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82 もっと幸せ
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普通はさ、一緒に暮らしてて、このくらいの歳の大人で、まぁ、そういうのもあるかもしれないよね。
ほら、親に挨拶的なの。
でも、それは大概男女での恋愛においての話で。俺にとってはそんなのは縁遠いイベントっていうか。
思わないでしょ?
予想外すぎて。
ねぇ、どうしたらいいのかなんて、わかんないよ。
「あっ……ン、や、あっ」
ねぇ、ねぇ、どうリアクションしたらいいのかなんて、わからないってば。
「あっ、やっ……あぁ、ン」
――じゃあ、今度、新年の挨拶しないとだな。
なんて。
――彼氏ですって、エリート官僚連れて行けよ。多少は自慢になるだろ。
なんて言ったりして。
「あ、あ、あっ、やっ、待っ」
どう反応したらいいのかわかんないよ。なのに、そんなふうに戸惑ってる俺にキスしてから、もっと困らせるんだもん。
ねぇ、そんな驚くようなことを言われてさ、まだその話に、続きがあったなんて、ものすごく困るの。
――聡衣の実家はどの当たりなんだ?
とろけるほど優しい笑顔を向けられて。
――うちの実家、聡衣が見たらびっくりするかもな。こんな田舎出身だったのかって。
とても幸せそうに、楽しそうに旭輝が笑う。本当に物凄い田舎なんだって。運転してると人より狸に遭遇する方がずっと多いような場所だからって、上京してすぐ夜中でも明るい繁華街と星の見えない夜空にそれはそれは驚いたんだと笑って。
笑ったりなんかして。
旭輝が俺を引き寄せてキスをした。
深くて、甘くて、捕まるキス。
舌の絡まる、濃厚なの。
だからそのキスに掴まってしがみついた。
だってどうしたらいいのかわかんない。
ねぇ、それって、旭輝の育った場所にいつか俺が行くことがあるの?
そんなことして平気なの?
そんなの本気っぽくないとできないでしょ?
なんとなく付き合った人はそこに連れていかないものでしょ?
しかも相手は男だもん。
それをそんな楽しそうに、嬉しそうに、なんで大晦日に話すの? まるでこれからの、来年の話でもするみたいに。ここから先の話みたいに。
「あっ……ン」
この恋がずっと先まで続くみたいなの。
ねぇ、旭輝。
嬉しくて、溶けちゃうってば。
「聡衣」
「あ、や……だっ、動いちゃ、ダメっ」
今日は、ダメ。
旭輝は、しちゃ、ダメ。
だから、俺が上に乗ったのに。
そっと、じゃないと今日はダメなのに。旭輝が乗っかってる俺をじっと見つめて、腰に添えた手、指先に力をわずかに入れた。その途端に深いとこに来ちゃいそうな旭輝のをキュッて締め付けた。ダメダメってして、首を横に振る。
「ダ……メ、ってば」
おかしいから、ダメ。
身体も感度も、変なの。
だから、ダメ。
俺が動くから。
それじゃないと。
「聡衣」
「や、あぁぁぁっ……ン」
感じすぎちゃうってば。
クンと奥を下から突き上げられて甘く鳴いた。
「あ、あ、あ、ダメってばっ」
そしてそのまま下から何度も突き上げられて、とめどなく甲高く鳴いてしまう。
気持ちいいのが止まらないのに。何をされても気持ちよくておかしくなっちゃってるのに。
「……無理」
「あ、あ、あっ、あぁぁぁ」
起き上がった旭輝のペニスの先で中をぐりって撫でられて可愛がられて、たまらなく気持ちいい。快感に仰反るけれど、背中をその腕で支えられてしまって、寝転んで気持ちよさを逃すことができない。ただ旭輝の膝の上に跨ったまま、深いところまで繋がってる。抱き合いながら、その腰に跨って奥まで旭輝でいっぱいになる。
「あぁぁ、ン」
そこ、好き。奥も、浅いところも、好き。
全部気持ちいぃ。
「あっ……ン」
そこ、攻められながら、身悶える身体を引き留めるように抱きしめられて、敏感になってる乳首にキスをたくさんされるの、たまんない。
「聡衣」
ね? 旭輝の硬いのに、中がしゃぶりついちゃう。
「中、すげぇ……気持ちぃ……」
そんな掠れた低い声、したら……ダメだってば。
それだけでイッちゃうって言ったでしょ?
「あっ……ん」
そこばっか責めちゃ、ダメ。
「あ、あっ」
ね、気持ちいぃ、イっちゃうってば。
「あ、旭輝」
「……」
見つめないでよ。こんな、一番深くて近くて、奥まで繋がりながら、そんな顔して見つめないで。
「あ、あ、あ、激し……いの……やぁっ、イッちゃう」
すごく好きなの。
ゾクゾクする。
「やぁ……ぁ」
もっと好きになる。
「あ、あ、イクっ」
「ぁぁ……俺も」
もう。
「聡衣」
俺の名前を呼びながら、跨って身悶えてる俺の肌に指を食い込ませ、旭輝が激しく腰を振りたくる。下から突き上げられて、敏感な乳首をキスで濡らされながら喘いで。
「やぁっ……触っちゃ、ダメ、イクっ」
トロトロに濡れた自分のを旭輝の手が撫でてくれると、中が奥まで気持ち良さそうに旭輝のペニスにしゃぶりつく。奥に届く先端も、好きなところを撫でてくれるカリも、キスも指先も視線も、全部全部気持ち良くて。
「あ、あ、あっ……あぁっ」
彼が好きでたまらない。
「あ、旭輝、も、イク、ねぇ、イッちゃう」
「あぁ」
離したくない。
ずっと、彼しか。
「好きだ」
もう他の誰も追いつけないくらい、旭輝のことが、好きになる。
もう他の誰かじゃダメなくらい、旭輝のことが。
「聡衣」
好き。
ほら、親に挨拶的なの。
でも、それは大概男女での恋愛においての話で。俺にとってはそんなのは縁遠いイベントっていうか。
思わないでしょ?
予想外すぎて。
ねぇ、どうしたらいいのかなんて、わかんないよ。
「あっ……ン、や、あっ」
ねぇ、ねぇ、どうリアクションしたらいいのかなんて、わからないってば。
「あっ、やっ……あぁ、ン」
――じゃあ、今度、新年の挨拶しないとだな。
なんて。
――彼氏ですって、エリート官僚連れて行けよ。多少は自慢になるだろ。
なんて言ったりして。
「あ、あ、あっ、やっ、待っ」
どう反応したらいいのかわかんないよ。なのに、そんなふうに戸惑ってる俺にキスしてから、もっと困らせるんだもん。
ねぇ、そんな驚くようなことを言われてさ、まだその話に、続きがあったなんて、ものすごく困るの。
――聡衣の実家はどの当たりなんだ?
とろけるほど優しい笑顔を向けられて。
――うちの実家、聡衣が見たらびっくりするかもな。こんな田舎出身だったのかって。
とても幸せそうに、楽しそうに旭輝が笑う。本当に物凄い田舎なんだって。運転してると人より狸に遭遇する方がずっと多いような場所だからって、上京してすぐ夜中でも明るい繁華街と星の見えない夜空にそれはそれは驚いたんだと笑って。
笑ったりなんかして。
旭輝が俺を引き寄せてキスをした。
深くて、甘くて、捕まるキス。
舌の絡まる、濃厚なの。
だからそのキスに掴まってしがみついた。
だってどうしたらいいのかわかんない。
ねぇ、それって、旭輝の育った場所にいつか俺が行くことがあるの?
そんなことして平気なの?
そんなの本気っぽくないとできないでしょ?
なんとなく付き合った人はそこに連れていかないものでしょ?
しかも相手は男だもん。
それをそんな楽しそうに、嬉しそうに、なんで大晦日に話すの? まるでこれからの、来年の話でもするみたいに。ここから先の話みたいに。
「あっ……ン」
この恋がずっと先まで続くみたいなの。
ねぇ、旭輝。
嬉しくて、溶けちゃうってば。
「聡衣」
「あ、や……だっ、動いちゃ、ダメっ」
今日は、ダメ。
旭輝は、しちゃ、ダメ。
だから、俺が上に乗ったのに。
そっと、じゃないと今日はダメなのに。旭輝が乗っかってる俺をじっと見つめて、腰に添えた手、指先に力をわずかに入れた。その途端に深いとこに来ちゃいそうな旭輝のをキュッて締め付けた。ダメダメってして、首を横に振る。
「ダ……メ、ってば」
おかしいから、ダメ。
身体も感度も、変なの。
だから、ダメ。
俺が動くから。
それじゃないと。
「聡衣」
「や、あぁぁぁっ……ン」
感じすぎちゃうってば。
クンと奥を下から突き上げられて甘く鳴いた。
「あ、あ、あ、ダメってばっ」
そしてそのまま下から何度も突き上げられて、とめどなく甲高く鳴いてしまう。
気持ちいいのが止まらないのに。何をされても気持ちよくておかしくなっちゃってるのに。
「……無理」
「あ、あ、あっ、あぁぁぁ」
起き上がった旭輝のペニスの先で中をぐりって撫でられて可愛がられて、たまらなく気持ちいい。快感に仰反るけれど、背中をその腕で支えられてしまって、寝転んで気持ちよさを逃すことができない。ただ旭輝の膝の上に跨ったまま、深いところまで繋がってる。抱き合いながら、その腰に跨って奥まで旭輝でいっぱいになる。
「あぁぁ、ン」
そこ、好き。奥も、浅いところも、好き。
全部気持ちいぃ。
「あっ……ン」
そこ、攻められながら、身悶える身体を引き留めるように抱きしめられて、敏感になってる乳首にキスをたくさんされるの、たまんない。
「聡衣」
ね? 旭輝の硬いのに、中がしゃぶりついちゃう。
「中、すげぇ……気持ちぃ……」
そんな掠れた低い声、したら……ダメだってば。
それだけでイッちゃうって言ったでしょ?
「あっ……ん」
そこばっか責めちゃ、ダメ。
「あ、あっ」
ね、気持ちいぃ、イっちゃうってば。
「あ、旭輝」
「……」
見つめないでよ。こんな、一番深くて近くて、奥まで繋がりながら、そんな顔して見つめないで。
「あ、あ、あ、激し……いの……やぁっ、イッちゃう」
すごく好きなの。
ゾクゾクする。
「やぁ……ぁ」
もっと好きになる。
「あ、あ、イクっ」
「ぁぁ……俺も」
もう。
「聡衣」
俺の名前を呼びながら、跨って身悶えてる俺の肌に指を食い込ませ、旭輝が激しく腰を振りたくる。下から突き上げられて、敏感な乳首をキスで濡らされながら喘いで。
「やぁっ……触っちゃ、ダメ、イクっ」
トロトロに濡れた自分のを旭輝の手が撫でてくれると、中が奥まで気持ち良さそうに旭輝のペニスにしゃぶりつく。奥に届く先端も、好きなところを撫でてくれるカリも、キスも指先も視線も、全部全部気持ち良くて。
「あ、あ、あっ……あぁっ」
彼が好きでたまらない。
「あ、旭輝、も、イク、ねぇ、イッちゃう」
「あぁ」
離したくない。
ずっと、彼しか。
「好きだ」
もう他の誰も追いつけないくらい、旭輝のことが、好きになる。
もう他の誰かじゃダメなくらい、旭輝のことが。
「聡衣」
好き。
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