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今のハナシ6

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~5分後~
やば終わっちゃった。

とりあえず周りを見る

ジー

いや。なんでみんなして私の方を見ている。

「優。なんなのこの人達。」

「ふふっ。篠葉さんの仕事している姿が見たくて皆3分で自己紹介終わらせたんですよ。」

「「「はい!そうです!」」」

無駄に息そろってるな。

「まぁいいや。これは終わったからあと出し物だっけ?」

「そうですよ。」

そう言えば優ずっと敬語だな。

「なにか案がある人ー。」

そう言っても誰も手を上げない。

すると一人がおずおずと手を挙げた。

「バンドとかどうでしょう?」

バンドね・・・私何もできないんだけど

「いいね!」

他の人が声を上げた。

待って私楽器できない。

とりあえず聞いてみるか。

「楽器できない人いる?」

シーン

え・・・マジ?私だけ?

「ゆーうー。」

涙目で訴えてみる。

「ふふふ。じゃあ反対の人はいますか?」

シーン

「いないみたいですよ?」

「わかったよ・・・生徒会の出し物はバンドで!・・・もう勝手にやりたい楽器決めろ。」

私は拗ねながらそう言い響介の仕事を始めた。



~30分後~
「終わったー!」

私はそう言って伸びをする。

周りを見るとまた私のことを見ていた。

ほんとなんなのこの人達。

「決まった?」

「はい。役割はこれに書いてあります。」

「美紀ありがと。」

「!どういたしまして!」

私はキーボードとかかな?

えっと・・・ギターは魁李。ベースは静月。ドラムは美紀か・・・意外だな。キーボードは久怜羽。ということはボーカルが・・・私?

「なんでだよ・・・」

そう零してしまったのは仕方ないと思う。

いや。確かに何もできないけどさ?一番目立つボーカルはないと思う。私だって今からでも覚えられるしキーボードとかにしてくれたら嬉しかった。

「はぁ・・・なんの曲をやるの?」

私は諦めた。

「人気のある曲のカバーとかどうかな?それかアンケートを取って一番多かった曲を歌う・・・とか。」

そう提案したのは静月。

やっぱりカバーが一番かな。

「篠葉さんのソロが聞きたいです。」

美紀がそう言いだした。

「私も!」

久怜羽までもがそう言いだした。

ほんとなんなのこの人達。

「優。学祭までの期間は?」

「三週間です。」

「それだけ?作曲作業だれかやってくれるならソロいいけど。」

だれかやってくれないかな?

「じゃあ僕がやるー」

そう言って手を挙げたのは魁李。

「じゃあよろしく。期間は二週間。それまでに仕上げて。作曲に行き詰まったら私も手伝うから。もちろんギターの練習もね。」

「もちろんだよぉ。」

ガチャ

「しーのー!頑張ってるかー?!」

そう言って抱き着いてくるのは言わずもがな響介である。

「それ以上くっついたら殴るぞ。」

「篠ちゃん怖っ。」

殴られたいのかな・・・

「響介さん。本当に殴られますよ。用がないなら帰ってください。」

優・・・そんなこと言って大丈夫かな・・・

「いや。用はあるぞ?これ。」

そう言って渡してきた箱の中にはケーキが入っていた。

「みんなで食べると良い。」

マジか。めっちゃ嬉しい・・・

「ちなみに菓子類の持ち込みもOKだからな?」

よっしゃ。明日から持って来よう。

だからこの部屋には冷蔵庫もあったのか・・・

「響ちゃん!食べていい?!」

ちょっと待ちきれない。

「今それ言うのは反則・・・」

今なんか言った気がするけど・・・まぁいいか



ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

どうも!更新がとても遅い瑞樹です!

響介の差し入れが意外と喜ばれましたね。

篠葉の言葉に響介は100のダメージ!(良い意味でですよ?)

次も篠葉の話だと思います。(変えてしまうかも?)

次の話もぜひ読んでくださいね!
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