がらくた屋 ふしぎ堂のヒミツ

三柴 ヲト

文字の大きさ
上 下
3 / 26
▶︎アン失踪事件

第2話 本音ダダモレクッキー(2)

しおりを挟む
 ◇



「……」

 もぐもぐもぐ。

 眉をひそめたルカは、かみ砕いたクッキーをごくんと飲み込んでからポツリとこぼす。

「なにこれ」

「ふっふっふ。ヒミツ♡」

 にやにや笑って答えると、ルカはよりいっそう顔をしかめてオレを見た。

 いやぁ、だってさぁ。ルカ、オレと違って大人しいからあんまり自分のこと喋らないし、頭のいいヤツっていつもどんなことを考えてるのか、すっごく気になるんだよね。

 あと、オレはルカのことマブダチだと思ってるけど、ルカはオレのこと、どう思ってるのかもよくわからないから気になるしさ。

「……」

 てなわけで〝本音ダダモレクッキー〟を食べさせてみたわけなんだけども。

 ルカはまず、説明を求めるようににゃすけを見た。

 気まぐれなにゃすけは王様イスの上でごろんと横になり、

「金を出した奴にしかどんな性能か教えないにゃ」

 と、気だるそうな一言。

 相変わらずにゃすけは、店番のくせして気まぐれだしやる気がない。

 諦めたようにため息をつくルカ。

「そう。【どうせまたへんてこりんなアイテムでしょ】」

 ダダ漏れになった本音がバッチリと聞こえ、オレは思わず吹き出しそうになった。

 もちろん当の本人・ルカは、『アレ?』みたいな顔してる。

「ぶ、ぶにゃー! へんてこりんなアイテムっていうにゃー!」

「ごめん……【でも、変なものは変だしな】」

「〝変〟じゃにゃい!〝ふしぎ〟って言うにゃ!」

「あ、あれ? 【なにこれ、口が勝手に……】」

「ぶはははは。やっぱりルカ、神商品のこと〝変なアイテム〟だと思ってたんだ! いやまあたしかに変は変だけどさあ、これ、にゃすけいわく一応は神様の力が宿った超激レア商品ってことになってっからさあ」

「ぐぬぬリト! 一応・・は余計にゃ! せっかく神の恩恵が詰まったアイテムだというのに、そもそもはおぬしがいっつもイタズラやふざけたことにばっかり使っているから『変な』アイテムだと思われるんにゃぞ! もっとまともな使い方をだにゃあ、」

「うははごめんごめん。でも悪いことばっかりじゃなくてちゃんといいことにだって使ってるから安心しろって! 今のこのクッキーだって、普段おとなしいルカの本音や悩みなんかがわかるかなーと思ってさ!」

「……【本音がわかるクッキーか。どうりで……】」

 ぷんすかするにゃすけに渾身のアピールをするオレと、今、自分が食べさせられたアイテムの性能を会話の内容から分析するルカ。

 相変わらずバラバラなオレたち三人(いや、二人と一匹か)が輪になってガヤガヤと賑わっていると、またしても店の戸がガラリと開き、見知った顔の二人組が店内を覗き込んだ。

「おいおい見ろよ~。アイツらまーた変ながらくた漁って猫と一緒に騒いでんぞ!」

 クマ並に大きな体にくたびれたリュックを背負ったツンツン頭のハンゾーこと大門だいもん半蔵はんぞうと――、

「ほっときなよハンゾー。アイツらに関わるとロクなことないから。絶対呪われてるってこの店」

 小学六年生には思えないほど小柄な体に傷ひとつない高級ブランドのカバンを背負った、トマこと小金井こがねい兎丸とまる

 どちらもオレのクラスメイトで学校でも有名な凸凹コンビだ。

「うわァ出たァハントマコンビ。なんだよおまえら、呼んでないしあっちいけよ!」

 オレはこの世の終わりみたいにゲンナリした顔で、しっしと手を振る。

 にゃすけも「呪われてるにゃとー! ぶれいものー!」と、尻尾を立てて怒ってはいたが、〝ふしぎ〟を信じないアイツらににゃすけの声は聞こえていないし、オレが持っている神商品もただのがらくたにしか見えていないはず。

 だから二人は余計に面白がって店先から顔だけを出して、からかいの言葉を投げてきた。

「言われなくても寝グセ頭がうつったら困るからそばになんか寄らねえっての。森谷、お前もさあ、トマと一緒で頭いいんだからそんなガラクタ寝グセ野郎ほっといてこっち来いよ。俺らと一緒に大門マートで最新ゲームでもしようぜ」

「……」

「はあ⁉︎ うっさいなーもうあっちいけってば! っていうかオレのこれは寝グセじゃなくて無造作むぞうさヘアーだっつうの! それにここは心がキレイなヤツにはお宝の山に見えるけど、お前らみたいな心の薄汚れた奴らにはただのガラクタにしか見えないんだよ。店が悪いんじゃなくて、お前らの目が腐ってんの。わかる⁉︎」

「あんだとお⁉︎ なにがお宝の山だ! 最新商品が揃ったうちの大門マートの方がすげえって何度言ったらわかんだよ! いっつもわけのわかんねえインチキな手品道具でこっちに迷惑かけてきやがって!」

「インチキ手品じゃないですゥ。神商品に宿った神様のふしぎな力ですゥ。本当は気になって仕方ないくせにィ」

「きっ、気になんかなってねえよ! なに勘違いしてんの⁉︎ おいトマ、お前もなんか言ってやれよ! お前、弁護士一家のこどもなんだから口ゲンカ得意だろっ」

「まあね。でも僕、不毛な争いはしない主義なんだ。そもそも怪しいがらくたを〝神商品〟だなんて呼んじゃう幼稚なヤツと同レベルに見られるのは心外だしね。……森谷流加、君にもがっかりだ。君は唯一、この街で僕の頭脳と張り合える優秀なヤツだと思ってたけど、いい加減な風間かざま吏斗なんかを友人に選ぶなんて。成績落ちるどころか素行不良で教師たちに目ぇつけられるよ?」

「……」

「かーっ! よくいうぜ兎丸! 一度だってルカに学力テストで勝てたことないくせに、なあにが『僕の頭脳と張り合える』だよ! 張り合う前に負けてるっての! っていうかおまえだっていっつも神商品にめちゃめちゃ興味津々のくせに! スカした顔してしれっとふしぎ堂の敷居またいでんじゃねえぞ! そうやって人をバカにしてばっかいるからおまえは身長が伸びねえんだぞ!」

「なっ、ち、チビっていうなチビって!」

「はん、『背が伸びない』とは言ったけど『チビ』とは言ってませんんん!」

「くそ、相変わらずむかつくヤツだな風間吏斗!」

「おうおうおう、なんならもう相撲で片つけるか⁉︎ 今から表でろよ寝グセ野郎!」

「望むところだ! おまえらなんかオレの神商品でけちょんけちょんにしてやるんだからなっ!」

 毎度のごとく1対2となってぎゃあぎゃあ言い合うオレVSトマ&ハンゾーの三人。

 そんなオレらの低レベルな争いを冷ややかな目で見たルカは、ツカツカとオレに歩み寄ってくると、

「ちょっとリト、これ貸して」

「へっ?」

 オレの手の中から小瓶を掠め取り、なんだ? と思うヒマもなく、今度は入り口付近にいるハントマコンビの元まで歩み寄った。そして――、

「お、なんだァ森谷。おまえ、ついにあの寝グセ野郎を裏切ってオレらの仲間になる気になったか⁉︎」

「いい心がけじゃん。風間吏斗から君を引っこ抜けば、アイツはただのがらくた野郎だ。ちょっと癪だけど、頭の良い君なら僕らの仲間にしてやってもい――むぐっ」

「これ、あげる」

「むむ⁉︎ むぐむぐ……」

「あん⁉︎ おい森谷、おまえ、トマに何食わせて……んぐ」

「大門くんもどうぞ」

「???」

 もぐもぐもぐ。

 うるさい二人の口に、ルカは〝本音ダダモレクッキー〟を一枚ずつ放り込んだ。

 二人は眉をひそめながらも、クッキーをうまそうに味わって食べている。

「あ、あんだよ、いきなり何食わせてん……【なにこれうっま! ふしぎ堂の新作駄菓子かっ⁉︎ やっべーうますぎるだろこれ! まじ神商品!】……って、アレ」

「ちょ、ちょっとハンゾー。たしかにウマイけど今は悠長にクッキーなんか食べてる場合じゃな……【いやでもほんと美味いなこれ。ふしぎ堂ってさあ、なんか怪しいけど意外に美味い駄菓子が揃ってんだよなあ。ハンゾーには内緒でもう一枚もらっちゃおうかな】……んん⁉︎」

 もぐもぐ口を動かしながら、本音をダダモレにする二人。

 思わずオレは、ふき出して笑ってしまった。

「ぶっ。なんだよおまえら、なんだかんだでばあちゃんの店絶賛してるしやっぱり神商品気になってたんじゃん」

「ぜっ、絶賛なんかしてねえしっっ!【気になるに決まってんじゃん! ふしぎ堂は大門マートのライバル店みたいなもんだし、こんなうめえ菓子、どこで仕入れたのかめっちゃ気になるじゃん!】」

「ちょ、ちょっとハンゾー。風間吏斗を冷やかしに〝ふしぎ堂〟へ行こうぜって言ってたのに、やっぱりここの商品が気になってただけなのか【いや、僕もこの店のヒミツが気になるし気持ちはわかるけど、正直にそれ言ったらなんか負けたみたいで癪……】……んぐぐ、な、なんだこれ! 口が勝手に!」

 げっ、というような顔を付き合わせるハンゾーとトマ。

 それからも二人は、「ムカつく!【でも気になる!】」「くそ、また変な呪いか!【この不思議な力はなんだ⁉︎ 魔法か⁉︎  やっぱりすごいな⁉︎】」と、見た目の態度とは正反対な〝ふしぎ堂〟への本音をダダモレにし、結局、

「くそっ。なんかおかしい! 一旦ひくぞトマ! 【これ以上格好悪いところ見せられない~!】」

「ちっ、了解だハンゾー! 変な呪いかけやがって……覚えてろよ! 【この不思議の秘密、いつか暴いてやる!】」

 ――と、最後の最後まで減らず口を叩きながら、尻尾を巻いて逃げていった。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

四尾がつむぐえにし、そこかしこ

月芝
児童書・童話
その日、小学校に激震が走った。 憧れのキラキラ王子さまが転校する。 女子たちの嘆きはひとしお。 彼に淡い想いを抱いていたユイもまた動揺を隠せない。 だからとてどうこうする勇気もない。 うつむき複雑な気持ちを抱えたままの帰り道。 家の近所に見覚えのない小路を見つけたユイは、少し寄り道してみることにする。 まさかそんな小さな冒険が、あんなに大ごとになるなんて……。 ひょんなことから石の祠に祀られた三尾の稲荷にコンコン見込まれて、 三つのお仕事を手伝うことになったユイ。 達成すれば、なんと一つだけ何でも願い事を叶えてくれるという。 もしかしたら、もしかしちゃうかも? そこかしこにて泡沫のごとくあらわれては消えてゆく、えにしたち。 結んで、切って、ほどいて、繋いで、笑って、泣いて。 いろんな不思議を知り、数多のえにしを目にし、触れた先にて、 はたしてユイは何を求め願うのか。 少女のちょっと不思議な冒険譚。 ここに開幕。

【完結】アシュリンと魔法の絵本

秋月一花
児童書・童話
 田舎でくらしていたアシュリンは、家の掃除の手伝いをしている最中、なにかに呼ばれた気がして、使い魔の黒猫ノワールと一緒に地下へ向かう。  地下にはいろいろなものが置いてあり、アシュリンのもとにビュンっとなにかが飛んできた。  ぶつかることはなく、おそるおそる目を開けるとそこには本がぷかぷかと浮いていた。 「ほ、本がかってにうごいてるー!」 『ああ、やっと私のご主人さまにあえた! さぁあぁ、私とともに旅立とうではありませんか!』  と、アシュリンを旅に誘う。  どういうこと? とノワールに聞くと「説明するから、家族のもとにいこうか」と彼女をリビングにつれていった。  魔法の絵本を手に入れたアシュリンは、フォーサイス家の掟で旅立つことに。  アシュリンの夢と希望の冒険が、いま始まる! ※ほのぼの~ほんわかしたファンタジーです。 ※この小説は7万字完結予定の中編です。 ※表紙はあさぎ かな先生にいただいたファンアートです。

【奨励賞】花屋の花子さん

●やきいもほくほく●
児童書・童話
【第2回きずな児童書大賞 『奨励賞』受賞しました!!!】 旧校舎の三階、女子トイレの個室の三番目。 そこには『誰か』が不思議な花を配っている。 真っ赤なスカートに白いシャツ。頭にはスカートと同じ赤いリボン。 一緒に遊ぼうと手招きする女の子から、あるものを渡される。 『あなたにこの花をあげるわ』 その花を受け取った後は運命の分かれ道。 幸せになれるのか、不幸になるのか……誰にも予想はできない。 「花子さん、こんにちは!」 『あら、小春。またここに来たのね』 「うん、一緒に遊ぼう!」 『いいわよ……あなたと一緒に遊んであげる』 これは旧校舎のトイレで花屋を開く花子さんとわたしの不思議なお話……。

剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?ただいまお相手募集中です!

月芝
児童書・童話
国の端っこのきわきわにある辺境の里にて。 不自由なりにも快適にすみっこ暮らしをしていたチヨコ。 いずれは都会に出て……なんてことはまるで考えておらず、 実家の畑と趣味の園芸の二刀流で、第一次産業の星を目指す所存。 父母妹、クセの強い里の仲間たち、その他いろいろ。 ちょっぴり変わった環境に囲まれて、すくすく育ち迎えた十一歳。 森で行き倒れの老人を助けたら、なぜだか剣の母に任命されちゃった!! って、剣の母って何? 世に邪悪があふれ災いがはびこるとき、地上へと神がつかわす天剣(アマノツルギ)。 それを産み出す母体に選ばれてしまった少女。 役に立ちそうで微妙なチカラを授かるも、使命を果たさないと恐ろしい呪いが……。 うかうかしていたら、あっという間に灰色の青春が過ぎて、 孤高の人生の果てに、寂しい老後が待っている。 なんてこったい! チヨコの明日はどっちだ!

守護霊のお仕事なんて出来ません!

柚月しずく
児童書・童話
事故に遭ってしまった未蘭が目が覚めると……そこは死後の世界だった。 死後の世界には「死亡予定者リスト」が存在するらしい。未蘭はリストに名前がなく「不法侵入者」と責められてしまう。 そんな未蘭を救ってくれたのは、白いスーツを着た少年。柊だった。 助けてもらいホッとしていた未蘭だったが、ある選択を迫られる。 ・守護霊代行の仕事を手伝うか。 ・死亡手続きを進められるか。 究極の選択を迫られた未蘭。 守護霊代行の仕事を引き受けることに。 人には視えない存在「守護霊代行」の任務を、なんとかこなしていたが……。 「視えないはずなのに、どうして私のことがわかるの?」 話しかけてくる男の子が現れて――⁉︎ ちょっと不思議で、信じられないような。だけど心温まるお話。

【奨励賞】おとぎの店の白雪姫

ゆちば
児童書・童話
【第15回絵本・児童書大賞 奨励賞】 母親を亡くした小学生、白雪ましろは、おとぎ商店街でレストランを経営する叔父、白雪凛悟(りんごおじさん)に引き取られる。 ぎこちない二人の生活が始まるが、ひょんなことからりんごおじさんのお店――ファミリーレストラン《りんごの木》のお手伝いをすることになったましろ。パティシエ高校生、最速のパート主婦、そしてイケメンだけど料理脳のりんごおじさんと共に、一癖も二癖もあるお客さんをおもてなし! そしてめくるめく日常の中で、ましろはりんごおじさんとの『家族』の形を見出していく――。 小さな白雪姫が『家族』のために奔走する、おいしいほっこり物語。はじまりはじまり! 他のサイトにも掲載しています。 表紙イラストは今市阿寒様です。 絵本児童書大賞で奨励賞をいただきました。

極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。

猫菜こん
児童書・童話
 私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。  だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。 「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」  優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。  ……これは一体どういう状況なんですか!?  静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん  できるだけ目立たないように過ごしたい  湖宮結衣(こみやゆい)  ×  文武両道な学園の王子様  実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?  氷堂秦斗(ひょうどうかなと)  最初は【仮】のはずだった。 「結衣さん……って呼んでもいい?  だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」 「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」 「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、  今もどうしようもないくらい好きなんだ。」  ……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。

村から追い出された変わり者の僕は、なぜかみんなの人気者になりました~異種族わちゃわちゃ冒険ものがたり~

めーぷる
児童書・童話
グラム村で変わり者扱いされていた少年フィロは村長の家で小間使いとして、生まれてから10年間馬小屋で暮らしてきた。フィロには生き物たちの言葉が分かるという不思議な力があった。そのせいで同年代の子どもたちにも仲良くしてもらえず、友達は森で助けた赤い鳥のポイと馬小屋の馬と村で飼われている鶏くらいだ。 いつもと変わらない日々を送っていたフィロだったが、ある日村に黒くて大きなドラゴンがやってくる。ドラゴンは怒り村人たちでは歯が立たない。石を投げつけて何とか追い返そうとするが、必死に何かを訴えている. 気になったフィロが村長に申し出てドラゴンの話を聞くと、ドラゴンの巣を荒らした者が村にいることが分かる。ドラゴンは知らぬふりをする村人たちの態度に怒り、炎を噴いて暴れまわる。フィロの必死の説得に漸く耳を傾けて大人しくなるドラゴンだったが、フィロとドラゴンを見た村人たちは、フィロこそドラゴンを招き入れた張本人であり実は魔物の生まれ変わりだったのだと決めつけてフィロを村を追い出してしまう。 途方に暮れるフィロを見たドラゴンは、フィロに謝ってくるのだがその姿がみるみる美しい黒髪の女性へと変化して……。 「ドラゴンがお姉さんになった?」 「フィロ、これから私と一緒に旅をしよう」 変わり者の少年フィロと異種族の仲間たちが繰り広げる、自分探しと人助けの冒険ものがたり。 ・毎日7時投稿予定です。間に合わない場合は別の時間や次の日になる場合もあります。

処理中です...