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序章
その一
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夏の夜。
放置されのびのびと育った雑草を掻き分け歩く。
片手には懐中電灯を持ち、先頭を歩くクラスメイト達が話し合いながら道を確かめている。
俗に言う肝試しをするため、廃虚となった博物館に行く途中だ。
きっかけは確か学校祭の打ち上げで盛り上がったから、だった気がする。
言い出しっぺのクラスメイトと仲良しでもないので真偽はわからない。
そんな僕がなんで参加してるのかというと、なんとなく…としか言えない。
周りもきっと驚いているだろう。
普段から物静かだし、人とつるむのが好きそうには見えないだろうから。
でも別に後悔はない。
今のクラスを割りかし気に入ってるし、単純に廃虚の博物館に興味がある。
ただ怪談や幽霊が好きなわけではないので本音としては昼に来たかった。
足に擦れる草々に慣れてきた頃、目的の建物が見えてきた。
元は白かったのだろう壁は汚れてくすんでいる。
しかし、壁が剥がれている箇所が見当たらないのでそこまで古くはないようだ。
建物の規模も大したことはない。
見ただけの印象だと2階のない小学校、といったところ。
だが、夜中にここを探索しなければならないと考えると充分すぎるくらいだ。
女子の一部が始まってもいないのにすでに怖いと言い合っている。
全員が博物館の入り口前に集まり、言い出しっぺらしいムードメーカー君が簡単にルールを説明する。
簡単もなにも、一番奥の壊れて朽ちかけている像を写真に撮って帰ってくるだけだ。
僕と一番仲良くしてくれている寺川広成くんが声を掛けてくる。
「結構雰囲気あるね。なんだか少し寒く感じるよ~」
どうやらあんまり怖くないようだ。
奇遇な事に僕も同じなので、取り敢えず同意しておいた。
…思っていたよりこんな場所で順番待ちって暇なんだな。
広成くんとの会話も無くなって数刻経った頃、ようやく順番が巡ってきた。
戻ってきた連中を見るに、雰囲気はあるが何も起きてはいないらしい。
騒いでる男子の話を盗み聞いても「折り返しの辺りでガラスの破片踏んじまってマジビビった~」といった話しか聞こえなかった。
多分大丈夫だろう。
そう思っていた。
残念ながら、その「多分」は覆されることになるのだが。
靴の音がやけに耳に響く。
白い壁に囲まれた暗がりはぼやけた灰色を目に写す。
流石に博物館にあっただろう展示物は今は置かれていない。
それが余計にここにある寂しさを助長する。
広成くんは「何も無いショーケースって寂しいね~」なんて言っている。
やっぱりあまり怖くないようだ。
奇遇なことに僕も同じなので以下略。
どれくらい歩いただろうか。
展示物もないし歩いた距離がわかりにくい 。
しかも大した広さでもないのに暗いからゆっくり歩くしかない。
けれどもうすぐゴールだろう。
まぁここのことなんか知らないんだから、あくまでも勘でしかない。
勘でしかないがもうついていいはずだ。
そんなことを頭の中でブツブツ呟いていたときだった。
展示物が回収されたはずのショーケースに、黒くて細長い棒状のものが見える。
遠目でもわかる、あれは日本刀だ。
それだけでも驚いたが、もっと驚いたのはその刀がうっすら光っている事だ。
もっと間近で見たい。
その気持ちに頭が支配される。
だが何故だろう、隣にいるはずの広成くんは何の反応も示さない。
一瞬でわかった、多分僕にしか見えてない。
何故わかったのかは自分でもわからない。でもそんなことはいい。
目の前の刀の美しさに魅了され好奇心に負けた僕は、本来なら苦手とする嘘をつくことにした。
「…広くん」
「んー?どうしたの」
「ポッケに入れてた鍵落としたみたい。多分もうすぐ折り返しでしょ?悪いけど広くんだけ行ってくれないかな、僕はスマホのライトで鍵探すからさ」
「え、大丈夫?いいよ一緒に探すよ」
「大丈夫だよ、もし広くんが折り返し行って戻ってきても探してたらお願いするから」
「んー、わかった」
「ごめんね、ありがと」
広成くんが次の部屋に入り僕の視界から隠れた時、脳内に罪悪感を滲ませつつも迷わずその刀のあるショーケースへ擦り寄った。
間近に寄ると、その異様さが際立つようだった。
薄い煙が沸き上がるように光を放ち、柄は光を照り返すほどの黒を湛えるようで、刀身は金属類であるはずなのが信じられないくらいの白で塗りつぶされている。
それだけでも存在に疑問が湧くのだが、何故かその刀は紐のようなもので全体を縛られているのだ。
それが邪魔で仕方ない。
僕は「紐を取りたいな…」とぼやきながら、ショーケースのガラスに触れようとした。
したのだが、そこにあるはずのガラスに触れられず、手はそこを通り過ぎてしまった。
ガラスがないのなら、刀との間に障害物などあるはずもない。
そのまま刀へとゆるりゆるり、手が吸い込まれていく。
なんだか光が強くなっている気がする。
そう思った時にはもう刀が眩しくて見えなくなってきていた。
何故かなんてもう考えていなかった。
そうして、一瞬、目を瞑る程の閃光が発せられた。
次に、ゆっくりと目を開け刀を見ようとしたが、そこに刀はなかった。
白い生き物が宙に浮いている。…なんだこれは?
「んんん~~なんだかよく寝た気がするのじゃあ」
な、なんだこれは?喋ってるぞ…。
「ん?なんじゃ貴様は。名を名乗れ!」
随分甲高い声だな。
耳が大きめで犬みたいな顔してる。
手?足?はやたらめったら小さい。
「おい!聞いておるのか貴様!返事をしろ!」
「あ、はい」
「確かに返事をしろといったけども!!」
「えっと…ごめんね?ちょっと驚いちゃって」
僕が呆けつつも謝ると、それは「まぁ儂の美しさに驚いてしまうのも無理はない」と堂々と呟く。
自信家越えてナルシストなんですね。
「じゃあ、名前教えてもらっていい?」
「儂が先に訊いたんじゃぞお!先に名乗れ!」
確かに理にかなってる。が、さっきから調子が狂いまくってるせいでいつものように会話のキャッチボールができない。
「あ、ごめん!そうだったね。僕は池内葉純」
「ハズミ?変わった名じゃな」
「そうかな?じゃあ今度こそ君の名前教えてよ」
これでやっとこの正体不明の生き物についての情報が得られそうだ。
まぁ宙に浮いてるのに翼がないし、生き物と言えるかも怪しい。僕は返答を待った。
「ん、儂は風狐じゃ。かつての親友である佐助が与えてくれた貴重な名じゃ!」
小さな身体を少し膨らませてとても誇らしげに名乗る風狐に、僅かにだが愛嬌を感じる。
態度はなかなか不遜だが。
しかし、このままでは埒が明かないのでこちらから質問してみる。
「風狐っていうのか。あ、風狐、さっきまでそこにあった刀について何か知ってる?」
「刀?眠ってた時の儂のことか?」
「…え、風狐が刀なの?」
「儂は力を発現する時と眠る時は刀の姿じゃぞ」
「へえ、そうなんだ」
もう既に挫けそうだ。
話についていけない。
そう心中でため息をついた時、遠くから微かに靴音がする。
広成くんが戻ってきたみたいだ。
「ヤバ、もうそんな時間か…!ごめん風狐、僕もう帰らなきゃいけない」
突然の僕の慌てように風狐はきょとんとした顔をしている。
申し訳ないけどもう相手をしてあげられない。
そうこうしているうちに、広成くんがこちらに顔を覗かせた。
「写真撮ってきたよ。鍵あった…?」
「あ!広くんごめんね。ちゃんとあった」
なら良かったー、といつもと変わらぬ口調でつぶやいている。
しかしどうして僕の横にいる風狐は広成くんには見えないんだろうか、不思議だ。
まぁ存在自体が不思議だけど。
色々あったが、その後は広成くんと博物館入り口まで戻り、クラスの皆と合流。
皆は何かに遭遇したりしなかったそうで話題も特にないまま「怖かったね」なんて言い合いながら各自帰宅することになった。
僕も例にならい、同じく寄り道もなく家に帰ることになった。
何故か後ろを付いてきた風狐と共に。
放置されのびのびと育った雑草を掻き分け歩く。
片手には懐中電灯を持ち、先頭を歩くクラスメイト達が話し合いながら道を確かめている。
俗に言う肝試しをするため、廃虚となった博物館に行く途中だ。
きっかけは確か学校祭の打ち上げで盛り上がったから、だった気がする。
言い出しっぺのクラスメイトと仲良しでもないので真偽はわからない。
そんな僕がなんで参加してるのかというと、なんとなく…としか言えない。
周りもきっと驚いているだろう。
普段から物静かだし、人とつるむのが好きそうには見えないだろうから。
でも別に後悔はない。
今のクラスを割りかし気に入ってるし、単純に廃虚の博物館に興味がある。
ただ怪談や幽霊が好きなわけではないので本音としては昼に来たかった。
足に擦れる草々に慣れてきた頃、目的の建物が見えてきた。
元は白かったのだろう壁は汚れてくすんでいる。
しかし、壁が剥がれている箇所が見当たらないのでそこまで古くはないようだ。
建物の規模も大したことはない。
見ただけの印象だと2階のない小学校、といったところ。
だが、夜中にここを探索しなければならないと考えると充分すぎるくらいだ。
女子の一部が始まってもいないのにすでに怖いと言い合っている。
全員が博物館の入り口前に集まり、言い出しっぺらしいムードメーカー君が簡単にルールを説明する。
簡単もなにも、一番奥の壊れて朽ちかけている像を写真に撮って帰ってくるだけだ。
僕と一番仲良くしてくれている寺川広成くんが声を掛けてくる。
「結構雰囲気あるね。なんだか少し寒く感じるよ~」
どうやらあんまり怖くないようだ。
奇遇な事に僕も同じなので、取り敢えず同意しておいた。
…思っていたよりこんな場所で順番待ちって暇なんだな。
広成くんとの会話も無くなって数刻経った頃、ようやく順番が巡ってきた。
戻ってきた連中を見るに、雰囲気はあるが何も起きてはいないらしい。
騒いでる男子の話を盗み聞いても「折り返しの辺りでガラスの破片踏んじまってマジビビった~」といった話しか聞こえなかった。
多分大丈夫だろう。
そう思っていた。
残念ながら、その「多分」は覆されることになるのだが。
靴の音がやけに耳に響く。
白い壁に囲まれた暗がりはぼやけた灰色を目に写す。
流石に博物館にあっただろう展示物は今は置かれていない。
それが余計にここにある寂しさを助長する。
広成くんは「何も無いショーケースって寂しいね~」なんて言っている。
やっぱりあまり怖くないようだ。
奇遇なことに僕も同じなので以下略。
どれくらい歩いただろうか。
展示物もないし歩いた距離がわかりにくい 。
しかも大した広さでもないのに暗いからゆっくり歩くしかない。
けれどもうすぐゴールだろう。
まぁここのことなんか知らないんだから、あくまでも勘でしかない。
勘でしかないがもうついていいはずだ。
そんなことを頭の中でブツブツ呟いていたときだった。
展示物が回収されたはずのショーケースに、黒くて細長い棒状のものが見える。
遠目でもわかる、あれは日本刀だ。
それだけでも驚いたが、もっと驚いたのはその刀がうっすら光っている事だ。
もっと間近で見たい。
その気持ちに頭が支配される。
だが何故だろう、隣にいるはずの広成くんは何の反応も示さない。
一瞬でわかった、多分僕にしか見えてない。
何故わかったのかは自分でもわからない。でもそんなことはいい。
目の前の刀の美しさに魅了され好奇心に負けた僕は、本来なら苦手とする嘘をつくことにした。
「…広くん」
「んー?どうしたの」
「ポッケに入れてた鍵落としたみたい。多分もうすぐ折り返しでしょ?悪いけど広くんだけ行ってくれないかな、僕はスマホのライトで鍵探すからさ」
「え、大丈夫?いいよ一緒に探すよ」
「大丈夫だよ、もし広くんが折り返し行って戻ってきても探してたらお願いするから」
「んー、わかった」
「ごめんね、ありがと」
広成くんが次の部屋に入り僕の視界から隠れた時、脳内に罪悪感を滲ませつつも迷わずその刀のあるショーケースへ擦り寄った。
間近に寄ると、その異様さが際立つようだった。
薄い煙が沸き上がるように光を放ち、柄は光を照り返すほどの黒を湛えるようで、刀身は金属類であるはずなのが信じられないくらいの白で塗りつぶされている。
それだけでも存在に疑問が湧くのだが、何故かその刀は紐のようなもので全体を縛られているのだ。
それが邪魔で仕方ない。
僕は「紐を取りたいな…」とぼやきながら、ショーケースのガラスに触れようとした。
したのだが、そこにあるはずのガラスに触れられず、手はそこを通り過ぎてしまった。
ガラスがないのなら、刀との間に障害物などあるはずもない。
そのまま刀へとゆるりゆるり、手が吸い込まれていく。
なんだか光が強くなっている気がする。
そう思った時にはもう刀が眩しくて見えなくなってきていた。
何故かなんてもう考えていなかった。
そうして、一瞬、目を瞑る程の閃光が発せられた。
次に、ゆっくりと目を開け刀を見ようとしたが、そこに刀はなかった。
白い生き物が宙に浮いている。…なんだこれは?
「んんん~~なんだかよく寝た気がするのじゃあ」
な、なんだこれは?喋ってるぞ…。
「ん?なんじゃ貴様は。名を名乗れ!」
随分甲高い声だな。
耳が大きめで犬みたいな顔してる。
手?足?はやたらめったら小さい。
「おい!聞いておるのか貴様!返事をしろ!」
「あ、はい」
「確かに返事をしろといったけども!!」
「えっと…ごめんね?ちょっと驚いちゃって」
僕が呆けつつも謝ると、それは「まぁ儂の美しさに驚いてしまうのも無理はない」と堂々と呟く。
自信家越えてナルシストなんですね。
「じゃあ、名前教えてもらっていい?」
「儂が先に訊いたんじゃぞお!先に名乗れ!」
確かに理にかなってる。が、さっきから調子が狂いまくってるせいでいつものように会話のキャッチボールができない。
「あ、ごめん!そうだったね。僕は池内葉純」
「ハズミ?変わった名じゃな」
「そうかな?じゃあ今度こそ君の名前教えてよ」
これでやっとこの正体不明の生き物についての情報が得られそうだ。
まぁ宙に浮いてるのに翼がないし、生き物と言えるかも怪しい。僕は返答を待った。
「ん、儂は風狐じゃ。かつての親友である佐助が与えてくれた貴重な名じゃ!」
小さな身体を少し膨らませてとても誇らしげに名乗る風狐に、僅かにだが愛嬌を感じる。
態度はなかなか不遜だが。
しかし、このままでは埒が明かないのでこちらから質問してみる。
「風狐っていうのか。あ、風狐、さっきまでそこにあった刀について何か知ってる?」
「刀?眠ってた時の儂のことか?」
「…え、風狐が刀なの?」
「儂は力を発現する時と眠る時は刀の姿じゃぞ」
「へえ、そうなんだ」
もう既に挫けそうだ。
話についていけない。
そう心中でため息をついた時、遠くから微かに靴音がする。
広成くんが戻ってきたみたいだ。
「ヤバ、もうそんな時間か…!ごめん風狐、僕もう帰らなきゃいけない」
突然の僕の慌てように風狐はきょとんとした顔をしている。
申し訳ないけどもう相手をしてあげられない。
そうこうしているうちに、広成くんがこちらに顔を覗かせた。
「写真撮ってきたよ。鍵あった…?」
「あ!広くんごめんね。ちゃんとあった」
なら良かったー、といつもと変わらぬ口調でつぶやいている。
しかしどうして僕の横にいる風狐は広成くんには見えないんだろうか、不思議だ。
まぁ存在自体が不思議だけど。
色々あったが、その後は広成くんと博物館入り口まで戻り、クラスの皆と合流。
皆は何かに遭遇したりしなかったそうで話題も特にないまま「怖かったね」なんて言い合いながら各自帰宅することになった。
僕も例にならい、同じく寄り道もなく家に帰ることになった。
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