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第12章
純白の英雄クリスドール「私とクリスドールの関係は――」
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前にルチルとの密会に使ったお店にやって来た。個室はやっぱり便利ね。
私の目の前に、純白の英雄クリスドールが座っている。
クリスドールは目立つから、グレーのパーカーを羽織りフードを被って私の後に続いて入店した。
個室に通されてから、クリスドールはフードをとって透き通った目を私に向ける。
私達の目の前にクリスドールが現れた時は少し焦ってしまったわ。
クリスドールが私の名前を呼んだ時点で、私とこの子が何かしらの知り合いであることを察し、皆は混乱しながら私達を交互に見ていた。
良い誤魔化し方も思いつかなかったので、その場で皆には今度説明すると伝え、クリスドールを連れてその場を去るしかなかった。
どうしてくれるのよ。
個室の扉が開き、注文した飲み物が届く。
現れた店員は、以前ルチルと密会していた時と同じ若者だった。
彼は私と目が合い微笑みかけたのも束の間、クリスドールに気づきグラスをひっくり返しそうになったところを、すんでの所で支えた。
さすがプロね。でも営業スマイルを忘れてしまっている。
震える手でテーブルにグラスを置いた。
「お兄さん、オレがここに来てることは内緒ね」
クリスドールが完璧なウィンクをする。
店員が素早く90度のお辞儀をした後、一瞬私を見てから出て行った。
私のことをどう思ったかしら。
「じゃあ、再会を祝って乾杯しようか」
クリスドールが私にグラスを向ける。
「しないわよ」
私が拒否すると、クリスドールは大人しくグラスを机の上に戻した。
無機質な笑顔のままで。
「久しぶりだねダチュラ。ずいぶん探したんだよ」
クリスドールは微笑みながら、首を横に傾けた。
「それで、私を探し出してどうするの?」
「お願いを聞いてほしいんだ。この国を破壊するのを止めてよ」
予想通りの回答が返ってきた。
ここまで来たのに、今更止められるわけがないじゃない。
「嫌だと言ったら?」
「最終的には、ダチュラを殺せってマスターから命令されてる。でも最終的って、どういう状態のことなのか分からないんだけど。教えてくれる?」
「殺されると分かってて、教えるわけないでしょ。自分で考えなさい」
「考えたけど分からないから聞いてるのに。曖昧な命令されて困ってるんだよ」
知らないわよ、そんなこと。
「じゃあ提案をしてあげる。当初の予定どおり、あなたがこの国を破壊して。そうすれば私がこの国を破壊する必要もなくなるわ」
「オレがこの国を破壊することも禁じられてる」
この子と話していても、平行線のままよね。
「分かったわ。破壊を止めてあげる。ただし、時々憂さ晴らしだけはさせて。それくらい良いでしょ?」
「憂さ晴らしって何するの?」
「時々、“ゴーレム”を暴れさすだけよ。今までどおりね。あんたも時々壊していいから」
「それでいいのかなぁ?」
「いいじゃない。今やあんたは純白の英雄なんて呼ばれて、もてはやされているじゃない。『人を救うことに理由は必要ありません』あれ、素晴らしい演説だったわ。私が死んでも言えない台詞ね」
「あれね。マスターがそう言っておけって言うからさ。他に余計なことは言うなって」
この発言を、クリスドールに憧れている人が聞いたら泣くでしょうね。
この子は正義の為に自ら動いているわけではないから。
全ては私を止めるという、アイツからの命令に従っているだけ。
「じゃあオレからも提案。そろそろ死んだら? クソババア」
クリスドールの表情はにこやかだ。
美しいまま張り付いた顔面を崩したりしない。
「おだまり、クソガキ」
この子のことは言えない。
私も表情豊かではないから。
「ババアは不適切だよね。だってババアなんて年齢じゃないもんね。やっぱり魔女の方が良かったかな?」
その通り名も嫌い。
「ねえ、オレそんなに間違えたことを言ってる? そろそろ死んでおこうよ。悪いことは言わないからさ」
傍から聞いたらとんでもない発言だけれど、私達の場合は確かに間違えた表現ではないかもしれない。
「そう思っているのに、私を殺さないのね」
「さっきも言ったじゃん。最終的な状況じゃないと殺しちゃダメなんだよ。人間って本当に自分勝手だよね。破壊行為を止めろ、でもまだ殺すな、でも最終的に殺せ……意味不明だよ」
クリスドールは笑みを浮かべたまま、両手を挙げた。
「あんたのマスターなのに、悪く言うのね」
「ダチュラの弟なのに、遺言を聞いてあげないんだね」
クリスドールが真っすぐに私を見つめる。
その目の奥にアイツがいるかと思うと、忘れかけていた愛憎が蘇る。
こんなに気分が悪くなるのは久しぶりだわ。
「もう弟だなんて思ってない。死んでも尚、あんたを使って私の邪魔をするなんて許せないわ」
「そんなに敵意を向けたら可哀そうだよ。マスターはダチュラのこと、大好きだったのに」
だったらどうして死んだのよ。
一緒にこの国に復讐しようと誓ったじゃない。
私達の国を滅ぼした、この国に。
「さっきの人達はダチュラのお友達? 心が痛まないの? 人間は悪いことをすると、心が痛むんでしょ? オレには分からないけど、ダチュラはオレよりはまだ人間でしょ?」
最後に良心の呵責にさいなまれたのは、いつだったかしら。
この身体と顔だった女を乗っ取った時だったかもしれない。
きっとその時に、前の身体と一緒に心も捨ててしまったのね。
あの時から私は、本当の魔女になったのかもしれない。
「私はもう人間じゃない。あんたの言う通り、魔女よ。それに、悪いことをしているとは思わない。これは私の正義なの」
「その先に何があるの?」
「それを見たいのよ」
私が日頃から服の下に忍ばせているネックレスを取り出した。
チェーンに通された、豪華な指輪が輝いている。
「それって旦那さんから貰ったやつ?」
「そう。私はあの人の無念を晴らさなければならないの。それが、私にできる唯一の罪滅ぼしよ」
「死んで詫びるっていう方法があると聞いたけど?」
「それはできない。きっと私は天国にも地獄にも行けないから。もう、あの人に会って謝ることはできないわ」
「天国と地獄って本当にあるの? マスターはどっちに行ったのかな? オレも壊れたらどっちかに行けるかな?」
私は科学者。
正直、そんな曖昧な事柄は信じていなかった。
でも、もしもあるなら、天使も悪魔も私達に関わりたくないでしょうね。
「アイツも私も、そしてあんたも、そろって煉獄行きよ」
「やった! じゃあ、また3人で仲良く暮らせるね」
クリスドールが完璧な笑顔で微笑む。
この笑顔に虫唾が走るのは、私だけかしらね。
でも、久しぶりの再会は悪いことだけでは無かった。
危うくこの国に染まりそうになっていた私に、また決意の炎を灯してくれたもの。
悪いけど、煉獄行きは先延ばしにさせてもらうわ。
私の目の前に、純白の英雄クリスドールが座っている。
クリスドールは目立つから、グレーのパーカーを羽織りフードを被って私の後に続いて入店した。
個室に通されてから、クリスドールはフードをとって透き通った目を私に向ける。
私達の目の前にクリスドールが現れた時は少し焦ってしまったわ。
クリスドールが私の名前を呼んだ時点で、私とこの子が何かしらの知り合いであることを察し、皆は混乱しながら私達を交互に見ていた。
良い誤魔化し方も思いつかなかったので、その場で皆には今度説明すると伝え、クリスドールを連れてその場を去るしかなかった。
どうしてくれるのよ。
個室の扉が開き、注文した飲み物が届く。
現れた店員は、以前ルチルと密会していた時と同じ若者だった。
彼は私と目が合い微笑みかけたのも束の間、クリスドールに気づきグラスをひっくり返しそうになったところを、すんでの所で支えた。
さすがプロね。でも営業スマイルを忘れてしまっている。
震える手でテーブルにグラスを置いた。
「お兄さん、オレがここに来てることは内緒ね」
クリスドールが完璧なウィンクをする。
店員が素早く90度のお辞儀をした後、一瞬私を見てから出て行った。
私のことをどう思ったかしら。
「じゃあ、再会を祝って乾杯しようか」
クリスドールが私にグラスを向ける。
「しないわよ」
私が拒否すると、クリスドールは大人しくグラスを机の上に戻した。
無機質な笑顔のままで。
「久しぶりだねダチュラ。ずいぶん探したんだよ」
クリスドールは微笑みながら、首を横に傾けた。
「それで、私を探し出してどうするの?」
「お願いを聞いてほしいんだ。この国を破壊するのを止めてよ」
予想通りの回答が返ってきた。
ここまで来たのに、今更止められるわけがないじゃない。
「嫌だと言ったら?」
「最終的には、ダチュラを殺せってマスターから命令されてる。でも最終的って、どういう状態のことなのか分からないんだけど。教えてくれる?」
「殺されると分かってて、教えるわけないでしょ。自分で考えなさい」
「考えたけど分からないから聞いてるのに。曖昧な命令されて困ってるんだよ」
知らないわよ、そんなこと。
「じゃあ提案をしてあげる。当初の予定どおり、あなたがこの国を破壊して。そうすれば私がこの国を破壊する必要もなくなるわ」
「オレがこの国を破壊することも禁じられてる」
この子と話していても、平行線のままよね。
「分かったわ。破壊を止めてあげる。ただし、時々憂さ晴らしだけはさせて。それくらい良いでしょ?」
「憂さ晴らしって何するの?」
「時々、“ゴーレム”を暴れさすだけよ。今までどおりね。あんたも時々壊していいから」
「それでいいのかなぁ?」
「いいじゃない。今やあんたは純白の英雄なんて呼ばれて、もてはやされているじゃない。『人を救うことに理由は必要ありません』あれ、素晴らしい演説だったわ。私が死んでも言えない台詞ね」
「あれね。マスターがそう言っておけって言うからさ。他に余計なことは言うなって」
この発言を、クリスドールに憧れている人が聞いたら泣くでしょうね。
この子は正義の為に自ら動いているわけではないから。
全ては私を止めるという、アイツからの命令に従っているだけ。
「じゃあオレからも提案。そろそろ死んだら? クソババア」
クリスドールの表情はにこやかだ。
美しいまま張り付いた顔面を崩したりしない。
「おだまり、クソガキ」
この子のことは言えない。
私も表情豊かではないから。
「ババアは不適切だよね。だってババアなんて年齢じゃないもんね。やっぱり魔女の方が良かったかな?」
その通り名も嫌い。
「ねえ、オレそんなに間違えたことを言ってる? そろそろ死んでおこうよ。悪いことは言わないからさ」
傍から聞いたらとんでもない発言だけれど、私達の場合は確かに間違えた表現ではないかもしれない。
「そう思っているのに、私を殺さないのね」
「さっきも言ったじゃん。最終的な状況じゃないと殺しちゃダメなんだよ。人間って本当に自分勝手だよね。破壊行為を止めろ、でもまだ殺すな、でも最終的に殺せ……意味不明だよ」
クリスドールは笑みを浮かべたまま、両手を挙げた。
「あんたのマスターなのに、悪く言うのね」
「ダチュラの弟なのに、遺言を聞いてあげないんだね」
クリスドールが真っすぐに私を見つめる。
その目の奥にアイツがいるかと思うと、忘れかけていた愛憎が蘇る。
こんなに気分が悪くなるのは久しぶりだわ。
「もう弟だなんて思ってない。死んでも尚、あんたを使って私の邪魔をするなんて許せないわ」
「そんなに敵意を向けたら可哀そうだよ。マスターはダチュラのこと、大好きだったのに」
だったらどうして死んだのよ。
一緒にこの国に復讐しようと誓ったじゃない。
私達の国を滅ぼした、この国に。
「さっきの人達はダチュラのお友達? 心が痛まないの? 人間は悪いことをすると、心が痛むんでしょ? オレには分からないけど、ダチュラはオレよりはまだ人間でしょ?」
最後に良心の呵責にさいなまれたのは、いつだったかしら。
この身体と顔だった女を乗っ取った時だったかもしれない。
きっとその時に、前の身体と一緒に心も捨ててしまったのね。
あの時から私は、本当の魔女になったのかもしれない。
「私はもう人間じゃない。あんたの言う通り、魔女よ。それに、悪いことをしているとは思わない。これは私の正義なの」
「その先に何があるの?」
「それを見たいのよ」
私が日頃から服の下に忍ばせているネックレスを取り出した。
チェーンに通された、豪華な指輪が輝いている。
「それって旦那さんから貰ったやつ?」
「そう。私はあの人の無念を晴らさなければならないの。それが、私にできる唯一の罪滅ぼしよ」
「死んで詫びるっていう方法があると聞いたけど?」
「それはできない。きっと私は天国にも地獄にも行けないから。もう、あの人に会って謝ることはできないわ」
「天国と地獄って本当にあるの? マスターはどっちに行ったのかな? オレも壊れたらどっちかに行けるかな?」
私は科学者。
正直、そんな曖昧な事柄は信じていなかった。
でも、もしもあるなら、天使も悪魔も私達に関わりたくないでしょうね。
「アイツも私も、そしてあんたも、そろって煉獄行きよ」
「やった! じゃあ、また3人で仲良く暮らせるね」
クリスドールが完璧な笑顔で微笑む。
この笑顔に虫唾が走るのは、私だけかしらね。
でも、久しぶりの再会は悪いことだけでは無かった。
危うくこの国に染まりそうになっていた私に、また決意の炎を灯してくれたもの。
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