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響介のハナシ3
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~体育館~
「篠強くなったなぁ・・・」
昔は弱かったのに。
何も出来ないことを嘆く普通の少女がここまで強くなるとは思わなかった。
「てかあいつ・・・後ろから蹴り食らわせやがって・・・」
気付かなかった俺が悪いんだけどな。
・・・それでもむかつく。
「はぁ・・・理事長室戻るか。」
そうだ放課後生徒会室に寄ろう。
~放課後~
「騒がしいな。」
たぶん学園祭の出し物のことだと思うけど。
ガチャ
「しーのー!頑張ってるかー?!」
いつも通り篠に抱き着いておく。すると
「それ以上くっついたら殴るぞ。」
わお篠怖い。
「篠ちゃん怖っ。」
「響介さん。本当に殴られますよ。用がないなら帰ってください。」
優までそんなこと言いだした。
「いや。用はあるぞ?これ。」
俺がそう言って渡すのはケーキの箱。
篠は甘いもの好きだからな。
「みんなで食べると良い。」
ついでに篠が喜ぶであろう言葉も言っておく。
「ちなみに菓子類の持ち込みもOKだからな?」
そう言った瞬間篠の顔がパッと綻ぶ。
「響ちゃん!食べていい?!」
篠が待ちきれないといった風に問いかける。
まって・・・
「今それ言うのは反則・・・」
このつぶやきは篠には聞こえていないだろう。
もうすでに食べ始めてるし。
「優。来い。」
「分かってますよ。」
~廊下~
「なんだあの天使!」
俺は廊下で思い切り叫んだ。
「響介さんうるさいです。」
優に文句を言われたが知るもんか。
「まぁ俺も同感ですが。」
だろ?アレは可愛すぎる。マジ天使!
「親バカっぷりが炸裂してますね。」
「うるせぇよ。」
俺にアイツが乗り移ったかも。
いや、でも可愛いのは事実。
「篠葉さんは昔のこと覚えているんでしょうか・・・」
「そう・・・だな・・・覚えてないといいけどな。」
あんな凄惨な事件もう起こって欲しくはない。もう悲しい思いをしてほしくない。
そのためには俺が守らなければ。
「響介さん。」
「ん?あぁなんだ?」
「一人で抱え込まないでくださいね?」
仲間を頼れってことか。
やっぱり優には俺の考えてることなんてお見通しだな。
篠にもちゃんと心の底から頼れる仲間がいればいいんだけどな。
ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
どうでしたか?
やっぱり響介の話にしちゃいました。
篠葉は頼れる仲間ができると良いですね。
って言うかできてほしいですね。
次も楽しみにしていてくださいね?
「篠強くなったなぁ・・・」
昔は弱かったのに。
何も出来ないことを嘆く普通の少女がここまで強くなるとは思わなかった。
「てかあいつ・・・後ろから蹴り食らわせやがって・・・」
気付かなかった俺が悪いんだけどな。
・・・それでもむかつく。
「はぁ・・・理事長室戻るか。」
そうだ放課後生徒会室に寄ろう。
~放課後~
「騒がしいな。」
たぶん学園祭の出し物のことだと思うけど。
ガチャ
「しーのー!頑張ってるかー?!」
いつも通り篠に抱き着いておく。すると
「それ以上くっついたら殴るぞ。」
わお篠怖い。
「篠ちゃん怖っ。」
「響介さん。本当に殴られますよ。用がないなら帰ってください。」
優までそんなこと言いだした。
「いや。用はあるぞ?これ。」
俺がそう言って渡すのはケーキの箱。
篠は甘いもの好きだからな。
「みんなで食べると良い。」
ついでに篠が喜ぶであろう言葉も言っておく。
「ちなみに菓子類の持ち込みもOKだからな?」
そう言った瞬間篠の顔がパッと綻ぶ。
「響ちゃん!食べていい?!」
篠が待ちきれないといった風に問いかける。
まって・・・
「今それ言うのは反則・・・」
このつぶやきは篠には聞こえていないだろう。
もうすでに食べ始めてるし。
「優。来い。」
「分かってますよ。」
~廊下~
「なんだあの天使!」
俺は廊下で思い切り叫んだ。
「響介さんうるさいです。」
優に文句を言われたが知るもんか。
「まぁ俺も同感ですが。」
だろ?アレは可愛すぎる。マジ天使!
「親バカっぷりが炸裂してますね。」
「うるせぇよ。」
俺にアイツが乗り移ったかも。
いや、でも可愛いのは事実。
「篠葉さんは昔のこと覚えているんでしょうか・・・」
「そう・・・だな・・・覚えてないといいけどな。」
あんな凄惨な事件もう起こって欲しくはない。もう悲しい思いをしてほしくない。
そのためには俺が守らなければ。
「響介さん。」
「ん?あぁなんだ?」
「一人で抱え込まないでくださいね?」
仲間を頼れってことか。
やっぱり優には俺の考えてることなんてお見通しだな。
篠にもちゃんと心の底から頼れる仲間がいればいいんだけどな。
ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
どうでしたか?
やっぱり響介の話にしちゃいました。
篠葉は頼れる仲間ができると良いですね。
って言うかできてほしいですね。
次も楽しみにしていてくださいね?
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