60 / 81
第4章 迷宮の宝
第28話 リーダーは誰?
しおりを挟む
『常勝の百人長』ゲインロードの説明によると、探索の最中に突然『迷宮構造変異』が起こったことで脱出不可能となってしまった彼らだが、それぞれが凄腕のSランクだけに、むしろこのままクリアしてやろうと奥へ奥へと進んでいったらしい。
そこで期せずして次々にチームが合流していき、現在の5チームが合同で攻略することになった。
迷宮の宝『覇王の卵』を手に入れるため、可能なら自分たち単独チームで攻略したかったようだが、出現するモンスターのあまりの強さに、お互い力を合わせたほうが得策と思ったようだ。
そしてここまで来たが、この先のルートが複雑で容易には進めなかったため、ここで作戦会議をしていたところにオレたちが現れたとのこと。
この部屋にはモンスターは入って来られないので、いきなり扉から入ってきて大層驚いたらしい。
ということで、現在に至っている。
「それにしても、いくらジャビロたち『黒鷲の爪』がいたとはいえ、君たちAランクがよくここまで来られたものだ。我らでさえ、かなりの苦戦を強いられたというのに」
ゲインロードは、信じられないといった表情をしながらオレたちを見回す。
「ああ、それならこのリュークのおかげですよ。『導きの白樹笛』の案内で、最短ルートで来ることもできたし」
「ディ……『導きの白樹笛』だとぉっ!?」
ザックの言葉を聞いて、その場にいるSランク全員が驚愕の声を上げた。
あまりのことに事態を呑み込めていないようなので、オレは『導きの白樹笛』を取り出してSランクたちに見せる。
ここまで来たら、隠していてもしょうがないしな。
「こ……こりゃあ……本物か!?」
「信じられねえ、ちょっと見せろ!」
「あ、いや、貴重なものなんで、安易には渡せないんだ」
Sランク冒険者に無理やり『導きの白樹笛』を奪われそうになったので、オレは慌てて持っていた手を引っ込める。
「あの伝説の『導きの白樹笛』だと……おい、本当に本物なのか? どうなんだジャビロ!?」
実際に見てもまだ半信半疑らしく、『狂い獅子』ウルヴァルという男がジャビロに尋ねる。
「……本物だ。間違いねえ」
少し後ろで待機しているジャビロが、気乗りしないような態度でウルヴァルの質問に答えた。
ジャビロの言葉を聞いて、Sランクたちも信じたようだ。
「『導きの白樹笛』……どこかにあるという伝説だけは聞いてたが、実在してたとはな。それはいいとして、ジャビロ、この『導きの白樹笛』を持つべきは、リーダーであるお前じゃないのか? 何故リュークなどというFランクに、これほどの宝を扱わせている?」
「オレもさっきから不思議に思っていたが、ジャビロともあろう男が、こんな若造やAランクたちにデカいツラさせてる理由が分からねえ」
『首斬り狩人』ファイクと『閃光』のレピィーが、さも不思議そうに問いただす。
「おっと、勘違いしているようだが、オレたちのリーダーはジャビロじゃないぜ。このリュークだ。『導きの白樹笛』もこのリュークの持ち物なんだ」
「なんだと!?」
ザックの説明を聞いて、またしてもSランクたちは驚愕の声を上げた。
まあ普通に考えて、リーダーはSランクのジャビロだと思うだろう。
そのジャビロは借りてきた猫のように大人しいし、Sランクたちが混乱するのも無理はない。
オレたちがここに来るまでの経緯については、恐らく簡単には信じられないだろうと思って話していないからな。
「お前たちに何があったのかは知らねえが、『導きの白樹笛』はお前のようなFランクが持ってていいものじゃねえ。オレに寄越せ」
そう言って、ウルヴァルはオレに手のひらを向ける。
一応、誰が使っても問題はないが、渡すことで何か余計な争いが起きても困る。
多分オレが持っていたほうがいいだろう。
「申し訳ないが、貴重なものなんで持ち主のオレに使わせてくれ」
「バカ野郎っ! 貴重なものだから渡せって言ってんだ! それとも、力ずくで分からせてほしいか?」
オレの返答を聞いて、ウルヴァルが怒り混じりの言葉を吐く。
確かに、Fランクのオレが『導きの白樹笛』を所持しているのは、彼らにしてみれば不安かもしれない。
しかしなあ……うーむ……どうするか。
「待ってくれ! アンタらはリュークの力を見くびっているようだが、彼はこの場にいる誰よりも強くて信頼できる男だ。『導きの白樹笛』はリュークが持っていて問題ない」
少し険悪になりかけた雰囲気の中、ザックがオレのことをフォローする。
ザックの説明で一瞬その場は静まりかえったが、直後こらえきれないといった様相で、Sランクたち全員から嘲笑の渦が巻き起こった。
「ギャハハハ、Fランクが最強だと? おいおい、そっちのチームはいったいどうなってんだ?」
「ジャビロよ、まさかと思うが、このリュークなんていう若造に負けたのか!?」
「くひひひっ、笑いすぎて腹がいてえ! ああそうか、ジャビロは腹痛でも起こして負けちまったってことか?」
またこの反応かと、オレもすっかりこのパターンに慣れてしまった。
まあ未だにFランクのオレが原因なんだが、せめてSランクに昇級しておけば、こんなにナメられることもなかったのかなあ……。
「マスター、コイツら全員始末しましょうか?」
レムが額に青筋を浮かべそうな勢いでキレている。ゴーレムだから、さすがに血管は浮かばないけど。
ちなみに、笑われているのはジャビロも同じで、やり場のない怒りをメラメラと噴出しているのが見て取れる。
「リューク、すまんな。オレたちだって、以前はお前のことをバカにしていた。オレたちもアイツらと同罪だ。改めて謝る。しかし、お前はいつもこんなに悔しい思いをしてたんだな」
「やめてくれ。そんなこと、オレは全然気にしてないって」
ザックが申し訳なさそうに頭を下げてきたので、オレは慌てて取り繕う。
ほかのみんなも、同じような表情をしていた。
オレは本当に気にしてないんだ。
そもそもオレがこんな力を持てたのも、全て『スマホ』のおかげだからな。オレ自身はそんな大層な人間じゃないことは理解している。
だから人との絆は大切にしたいと思ってる。
「アンタたち、最初からずっと横柄な態度だが、一応オレたちはアンタらを助けに来たんだぜ? そこんところ、もう少し配慮してくれてもいいんじゃないか?」
終わらぬ嘲笑にたまりかねて、ザックがSランクたちに対して苦言を呈した。
「それが余計なお世話だっつーんだ! とにかく『導きの白樹笛』をこっちに渡せ。嫌だってんなら痛い目に遭わせるぞ」
「へーそうかい。言っても分からないならしょうがないな。リューク、お前の力を見せてやれ! そうでもしない限り、この場は収まらないようだぞ」
まるで聞き分けのないウルヴァルやSランクたちに対し、交渉の余地がまったくないと判断したザックが、少し呆れ気味にオレを促してきた。
この調査隊に入るときにも似たようなことになったが、こういう切迫した事態では、スムーズに行動するためにも力関係はハッキリさせておいたほうがいいのかもしれない。
オレはザックの言葉に頷いた。
「Fランクの力を見せるだって? 何言ってやがんだ、これ以上笑わせんじゃねえぜ」
「言っておくが、『狂い獅子』の異名を持つアンタだけじゃなく、『閃光』のレピィー、『首斬り狩人』ファイク、『冷血の淑女』サリア、『常勝の百人長』ゲインロードの5人がかりで戦っても、このリュークには勝てないぜ。そうだな、リューク?」
「あ、ああううんまあその……そうかも?」
Sランクたちのふざけた態度に、ザックはよほど頭に来ていたんだろう。
あえて煽るように彼らを挑発した。
いきなり返答を振られたオレは、言葉を濁しながらもつい正直に答えてしまう。
言ってから、「それはさすがに無理」とでも答えておくべきだったと反省する。
ナメられたと思ったウルヴァルたち5人の殺気が膨れあがったからだ。
「小僧……言ってはならんことを口にしてしまったな。貴様はオレが粛清してやる」
真っ先に反応した『首斬り狩人』ファイクが、手に持つ両刃剣をオレに向けて宣言した。
そこで期せずして次々にチームが合流していき、現在の5チームが合同で攻略することになった。
迷宮の宝『覇王の卵』を手に入れるため、可能なら自分たち単独チームで攻略したかったようだが、出現するモンスターのあまりの強さに、お互い力を合わせたほうが得策と思ったようだ。
そしてここまで来たが、この先のルートが複雑で容易には進めなかったため、ここで作戦会議をしていたところにオレたちが現れたとのこと。
この部屋にはモンスターは入って来られないので、いきなり扉から入ってきて大層驚いたらしい。
ということで、現在に至っている。
「それにしても、いくらジャビロたち『黒鷲の爪』がいたとはいえ、君たちAランクがよくここまで来られたものだ。我らでさえ、かなりの苦戦を強いられたというのに」
ゲインロードは、信じられないといった表情をしながらオレたちを見回す。
「ああ、それならこのリュークのおかげですよ。『導きの白樹笛』の案内で、最短ルートで来ることもできたし」
「ディ……『導きの白樹笛』だとぉっ!?」
ザックの言葉を聞いて、その場にいるSランク全員が驚愕の声を上げた。
あまりのことに事態を呑み込めていないようなので、オレは『導きの白樹笛』を取り出してSランクたちに見せる。
ここまで来たら、隠していてもしょうがないしな。
「こ……こりゃあ……本物か!?」
「信じられねえ、ちょっと見せろ!」
「あ、いや、貴重なものなんで、安易には渡せないんだ」
Sランク冒険者に無理やり『導きの白樹笛』を奪われそうになったので、オレは慌てて持っていた手を引っ込める。
「あの伝説の『導きの白樹笛』だと……おい、本当に本物なのか? どうなんだジャビロ!?」
実際に見てもまだ半信半疑らしく、『狂い獅子』ウルヴァルという男がジャビロに尋ねる。
「……本物だ。間違いねえ」
少し後ろで待機しているジャビロが、気乗りしないような態度でウルヴァルの質問に答えた。
ジャビロの言葉を聞いて、Sランクたちも信じたようだ。
「『導きの白樹笛』……どこかにあるという伝説だけは聞いてたが、実在してたとはな。それはいいとして、ジャビロ、この『導きの白樹笛』を持つべきは、リーダーであるお前じゃないのか? 何故リュークなどというFランクに、これほどの宝を扱わせている?」
「オレもさっきから不思議に思っていたが、ジャビロともあろう男が、こんな若造やAランクたちにデカいツラさせてる理由が分からねえ」
『首斬り狩人』ファイクと『閃光』のレピィーが、さも不思議そうに問いただす。
「おっと、勘違いしているようだが、オレたちのリーダーはジャビロじゃないぜ。このリュークだ。『導きの白樹笛』もこのリュークの持ち物なんだ」
「なんだと!?」
ザックの説明を聞いて、またしてもSランクたちは驚愕の声を上げた。
まあ普通に考えて、リーダーはSランクのジャビロだと思うだろう。
そのジャビロは借りてきた猫のように大人しいし、Sランクたちが混乱するのも無理はない。
オレたちがここに来るまでの経緯については、恐らく簡単には信じられないだろうと思って話していないからな。
「お前たちに何があったのかは知らねえが、『導きの白樹笛』はお前のようなFランクが持ってていいものじゃねえ。オレに寄越せ」
そう言って、ウルヴァルはオレに手のひらを向ける。
一応、誰が使っても問題はないが、渡すことで何か余計な争いが起きても困る。
多分オレが持っていたほうがいいだろう。
「申し訳ないが、貴重なものなんで持ち主のオレに使わせてくれ」
「バカ野郎っ! 貴重なものだから渡せって言ってんだ! それとも、力ずくで分からせてほしいか?」
オレの返答を聞いて、ウルヴァルが怒り混じりの言葉を吐く。
確かに、Fランクのオレが『導きの白樹笛』を所持しているのは、彼らにしてみれば不安かもしれない。
しかしなあ……うーむ……どうするか。
「待ってくれ! アンタらはリュークの力を見くびっているようだが、彼はこの場にいる誰よりも強くて信頼できる男だ。『導きの白樹笛』はリュークが持っていて問題ない」
少し険悪になりかけた雰囲気の中、ザックがオレのことをフォローする。
ザックの説明で一瞬その場は静まりかえったが、直後こらえきれないといった様相で、Sランクたち全員から嘲笑の渦が巻き起こった。
「ギャハハハ、Fランクが最強だと? おいおい、そっちのチームはいったいどうなってんだ?」
「ジャビロよ、まさかと思うが、このリュークなんていう若造に負けたのか!?」
「くひひひっ、笑いすぎて腹がいてえ! ああそうか、ジャビロは腹痛でも起こして負けちまったってことか?」
またこの反応かと、オレもすっかりこのパターンに慣れてしまった。
まあ未だにFランクのオレが原因なんだが、せめてSランクに昇級しておけば、こんなにナメられることもなかったのかなあ……。
「マスター、コイツら全員始末しましょうか?」
レムが額に青筋を浮かべそうな勢いでキレている。ゴーレムだから、さすがに血管は浮かばないけど。
ちなみに、笑われているのはジャビロも同じで、やり場のない怒りをメラメラと噴出しているのが見て取れる。
「リューク、すまんな。オレたちだって、以前はお前のことをバカにしていた。オレたちもアイツらと同罪だ。改めて謝る。しかし、お前はいつもこんなに悔しい思いをしてたんだな」
「やめてくれ。そんなこと、オレは全然気にしてないって」
ザックが申し訳なさそうに頭を下げてきたので、オレは慌てて取り繕う。
ほかのみんなも、同じような表情をしていた。
オレは本当に気にしてないんだ。
そもそもオレがこんな力を持てたのも、全て『スマホ』のおかげだからな。オレ自身はそんな大層な人間じゃないことは理解している。
だから人との絆は大切にしたいと思ってる。
「アンタたち、最初からずっと横柄な態度だが、一応オレたちはアンタらを助けに来たんだぜ? そこんところ、もう少し配慮してくれてもいいんじゃないか?」
終わらぬ嘲笑にたまりかねて、ザックがSランクたちに対して苦言を呈した。
「それが余計なお世話だっつーんだ! とにかく『導きの白樹笛』をこっちに渡せ。嫌だってんなら痛い目に遭わせるぞ」
「へーそうかい。言っても分からないならしょうがないな。リューク、お前の力を見せてやれ! そうでもしない限り、この場は収まらないようだぞ」
まるで聞き分けのないウルヴァルやSランクたちに対し、交渉の余地がまったくないと判断したザックが、少し呆れ気味にオレを促してきた。
この調査隊に入るときにも似たようなことになったが、こういう切迫した事態では、スムーズに行動するためにも力関係はハッキリさせておいたほうがいいのかもしれない。
オレはザックの言葉に頷いた。
「Fランクの力を見せるだって? 何言ってやがんだ、これ以上笑わせんじゃねえぜ」
「言っておくが、『狂い獅子』の異名を持つアンタだけじゃなく、『閃光』のレピィー、『首斬り狩人』ファイク、『冷血の淑女』サリア、『常勝の百人長』ゲインロードの5人がかりで戦っても、このリュークには勝てないぜ。そうだな、リューク?」
「あ、ああううんまあその……そうかも?」
Sランクたちのふざけた態度に、ザックはよほど頭に来ていたんだろう。
あえて煽るように彼らを挑発した。
いきなり返答を振られたオレは、言葉を濁しながらもつい正直に答えてしまう。
言ってから、「それはさすがに無理」とでも答えておくべきだったと反省する。
ナメられたと思ったウルヴァルたち5人の殺気が膨れあがったからだ。
「小僧……言ってはならんことを口にしてしまったな。貴様はオレが粛清してやる」
真っ先に反応した『首斬り狩人』ファイクが、手に持つ両刃剣をオレに向けて宣言した。
295
お気に入りに追加
3,720
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。

兄がやらかしてくれました 何をやってくれてんの!?
志位斗 茂家波
ファンタジー
モッチ王国の第2王子であった僕は、将来の国王は兄になると思って、王弟となるための勉学に励んでいた。
そんなある日、兄の卒業式があり、祝うために家族の枠で出席したのだが‥‥‥婚約破棄?
え、なにをやってんの兄よ!?
…‥‥月に1度ぐらいでやりたくなる婚約破棄物。
今回は悪役令嬢でも、ヒロインでもない視点です。
※ご指摘により、少々追加ですが、名前の呼び方などの決まりはゆるめです。そのあたりは稚拙な部分もあるので、どうかご理解いただけるようにお願いしマス。

英雄一家は国を去る【一話完結】
青緑
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。