実録 極道中学生

第十三章 伝説？の男

抗争を鎮圧した次の週からある噂が飛んできた。

抗争を鎮圧した次の週から、学校にはある噂が囁かれていた。
それは、川上会の抗争時に沢山の刺青男の集団の中で一人素手で何人もボコボコにした男が、この学校に居ると噂されていた。

海老名(聞いたか？、その伝説を生んだ男の事)
自分(あぁ、聞いたよ素手で何人もボコボコにしたそうじゃないか)
海老名(でさ、その男の特長があって)
自分(特長？、皆似ている刺青やったのにか？)
海老名(あぁ、その男は両胸に鬼背中に大きな虎が貼ってあったと)
自分(え？)
海老名(え？)
自分(いや、それ俺)
海老名(嘘つくなってアホ)
自分(嘘じゃないけど、皆似てたしな)
海老名(そそ、誰かわからんし)
自分(他にその男の特長は？)
海老名(あ、そうそう何か拳で最後まで戦ったらしいし、あと、堂島系の組員やったらしいで)

その男の特長を聞いて、冷や汗が流れた
まさか、いや他にも同じ刺青やったやつが居るはずだと思ったのだか、タトゥーシールはほぼ似たようなシールばかりで虎と鬼の組み合わせは、俺しか思い付かなかった。

海老名(その男に一目会いたいって西濃会の会長さんが言ってた)
自分(探しとくわ)

その後、緊急で堂島組会議を行いOmazonでの注文履歴をみて誰が買ったのかを徹底的に調べたげた。
だが、組の注文履歴からは何一つ見つからなかった、何せ個人では買わず組でまとめて買ったためその、独特の組み合わせはならならいはずならば、個人で買ったサイトで注文履歴を見ると、なんと自分がやっぱりその組み合わせを注文していた。
冷や汗が止まらない。