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二章 相棒契約
✤ 第6話:善人の仮面
しおりを挟む私は魔法学園に入学した訳だけど、だからと言ってすぐに魔法を学ぶ……と言う訳ではないらしい。
と言うのも、そもそも小学4年生から入学というのは〝魔法使いが人間社会を学ぶ為〟だけでは無く〝この年齢からは自分が持っている魔力が増加する為、暴走を防ぐために安定させる術を学園で学ぶ〟と言うのが主な目的だ。つまり魔法使いにとって、この学園に入学する事は定められた義務なのだ。
しかし魔法を学ぶと言っても、私達はまだ義務教育を受ける年齢。魔法使いだからと言ってそれが適用されないと言う事は無く、こうして教室の横に張り出されている時間割は、ここに来る前と大差ない内容が上から下までビッシリと書きつつられている。
じゃあ、魔法使いとして入学して、ここでまず最初にするべき事は何?
その答えは、この魔法使いに囲まれ、魔力の安定しやすい環境・空間でこの集団生活に慣れる事。それが、この学園に入学して真っ先に行うべき事だ。
例えば制服に付けられたクラスカラーの宝石ブローチ。宝石は普通にみんな使うし中にはとっても高い物もある訳だけど、魔法使いにおいて宝石と言うのは〝魔力を安定させる効果〟がある代物。だから制服にもこうして着用義務がある。
こう言う些細な普段の生活との違いにも慣れながら、増えていく自分の魔力を体に安定する様に過ごす事が、私達一年生がまず行うべき事なのだ。
……なんて、私は以前自宅に来た魔法省職員や、今教卓で私達に言葉を投げかけている先生に言われた事を頭で繰り返し唱えていた。
今日は入学してから4日目。授業にはいい加減慣れてきたものだが、慣れて来たからこそこんな風に全く関係ない内容で思考を埋めつくしている訳で。
先生が何をしているかと言うと、付箋だらけの教科書を顔の前に持ってきてはつらつらと日本語を唱え続けている。時に感情豊かに、時に機械的に……そう、つまり音読をしているのだ。
私は、勉強が嫌いだし苦手……特に座学がすこぶる無理だ。
だから今も適当に、先生が喋ったであろう文書の上に段落の数字を鉛筆で書くことで「私は授業を完璧に聞いています!」というアピールをする事しか出来ない。
しかし、こうして私立小学生の様に真新しい制服に身を包んでいるというのに、授業の内容はほんの数週間前と、対して変わらないものだ。
それにしたってこれは非常に退屈だ。この教科書に並ぶ日本語やその後ろに置いてある漢字ドリルを見ると、思わず「うげぇ」と声が出てしまいそうになるし、鳥肌も立ちそうだ。それ程に嫌だ。
しかも漢字なんて、学年が上がったお陰で密度が去年よりも高いじゃないか。
こんなの、私が筆で書いたら確実に潰れる。自分の名前ですら潰してしまうのだから、冬にやるであろう書道の事を考えるだけでも憂鬱だ。
いっそ「教科書の内容を皆で劇にして、作者の感情を読み取ってみましょ~う♪」なんて言われた方がワクワクする。私は体を動かす方が、とても性に合っているんだ。
実際にそんなことをする場面なんて、文化祭以外は有り得ない状況だけど……。
「あぁ……眠い……」
くだらない事を考えながら口からポロッと出た言葉は、先生の声と鉛筆やページをめくる音に掻き消された。こんな時、私の座席が一番前ではなくて心底ほっとする。
教科書とにらめっこしていた視線をふと上に向けると、目の前にはピンクベージュの髪の毛が、窓から入るそよ風になびいている。
この色の髪の毛を見ていると、駅であの子とぶつかった時の事を思い出してしまう。しかし彼は項が見える程の髪の長さで、服の色だって私と同じ……双子であっても、彼女とは違う。
この学園においての出席番号順は、男女合同の名字順。だから、〝春風〟の前の席には〝花柳〟……更にその前には〝蓮村〟と、入学初日から結構頻繁に会話した、あの男子二人が目の前に並んでいるのだ。
同じお部屋の四葉さんは、私の席が一番後ろなお陰で中途半端に離れて居るから、授業中に会話する事はそう無いだろう。席替えがあればそれも変わってくるけれど、そんなのはまだまだ先の話だ。
私の名字は後ろの方な訳だけど、座っている席は左から2番目の列だ。でも、私の左には席がないから、左側には何も置かれていない。
さて、ところで今は音読中の国語の授業。ただ文字を追いかけて数字を書くだけの時間。こんな時、皆ならどうするだろうか。
答えは〝寝る〟だ。いや、正確には〝皆〟では無く〝一部〟の生徒だ。しかし今クラスを見渡したって、顔を俯いたりコクリコクリと頷いたり、もう腕で顔を包み込んでいる子すら居るじゃないか。あれは怒られるんじゃないだろうか?
その気持ちは非常に良く分かる。私もプール後の国語なんて、大体そんな感じだった。
私も怒られる覚悟で腕に顔を埋めたい所だが、生憎今寝るつもりが無い。
確かに欠伸は出るし今にも眠れそうだけれど、先生の読み終わる残り数ページの間だけ寝よう!なんて器用な事は出来ない。きっとその時の目覚ましは、授業終わりのチャイムになってしまうだろう。
なら、どうする?
私の席は今、実質クラスの一番左後ろだ。この状況なら答えは一つ……ズバリ〝窓の外を覗いて黄昏れる〟事!
この退屈さを凌ぐために窓の外を覗くぐらいは、一般的な学生の嗜みだろう。大抵の生徒はこれがやりたくて、窓際の席を望むのだ。だったらこの新しい学び舎で、全国各地の学生が憧れる行為をやって見せようじゃないか。
私は頭の中で窓の外を見る正当な理由を作りつつ、そのまま視線をガラスの先にある校庭に向けた。外ではどこかのクラスが体育を行っているようで、黒いTシャツに黄緑色のズボンを履いている生徒達がトラックを走っているのが目に入る。
今日の体育が長距離らしい……と言うのは聞いていたので、私は内心ワクワクしていたのだけれど、あの校庭で走っている彼等はどうもそうでは無いらしい。
外からは「もういやだー!」だの「疲れたー!」と言う、先生に向かって飛んでいく抗議の声で溢れ返っている。
相当大きな声なので、私が居るのは校舎の2階だと言うのに、それが私の耳まで入って来るのだ。
先生に抗議する生徒を呑気に眺めていると、その走る生徒の中でピンクベージュの髪の毛を見つけてしまった。それは紛れもなく、私が話したくて堪らない、あの花柳咲来さんだ。
他の女子が殆ど走り終えてる様子を見るに、彼女はだいぶ最後の方なのだろう。走るのは苦手なんだろうか?
成績優秀者として新入生代表挨拶をしていたものの、彼女にも苦手分野がある事を考えると、やはり彼女も私と同じで完璧超人的存在では無いんだな……。なんて考えてしまう。
同級生である彼女に対してこんな考え方をしているのは、彼女からすると逆に失礼なのだろうか。しかし、そう思うことも仕方ない。
駅で話をした時なんて、まるで10歳年上の人の様な口調で私に話しかけてきたのだから、未だに「本当に同い年なのか?」と、疑ってしまう気持ちの方が強い。
そしてこれは私だけが思う事では無い。恐らく他の同級生も、彼女と話せば首を縦に振らざるを得ないだろう。
そんな彼女は今、暖かい陽の光に照らされながら、肩を揺らして走っている。それでもフォームはそこまで崩れていなくて、何ならむしろ綺麗な方だ。それなのに走る速度は遅い。
それはまるで、なんて言うか……そう、例えばパッチワークの様に、とてもチグハグして見えるのだ。
ちょまちょまと動く彼女を見ていると、段々と自分の口元が緩んでいくのが分かる。
先程までは退屈で冷えきった空間が、何だかポカポカと暖かくなった様な気がする。
だからだろうか。
「春風さん?」
「はひぃっ!!!?」
これは、こたつの中でぬくぬくしていた時、突然窓から庭に放り投げられて雪に体が包まれた様な……そんな感覚だった。
どうやら私は窓の外に夢中になり過ぎていたみたいだ。目の前に先生が現れるまで、自分が呼ばれていることには、一切気付かなかったのだから。
*
「アハハ……フフッ……」
「ちょ、そんなに笑わないでよ~!」
「だって、春風さん先生に呼ばれても上の空で全然気付いてないし、気付いた時の驚き方も……面白く、て……フ、」
「あぁ!まだ笑われている!!」
眠い授業を乗り越えて、次は待ちに待った体育。今は校庭で、授業が始まるのを待ちながら座っている。
そして私は、先程の出来事について四葉さんにしこたま笑われている。彼女はネイビーカラーの髪の毛を小刻みに震わせ、その青緑の瞳を笑いからうるうると歪ませている。
あの出来事が、余程お気に召したのだろう。私からするとただ恥ずかしだけなので、なるべくさっさと忘れて欲しいとしか思えない。
そんな会話をしているうちに時間が経っていたようで、始業のチャイムが鳴るのと同時に体育の授業が始まった。
授業が始まった瞬間から、私はワクワクが止まらなかった。理由は単純で、体を動かすのが大好きだから。
なんで好きなのかと言われると、なかなか答えるのは難しいものがある。これは本能的なもので「何で?」とか理由を付けて好き好んでいる訳では無いのだ。
強いて言うなら……筋トレをしたり走ったりした後の「やり遂げた!」と言う達成感は好きだ。それから、その疲労に体が対価をくれるのも好きかもしれない。動いた分筋肉になったり、体力が増えたりするのが、私は好きだ。
それに、運動している時は頭が空っぽになれる。無心になれる。無駄な事を何も考えなくて良い。
何だかんだ、それが一番好きな所なのかもしれない。
「じゃあ、これから長距離走を始めます。ペアは好きな人と組んでいいから、先に走る人と後に走る人を決めたら、先の人は前に出てきて。後の人は、ペアのタイムをちゃんと見ておいてくださいね!」
先生がそう言うと、四葉さんはすぐ私のところに飛んできた。なので他の人が来る術も無く、私は四葉さんと組むことになった。
「春風さんはどっちがいい?」
「うーん……じゃあ、良ければ先に走りたいな!」
「おぉ、やる気満々だね!おっけー!」
ぐっとポーズに目をキラッと輝かせて、彼女はそう答えた。
トラックに並ぶと、周囲は「いやだ~……」「よーいどん!をした瞬間にゴールしてないかな?」「現実逃避はやめておけ!後悔するぞ!」と、様々な……いや、主に負の感情が渦巻いた空気で一杯だ。
恐らく、今ここで目を輝かせて「早く走りたいです!」と先生に目で訴えかけているのは私だけだろう。
先生は私と目が合うとクスッと笑いながら、スタートの合図を切った。
あぁ、そうそう、この感覚だ。
春だと言うのに体をジリジリと熱してくるこの太陽の光と、その暑さを中和するかのように吹く春の風、割くように動く脚……。なんて心地いいのだろう。
そう、実はこの5日間程はバタバタしていたから、ろくに運動出来ていなかったのだ。私にとってそれは何気にストレスだったのかもしれない。
そもそもよく考えたら、この場所に来てから頭を空っぽに出来たのなんか、今くらいしかないかもしれない。それも〝聖女様〟だから仕方ないのかもしれないけれど……。
四葉さんと居ようが一人で居ようが、色んな人に話しかけられて仕方ないのだ。皆私を名前ではなく「聖女様」と呼びながら。
純粋な魔法使いであれば、これは光栄な事なのだろうか。
しかし私は、そのような立場に値する者では無いだろう。だって皆はその存在を〝善人〟だと思っているのだ。
申し訳ないけれど、私は全く〝善人〟と言える人物では無い。寧ろ〝悪人〟と言われる方がしっくり来る。
だって、私を〝聖女様〟と言うだけで、私を見ていない……理想を押し付けてくる彼らに対して、私は無関心であり、仮にこの人達がどうなろうと私の知った事では無い……と思ってしまうのだから。
こんな冷酷無慈悲な者が、善人な〝聖女様〟である訳が無いだろう。
私は何もしてないのに、過去の知らない誰かの功績を称え、崇め奉り、そしてそんな過去に生きた善人達の行いや理想を、私に押し付けてくる。
まるで「お前はそういう生き物なんだ」と、勝手に決められているみたいだ。
でも、もしその理想が崩れた時……彼らはどうするのだろうか。きっと、私が理想では無いことに落胆し、失望し、関わる気も無くなるだろうか。
彼らは私に興味があるんじゃなくて、ただ理想の……いや、憧れと言った方がただしいのだろうか。そんな〝聖女様〟という存在に興味があるのだ。
だから私は、当たり障りのない、万人に平等で人当たりの良い〝聖女様〟を演じていた。
善い人を演じていた。
私の本質は、全く善では無いと言うのに。
それからは何も考えなかった。
考えることが煩わしがったのだ。
だって走る事は、私の中では=無心になれる、と言う意味なのだから。何かを考えている必要は無い。
いつの間にか、私は走り終えていて、順位は女子で一位だった。
周りに人が集まって来て「すごいね聖女様!」「カッコイイです!」なんて話しかけられた。
私は「ありがとう!嬉しいな~」なんて、まるで心底喜んでいるように満面の笑みを浮かべる。貴方達の理想の〝聖女様〟なら、そう言うのだろうと。
だから、私はまた仮面を着けた。〝聖女様〟と言う、善人の仮面を。
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