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今のハナシ23
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それじゃあ・・・
「俺から少し良いですか?個人的な話になるんですが。」
「いいですよ。」
「ありがとうございます。・・・さて三河社長。深山社長。この数字はいったいどういう事ですか?まずは三河社長に関して。ここ最近は赤字ギリギリですね。口コミでは品質が悪くなったのではないかと言われているようですが?材料を安いものにでも変えました?もしそうだとしたら、私に提出する資料を間違えていますね。意図的だとしたら材料費の浮いた分はどこに?もしかして横領するためにそうしたんじゃないでしょうね?次に深山社長。最近は新しい商品も出ていないようですがどうしました?それにあなたも赤字ギリギリです。社員の方や派遣の方から苦情が出ていますよ。最近どんどん給料が安くなる。と。そしてこの不自然な数字。どうしたんです?この材料は値上がりもしていないはずですよ。」
私がそう言うと理解できていないのかポカンとしている。
「あなた方・・・上司の顔もお忘れですか?」
はぁ・・・とわざとらしくため息をつきそう言う。
「「な・・・奈野宮代表取締役?!」」
「思い出しました?で・・・どう言う事ですか?答えてください。」
「「すっ・・・すみません!」」
「答えになっていません。もう一度平からやり直します?横領・・・したんですか?してないんですか?」
「「しました!申し訳ありません!」」
「上に立つものとしてそれはどうなんでしょうか?私としても傘下の会社がそうでは当たりが強くなるというものです。」
「「申し訳ありませんでした!今後はこのようなことは致しません。」」
「分かればいいんですよ。次にこのようなことがあればクビにして社長を交代させますから。」
ニコッと殺気を出しながら微笑む。
「「はいぃ!」」
「時間を取らせてすみません。俺はもういいのでどうぞ。」
「では、主に主犯は雜賀さんと言う事で、雜賀さんは二週間、三河さん、深山さん、柏木さんは一週間の謹慎処分とする。秋宮さん以外は帰ってよろしいですよ。」
「「「「失礼しました。」」」」
バタン
「あのっ!零夜は・・・何者なんですか?」
梨々花はやっと聞けたと言う感じでそう言った。
まぁ、普通の人は知らないよね。
「俺・・・いえ、私は奈野宮財閥代表取締役兼社長。奈野宮 篠葉。零夜は偽名。」
「奈野宮・・・しのは・・・ってえぇ?!この学校の生徒会長の?!」
驚きすぎて敬語じゃなくなってる。
まぁ、私の方が年下だし良いんだけどね。
「ついでに言うと篠葉は取締役員の仕事全てこなせるぞ?」
「え・・・零夜は完璧超人か何かですか?」
「残念ながら俺は完璧でも超人でもないよ。・・・よしストレス発散できたし、練習戻るか。あ、梨々花も来る?教室はまだ行きづらいだろうし。」
「いいんですか?」
「うん。皆にバレるとめんどくさいから篠葉って呼んでね。あと敬語禁止ね。」
「分かった。」
着替えないとな。
でもスカートは穿きたくないし、スラックスでいいか。
「俺から少し良いですか?個人的な話になるんですが。」
「いいですよ。」
「ありがとうございます。・・・さて三河社長。深山社長。この数字はいったいどういう事ですか?まずは三河社長に関して。ここ最近は赤字ギリギリですね。口コミでは品質が悪くなったのではないかと言われているようですが?材料を安いものにでも変えました?もしそうだとしたら、私に提出する資料を間違えていますね。意図的だとしたら材料費の浮いた分はどこに?もしかして横領するためにそうしたんじゃないでしょうね?次に深山社長。最近は新しい商品も出ていないようですがどうしました?それにあなたも赤字ギリギリです。社員の方や派遣の方から苦情が出ていますよ。最近どんどん給料が安くなる。と。そしてこの不自然な数字。どうしたんです?この材料は値上がりもしていないはずですよ。」
私がそう言うと理解できていないのかポカンとしている。
「あなた方・・・上司の顔もお忘れですか?」
はぁ・・・とわざとらしくため息をつきそう言う。
「「な・・・奈野宮代表取締役?!」」
「思い出しました?で・・・どう言う事ですか?答えてください。」
「「すっ・・・すみません!」」
「答えになっていません。もう一度平からやり直します?横領・・・したんですか?してないんですか?」
「「しました!申し訳ありません!」」
「上に立つものとしてそれはどうなんでしょうか?私としても傘下の会社がそうでは当たりが強くなるというものです。」
「「申し訳ありませんでした!今後はこのようなことは致しません。」」
「分かればいいんですよ。次にこのようなことがあればクビにして社長を交代させますから。」
ニコッと殺気を出しながら微笑む。
「「はいぃ!」」
「時間を取らせてすみません。俺はもういいのでどうぞ。」
「では、主に主犯は雜賀さんと言う事で、雜賀さんは二週間、三河さん、深山さん、柏木さんは一週間の謹慎処分とする。秋宮さん以外は帰ってよろしいですよ。」
「「「「失礼しました。」」」」
バタン
「あのっ!零夜は・・・何者なんですか?」
梨々花はやっと聞けたと言う感じでそう言った。
まぁ、普通の人は知らないよね。
「俺・・・いえ、私は奈野宮財閥代表取締役兼社長。奈野宮 篠葉。零夜は偽名。」
「奈野宮・・・しのは・・・ってえぇ?!この学校の生徒会長の?!」
驚きすぎて敬語じゃなくなってる。
まぁ、私の方が年下だし良いんだけどね。
「ついでに言うと篠葉は取締役員の仕事全てこなせるぞ?」
「え・・・零夜は完璧超人か何かですか?」
「残念ながら俺は完璧でも超人でもないよ。・・・よしストレス発散できたし、練習戻るか。あ、梨々花も来る?教室はまだ行きづらいだろうし。」
「いいんですか?」
「うん。皆にバレるとめんどくさいから篠葉って呼んでね。あと敬語禁止ね。」
「分かった。」
着替えないとな。
でもスカートは穿きたくないし、スラックスでいいか。
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