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第4章 迷宮の宝
第44話 決着
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「あなた……本当にリュークなの……!?」
アニスの口から無意識に言葉が出た。
自分が知っているリュークはまだ初心者だったはず。
仮に会っていない間に急成長したとしても、せいぜいDランクになるのがやっと。これほどの強さを身につけるなんてことは絶対に不可能だ。
というより、完全に人間を超越している。
目の前の男は本当にリュークなのか?
それとも、やはり自分はすでに死んで、おかしな夢を見ているのか?
アニスは幻覚を振り払うかのように頭を振り、もう一度リュークを見る。
するとそのリュークの前で、唐竹割りにされた呪われし超越者の体が再生し、また復活していたのだった。
「なるほど、そういう能力ってわけか」
リュークは呪われし超越者を『スマホ』で撮って解析していたのだが、その所持スキルの中に『永劫の呪縛』というものがあることを知っていた。
それは精神を失う代わりに不滅の肉体が手に入るらしいが、今の復活を見てそのだいたいの能力を理解した。
自分が持っている『損傷再生』スキルとは比較にならないほどの再生力にリュークは驚いたが……
「心を失っちゃうなら、こんなスキルはいらないな」
不滅の肉体に少し興味はあったが、その代償にこんな状態になってしまうなら元も子もない。『永劫の呪縛』のコピーはせずに、『反光子分断刃』などのスキルだけリュークはもらうことにした。
呪われし超越者の攻撃を躱しながら一通りコピーしたあと、リュークは立ち止まって両手を前に突き出す。
「あばよ、『赤き迷宮』の支配者、呪われし超越者っ!」
そう言うと、魔王の守護機神から手に入れた攻撃スキル『灼き尽くす魔王の一撃』を発動した。
すると、両手が黄金色に輝き、そこから巨大な光線が放たれる。
それは呪われし超越者に直撃し、『主天使』の『神罰の光槌』のときと同じように跡形もなく消滅した。
「よっしゃ、いっちょあがり! 改めて、無事で良かったアニ……」
「危ないリューク!」
完全に倒したと思い、つい気を緩めてアニスのほうを向いてしまったリュークの背中から、復活した呪われし超越者が『反光子分断刃』で斬りつけてきたのだ。
アニスは呪われし超越者が消滅しても瞬時に復活しているところを見ていたので、警戒を怠ってはいなかった。
『反光子分断刃』は無敵の天使『主天使』すら斬り裂いている。いくら不思議な力を見せているリュークでも、これを喰らえばただでは済まないだろう。
そうアニスは考え、痛めた足で必死に飛び込み、捨て身でリュークに体当たりをした。
そのおかげで、突き飛ばされたリュークは光剣から逃れることはできたが、アニスもリュークも地面に転がった状態で体勢を崩してしまう。
そこに、『反光子分断刃』の追撃が襲ってきた。
「しまった、アニスっ!」
光剣の軌道はアニスを狙っていた。
リュークはすぐさま上半身を起こしてアニスを救おうとするが、倒れていたためにスピードが出ず、さっきとは逆に0.1秒時間が足りない。
飛び込むリュークの目の前で、アニスが斬り殺される……強敵相手に油断した愚かな自分を呪うリューク。
絶望にリュークが顔を歪めた瞬間、その視角外から銀色の髪が弾丸のように飛んでくるのが見えた。
――レムだ。
『能天使の守護聖域』の効果が切れた直後、すぐさまこの場に駆けつけてきたのだった。
「レムっ!」
まさに紙一重のタイミングで、レムはアニスを突き飛ばす。
おかげでアニスはなんとか光剣から逃れることができたが、代わりにレムが腹部から真っ二つに斬り裂かれてしまう。
重い金属音を立てて、レムの上半身と下半身が地面を転がる。
「レムっ……! この野郎、しゃれにならないことしやがって……!」
『不滅の肉体』というのが、まさか消滅しても復活するほどのものだったと今さらながらに知り、リュークは自分が甘く見ていたことを心底反省する。
レムがいなかったら、みすみす目の前でアニスを失っていたところだった。
レムへの感謝と、そして呪われし超越者への怒りで心が激しく燃え上がる。
「分かったぜ。お前がどうしても死なないっていうなら、こっちにも考えがある!」
そう言いつつ、リュークは『スマホ』を発動させ、無詠唱で闇属性の第8階級魔法『絶明の黒闇』を放つ。
これは周囲から光を遮断して暗黒の領域を作り出す魔法であるが、『暗視』スキルを持つ相手にはほぼ無効であるし、仮に相手の視覚を奪ったとしても、こちらの気配や音を消す効果はないので、強者相手だと目くらましにすらならず簡単に探知されてしまう。
よって、使いどころが難しい魔法であるが、リュークの目的は呪われし超越者を幻惑させることではなかった。
「い、今の魔法……無詠唱だったんじゃ!? 詠唱なしに魔法を発動させるなんて聞いたことないわ!?」
リュークが無詠唱で魔法を使ったことにアニスが驚く。
実はリュークは、冥府の凶獣王や魔王の守護機神と戦ったことでレベル175を超え、『スマホ』の新しい能力を獲得していた。
それは『詠唱登録』というもので、『スマホ』に詠唱を登録しておくと、その魔法を即座に無詠唱で使えることができる。
詠唱は最大10個まで登録でき、リュークはすでに『絶明の黒闇』を登録していた。手強い敵と戦うとき役に立つと思ったからだ。
早速それを使う機会が来たわけである。
『絶明の黒闇』によって周囲一帯は暗黒の闇に包まれ、普通の人間なら視界が0の状態だが、呪われし超越者にはまったく影響はなかった。
強烈な雷撃の嵐を放ちつつ、リューク目掛けて突進する。
リュークは雷撃を避けることもなく、『灼き尽くす魔王の一撃』を使用したことで失った魔力を補充するため、エリクサーを飲む。
魔力を回復させたあと、アイテムボックスから巨大剣『魔剣・鬼殺し』を取り出し、呪われし超越者に向かって駆け出した。
『反光子分断刃』の危険性を知っていたリュークは、『物理無効』や『身体硬化』などの能力は使わず呪われし超越者の激しい斬撃を全て躱し、その懐に飛び込んで全身をバラバラに斬り裂く。
切断することで呪われし超越者の動きを封じたあと、闇を呑む者からコピーした能力『暴食の影』を発動し、細切れになっている呪われし超越者の体を闇で呑み込んだ。
「お前がどんなに不死身だろうとそこからは抜け出せねえ。暗黒の異空間を永遠に彷徨ってろ!」
リュークが『絶明の黒闇』で周囲を暗くしたのは、『暴食の影』を発動させるためだったのだ。
ダンジョン内は洞窟よりも周囲の壁が強めに発光しているので、そのままでは『暴食の影』の能力が使えなかった。
リュークは魔王の守護機神と戦っていたときにこのことに気付き、対策として『絶明の黒闇』を『スマホ』に登録していたというわけである。
これで正真正銘、ようやく迷宮ボスとの長い戦いに終止符が打たれたのだった。
アニスの口から無意識に言葉が出た。
自分が知っているリュークはまだ初心者だったはず。
仮に会っていない間に急成長したとしても、せいぜいDランクになるのがやっと。これほどの強さを身につけるなんてことは絶対に不可能だ。
というより、完全に人間を超越している。
目の前の男は本当にリュークなのか?
それとも、やはり自分はすでに死んで、おかしな夢を見ているのか?
アニスは幻覚を振り払うかのように頭を振り、もう一度リュークを見る。
するとそのリュークの前で、唐竹割りにされた呪われし超越者の体が再生し、また復活していたのだった。
「なるほど、そういう能力ってわけか」
リュークは呪われし超越者を『スマホ』で撮って解析していたのだが、その所持スキルの中に『永劫の呪縛』というものがあることを知っていた。
それは精神を失う代わりに不滅の肉体が手に入るらしいが、今の復活を見てそのだいたいの能力を理解した。
自分が持っている『損傷再生』スキルとは比較にならないほどの再生力にリュークは驚いたが……
「心を失っちゃうなら、こんなスキルはいらないな」
不滅の肉体に少し興味はあったが、その代償にこんな状態になってしまうなら元も子もない。『永劫の呪縛』のコピーはせずに、『反光子分断刃』などのスキルだけリュークはもらうことにした。
呪われし超越者の攻撃を躱しながら一通りコピーしたあと、リュークは立ち止まって両手を前に突き出す。
「あばよ、『赤き迷宮』の支配者、呪われし超越者っ!」
そう言うと、魔王の守護機神から手に入れた攻撃スキル『灼き尽くす魔王の一撃』を発動した。
すると、両手が黄金色に輝き、そこから巨大な光線が放たれる。
それは呪われし超越者に直撃し、『主天使』の『神罰の光槌』のときと同じように跡形もなく消滅した。
「よっしゃ、いっちょあがり! 改めて、無事で良かったアニ……」
「危ないリューク!」
完全に倒したと思い、つい気を緩めてアニスのほうを向いてしまったリュークの背中から、復活した呪われし超越者が『反光子分断刃』で斬りつけてきたのだ。
アニスは呪われし超越者が消滅しても瞬時に復活しているところを見ていたので、警戒を怠ってはいなかった。
『反光子分断刃』は無敵の天使『主天使』すら斬り裂いている。いくら不思議な力を見せているリュークでも、これを喰らえばただでは済まないだろう。
そうアニスは考え、痛めた足で必死に飛び込み、捨て身でリュークに体当たりをした。
そのおかげで、突き飛ばされたリュークは光剣から逃れることはできたが、アニスもリュークも地面に転がった状態で体勢を崩してしまう。
そこに、『反光子分断刃』の追撃が襲ってきた。
「しまった、アニスっ!」
光剣の軌道はアニスを狙っていた。
リュークはすぐさま上半身を起こしてアニスを救おうとするが、倒れていたためにスピードが出ず、さっきとは逆に0.1秒時間が足りない。
飛び込むリュークの目の前で、アニスが斬り殺される……強敵相手に油断した愚かな自分を呪うリューク。
絶望にリュークが顔を歪めた瞬間、その視角外から銀色の髪が弾丸のように飛んでくるのが見えた。
――レムだ。
『能天使の守護聖域』の効果が切れた直後、すぐさまこの場に駆けつけてきたのだった。
「レムっ!」
まさに紙一重のタイミングで、レムはアニスを突き飛ばす。
おかげでアニスはなんとか光剣から逃れることができたが、代わりにレムが腹部から真っ二つに斬り裂かれてしまう。
重い金属音を立てて、レムの上半身と下半身が地面を転がる。
「レムっ……! この野郎、しゃれにならないことしやがって……!」
『不滅の肉体』というのが、まさか消滅しても復活するほどのものだったと今さらながらに知り、リュークは自分が甘く見ていたことを心底反省する。
レムがいなかったら、みすみす目の前でアニスを失っていたところだった。
レムへの感謝と、そして呪われし超越者への怒りで心が激しく燃え上がる。
「分かったぜ。お前がどうしても死なないっていうなら、こっちにも考えがある!」
そう言いつつ、リュークは『スマホ』を発動させ、無詠唱で闇属性の第8階級魔法『絶明の黒闇』を放つ。
これは周囲から光を遮断して暗黒の領域を作り出す魔法であるが、『暗視』スキルを持つ相手にはほぼ無効であるし、仮に相手の視覚を奪ったとしても、こちらの気配や音を消す効果はないので、強者相手だと目くらましにすらならず簡単に探知されてしまう。
よって、使いどころが難しい魔法であるが、リュークの目的は呪われし超越者を幻惑させることではなかった。
「い、今の魔法……無詠唱だったんじゃ!? 詠唱なしに魔法を発動させるなんて聞いたことないわ!?」
リュークが無詠唱で魔法を使ったことにアニスが驚く。
実はリュークは、冥府の凶獣王や魔王の守護機神と戦ったことでレベル175を超え、『スマホ』の新しい能力を獲得していた。
それは『詠唱登録』というもので、『スマホ』に詠唱を登録しておくと、その魔法を即座に無詠唱で使えることができる。
詠唱は最大10個まで登録でき、リュークはすでに『絶明の黒闇』を登録していた。手強い敵と戦うとき役に立つと思ったからだ。
早速それを使う機会が来たわけである。
『絶明の黒闇』によって周囲一帯は暗黒の闇に包まれ、普通の人間なら視界が0の状態だが、呪われし超越者にはまったく影響はなかった。
強烈な雷撃の嵐を放ちつつ、リューク目掛けて突進する。
リュークは雷撃を避けることもなく、『灼き尽くす魔王の一撃』を使用したことで失った魔力を補充するため、エリクサーを飲む。
魔力を回復させたあと、アイテムボックスから巨大剣『魔剣・鬼殺し』を取り出し、呪われし超越者に向かって駆け出した。
『反光子分断刃』の危険性を知っていたリュークは、『物理無効』や『身体硬化』などの能力は使わず呪われし超越者の激しい斬撃を全て躱し、その懐に飛び込んで全身をバラバラに斬り裂く。
切断することで呪われし超越者の動きを封じたあと、闇を呑む者からコピーした能力『暴食の影』を発動し、細切れになっている呪われし超越者の体を闇で呑み込んだ。
「お前がどんなに不死身だろうとそこからは抜け出せねえ。暗黒の異空間を永遠に彷徨ってろ!」
リュークが『絶明の黒闇』で周囲を暗くしたのは、『暴食の影』を発動させるためだったのだ。
ダンジョン内は洞窟よりも周囲の壁が強めに発光しているので、そのままでは『暴食の影』の能力が使えなかった。
リュークは魔王の守護機神と戦っていたときにこのことに気付き、対策として『絶明の黒闇』を『スマホ』に登録していたというわけである。
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