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後日譚
1.あと少しで
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デートの後。
ラグランとミルは休憩室のベンチに座っていた。
「あの、今日はありがとうございました。色んなところに連れて行ってもらって楽しかったです!」
ミルはラグランに感謝の言葉を紡ぐ。
今日は本当に楽しかった。モイとルーンが気を利かせてくれてデートにこぎつけたのだ。実は初である。
ラグランはぶっきらぼうながらもミルをテーマパークやカフェに連れて行ってくれた。
観覧車でキスをしたときはびっくりして、とてもドキドキした。深い深いキスだった。
そんな余韻に浸っていると、次はラグランが言葉を紡ぐ。
「気にするな。俺も・・・その・・・なんだ・・・楽しかった。」
髪をぐしゃぐしゃとかきむしりながら言うその姿を見たミルは思わず、くすっと笑ってしまう。
「なんだ。もっとこっちに来い。」
ラグランはムリヤリ、ミルの肩を自分の方へ抱き寄せる。
これはまたキスするのかな?なんてドキドキしながら、ミルは目を閉じると・・・。
ウイイイイイン。
なにか音がする。
「え!?」
驚いて音の方をミルが見る。
それは自動灰皿機だった。
ラグランがよくこの場所でタバコを吸うらしい。それに機械が気を利かせたのか、ラグランの背中を小突く。
「おい、今は吸わないぞ。」
そこでミルはラグランがタバコを本当は吸いたいと勘違いしたのか、ベンチから急いで立ち上がる。
「あの!ラグランは気にせずタバコ吸ってください!今日は本当にありがとうございました!おやすみなさい!」
たたたっとミルは休憩室から立ち去ってしまう。
ラグランはミルを抱いていた肩の方の腕をワキワキとさせてしまう。
「おい!お前のせいだからな!」
機械に怒りをぶつける。
しかし、この憤りを晴らすにはタバコを吸うしかないラグランだった・・・。
(もう少しで、ミルを抱けたのに・・・・。)
などと下心満載のラグランだった。
ラグランとミルは休憩室のベンチに座っていた。
「あの、今日はありがとうございました。色んなところに連れて行ってもらって楽しかったです!」
ミルはラグランに感謝の言葉を紡ぐ。
今日は本当に楽しかった。モイとルーンが気を利かせてくれてデートにこぎつけたのだ。実は初である。
ラグランはぶっきらぼうながらもミルをテーマパークやカフェに連れて行ってくれた。
観覧車でキスをしたときはびっくりして、とてもドキドキした。深い深いキスだった。
そんな余韻に浸っていると、次はラグランが言葉を紡ぐ。
「気にするな。俺も・・・その・・・なんだ・・・楽しかった。」
髪をぐしゃぐしゃとかきむしりながら言うその姿を見たミルは思わず、くすっと笑ってしまう。
「なんだ。もっとこっちに来い。」
ラグランはムリヤリ、ミルの肩を自分の方へ抱き寄せる。
これはまたキスするのかな?なんてドキドキしながら、ミルは目を閉じると・・・。
ウイイイイイン。
なにか音がする。
「え!?」
驚いて音の方をミルが見る。
それは自動灰皿機だった。
ラグランがよくこの場所でタバコを吸うらしい。それに機械が気を利かせたのか、ラグランの背中を小突く。
「おい、今は吸わないぞ。」
そこでミルはラグランがタバコを本当は吸いたいと勘違いしたのか、ベンチから急いで立ち上がる。
「あの!ラグランは気にせずタバコ吸ってください!今日は本当にありがとうございました!おやすみなさい!」
たたたっとミルは休憩室から立ち去ってしまう。
ラグランはミルを抱いていた肩の方の腕をワキワキとさせてしまう。
「おい!お前のせいだからな!」
機械に怒りをぶつける。
しかし、この憤りを晴らすにはタバコを吸うしかないラグランだった・・・。
(もう少しで、ミルを抱けたのに・・・・。)
などと下心満載のラグランだった。
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