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32話 2匹の特訓
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童貞を卒業したことで、旦那様は少し変わった。
なんというか、照れがなくなった。
女性になれたのかもしれない。
まあ、私とカップお姉様は魔物だけど。
それにカップお姉様も積極的に尽くしている。
まるで夫を支える妻のように。
旦那様が童貞を卒業した相手が、カップお姉様と言っても過言ではないだろう。
あの浮かれた姿を見ればわかる。
完全に勝ち誇っている。
なんか、都合よく体を使われた尻デカ女が可哀そうになってきた。
次会ったら慰めてあげよう。
「けど考えようによってはチャンスなのかも。カップお姉様を装備すれば、抱いてもらえる!?」
「わふっ!」
「弱すぎるわ。ちゃんと魔力を集中させなさい」
シロが放った風魔法を背中の翼で払いのける。
「バウッ!」
今回の魔法は威力が強いので翼で受けずに避ける。
「その調子よ。次は私に当てられるようにしなさい」
「バウゥゥウウ!!」
どうすれば私に魔法が当てられるか本能で理解したのか、放った魔法に集中することで操るという選択を取った。
私が魔法を避けても魔法は追いかけてきた。
「いいわね。でも、それだと自分を守れないわよ?」
放った魔法を操ることに集中しているシロにダメージの少ない水魔法を放つ。
「ばふっ」
当然のように水を浴びたシロは集中力が切れてしまい、操っていた魔法は消える。
「これも一つの弱点よね。共倒れも出来ない。無駄時にね」
「わふぅ」
「魔法を操るのはいいけど、そればかり集中してはダメ。動きなさい。それが出来ないなら、違う方法を考えて」
「わ、わふ~」
「そんな甘えた声を出してもダメ。自分で考えるの。あなたの力はあなたにしかわからない。自分の力の底を知りなさい。底から上げるのよ」
「わ、わふ!」
「やる気がある子は、嫌いじゃないわよ。ほら、次はどうするの? それと、当てることに気を取られて威力がお粗末だったら、わかるわね?」
「…バウ!」
「あら、さっきより弱くないかしら?」
「バウゥッ!!」
「その調子よ。さ、当ててみなさい」
魔力が無くなっても、回復してあげるからね。
ダメもとでカップお姉様に頼んでみようかしら。
シロの訓練はホックに任せた。
魔法を操るのも教えるのもホックの方が適任である。
そしてクロの訓練は俺が行なう。
ホックが一晩で作ってくれた石の剣を互いに構える。
「好きに攻撃してこい。身体強化してない俺を倒せないと、ゴブリン以下だぞ」
「うにゃー!」
脚力があるので速いことは知っていた。
後は、どの程度の戦闘経験があるのか。
「一直線、か」
目の前で振り下ろされる石の剣をこちらの剣で受ける。
「うにゃー」
「やるなーみたいに鳴いてないで、攻撃を続けなさい」
受け止めた剣を弾くと、クロを後方に飛んでいく。
空中でくるくると回って見事に着地した。
力が弱くて、体も軽い。
一撃を狙うよりもレイピアみたいな武器の方が合っていそうだ。
「にゃにゃ!」
また一直線に斬り込んでくるので今度は避ける。
クロが振り下ろした剣が空振りになると、攻撃を受け止めると思っていた様子のクロは
「ににゃ!?」と驚いている。
「もしかして速すぎて受け止めるしかないと思った? これでもソロで冒険者の活動してきたから、それなりに接近戦は出来るんだ。得意ってわけじゃないけど」
こつんと軽くクロの頭に剣を当てる。
「うぅ」
クロは剣を落として両手で頭を押さえる。
「痛みにも慣れてないっと。どうやって生きてたんだ? あの汚れ具合なら、3ヵ月は2匹で狩りをしていたんだろ?」
「にゃ、にゃー」
「はぁ、どうせ横取りとか盗みだろ。あぁ、別に怒ってるわけじゃないぞ。それをしないと生きてこれなかったんだ。仕方ないだろ。それに、このままじゃダメだと思って狩りもしていたんだろ? 立派だと思うぞ。まあ、横取りや盗みは褒められたことじゃないってだけだ。今後はするなよ? あ、俺の命令でする盗みはいいぞ。責任は俺が取るからな」
「にゃ!」
「よしよし。俺の言うことを聞く子は、いい子だぞ。報酬にうまい肉を食わしてやるからな」
「にゃにゃ!!」
「よだれは引っ込めとけー。さっきの続きだ。絶対に剣は落とすな。落としていいのは、他に手がある時だけだ。例えば、油断を誘う時とかな」
たがいに剣を構えたのを見計らって構えていた剣を手放すと、クロの視線は手から離れた地面に落ちていく剣に向いていた。
「てい」
クロに素早く近づいて額にチョップする。
「みにゃ!?」
「剣だけじゃなくて、全部に集中しろ。敵は俺だけか? もしかしたらカップから攻撃されるかもしれないぞ?」
「にゃ?」
「ま、いきなりは難しいか。今は、俺の動き全てに集中してみろ。クロの攻撃を受けるのか、避けるのか、弾き飛ばすのか。どうすれば俺に攻撃が当てられるのか、考えて行動するんだ。天才は感覚で戦うらしいけど、凡人は考えて戦うんだ。まあ、勘は大切だけどな。いろんな戦いを経験すると感覚でわかるようになるらしいぞ」
「うにゃ!」
「残念。俺に不意打ちを当てようなんて、5年早い」
「うぎゃー!」
お返しに強めのデコピンは、痛かったらしい。
なんというか、照れがなくなった。
女性になれたのかもしれない。
まあ、私とカップお姉様は魔物だけど。
それにカップお姉様も積極的に尽くしている。
まるで夫を支える妻のように。
旦那様が童貞を卒業した相手が、カップお姉様と言っても過言ではないだろう。
あの浮かれた姿を見ればわかる。
完全に勝ち誇っている。
なんか、都合よく体を使われた尻デカ女が可哀そうになってきた。
次会ったら慰めてあげよう。
「けど考えようによってはチャンスなのかも。カップお姉様を装備すれば、抱いてもらえる!?」
「わふっ!」
「弱すぎるわ。ちゃんと魔力を集中させなさい」
シロが放った風魔法を背中の翼で払いのける。
「バウッ!」
今回の魔法は威力が強いので翼で受けずに避ける。
「その調子よ。次は私に当てられるようにしなさい」
「バウゥゥウウ!!」
どうすれば私に魔法が当てられるか本能で理解したのか、放った魔法に集中することで操るという選択を取った。
私が魔法を避けても魔法は追いかけてきた。
「いいわね。でも、それだと自分を守れないわよ?」
放った魔法を操ることに集中しているシロにダメージの少ない水魔法を放つ。
「ばふっ」
当然のように水を浴びたシロは集中力が切れてしまい、操っていた魔法は消える。
「これも一つの弱点よね。共倒れも出来ない。無駄時にね」
「わふぅ」
「魔法を操るのはいいけど、そればかり集中してはダメ。動きなさい。それが出来ないなら、違う方法を考えて」
「わ、わふ~」
「そんな甘えた声を出してもダメ。自分で考えるの。あなたの力はあなたにしかわからない。自分の力の底を知りなさい。底から上げるのよ」
「わ、わふ!」
「やる気がある子は、嫌いじゃないわよ。ほら、次はどうするの? それと、当てることに気を取られて威力がお粗末だったら、わかるわね?」
「…バウ!」
「あら、さっきより弱くないかしら?」
「バウゥッ!!」
「その調子よ。さ、当ててみなさい」
魔力が無くなっても、回復してあげるからね。
ダメもとでカップお姉様に頼んでみようかしら。
シロの訓練はホックに任せた。
魔法を操るのも教えるのもホックの方が適任である。
そしてクロの訓練は俺が行なう。
ホックが一晩で作ってくれた石の剣を互いに構える。
「好きに攻撃してこい。身体強化してない俺を倒せないと、ゴブリン以下だぞ」
「うにゃー!」
脚力があるので速いことは知っていた。
後は、どの程度の戦闘経験があるのか。
「一直線、か」
目の前で振り下ろされる石の剣をこちらの剣で受ける。
「うにゃー」
「やるなーみたいに鳴いてないで、攻撃を続けなさい」
受け止めた剣を弾くと、クロを後方に飛んでいく。
空中でくるくると回って見事に着地した。
力が弱くて、体も軽い。
一撃を狙うよりもレイピアみたいな武器の方が合っていそうだ。
「にゃにゃ!」
また一直線に斬り込んでくるので今度は避ける。
クロが振り下ろした剣が空振りになると、攻撃を受け止めると思っていた様子のクロは
「ににゃ!?」と驚いている。
「もしかして速すぎて受け止めるしかないと思った? これでもソロで冒険者の活動してきたから、それなりに接近戦は出来るんだ。得意ってわけじゃないけど」
こつんと軽くクロの頭に剣を当てる。
「うぅ」
クロは剣を落として両手で頭を押さえる。
「痛みにも慣れてないっと。どうやって生きてたんだ? あの汚れ具合なら、3ヵ月は2匹で狩りをしていたんだろ?」
「にゃ、にゃー」
「はぁ、どうせ横取りとか盗みだろ。あぁ、別に怒ってるわけじゃないぞ。それをしないと生きてこれなかったんだ。仕方ないだろ。それに、このままじゃダメだと思って狩りもしていたんだろ? 立派だと思うぞ。まあ、横取りや盗みは褒められたことじゃないってだけだ。今後はするなよ? あ、俺の命令でする盗みはいいぞ。責任は俺が取るからな」
「にゃ!」
「よしよし。俺の言うことを聞く子は、いい子だぞ。報酬にうまい肉を食わしてやるからな」
「にゃにゃ!!」
「よだれは引っ込めとけー。さっきの続きだ。絶対に剣は落とすな。落としていいのは、他に手がある時だけだ。例えば、油断を誘う時とかな」
たがいに剣を構えたのを見計らって構えていた剣を手放すと、クロの視線は手から離れた地面に落ちていく剣に向いていた。
「てい」
クロに素早く近づいて額にチョップする。
「みにゃ!?」
「剣だけじゃなくて、全部に集中しろ。敵は俺だけか? もしかしたらカップから攻撃されるかもしれないぞ?」
「にゃ?」
「ま、いきなりは難しいか。今は、俺の動き全てに集中してみろ。クロの攻撃を受けるのか、避けるのか、弾き飛ばすのか。どうすれば俺に攻撃が当てられるのか、考えて行動するんだ。天才は感覚で戦うらしいけど、凡人は考えて戦うんだ。まあ、勘は大切だけどな。いろんな戦いを経験すると感覚でわかるようになるらしいぞ」
「うにゃ!」
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