27 / 30
最初のお客さま
5-1 ドラカの仕事
しおりを挟む
その後、仮眠から起きた俺は昼より少し客が減った店を何とか回し、無事に1日を乗り切った。
次の日からは多少客足は落ち着き、問題なく1人でオーダー取りから提供までできるようになった。
後で客として店に来たジョニトから聞いた話だが、広場にある掲示板に俺の店が噂の料理店として載っていたらしい。
取材が来た時のために質問の答えをいくつか用意しておこう。
なんて考えたりもして、王都の新しい料理店『アルバス』の名はそこそこ浸透していった。
そうしてオープンから2週間が過ぎた頃――
俺はいつも通りちらほら来るお客さんのご飯を作りながら慌ただしく過ごしていた。
先程昼のピークを迎え、ようやく一息つく時間だ。
表にある看板をclosedに変え、ドカリと席に座る。
するとタイミングを見計らったように入口のドアが勢いよく開く。
誰かは見なくても分かる。ドラカだ。
「よぉ、調子はどうだい!」
「……今最悪になった」
「けけ、なんだい休憩中かい?」
「表の看板が見えないのかあんたは。何しに来た」
「特になぁんにもないけどねぇ。順調にアルバスが育ってるみたいだからちょっと寄ってみただけさぁ」
「植物みたいに言うな」
「新規の客も増えて売上も好調みたいだし、感心感心」
全然顔を出さないのにどこで情報を手に入れているんだ。
どこかで見てるとか?
情報と言えば、ジョニトが気になることを言っていた。
「そういえば、ふと思ったんだけどドラカの仕事ってもしかして情報屋か何かか?」
ドラカの動きがピタリと止まる。
あ、まずいか?
「……どうしてそう思うんだい?」
「いや……ちょっと前に小耳に挟んで……」
「誰からだい?」
少し怒っているような圧を感じる。
どうやら俺は口を滑らせてしまったみたいだ。
「誰っていうより……本当に噂程度だよ。その、欲しい情報を頼めば何でも教えてくれる独特な話し方をする奴がいて、そいつがSランク冒険者だとか……そ、そんなのドラカしかいないだろ?」
「………」
慌てて誤魔化すが、多分信用されていない。
ジョニトに1度他国の食材の入手について雑談ついでに愚痴ったことがある。
その際、ドラカなら仕事の関係でそういう情報も持っていると言われたのだ。
もちろん内緒にしてくれと言われたので、俺は必死で隠す。
「だから、その、深い意味はなくてだな。もしドラカがそうなら他国の食材についていい入手経路が知りたいなぁって……」
「………はぁ」
とても大きな溜息をつきながら、ドラカは頭を抱える。
この反応を見るにきっと正解なのだろう。
そんなに秘密にしておきたい理由はなんなんだ?
俺はそう問いかける。
するとドラカは珍しく真面目な顔つきになり、ゆっくりと話し始める。
「……あたしの仕事はさぁ、かなり危険なんだ。それこそ常に命の危険があるくらいにはねぇ。だからこそ、必要な人間以外にはあんまり教えたくはないんだよぉ。もし巻き込んじまって、万が一そいつが命を落としたら、あたしはきっと平気じゃぁいられない。だから他人と極力深く関わらない、関わらせないがあたしのモットーなのさ」
聞き終わって、俺はなんとも言えない気持ちになる。
そして同時に申し訳なくなった。
軽率に聞いていい話でもなかったし、ドラカという人間の1部に触れてしまったこと、そして弱さが少しだけ垣間見えたことに対してだ。
俺が知っているドラカは、最大限周りを守ろうとしている表面上のドラカだっただけなのだ。
「………すまない」
俺が俯き謝ると、ドラカはけけ、と笑って軽く鼻を指で弾いてきた。
「なぁんてなぁ。冗談さ。あたしは至って真面目でまともな仕事をしているよぉ。その噂、誰か別の人間じゃあないのかい?」
「な……」
あっけらかんと笑うドラカに、先程までの申し訳なさが消える。
このふざけた女は本当に……。
と一瞬怒りが湧いたが、ドラカのどこか切なそうな瞳を見て、それが強がりであることが分かる。
俺に余計な心配をかけないよう、きっと冗談で済ませたんだ。
その意図を察して、俺は敢えて騙された振りをする。
「……はいはい、別で探してみるよ」
「残念だったねぇ、けけ」
話題を変え、ドラカに飯を食っていくか聞くと、ドラカは少し悩む素振りを見せていたが、ふと窓の外を見て顔色を変えた。
「……あたし、用事を思い出したから今日は帰る」
「え?」
「じゃあねぇ」
「お、おい!」
そう言うなりフードを深く被り、表ではなく裏口から走って出て行った。
なんだんだ急に。
ドラカが見た窓の外を俺も見てみる。
すると店の前に王族の馬車が止まっているのが見えた。
ああ、あれを見たのか。
俺はドラカの王族嫌いを思い出した。
流石に避けすぎじゃあないか?
兵士が数人と、顔は見えないがドレスの女性が降りてくる。
きっと女性はヒストリアだろう。
closedの看板を無視してドアが開く。
数人が店の中に入ってくる。
「ごきげんよう、ロイズ料理人」
「……いらっしゃいませ。セレ……じゃなくてヒストリア王女」
「表に看板が見えました。急に上がり込む御無礼をお許しくださいませ」
そう言いながら、セレス…ヒストリア王女は優雅に頭を下げる。
「そ、そんな滅相もない!……ところで本日は何を召し上がられますか?」
「いえ、本日はここではなく持ち帰り、という形式でこの日替わりメニューというものをお願いいたしますわ」
「持ち帰り?」
「えぇ、実は私の父、国王が1度ロイズ料理人の料理を食べてみたいと仰っていますの」
「国王が!?」
俺が思わず大声を出すと、すかさず兵士に睨まれる。
「も、申し訳ありません……」
ヒストリア王女が兵士を止める。
「おやめなさい。……失礼いたしましたわ、ロイズ料理人。いかがでしょう? お作りはいただけますか?」
「それはもちろん、だ、大丈夫です」
かなり緊張しながら俺はキッチンに入る。
ふとヒストリア王女がテーブルを見て俺に質問をしてくる。
「もしかして他のお客さまがいらっしゃいましたの?」
「え? あぁ、大丈夫ですよ。オー……仕事の関係者がいたんですが用ができたみたいで、つい先程帰りました」
「まぁ、そうだったのですね……」
そういえばまだドラカの事をちゃんと紹介できていないな。
もし店を大きくするのなら遅かれ早かれオーナーの存在を言わなければならない。
とはいえまだドラカ自身の許可が取れていないし、また今度聞いてみよう。
俺は作り終えた料理を持って王女のもとへ戻る。
「ヒストリア王女、こちらが本日の日替わりメニュー、持ち帰り用です」
「迅速なご協力、ありがとうございますわ」
周りの兵士に品物を渡すと、すぐさま入口のドアから退散していく。
「急な注文でしたが快くご対応いただきありがとうございましたわ。それではごきげんよう、ロイズ料理人」
優雅に、そして堂々と帰るヒストリア王女としてのセレスは、顔は同じなのに別人のようだった。
俺は馬車が離れていくのを確認して店に戻る。
ドラカや日替わりメニューを作っていたらあっという間に夜のオープン時間だ。
やれやれ、休む暇もなかったな。
そろそろ従業員を雇うことも本格的に考えないと。
俺は夜の仕込みを軽く済ませ、表の看板をOPENに変えた。
次の日からは多少客足は落ち着き、問題なく1人でオーダー取りから提供までできるようになった。
後で客として店に来たジョニトから聞いた話だが、広場にある掲示板に俺の店が噂の料理店として載っていたらしい。
取材が来た時のために質問の答えをいくつか用意しておこう。
なんて考えたりもして、王都の新しい料理店『アルバス』の名はそこそこ浸透していった。
そうしてオープンから2週間が過ぎた頃――
俺はいつも通りちらほら来るお客さんのご飯を作りながら慌ただしく過ごしていた。
先程昼のピークを迎え、ようやく一息つく時間だ。
表にある看板をclosedに変え、ドカリと席に座る。
するとタイミングを見計らったように入口のドアが勢いよく開く。
誰かは見なくても分かる。ドラカだ。
「よぉ、調子はどうだい!」
「……今最悪になった」
「けけ、なんだい休憩中かい?」
「表の看板が見えないのかあんたは。何しに来た」
「特になぁんにもないけどねぇ。順調にアルバスが育ってるみたいだからちょっと寄ってみただけさぁ」
「植物みたいに言うな」
「新規の客も増えて売上も好調みたいだし、感心感心」
全然顔を出さないのにどこで情報を手に入れているんだ。
どこかで見てるとか?
情報と言えば、ジョニトが気になることを言っていた。
「そういえば、ふと思ったんだけどドラカの仕事ってもしかして情報屋か何かか?」
ドラカの動きがピタリと止まる。
あ、まずいか?
「……どうしてそう思うんだい?」
「いや……ちょっと前に小耳に挟んで……」
「誰からだい?」
少し怒っているような圧を感じる。
どうやら俺は口を滑らせてしまったみたいだ。
「誰っていうより……本当に噂程度だよ。その、欲しい情報を頼めば何でも教えてくれる独特な話し方をする奴がいて、そいつがSランク冒険者だとか……そ、そんなのドラカしかいないだろ?」
「………」
慌てて誤魔化すが、多分信用されていない。
ジョニトに1度他国の食材の入手について雑談ついでに愚痴ったことがある。
その際、ドラカなら仕事の関係でそういう情報も持っていると言われたのだ。
もちろん内緒にしてくれと言われたので、俺は必死で隠す。
「だから、その、深い意味はなくてだな。もしドラカがそうなら他国の食材についていい入手経路が知りたいなぁって……」
「………はぁ」
とても大きな溜息をつきながら、ドラカは頭を抱える。
この反応を見るにきっと正解なのだろう。
そんなに秘密にしておきたい理由はなんなんだ?
俺はそう問いかける。
するとドラカは珍しく真面目な顔つきになり、ゆっくりと話し始める。
「……あたしの仕事はさぁ、かなり危険なんだ。それこそ常に命の危険があるくらいにはねぇ。だからこそ、必要な人間以外にはあんまり教えたくはないんだよぉ。もし巻き込んじまって、万が一そいつが命を落としたら、あたしはきっと平気じゃぁいられない。だから他人と極力深く関わらない、関わらせないがあたしのモットーなのさ」
聞き終わって、俺はなんとも言えない気持ちになる。
そして同時に申し訳なくなった。
軽率に聞いていい話でもなかったし、ドラカという人間の1部に触れてしまったこと、そして弱さが少しだけ垣間見えたことに対してだ。
俺が知っているドラカは、最大限周りを守ろうとしている表面上のドラカだっただけなのだ。
「………すまない」
俺が俯き謝ると、ドラカはけけ、と笑って軽く鼻を指で弾いてきた。
「なぁんてなぁ。冗談さ。あたしは至って真面目でまともな仕事をしているよぉ。その噂、誰か別の人間じゃあないのかい?」
「な……」
あっけらかんと笑うドラカに、先程までの申し訳なさが消える。
このふざけた女は本当に……。
と一瞬怒りが湧いたが、ドラカのどこか切なそうな瞳を見て、それが強がりであることが分かる。
俺に余計な心配をかけないよう、きっと冗談で済ませたんだ。
その意図を察して、俺は敢えて騙された振りをする。
「……はいはい、別で探してみるよ」
「残念だったねぇ、けけ」
話題を変え、ドラカに飯を食っていくか聞くと、ドラカは少し悩む素振りを見せていたが、ふと窓の外を見て顔色を変えた。
「……あたし、用事を思い出したから今日は帰る」
「え?」
「じゃあねぇ」
「お、おい!」
そう言うなりフードを深く被り、表ではなく裏口から走って出て行った。
なんだんだ急に。
ドラカが見た窓の外を俺も見てみる。
すると店の前に王族の馬車が止まっているのが見えた。
ああ、あれを見たのか。
俺はドラカの王族嫌いを思い出した。
流石に避けすぎじゃあないか?
兵士が数人と、顔は見えないがドレスの女性が降りてくる。
きっと女性はヒストリアだろう。
closedの看板を無視してドアが開く。
数人が店の中に入ってくる。
「ごきげんよう、ロイズ料理人」
「……いらっしゃいませ。セレ……じゃなくてヒストリア王女」
「表に看板が見えました。急に上がり込む御無礼をお許しくださいませ」
そう言いながら、セレス…ヒストリア王女は優雅に頭を下げる。
「そ、そんな滅相もない!……ところで本日は何を召し上がられますか?」
「いえ、本日はここではなく持ち帰り、という形式でこの日替わりメニューというものをお願いいたしますわ」
「持ち帰り?」
「えぇ、実は私の父、国王が1度ロイズ料理人の料理を食べてみたいと仰っていますの」
「国王が!?」
俺が思わず大声を出すと、すかさず兵士に睨まれる。
「も、申し訳ありません……」
ヒストリア王女が兵士を止める。
「おやめなさい。……失礼いたしましたわ、ロイズ料理人。いかがでしょう? お作りはいただけますか?」
「それはもちろん、だ、大丈夫です」
かなり緊張しながら俺はキッチンに入る。
ふとヒストリア王女がテーブルを見て俺に質問をしてくる。
「もしかして他のお客さまがいらっしゃいましたの?」
「え? あぁ、大丈夫ですよ。オー……仕事の関係者がいたんですが用ができたみたいで、つい先程帰りました」
「まぁ、そうだったのですね……」
そういえばまだドラカの事をちゃんと紹介できていないな。
もし店を大きくするのなら遅かれ早かれオーナーの存在を言わなければならない。
とはいえまだドラカ自身の許可が取れていないし、また今度聞いてみよう。
俺は作り終えた料理を持って王女のもとへ戻る。
「ヒストリア王女、こちらが本日の日替わりメニュー、持ち帰り用です」
「迅速なご協力、ありがとうございますわ」
周りの兵士に品物を渡すと、すぐさま入口のドアから退散していく。
「急な注文でしたが快くご対応いただきありがとうございましたわ。それではごきげんよう、ロイズ料理人」
優雅に、そして堂々と帰るヒストリア王女としてのセレスは、顔は同じなのに別人のようだった。
俺は馬車が離れていくのを確認して店に戻る。
ドラカや日替わりメニューを作っていたらあっという間に夜のオープン時間だ。
やれやれ、休む暇もなかったな。
そろそろ従業員を雇うことも本格的に考えないと。
俺は夜の仕込みを軽く済ませ、表の看板をOPENに変えた。
0
お気に入りに追加
704
あなたにおすすめの小説
俺だけ異世界行ける件〜会社をクビになった俺は異世界で最強となり、現実世界で気ままにスローライフを送る〜
平山和人
ファンタジー
平凡なサラリーマンである新城直人は不況の煽りで会社をクビになってしまう。
都会での暮らしに疲れた直人は、田舎の実家へと戻ることにした。
ある日、祖父の物置を掃除したら変わった鏡を見つける。その鏡は異世界へと繋がっていた。
さらに祖父が異世界を救った勇者であることが判明し、物置にあった武器やアイテムで直人はドラゴンをも一撃で倒す力を手に入れる。
こうして直人は異世界で魔物を倒して金を稼ぎ、現実では働かずにのんびり生きるスローライフ生活を始めるのであった。
何者でもない僕は異世界で冒険者をはじめる
月風レイ
ファンタジー
あらゆることを人より器用にこなす事ができても、何の長所にもなくただ日々を過ごす自分。
周りの友人は世界を羽ばたくスターになるのにも関わらず、自分はただのサラリーマン。
そんな平凡で退屈な日々に、革命が起こる。
それは突如現れた一枚の手紙だった。
その手紙の内容には、『異世界に行きますか?』と書かれていた。
どうせ、誰かの悪ふざけだろうと思い、適当に異世界にでもいけたら良いもんだよと、考えたところ。
突如、異世界の大草原に召喚される。
元の世界にも戻れ、無限の魔力と絶対不死身な体を手に入れた冒険が今始まる。
世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。
神様との賭けに勝ったので異世界で無双したいと思います。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。
突然足元に魔法陣が現れる。
そして、気付けば神様が異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
もっとスキルが欲しいと欲をかいた悠斗は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果―――
※チートな主人公が異世界無双する話です。小説家になろう、ノベルバの方にも投稿しています。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
異世界ハーレム漫遊記
けんもも
ファンタジー
ある日、突然異世界に紛れ込んだ主人公。
異世界の知識が何もないまま、最初に出会った、兎族の美少女と旅をし、成長しながら、異世界転移物のお約束、主人公のチート能力によって、これまたお約束の、ハーレム状態になりながら、転生した異世界の謎を解明していきます。
~僕の異世界冒険記~異世界冒険始めました。
破滅の女神
ファンタジー
18歳の誕生日…先月死んだ、おじぃちゃんから1冊の本が届いた。
小さい頃の思い出で1ページ目に『この本は異世界冒険記、あなたの物語です。』と書かれてるだけで後は真っ白だった本だと思い出す。
本の表紙にはドラゴンが描かれており、指輪が付属されていた。
お遊び気分で指輪をはめて本を開くと、そこには2ページ目に短い文章が書き加えられていた。
その文章とは『さぁ、あなたの物語の始まりです。』と…。
次の瞬間、僕は気を失い、異世界冒険の旅が始まったのだった…。
本作品は『カクヨム』で掲載している物を『アルファポリス』用に少しだけ修正した物となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる