考えるうちに、からっぽに、

2023 7月〜10月

小学生の頃の自分は笑えない

　友達の誕生日プレゼントを、家にあったものだけを袋に詰め、渡した事がある。カスすぎて頭が痛くなってきた。私は昔のことをよく振り返る。本当に笑えない。私はとんでもなくクズだったのだ。
　今仲良くしていて、大好きな友達Aちゃんがいる。私が小学6年生のそのAちゃんを嫌っていた経歴がある。小学6年生の時、Aちゃんよりも仲の良かったBちゃんは、 Aちゃんの事が嫌いだった。それに私は便乗し、Aちゃんの事を嫌っていた。今思えば、周りの空気に流されるクズだ。吹き飛んでしまえばいいのに。
　Aちゃんはその事を凄く鮮明に覚えているという。今、私は過去の私へ話しかける。この声が聞こえますか、過去の私。ぶっ飛べ。
　過去はもう戻ってこない。やり直せない。ゲームみたいにロードできない。現実逃避してボーッと生きている「今の私」も、今の私は嫌いだ。人間は変わっていない。今の話も「私」のエピソードだ。カスなのは変わりない。だが、自覚はない。頭が働かない。私は自分のことが嫌いなのに、凄く人事みたいで、直すことができない。誰か、誰か助けてくれ。