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第4章 迷宮の宝
第30話 和解と表明
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「これで勝負ありだろ……おっと!」
オレの力は充分証明できたと思ったんでバトルの終了を告げようとしたところ、いきなり背後から殺気を感じ、素早く身を躱して振り向く。
「オ、オレのスピードに反応しただと!?」
後方から斬りつけてきたのは、『閃光』のレピィーだった。
Sランクでも随一のスピードを持つ男らしいが、当然オレよりは遥かに遅い。
どうやら、ファイクの負けを見てオレに奇襲をかけてきたみたいだが……
「これはタイマン勝負のはずだろ? 不意打ちは卑怯だぜ」
オレはレピィーを超えるスピードで、彼の顔面を殴った。
パンチをまともに喰らったレピィーは、周囲で見ていたSランクたちのところまで飛んでいく。
その瞬間、またしても後方から、今度は魔法がオレに向かって放たれた。
「『フリーズキャノン』っ!」
『冷血の淑女』サリアが、水属性の第二階級魔法を撃ったのだ。
躱せないタイミングではなかったが、オレはあえてそれをまともに喰らう。
強烈な冷凍波を浴びたオレだが、もちろん属性魔法はノーダメージだ。
「そ、そんなっ、アタシの魔法が効かない……!?」
まるで平気な顔をしているオレを見て、サリアは右手を突き出したまま呆然と立ち尽くしている。
そこに、うなり声を上げながら誰かが突っ込んできた。
「うおおおおおオレがぶっ殺してやる~っ!」
『狂い獅子』ウルヴァルだ。
パワーはかなりありそうだが猪突猛進、大型モンスター相手なら相性は良さそうだが、こんな直線的な攻撃じゃ対人戦は向かないな。
そんなウルヴァルを軽くあしらおうとしたところ、後方から鋭く一喝する声が上がった。
「よせウルヴァル、その男はお前の敵う相手ではない! これ以上の戦闘は無意味だ!」
『常勝の百人長』ゲインロードが、自分たちの敗北を告げたのだった。
頭に血が昇っていたウルヴァルだが、この一声で動きを止めた。
サリアやレピィー、ファイクも、オレに対してまた攻撃を仕掛けようとしていたみたいだが、ゲインロードの制止によって断念したようだ。
なるほど、凄い統率力だな。彼が指揮する戦いは負け知らずらしいが、それも頷ける。
「リューク君と言ったな。我らの負けだ。君の力を軽視した我らに落ち度があるが、しかしこれほど強い者がいるなど思ってもいなかったのだ。分かってくれ」
頭を下げるゲインロードを、複雑な表情で見つめるファイクたちやほかのSランクたち。
ふとジャビロを見ると、ファイクたちが負けたのを嘲笑っているのか、少し口元が弛んでいるように見える。
「いえ、オレは特に気にしていません。こちらの事情も少々複雑なので、理解していただけて助かります」
多少の遺恨は残るかもしれないが、ゲインロードが認めてくれたのなら、この先はもう大丈夫だろう。
オレは上手くいったことに安堵して、ホッと胸を撫で下ろした。
……のだが…………
「とはいえ、リューク君。やはり『導きの白樹笛』は我らが持つべきだ」
ゲインロードは話を蒸し返したかのように、『導きの白樹笛』の所持について主張した。
ゲインロードは言葉を続ける。
「確かに君の強さは規格外だ。だが、君たちのチームを拝見したところ、君はまだダンジョンに対して経験が浅いと見える」
ゲインロードは頭の回転も速いが、慧眼でもあるようだ。
オレたちの様子を見て、オレが経験不足ということを見抜いている。
「ダンジョンに関しては、我らは世界でも有数の熟練者だ。そろそろ最下層も近く、ここからは特に経験がものをいう。いくら君が強くても、経験不足の人間に我らは命を預けるつもりはない。どうしても『導きの白樹笛』を渡せないというなら、君たちとの共闘は断らせてもらう」
ゲインロードはハッキリと宣言した。
無事和解できたと思ったのだが、痛いところを突かれてしまった。
ゲインロードの言う通り、オレはダンジョンの経験が乏しい。
たとえ『スマホ』で調べようとも、やはり付け焼き刃の知識では、緊急事態でどんな失態を犯すか分からない。
オレを認めてくれたのなら、『導きの白樹笛』をオレが持っているべき理由は特にないし、彼らに渡したほうがいいのかもしれない。
「分かりました。みんなで協力できるのなら、『導きの白樹笛』はお渡しいたします」
「お、おい、いいのかリューク!?」
「ああ、問題ないだろう。ここで争ってる場合じゃないしな」
慌てるザックを宥めつつ、オレは『導きの白樹笛』をゲインロードに渡した。
「マスターは本当にお人好しですね。気を付けないと、いつか痛い目に遭いますよ?」
レムが呆れたような表情で呟く。
ゲスニクに洗脳されてたせいで人付き合いが苦手なオレだが、この性格は簡単には変えられない。
レムの忠告ももっともだが、まあなんとかなることを祈るしかない。
「ではリューク君、すまないが『導きの白樹笛』の使い方を教えてもらえないか」
「ああいいですよ」
オレはゲインロードに付き従って、部屋の出口のほうに向かう。
使い方なんて教えるのは簡単だ。実戦してみせればすぐに分かるはず。
「ところでリューク君、君のその黒髪は生来のものかね?」
ゲインロードは、オレの頭髪を見ながら尋ねる。
「……え? あ、はい、生まれつき黒でした」
想定外の質問だったので、オレは少々戸惑いながら答えた。
黒髪は特別な力を授かると言われているから、ゲインロードも気になったのだろう。
オレ自身は気にしたことはないが、もしかしたらオレの前世が関係しているのかもしれない。
「なるほど、それでその力か。となると、あの噂も偽りではないのか……」
ゲインロードが悩ましげに考え込むような表情を見せる。
オレの黒髪が何か問題なんだろうか? ゲインロードの様子が少しおかしいので、オレからも質問してみたいところだが、何か言葉をかけづらい雰囲気があるのでオレは躊躇ってしまう。
そんな状態で歩いていると、ふとゲインロードが立ち止まった。
「どうかしたんですか?」
ゲインロードが何故停止したのか分からず、オレは訊いてみる。
「さらばだ、リューク君」
ゲインロードはそう意味不明の言葉を言うと、オレに何かを投げつけてきた。
なんだ? 投擲武器じゃなくてアイテムみたいだが……?
オレは反射的にそれを避けようとしたが、空中でアイテムが発動し、その直後体が吸い寄せられるように引っ張られる。
この異様な力はいったい……!?
「危ないマスターっ!」
ゲインロードの行動に不穏な気配を感じていたのか、レムはオレたちのすぐ後ろを追ってきていたらしい。
そしてオレの危機を感じ、慌てて飛び込んできた。
レムの捨て身の体当たりにより、オレは謎の呪縛から解き放たれる。
代わりにレムが謎の力に捕まり、強大な魔力がそこへ凝縮して黒く光り出す。
まずい! 何か分からないが、このままじゃレムが危険だ!
オレは思考する間もなく勝手に体が動き、レムのもとに飛び込んだ。
「レムっ!」
「来てはダメですマスター!」
その瞬間、脳が揺さぶられるような感覚が湧き起こり、体が重力から解き放たれて宙に浮く。
これは……転移トラップと同じ!?
まさか強制的に転移させるアイテムか!
気付くと、オレとレムはまるで別の場所に立っていたのだった。
オレの力は充分証明できたと思ったんでバトルの終了を告げようとしたところ、いきなり背後から殺気を感じ、素早く身を躱して振り向く。
「オ、オレのスピードに反応しただと!?」
後方から斬りつけてきたのは、『閃光』のレピィーだった。
Sランクでも随一のスピードを持つ男らしいが、当然オレよりは遥かに遅い。
どうやら、ファイクの負けを見てオレに奇襲をかけてきたみたいだが……
「これはタイマン勝負のはずだろ? 不意打ちは卑怯だぜ」
オレはレピィーを超えるスピードで、彼の顔面を殴った。
パンチをまともに喰らったレピィーは、周囲で見ていたSランクたちのところまで飛んでいく。
その瞬間、またしても後方から、今度は魔法がオレに向かって放たれた。
「『フリーズキャノン』っ!」
『冷血の淑女』サリアが、水属性の第二階級魔法を撃ったのだ。
躱せないタイミングではなかったが、オレはあえてそれをまともに喰らう。
強烈な冷凍波を浴びたオレだが、もちろん属性魔法はノーダメージだ。
「そ、そんなっ、アタシの魔法が効かない……!?」
まるで平気な顔をしているオレを見て、サリアは右手を突き出したまま呆然と立ち尽くしている。
そこに、うなり声を上げながら誰かが突っ込んできた。
「うおおおおおオレがぶっ殺してやる~っ!」
『狂い獅子』ウルヴァルだ。
パワーはかなりありそうだが猪突猛進、大型モンスター相手なら相性は良さそうだが、こんな直線的な攻撃じゃ対人戦は向かないな。
そんなウルヴァルを軽くあしらおうとしたところ、後方から鋭く一喝する声が上がった。
「よせウルヴァル、その男はお前の敵う相手ではない! これ以上の戦闘は無意味だ!」
『常勝の百人長』ゲインロードが、自分たちの敗北を告げたのだった。
頭に血が昇っていたウルヴァルだが、この一声で動きを止めた。
サリアやレピィー、ファイクも、オレに対してまた攻撃を仕掛けようとしていたみたいだが、ゲインロードの制止によって断念したようだ。
なるほど、凄い統率力だな。彼が指揮する戦いは負け知らずらしいが、それも頷ける。
「リューク君と言ったな。我らの負けだ。君の力を軽視した我らに落ち度があるが、しかしこれほど強い者がいるなど思ってもいなかったのだ。分かってくれ」
頭を下げるゲインロードを、複雑な表情で見つめるファイクたちやほかのSランクたち。
ふとジャビロを見ると、ファイクたちが負けたのを嘲笑っているのか、少し口元が弛んでいるように見える。
「いえ、オレは特に気にしていません。こちらの事情も少々複雑なので、理解していただけて助かります」
多少の遺恨は残るかもしれないが、ゲインロードが認めてくれたのなら、この先はもう大丈夫だろう。
オレは上手くいったことに安堵して、ホッと胸を撫で下ろした。
……のだが…………
「とはいえ、リューク君。やはり『導きの白樹笛』は我らが持つべきだ」
ゲインロードは話を蒸し返したかのように、『導きの白樹笛』の所持について主張した。
ゲインロードは言葉を続ける。
「確かに君の強さは規格外だ。だが、君たちのチームを拝見したところ、君はまだダンジョンに対して経験が浅いと見える」
ゲインロードは頭の回転も速いが、慧眼でもあるようだ。
オレたちの様子を見て、オレが経験不足ということを見抜いている。
「ダンジョンに関しては、我らは世界でも有数の熟練者だ。そろそろ最下層も近く、ここからは特に経験がものをいう。いくら君が強くても、経験不足の人間に我らは命を預けるつもりはない。どうしても『導きの白樹笛』を渡せないというなら、君たちとの共闘は断らせてもらう」
ゲインロードはハッキリと宣言した。
無事和解できたと思ったのだが、痛いところを突かれてしまった。
ゲインロードの言う通り、オレはダンジョンの経験が乏しい。
たとえ『スマホ』で調べようとも、やはり付け焼き刃の知識では、緊急事態でどんな失態を犯すか分からない。
オレを認めてくれたのなら、『導きの白樹笛』をオレが持っているべき理由は特にないし、彼らに渡したほうがいいのかもしれない。
「分かりました。みんなで協力できるのなら、『導きの白樹笛』はお渡しいたします」
「お、おい、いいのかリューク!?」
「ああ、問題ないだろう。ここで争ってる場合じゃないしな」
慌てるザックを宥めつつ、オレは『導きの白樹笛』をゲインロードに渡した。
「マスターは本当にお人好しですね。気を付けないと、いつか痛い目に遭いますよ?」
レムが呆れたような表情で呟く。
ゲスニクに洗脳されてたせいで人付き合いが苦手なオレだが、この性格は簡単には変えられない。
レムの忠告ももっともだが、まあなんとかなることを祈るしかない。
「ではリューク君、すまないが『導きの白樹笛』の使い方を教えてもらえないか」
「ああいいですよ」
オレはゲインロードに付き従って、部屋の出口のほうに向かう。
使い方なんて教えるのは簡単だ。実戦してみせればすぐに分かるはず。
「ところでリューク君、君のその黒髪は生来のものかね?」
ゲインロードは、オレの頭髪を見ながら尋ねる。
「……え? あ、はい、生まれつき黒でした」
想定外の質問だったので、オレは少々戸惑いながら答えた。
黒髪は特別な力を授かると言われているから、ゲインロードも気になったのだろう。
オレ自身は気にしたことはないが、もしかしたらオレの前世が関係しているのかもしれない。
「なるほど、それでその力か。となると、あの噂も偽りではないのか……」
ゲインロードが悩ましげに考え込むような表情を見せる。
オレの黒髪が何か問題なんだろうか? ゲインロードの様子が少しおかしいので、オレからも質問してみたいところだが、何か言葉をかけづらい雰囲気があるのでオレは躊躇ってしまう。
そんな状態で歩いていると、ふとゲインロードが立ち止まった。
「どうかしたんですか?」
ゲインロードが何故停止したのか分からず、オレは訊いてみる。
「さらばだ、リューク君」
ゲインロードはそう意味不明の言葉を言うと、オレに何かを投げつけてきた。
なんだ? 投擲武器じゃなくてアイテムみたいだが……?
オレは反射的にそれを避けようとしたが、空中でアイテムが発動し、その直後体が吸い寄せられるように引っ張られる。
この異様な力はいったい……!?
「危ないマスターっ!」
ゲインロードの行動に不穏な気配を感じていたのか、レムはオレたちのすぐ後ろを追ってきていたらしい。
そしてオレの危機を感じ、慌てて飛び込んできた。
レムの捨て身の体当たりにより、オレは謎の呪縛から解き放たれる。
代わりにレムが謎の力に捕まり、強大な魔力がそこへ凝縮して黒く光り出す。
まずい! 何か分からないが、このままじゃレムが危険だ!
オレは思考する間もなく勝手に体が動き、レムのもとに飛び込んだ。
「レムっ!」
「来てはダメですマスター!」
その瞬間、脳が揺さぶられるような感覚が湧き起こり、体が重力から解き放たれて宙に浮く。
これは……転移トラップと同じ!?
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