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今のハナシ18

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プルルルルッ

『もしもし。』

「零夜だ。久しぶり。」

『・・・久しぶり。・・・誰かといるのか?』

「あぁ。お前の学校の子だ。たまたま会ったんだけどお前に相談があるんだと。」

『学校に行ってなかったのか?だとしたら俺に連絡来てないんだが?ちょっと高等部の奴らシメて来ていいか?』

「それは後で俺とな?お前に相談があると言っただろう?・・・ほら。」

私は梨々花にスマホを渡した。

もちろん普段使いのやつじゃなくて、男装の時用のスマホ。

「もっ・・・もしもしっ・・・」

『はい。響介です。』

「私は凌槻学園高等部、二年B組の秋宮梨々花と言いますっ。」

『君のことは知っているよ。秋宮グループの御令嬢。君の父親とは仲が良かったからね。君は父親に似て賢いから私の耳にも入っていた。』

「ありがとうございますっ。私っ・・・その・・・理事長にご相談が・・・」

『あぁ。零夜が言っていたね。何でも言ってごらん?』

「その・・・私・・・イジメられているんです・・・私が迷っているところに零夜さんが通りかかって話を聞いてくれて・・・理事長なら・・・何とかしてくれると・・・私はもうっ・・・嫌ですっ・・・イジメられるのもっ・・・友達に無視されるのもっ・・・だからっ・・・助けてくださいっ!」

『辛かったね。苦しかったよね。気付いてあげられなくてすまなかった。私が何とかしてあげよう。君のことをイジメていた人の名前と他にもイジメられていた人がいなかったか教えてくれるかい?』

「はいっ。ええと、主に雜賀(さいか)さんです。私のほかにイジメられていた人は同学年にはいないと思います。」

『そうか。どうする?今から学校に来るか?それとも家に戻るか?』

「学校に・・・行きます。」

『待ってるな。零夜にもそう伝えてくれ。』

「はい。」

ツーツー

「切られたのか?」

「はい。あと、零夜さんのことも待ってるって言ってました。」

あーこれは、手伝わせる気だな。

まぁ梨々花のことも送っていかなきゃだしいいか。

「そうか。じゃあ行こうか。」

「はい。」



~学校~

「あの・・・どこ行くんですか?」

「理事長室だよ。」

「だったら。あの階段上らなければ・・・」

「最上階まで行くの面倒だろ?こっちに来たらいいものがあるから。」

うわ、完全に不審者のセリフ。

ピッ

「わっ・・・エレベーター・・・ですか?あったんですね。」

「そ。俺とこの学校の教師が使えるやつ。乗って良いよ。」

「ありがとうございますっ。」

エレベーターを使えるのは響介と優と私だけ。それ以外の人は階段を上るしかない。

まぁ教職員用のエレベーターは一応あるけど最上階までは繋がってない。

そして私たちのはめちゃくちゃ早い。

コンコン

「入るよ。」

ガチャ

「おはよう。秋宮さん。久しぶりだな。零夜。」

「仕方ないから手伝ってやる。梨々花座って。はい。これ飲んで好きにしててね。俺も貰うぞ。」

「相変わらずそれ好きだな。くつろいでていいからね。ほら、零夜。やるぞ。」

そう言ってパソコンを渡してくる。

「ありがとな。さてっやるか。」

情報集め開始!



ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

お久しぶりです。

篠葉の過去の話が終わり、現在の話に戻りました。

篠葉の情報収集は主にパソコンで、響介は大体聞き込みによる調査です。

篠葉は機械系強いですからね。

まぁそんなわけで次の話も現在の話になります。

次も読んでくれると嬉しいです。
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