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BARのお子様
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俺は翌日から行動を開始した。
放課後、如月にはバイトだと嘘をついて逃げ帰った。
あいつ鬼みたいに怒っていた。
悪いけど、サッカーの練習をしている場合ではない。
そもそも、俺は高校に入学してバイトをしようと思っていた。
けれど、如月のせいでサッカーの練習が忙しすぎてバイトをしていられなかっただけだ。
だから、当初の予定通りになったに過ぎないといえる。
バイトは嘘だけどな。
天野からの情報だと、八千代鴉は渋谷にあるクラブに出没するという。
教師が生徒に危険なクラブの場所を教えるなんておかしいけど、俺にとってはありがたい。
持ってきた私服に着替え、鞄と制服は駅のロッカーに預けた。
公平みたいにワックスで髪の毛を立たせて、服装を着崩してみた。
これで、二十歳以上に見えるのだろうか。
できるだけ堂々と歩くようにして、クラブの前に着いた。
ネオンがぎらつき、派手な外観だと思っていたけれど予想は外れ、むしろ目立たないような薄暗さを感じる。
俺が田舎者だとばれて、つまみ出されたらどうしよう。
でも、今さら後には引けない。
俺は意を決して入り口に入った。
中に入るとすぐに身分証明書の提示を求められた。
事前に天野から紹介状をもらっていて、それを見せたらすんなり中へと通してくれた。
ボディーチェックも何も無い。
ここが通常のクラブと違うのか、天野の紹介だからか分からない。
こんな所、初めて来たからな。
重たい扉の向こうで、激しく動き回るライトと人の頭が見える。
激しい音楽と煙草の煙に俺は酒も飲んでいないのにふらついた。
誰かに思わずぶつかってしまい、慌てて態勢を整える。こんな所で喧嘩になったら追い出されてしまう。
「すみません!」
俺は頭を下げた。
九十度直角のお辞儀だ。
そして、恐る恐る顔を上げると俺は再び倒れそうになり、その人物に支えられた。
「あらやだ奇遇じゃない。坊やもストレス発散に来たのかしら」
目の前の人物はアンジェラだった。
ピンク色のヒョウ柄の、ぴっちりとしたティーシャツを着ている。
世間は俺が思っているよりも狭いようだった。
「これも何かの縁だから、何か奢ってあげるわ。お酒はダメよ」
そう言ってアンジェラは、カウンターでミネラルウォーターのボトルを注文して俺によこした。
「坊や一人なの?」
「はい」
「やっぱりストレスが溜まっていたのね、可哀想に。言ってくれればドラッグを見繕ったわよ」
アンジェラはドラッグを販売しているし、あっくんとも繋がりがある。
八千代鴉について尋ねてみてもいいだろうか。
「八千代鴉って組織を知ってますか?」
俺は小声で尋ねた。
「ここのスタッフは、全員八千代鴉よ」
どういうことだ?
違法ドラッグの密売組織ってもっと、裏世界で動いていて正体がつかめないものじゃないのか。
組織の名前を言うのもはばかられるような存在じゃないのか。
「違法ドラッグの密売組織だって聞いたんですけど」
「まあ、そうね」
「何か、予想と違う反応なんですけど」
「何を想像していたの?」
「もっと、怖い世界だと。名前を言ってもいけないような集団だったり。真実を知った者は殺されるような」
俺の言葉に、アンジェラは吹き出した。
何だろう、この感じは。
「そんな組織が、すぐ会える所にいるわけないでしょ」
まさか、天野に騙されたのか俺は。
「でも、違法ドラッグの密売組織ですよね。それって、ヤバい連中ですよね」
ネオドラ以降、違法ドラッグは厳重に規制されている。
違法ドラッグを所持しているだけで相当の罪になる。
物によっては死刑だ。
そんな物を密売している団体は、この世界の絶対悪ぐらいに思っていたんだけど。
何故かアンジェラと俺には温度差がある。
「日本政府公認組織だからね。こっちが下手な真似しなければ大丈夫よ」
日本政府公認のドラッグ密売組織って何だ?
意味が分からない。
「ここでも違法ドラッグを売っているけど、粗悪品だから買うならうちで買ってね」
「そんな簡単に、違法ドラッグって手に入るんですか?」
真田刑事は、今は規制が厳しくて違法ドラッグに辿り着けないって言っていたのに。
「売ってる場所と手段さえ分かれば簡単なのよ。後は本人次第ね。中毒性が高くて健康被害を招くドラッグだと分かっても使う人は使うし。八千代鴉は違法ドラッグを売る時は、ちゃんと説明してくれるから良心的よ」
良心的という言葉の意味が分からなくなってきた。
「俺の秘密がどれくらいばれているのか知りたくて、広まるのを阻止したくて。八千代鴉が違法ドラッグの情報を持っているって聞いたから、ここへ来たんですけど」
アンジェラは目を丸くした。
「あらやだ、ごめんなさい。アタシが余計なこと言ったせいね。お詫びに、私が狙っている可愛いバーテンダーを紹介してあげるわ。お口が軽くて便利なのよ」
俺はアンジェラに連れられて、バーカウンターまでやってきた。
髪の毛を七三分けにしている、線の細い男がカクテルを作っていた。
「ハーイ、マスター。私のお友達が例の噂を聞きたいみたいよ」
アンジェラが腰をくねらせながら、俺を紹介した。
バーテンダーは俺に愛想笑いを浮かべる。
「例の噂って、ドロップヘヴンのことかな?」
その名称に一瞬ドキリとしたが、俺は力強く頷いた。
「君も気になるんだね。確かに、ダウナー系の王様だったからね。しかも、通常の血液検査なら反応が出ない優れもの。生きているうちに、天国を感じたいのも分かるよ。でもね、現実が地獄に感じるのは御免だね。舌が肥えると厄介なのと同じさ」
「そのドラッグを使ったことがあるんですか?」
俺の質問に、そのバーテンダーは苦笑いをした。
「無いよ。一時期出回って有名になったみたいだけど、もともと数が少なかったらしいから。手に入れる手段が無いんだ。最近はドラッグ研究者達が化学構造を入手しようと躍起になっているみたいだけど、あんなことがあったから迂闊に動けないみたいだし。幻のドラッグとして闇に葬られるんじゃないかな」
「あんなことって何ですか?」
嫌な予感がする。
「かつてドロップへヴンを開発していた製薬会社の社員がね、手がかりをつかんだと息巻いていたそうなんだ。かつてドロップヘブンを持ち逃げした女がいてね。その身内を特定したとかなんとか。けれど研究員の彼、消えちゃったんだよ」
バーテンダーの男は、興奮気味に身を乗り出して話していた。
噂話が好きなのだろう。
「ドラッグ関係で消息を絶つなんて、この業界では消されたということさ。だから、他の研究者達はビビっていてね。大人しくしているわけだ」
じゃあ、あっくんのおかげで今のところ俺は狙われていないのか。
話を聞いて安心できた。
こんな所まで来てしまったけど、収穫はあったわけだ。
「ネオドラ以降はドラッグに寛容になっている人が多いけど、それは危険ドラッグを徹底的に取り締まっているからだと気付かない奴がまだいるから。下手に欲や好奇心で手を出したら、ヒットマンにやられるんだよ。君も気をつけなね。あの研究員は馬鹿だよな。リストラされかかって焦っていたとはいえ、もう少し慎重に動くべきだったんだよ。奥さんがネットや街頭で呼びかけて苦労してるし、子供だってまだ手がかかるだろうし。もう死んでますよって教えてあげたいけど、理由は言えないし、言っちゃったとしても旦那は犯罪に手を染めていたわけだし。死体もきっと、通常どおり薬品で溶かされているから見つかりっこないだろうしね。悲惨だね」
バーテンダーがべらべらと話を続けている。
白衣の男はただ金に目がくらんで俺を誘拐したわけじゃなかったのか。
リストラされないように、家族を守ろうとして俺を誘拐したのか。
考えようによっては、俺の母親よりはマシな人間だったのかもしれない。
親として。
「大丈夫?」
アンジェらが俺の肩に手を置く。俺はミネラルウォーターを一気飲みした。
「何で、ドロップへヴンはそんなに価値があるんですか? ただの快楽作用しかないんだろ」
バーテンダーはフロアの方を指差した。
そこには我を忘れて踊り狂っている人の群れがある。
「彼らが欲しかったものは、この世を忘れる快楽さ。そして、彼らだけじゃなくて誰もが欲しいものだ。手軽に圧倒的な快楽を得ることは、何事にも代えがたいと思わないか?」
人間が欲しいものは、結局快楽なのか。
どんな苦痛からも逃れることができて、忘れることができるもの。
「君はまだ、彼らの仲間に入らずに済みそうだね。うちで販売しているドラッグは、あまりオススメできないから手を出さないでくれると嬉しいよ。また僕の話を聞いてほしいから」
バーテンダーは整った微笑を浮かべた。
俺は気付いた時にはよく分からないカクテルを注文してしまっていた。
今の俺の心境にぴったりの、真っ青な色がグラスに注がれて出てきた。
アンジェラは頬杖をついて俺を眺めていたけど、俺を咎めずにいてくれた。
今さら酒を飲んだくらいで、何が問題だというのだろうか。
俺は甘いカクテルを口に含んだ。
美味しく感じないから、やっぱり俺はお子様なんだ。
放課後、如月にはバイトだと嘘をついて逃げ帰った。
あいつ鬼みたいに怒っていた。
悪いけど、サッカーの練習をしている場合ではない。
そもそも、俺は高校に入学してバイトをしようと思っていた。
けれど、如月のせいでサッカーの練習が忙しすぎてバイトをしていられなかっただけだ。
だから、当初の予定通りになったに過ぎないといえる。
バイトは嘘だけどな。
天野からの情報だと、八千代鴉は渋谷にあるクラブに出没するという。
教師が生徒に危険なクラブの場所を教えるなんておかしいけど、俺にとってはありがたい。
持ってきた私服に着替え、鞄と制服は駅のロッカーに預けた。
公平みたいにワックスで髪の毛を立たせて、服装を着崩してみた。
これで、二十歳以上に見えるのだろうか。
できるだけ堂々と歩くようにして、クラブの前に着いた。
ネオンがぎらつき、派手な外観だと思っていたけれど予想は外れ、むしろ目立たないような薄暗さを感じる。
俺が田舎者だとばれて、つまみ出されたらどうしよう。
でも、今さら後には引けない。
俺は意を決して入り口に入った。
中に入るとすぐに身分証明書の提示を求められた。
事前に天野から紹介状をもらっていて、それを見せたらすんなり中へと通してくれた。
ボディーチェックも何も無い。
ここが通常のクラブと違うのか、天野の紹介だからか分からない。
こんな所、初めて来たからな。
重たい扉の向こうで、激しく動き回るライトと人の頭が見える。
激しい音楽と煙草の煙に俺は酒も飲んでいないのにふらついた。
誰かに思わずぶつかってしまい、慌てて態勢を整える。こんな所で喧嘩になったら追い出されてしまう。
「すみません!」
俺は頭を下げた。
九十度直角のお辞儀だ。
そして、恐る恐る顔を上げると俺は再び倒れそうになり、その人物に支えられた。
「あらやだ奇遇じゃない。坊やもストレス発散に来たのかしら」
目の前の人物はアンジェラだった。
ピンク色のヒョウ柄の、ぴっちりとしたティーシャツを着ている。
世間は俺が思っているよりも狭いようだった。
「これも何かの縁だから、何か奢ってあげるわ。お酒はダメよ」
そう言ってアンジェラは、カウンターでミネラルウォーターのボトルを注文して俺によこした。
「坊や一人なの?」
「はい」
「やっぱりストレスが溜まっていたのね、可哀想に。言ってくれればドラッグを見繕ったわよ」
アンジェラはドラッグを販売しているし、あっくんとも繋がりがある。
八千代鴉について尋ねてみてもいいだろうか。
「八千代鴉って組織を知ってますか?」
俺は小声で尋ねた。
「ここのスタッフは、全員八千代鴉よ」
どういうことだ?
違法ドラッグの密売組織ってもっと、裏世界で動いていて正体がつかめないものじゃないのか。
組織の名前を言うのもはばかられるような存在じゃないのか。
「違法ドラッグの密売組織だって聞いたんですけど」
「まあ、そうね」
「何か、予想と違う反応なんですけど」
「何を想像していたの?」
「もっと、怖い世界だと。名前を言ってもいけないような集団だったり。真実を知った者は殺されるような」
俺の言葉に、アンジェラは吹き出した。
何だろう、この感じは。
「そんな組織が、すぐ会える所にいるわけないでしょ」
まさか、天野に騙されたのか俺は。
「でも、違法ドラッグの密売組織ですよね。それって、ヤバい連中ですよね」
ネオドラ以降、違法ドラッグは厳重に規制されている。
違法ドラッグを所持しているだけで相当の罪になる。
物によっては死刑だ。
そんな物を密売している団体は、この世界の絶対悪ぐらいに思っていたんだけど。
何故かアンジェラと俺には温度差がある。
「日本政府公認組織だからね。こっちが下手な真似しなければ大丈夫よ」
日本政府公認のドラッグ密売組織って何だ?
意味が分からない。
「ここでも違法ドラッグを売っているけど、粗悪品だから買うならうちで買ってね」
「そんな簡単に、違法ドラッグって手に入るんですか?」
真田刑事は、今は規制が厳しくて違法ドラッグに辿り着けないって言っていたのに。
「売ってる場所と手段さえ分かれば簡単なのよ。後は本人次第ね。中毒性が高くて健康被害を招くドラッグだと分かっても使う人は使うし。八千代鴉は違法ドラッグを売る時は、ちゃんと説明してくれるから良心的よ」
良心的という言葉の意味が分からなくなってきた。
「俺の秘密がどれくらいばれているのか知りたくて、広まるのを阻止したくて。八千代鴉が違法ドラッグの情報を持っているって聞いたから、ここへ来たんですけど」
アンジェラは目を丸くした。
「あらやだ、ごめんなさい。アタシが余計なこと言ったせいね。お詫びに、私が狙っている可愛いバーテンダーを紹介してあげるわ。お口が軽くて便利なのよ」
俺はアンジェラに連れられて、バーカウンターまでやってきた。
髪の毛を七三分けにしている、線の細い男がカクテルを作っていた。
「ハーイ、マスター。私のお友達が例の噂を聞きたいみたいよ」
アンジェラが腰をくねらせながら、俺を紹介した。
バーテンダーは俺に愛想笑いを浮かべる。
「例の噂って、ドロップヘヴンのことかな?」
その名称に一瞬ドキリとしたが、俺は力強く頷いた。
「君も気になるんだね。確かに、ダウナー系の王様だったからね。しかも、通常の血液検査なら反応が出ない優れもの。生きているうちに、天国を感じたいのも分かるよ。でもね、現実が地獄に感じるのは御免だね。舌が肥えると厄介なのと同じさ」
「そのドラッグを使ったことがあるんですか?」
俺の質問に、そのバーテンダーは苦笑いをした。
「無いよ。一時期出回って有名になったみたいだけど、もともと数が少なかったらしいから。手に入れる手段が無いんだ。最近はドラッグ研究者達が化学構造を入手しようと躍起になっているみたいだけど、あんなことがあったから迂闊に動けないみたいだし。幻のドラッグとして闇に葬られるんじゃないかな」
「あんなことって何ですか?」
嫌な予感がする。
「かつてドロップへヴンを開発していた製薬会社の社員がね、手がかりをつかんだと息巻いていたそうなんだ。かつてドロップヘブンを持ち逃げした女がいてね。その身内を特定したとかなんとか。けれど研究員の彼、消えちゃったんだよ」
バーテンダーの男は、興奮気味に身を乗り出して話していた。
噂話が好きなのだろう。
「ドラッグ関係で消息を絶つなんて、この業界では消されたということさ。だから、他の研究者達はビビっていてね。大人しくしているわけだ」
じゃあ、あっくんのおかげで今のところ俺は狙われていないのか。
話を聞いて安心できた。
こんな所まで来てしまったけど、収穫はあったわけだ。
「ネオドラ以降はドラッグに寛容になっている人が多いけど、それは危険ドラッグを徹底的に取り締まっているからだと気付かない奴がまだいるから。下手に欲や好奇心で手を出したら、ヒットマンにやられるんだよ。君も気をつけなね。あの研究員は馬鹿だよな。リストラされかかって焦っていたとはいえ、もう少し慎重に動くべきだったんだよ。奥さんがネットや街頭で呼びかけて苦労してるし、子供だってまだ手がかかるだろうし。もう死んでますよって教えてあげたいけど、理由は言えないし、言っちゃったとしても旦那は犯罪に手を染めていたわけだし。死体もきっと、通常どおり薬品で溶かされているから見つかりっこないだろうしね。悲惨だね」
バーテンダーがべらべらと話を続けている。
白衣の男はただ金に目がくらんで俺を誘拐したわけじゃなかったのか。
リストラされないように、家族を守ろうとして俺を誘拐したのか。
考えようによっては、俺の母親よりはマシな人間だったのかもしれない。
親として。
「大丈夫?」
アンジェらが俺の肩に手を置く。俺はミネラルウォーターを一気飲みした。
「何で、ドロップへヴンはそんなに価値があるんですか? ただの快楽作用しかないんだろ」
バーテンダーはフロアの方を指差した。
そこには我を忘れて踊り狂っている人の群れがある。
「彼らが欲しかったものは、この世を忘れる快楽さ。そして、彼らだけじゃなくて誰もが欲しいものだ。手軽に圧倒的な快楽を得ることは、何事にも代えがたいと思わないか?」
人間が欲しいものは、結局快楽なのか。
どんな苦痛からも逃れることができて、忘れることができるもの。
「君はまだ、彼らの仲間に入らずに済みそうだね。うちで販売しているドラッグは、あまりオススメできないから手を出さないでくれると嬉しいよ。また僕の話を聞いてほしいから」
バーテンダーは整った微笑を浮かべた。
俺は気付いた時にはよく分からないカクテルを注文してしまっていた。
今の俺の心境にぴったりの、真っ青な色がグラスに注がれて出てきた。
アンジェラは頬杖をついて俺を眺めていたけど、俺を咎めずにいてくれた。
今さら酒を飲んだくらいで、何が問題だというのだろうか。
俺は甘いカクテルを口に含んだ。
美味しく感じないから、やっぱり俺はお子様なんだ。
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