私に・・・大切なモノをください。

私を嫌わないで・・・

私を愛して・・・

私に・・・もう一度守るものをください。

それが私が生きている理由だから・・・


幼い頃。家族を失った私は、まだ何も知らない子供だった。

家族がなぜ死んだのか。それさえも分からなかった。

朝起きると皆が倒れていた。

私はわけが分からず泣いていた。

響介はそんな私を引き取ってくれた。

ある日私は街に出て喧嘩をしていた。

自分で売った喧嘩のくせに囲まれて手も足も出なかった。

そこを彼が助けてくれた。

そのころの私は誰も、響介でさえも信じられなかった。

だけど彼に助けられた瞬間

「彼ならば信じてもいい。」

そう思えた。

自分のことなのになぜそう思ったのかは分からなかった。

それが分かったのは彼もこの世から居なくなってしまった時だった。

神様は残酷だ・・・













ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

今回は、心に闇を持った女の子が自分の守るべきもののために必死に生きるお話です。

面白くないかもしれませんが読んでくれると嬉しいです。

僕が書いた小説に興味のある方はもう一作の方も読んでみてください。

あと、アドバイスや、直した方が良い点などがありましたら教えてくれると嬉しいです。
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