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誰かの為に生きることが正しいのか
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天野のマンションに行き、全裸になった俺はベッドの上で座ったまま天野を睨みつける。
もちろん、シーツで下半身は隠した。
そんな俺を天野は整った顔のまま見つめている。
「俺の秘密を知っているのは、お前だけじゃ無かったんだな」
天野は前回言っていた。
俺の誘拐はずさんな犯行だったから、耳に入ったと。
てっきり天野の父親が政界にいるから、いろんな情報を集めることができたんだと単純に考えてしまった。
でも、集められる情報ということじゃないか。
俺の誘拐や素性は裏世界ですでに出回っているということだ。
だいたい、俺が誘拐された理由だってただのドラッグ開発会社の男が俺の母親の罪に気づいたからだ。
それがホノカなんていうただの女の耳に入るくらいだ。
一体、俺の秘密はどれ程広まってしまっているんだ。
「よく気づいたね。ちゃんと宿題ができたようで感心したよ」
天野は手を軽く叩いた。
完全に馬鹿にされている。
「今日、ドラッグを受け取りに行った店の店主が言っていた。俺が裏世界で噂されているって」
「それで、どんな噂だって?」
「俺がどこの誰かまでは特定されていないけど、高校生のガキが闇マーケットで人気のドラッグの化学構造を持っているとか、わけが分からない噂が立ってるんだよ!」
「それは大変だね」
天野は可笑しそうに笑う。
「誰なのか特定されていないって言っても、お前は俺のことを知っていたじゃないか。つまり俺が見つかるまで時間の問題ってことだろ」
「わお。成長したじゃないか。教師として鼻が高いよ」
何が教師だ。
教師なんて皆嫌いだが、こいつはその教師だとすら認めてないぞ。
「まあ、そもそもあんな犯行しかできない奴ですら君を特定しちゃったくらいだ。もうばれてるんじゃないかな」
天野が淡々と言い放った言葉に背筋が凍った。
もう誘拐なんかされたくないけど、それよりもこのままじゃ叔父さんにばれてしまう。
「そんなに怖いなら、警察に保護を頼んだらどうだい。できれば、モデルの仕事が終わってからがいいな」
警察に頼むのが一番問題なんだよ。
「無理だ」
「母親の罪がばれるから?」
やっぱり全部知っているのか。
「母親と俺、両方の罪がばれるからだ」
「君の罪は大丈夫でしょ。理由が理由だし、まだ小さかったし」
何でこいつは冷静なんだ。俺は人殺しだぞ。
「俺が母親を殺したなんて叔父さんに知られたくない。きっと悲しむ」
天野は男とは思えない程甲高い声を出して笑った。
「君は、人は誰かの為に生きることが正しいと思うかい?」
俺は頷いた。
だって、よく言うじゃないか。
人と人は支え合って生きているとか、誰かの為になりたいとか。
今の俺は、間違いなく叔父さんの為に生きているんだ。
「僕はそう思わないんだ。人の為に生きている奴はナンセンスだと思うね。だって、人には感情があるし寿命だってあるんだ。そんな危ういものを生きがいにできるわけがない」
「じゃあ、お前は何の為に生きているんだ」
「自分と自分の作品のためだよ。この世で一番大切なのは、自分なんだから。君だって、お母さんからそう教わったでしょ?」
俺は何も言えなかった。
唇が震える。
どうしてこの美術教師はそんなことが平気で言えるんだ。
母親は俺を大切に思っていなかった。
自分の為に俺に仕事をさせた。
「その表情すごくいいよ。今日はその態勢のままでいいから動かないでね」
目の前の美しい美術教師は、幸せそうに絵を描いている。
「君だって自分の為に生きているはずだ。真実を告白して、叔父さんに拒否されるのを恐れているんだろ」
天野の残酷な言葉が降ってくる。
もし、叔父さんに嫌われたら俺は今度こそ死ぬしかない。
「ほらね。誰かの為に生きているわけじゃないんだよ」
天野の顔が歪む。
シーツに雫が落ちた。
こんな奴の前で泣くなんて、俺は救いがたい男だ。
「俺の母親は悪魔だって言われた。だから、その血を引いている俺も悪魔なんだ」
涙が止まらない。
思考回路が壊れていく。
ホノカのような女ですら、俺の母親を悪魔だと言ったんだ。
だったら、本当に酷い女だったんだろう。
「その理論だと、叔父さんも悪魔かい?」
「違う!」
「じゃあ、その理論は破綻している。そもそも、人間を悪魔と表現するなんておこがましいよ。人間の方が下だ。同じ土俵に乗せてはいけない」
じゃあ、何だというんだ。
俺の母親は何だったんだ。
「君は近代教育の犠牲者だね」
「あんたが何を言っているか分からない」
「親が子供を愛さなければいけないって思っているだろ?」
当たり前なことを言うなよ。
「その考えはね、近代的なものだよ。残念ながらというべきか、家族愛や親子愛は普遍的なものではない。かつて、子供は働き手かただの商品だった時代もある。現代が、その真実を覆い隠してしまったにすぎないのさ。だから、君の母親は普通の人間だ」
こんな奴の話に耳を傾け始めている自分がいる。
どんな授業よりも頭に響いて来る。
「本当に、俺の母親は普通だったのか?」
「人間としては普通だよ。時代に合わせて理想的な親になれなんて横暴じゃないか。産めよ増やせよと言いながら、貧困で子供を育てられないなら親は塩を舐めてでも体を売ってでも育てなければならないなんて可哀想だよ。時代に合わせるなら、それだってハラスメントだよね」
そうだったんだ。
俺の母親は普通だったのか。
そんな普通の母親を俺は殺してしまったのか。
「じゃあ、悪いのはやっぱり俺なのか。母親は必死に生きていたのに、殺してしまったから」
天野はキャンバスから目を離し、俺を見つめて不敵な笑みを浮かべる。
「生まれ落ちた人間は自分の命を守る権利がある。君も君の母親もね。生物のロマンだね。親は自分の命を優先する為に生まれた子供を捨てる。子供は自分の命を優先する為に親を殺す。最高じゃないか。君は親との生存競争に勝利したわけだ。喜びなよ」
何を言っているのかほとんど理解できず、何も言えない。
天野は再びキャンバスに向かって絵を描き始める。
結局誰が悪いのか、誰が間違っているのか分からなかった。
そもそも天野の話を真剣に聴く方がどうかしているのかもしれない。
でも、俺と俺の母親を悪者にしないのは世界中でこの教師だけかもしれない。
こんな奴に救われたなんて思いたくないが、今だけは少しだけ救われたと思いたかった。
「随分と高いお茶を買ったね。ハーブティー好きなのかい?」
帰りがけ、俺が買って来たハーブティーのパッケージを天野が見つけた。
天野はハーブにも詳しそうだ。
「あんたから貰った金で買った。金を使い果たすまでにはいかなかったけど」
「いやだな。マネーロンダリングのつもりかい? 犯罪で稼いだお金じゃないんだから、お金はお金だよ。もっと有効的に使ったらどうだろうか?」
「有効に使ったんだよ。叔父さんに疲れを癒してもらおうと思って」
「だったら、家にそのお金を入れた方が叔父さんは助かると思うけど」
「そうしたら、その金はどうしたって問い詰められるじゃないか」
「10代が抱える秘密にしては多すぎるね」
天野は溜息をつく。何だよ。誰のせいだと思っているんだ。
「じゃあ、お金の代わりに情報をあげてもいいよ」
天野が不気味な笑顔を向けてくる。
「僕は情報通だからね。君の知りたいことは、ネットで調べるよりも確実に分かると思うよ。もちろん、お金の方が良ければ今までどおり渡すし」
そうか。
こいつが俺を利用するなら、俺だってこいつを利用すれば良かったのか。
俺の問題は何一つ解決していない。
天野に秘密を守ってもらうだけではどうにもならない。
「俺の秘密がばれるとしたらどこからだ? どうやって阻止すればいい?」
「八千代鴉という、ドラッグ密売組織を知っているかな?」
ドラッグ密売組織なんて、本当に存在したのか。
東刑事の鋭い眼差しを思い出す。
「この日本で、違法ドラッグの情報を一番握っている組織だよ。彼らに接触して情報を集めてみたらどうだろうか?」
頭の中が覚醒していくのを感じる。
まさかこれが脳内麻薬というやつじゃないよな。
危険な話だとは分かっているけれど、俺の一番恐れていることは叔父さんに秘密がばれることだ。
やっぱり俺は、誰かの為に生きたいと思ったんだ。
もちろん、シーツで下半身は隠した。
そんな俺を天野は整った顔のまま見つめている。
「俺の秘密を知っているのは、お前だけじゃ無かったんだな」
天野は前回言っていた。
俺の誘拐はずさんな犯行だったから、耳に入ったと。
てっきり天野の父親が政界にいるから、いろんな情報を集めることができたんだと単純に考えてしまった。
でも、集められる情報ということじゃないか。
俺の誘拐や素性は裏世界ですでに出回っているということだ。
だいたい、俺が誘拐された理由だってただのドラッグ開発会社の男が俺の母親の罪に気づいたからだ。
それがホノカなんていうただの女の耳に入るくらいだ。
一体、俺の秘密はどれ程広まってしまっているんだ。
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天野は手を軽く叩いた。
完全に馬鹿にされている。
「今日、ドラッグを受け取りに行った店の店主が言っていた。俺が裏世界で噂されているって」
「それで、どんな噂だって?」
「俺がどこの誰かまでは特定されていないけど、高校生のガキが闇マーケットで人気のドラッグの化学構造を持っているとか、わけが分からない噂が立ってるんだよ!」
「それは大変だね」
天野は可笑しそうに笑う。
「誰なのか特定されていないって言っても、お前は俺のことを知っていたじゃないか。つまり俺が見つかるまで時間の問題ってことだろ」
「わお。成長したじゃないか。教師として鼻が高いよ」
何が教師だ。
教師なんて皆嫌いだが、こいつはその教師だとすら認めてないぞ。
「まあ、そもそもあんな犯行しかできない奴ですら君を特定しちゃったくらいだ。もうばれてるんじゃないかな」
天野が淡々と言い放った言葉に背筋が凍った。
もう誘拐なんかされたくないけど、それよりもこのままじゃ叔父さんにばれてしまう。
「そんなに怖いなら、警察に保護を頼んだらどうだい。できれば、モデルの仕事が終わってからがいいな」
警察に頼むのが一番問題なんだよ。
「無理だ」
「母親の罪がばれるから?」
やっぱり全部知っているのか。
「母親と俺、両方の罪がばれるからだ」
「君の罪は大丈夫でしょ。理由が理由だし、まだ小さかったし」
何でこいつは冷静なんだ。俺は人殺しだぞ。
「俺が母親を殺したなんて叔父さんに知られたくない。きっと悲しむ」
天野は男とは思えない程甲高い声を出して笑った。
「君は、人は誰かの為に生きることが正しいと思うかい?」
俺は頷いた。
だって、よく言うじゃないか。
人と人は支え合って生きているとか、誰かの為になりたいとか。
今の俺は、間違いなく叔父さんの為に生きているんだ。
「僕はそう思わないんだ。人の為に生きている奴はナンセンスだと思うね。だって、人には感情があるし寿命だってあるんだ。そんな危ういものを生きがいにできるわけがない」
「じゃあ、お前は何の為に生きているんだ」
「自分と自分の作品のためだよ。この世で一番大切なのは、自分なんだから。君だって、お母さんからそう教わったでしょ?」
俺は何も言えなかった。
唇が震える。
どうしてこの美術教師はそんなことが平気で言えるんだ。
母親は俺を大切に思っていなかった。
自分の為に俺に仕事をさせた。
「その表情すごくいいよ。今日はその態勢のままでいいから動かないでね」
目の前の美しい美術教師は、幸せそうに絵を描いている。
「君だって自分の為に生きているはずだ。真実を告白して、叔父さんに拒否されるのを恐れているんだろ」
天野の残酷な言葉が降ってくる。
もし、叔父さんに嫌われたら俺は今度こそ死ぬしかない。
「ほらね。誰かの為に生きているわけじゃないんだよ」
天野の顔が歪む。
シーツに雫が落ちた。
こんな奴の前で泣くなんて、俺は救いがたい男だ。
「俺の母親は悪魔だって言われた。だから、その血を引いている俺も悪魔なんだ」
涙が止まらない。
思考回路が壊れていく。
ホノカのような女ですら、俺の母親を悪魔だと言ったんだ。
だったら、本当に酷い女だったんだろう。
「その理論だと、叔父さんも悪魔かい?」
「違う!」
「じゃあ、その理論は破綻している。そもそも、人間を悪魔と表現するなんておこがましいよ。人間の方が下だ。同じ土俵に乗せてはいけない」
じゃあ、何だというんだ。
俺の母親は何だったんだ。
「君は近代教育の犠牲者だね」
「あんたが何を言っているか分からない」
「親が子供を愛さなければいけないって思っているだろ?」
当たり前なことを言うなよ。
「その考えはね、近代的なものだよ。残念ながらというべきか、家族愛や親子愛は普遍的なものではない。かつて、子供は働き手かただの商品だった時代もある。現代が、その真実を覆い隠してしまったにすぎないのさ。だから、君の母親は普通の人間だ」
こんな奴の話に耳を傾け始めている自分がいる。
どんな授業よりも頭に響いて来る。
「本当に、俺の母親は普通だったのか?」
「人間としては普通だよ。時代に合わせて理想的な親になれなんて横暴じゃないか。産めよ増やせよと言いながら、貧困で子供を育てられないなら親は塩を舐めてでも体を売ってでも育てなければならないなんて可哀想だよ。時代に合わせるなら、それだってハラスメントだよね」
そうだったんだ。
俺の母親は普通だったのか。
そんな普通の母親を俺は殺してしまったのか。
「じゃあ、悪いのはやっぱり俺なのか。母親は必死に生きていたのに、殺してしまったから」
天野はキャンバスから目を離し、俺を見つめて不敵な笑みを浮かべる。
「生まれ落ちた人間は自分の命を守る権利がある。君も君の母親もね。生物のロマンだね。親は自分の命を優先する為に生まれた子供を捨てる。子供は自分の命を優先する為に親を殺す。最高じゃないか。君は親との生存競争に勝利したわけだ。喜びなよ」
何を言っているのかほとんど理解できず、何も言えない。
天野は再びキャンバスに向かって絵を描き始める。
結局誰が悪いのか、誰が間違っているのか分からなかった。
そもそも天野の話を真剣に聴く方がどうかしているのかもしれない。
でも、俺と俺の母親を悪者にしないのは世界中でこの教師だけかもしれない。
こんな奴に救われたなんて思いたくないが、今だけは少しだけ救われたと思いたかった。
「随分と高いお茶を買ったね。ハーブティー好きなのかい?」
帰りがけ、俺が買って来たハーブティーのパッケージを天野が見つけた。
天野はハーブにも詳しそうだ。
「あんたから貰った金で買った。金を使い果たすまでにはいかなかったけど」
「いやだな。マネーロンダリングのつもりかい? 犯罪で稼いだお金じゃないんだから、お金はお金だよ。もっと有効的に使ったらどうだろうか?」
「有効に使ったんだよ。叔父さんに疲れを癒してもらおうと思って」
「だったら、家にそのお金を入れた方が叔父さんは助かると思うけど」
「そうしたら、その金はどうしたって問い詰められるじゃないか」
「10代が抱える秘密にしては多すぎるね」
天野は溜息をつく。何だよ。誰のせいだと思っているんだ。
「じゃあ、お金の代わりに情報をあげてもいいよ」
天野が不気味な笑顔を向けてくる。
「僕は情報通だからね。君の知りたいことは、ネットで調べるよりも確実に分かると思うよ。もちろん、お金の方が良ければ今までどおり渡すし」
そうか。
こいつが俺を利用するなら、俺だってこいつを利用すれば良かったのか。
俺の問題は何一つ解決していない。
天野に秘密を守ってもらうだけではどうにもならない。
「俺の秘密がばれるとしたらどこからだ? どうやって阻止すればいい?」
「八千代鴉という、ドラッグ密売組織を知っているかな?」
ドラッグ密売組織なんて、本当に存在したのか。
東刑事の鋭い眼差しを思い出す。
「この日本で、違法ドラッグの情報を一番握っている組織だよ。彼らに接触して情報を集めてみたらどうだろうか?」
頭の中が覚醒していくのを感じる。
まさかこれが脳内麻薬というやつじゃないよな。
危険な話だとは分かっているけれど、俺の一番恐れていることは叔父さんに秘密がばれることだ。
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