。

瑞樹 透夜

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今のハナシ41

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~家庭科室~

「ねぇ、奈野宮さん。さっきはなんであんなことしたんですか?」

「んー・・・秘密。」

「分かりました。」



~一時間後~

「「「かんせーい!」」」

「本当にありがと!こんなすぐ終わると思ってなかった!」

感謝されるほどのことかな?

まぁ、敢えて言うなら、

「優のおかげじゃない?」

「そうですか?俺は篠葉さんの作業が早いからだと思いますけどね。」

「優も早かったじゃん。」

あーもう。埒が明かないな。

「今日は優のおかげで早く終わったの!分かった?」

「分かった。じゃあ、教室戻ろうか。」

「うん。みんな!行こ。」



~教室~

「起立。礼。」

「「「ありがとうごさいました。」」」

「さて・・・委員長、副委員長。逃げんなよ?」

「こら。脅しちゃダメでしょ。」

「むぅ・・・脅してないよ。」

「少し時間かかるから部活行って、終わったらここに来てね。」

「「はい。」」

「優、酷い。」

「はいはい。呼び出しに行くよ。」

「ん。」

脅してないのに・・・

でもまぁ、先に仕事だな。



~放送室~

ピンポンパンポン

「生徒会役員、バレー部、スケートボード同好会、サバイバルゲーム同好会の部長、会長は生徒会室までお集まりください。繰り返します。生徒会役員、バレー部、スケートボード同好会、サバイバルゲーム同好会の部長、会長は生徒会室までお集まりください。」

ピンポンパンポン

「移動しようか。」

「うん。」

と言っても隣だけど。



~生徒会室~

「かーいちょ!僕が一番?」

「うん。魁李が一番だね。」

「やったー!」

「遅くなりすいません。」

「大丈夫。まだ全然いないから。」

プルルルルッ

「はい。奈野宮です。」

『社長。今夜の予定空けといてください。』

「なんで。」

『篠宮様主催のパーティーが今夜行われます。』

「分かった。何時までに行けばいい?」

『最低でも十時までには。』

「その前までに迎えお願い。」

『分かりました。忙しいところ申し訳ありませんでした。ではまた。』

ツーツー

「優。響介のスケジュールどうなってる?」

「えっと・・・篠宮様からの招待が来てるね・・・」

「うん・・・私もそれ今聞いた・・・」

煌龍のみんなとは後日会うことにして、ドルト・ルーチェは速攻で終わらせないとな。その前に会議あるから急ぎ目でやって・・・

「「「失礼します。」」」

いつの間にか全員揃ってるし。

「みんな揃ったかな?じゃあ早めに終わらせようか。俺と会長はこの後用事あるからね。」

「まずバレー部についてですが、男女混合で一チームとしたいんですがこちらは一名足りないんですよね。助っ人をどうしましょうか?」

「理事長とかはー?」

「あー、理事長はもはや反則なので駄目です。」

「じゃ、俺とか?」

優も優で反則なんだけど・・・いいか。

「では、神代先生お願いします。打倒神代先生ってなったら面白いですね。次にスケートボード同好会。どのように戦いましょうか?」

「俺達が普段やっているパークスタイルでどうでしょうか?」

パークスタイルはやったことないんだよね。

「ストリートスタイルじゃダメですか?」

「出来るならいいんですけど、場所がないでしょう?」

「優。ここの道と・・・あとこことここ、少しの間貸し切りにできるかな?」

「響介さんと相談します。結果は後日。」

「ありがと。最後にサバイバルゲーム同好会。場所はどうしますか?」

「初等部は出し物などがないので、校舎の一階を貸し切りにしてはどうです?」

「それもいいですが、やはり会場を借りて中継するというのも良いと思いません?実況解説などは放送部にお任せ、という形で。」

「いいですねそれ!会場はどうします?」

「いくつかの候補を決めてその中から許可が取れた所にしましょう。候補については明日。申し訳ありませんが時間がないのでこれで終わりとします。」

「じゃあ、解散!」

「優。車回してくれる?私は二人呼びに行くから。」

「分かりました。」

「あ、響介に今日の予定と服の準備頼んどいて。」

「はい。」
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