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協力その1
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「それは......いつ此間、大天使様が来たから。」
「大天使様が来たの!?」
「うん。だから、お姉ちゃんが大丈夫かなって思って探していたの。」
「あのー。急に入ってすみませんでした。」
「誰?」
「あっ。彼は、私達と同じクラスの、瀧山出久君。」
「はじまして‼︎」
「私は、この子達の姉、恵理乃小春です。よろしくね。」
「えっ?苗字が違う。」
「え、えーとね、お父様のお母様もつまり、叔母さまの旧姓を名乗ってるのよ‼︎」
「あー。そういうことでしたか。」
「そういえば、そこの双子の苗字何?」
「えっ?佐々木だよ‼︎」
「そ、そうね。」
「後、瀧山は普通の人間じゃない‼︎」
「えっ?此処にも普通の人間じゃない人は居るよ。」
「えっ?」
「ぷっ。ぷあはは‼︎何それ面白い‼︎」
「一体何がどうして、ツボにハマったの?」
「あははは‼︎だってだって、普通に考えておかしいよ‼︎あははは‼︎」
「オーロラ笑い過ぎ......くひひ。」
「小春お前もかい‼︎」
「あははは‼︎オーロラの笑いが私にも伝染したのよ‼︎あははは‼︎」
「お姉様がこんなに明るく笑うの初めて見た。」
「私もだよ。」
私と、オーロラはしばらく笑い続けたが、アルルの言葉で笑っていられなくなった。
「大天使様が、出久にも戦いに参戦するようにって言われた。」
「......えっ⁇嘘でしょ⁇」
「人間を二人も巻き込むなんてありえない‼︎」
「はっ!?」
「小春どうしたの?」
「この気配。ゲートが開きそう‼︎」
「急いで行こう‼︎」
「うん。雄太乗って‼︎」
「わかった‼︎」
「出久は私に捕まって‼︎」
「アルル⁇これ、どういう状況なの?」
「説明している暇はない‼︎あとで説明するから‼︎」
「約束だよ‼︎」
「うん。」
「アルルは天使なのよ。アルマは私と同じ魔法使いのはずなのに、魔法が全くと言っていいほどに使えないのよね。その代わりに爆弾とナイフが得意なのよね。」
「それはもはや、殺人鬼‼︎」
「アルマは違うわよ‼︎」
「あの二人また喧嘩してる。」
「仲悪いの?」
「ううん。仲良いよ。」
「お姉様が心を開くってことはきっと、いい人なのね。」
「えぇ。」
しばらくすると魔法陣が山のど真ん中に書かれていて、悪魔が呼び出した。怪物が出て来た。
「......オーガ。嘘でしょ。」
「よりにとって、悪魔が使う召喚魔法の最強の一つ。オーガを呼び出すなんて正気の沙汰じゃないわ‼︎」
「どっちみち倒さないと、かなりの犠牲者が出るわ‼︎アルル‼︎アルマ‼︎二人は、雄太と、出久君をお願い‼︎」
「でも、オーガを二人でって無理があるよ‼︎」
「そうだよ‼︎」
「お願い。二人を守って!」
「お姉様‼︎」
「お姉ちゃん‼︎」
「火よ。風よ。水よ。オーガを攻撃しなさい‼︎」
「ああああ!?」
「効いてる⁇」
「たとえ効いても、オーガは回復能力が凄い。」
「こんなので、俺を倒そうとしたのか?笑わせるな‼︎」
「エリーナ‼︎火の魔法が来るわよ‼︎」
「了解‼︎」
私は、オーガの攻撃をうまくかわしたが、雄太達の方へと火が飛んで行った。
「しまった‼︎避けて‼︎」
「シールドワーク全開‼︎」
「なんて防御力。」
「少し見ない間にすごく成長したね。アルル。」
「つ、強い。」
パキッ
「守りの魔の石‼︎」
「シールド‼︎」
「ありがとうございます‼︎お姉様、オーロラさん‼︎」
「どういたしまして‼︎」
「岩よ。オーガを押し潰しなさい‼︎」
ドーン
「フンッ。こんなもの効くわけないだろう⁇今度はこっちの番だ‼︎」
「!?なにこの数の火は‼︎」
「エリーナ避けて‼︎」
「ぐっ!?」
火がホウキに当たって燃え始めた。
「水よ。火を消しなさい‼︎」
バージャーン
「これでよし。」
「エリーナ横!?」
「えっ⁇」
ギュッ、オーガの手に私の体ことすっぽりと掴まれてしまった。
「うっ‼︎」
「小春!?」
「エリーナ!?」
「お姉様!?」
「お姉ちゃん!?」
「これでこの小娘も終わりだな。さて、首元から食ってやるよ。」
ガブッ
「いやあああああ!?あああああ‼︎」
「小春!?」
「雄太さん駄目‼︎今行っても、オーガに食われるだけよ‼︎」
「でも、小春が、小春が危ない‼︎」
「貴方になにが出来るの?お姉ちゃんでも勝てない相手に、雄太さんはなにをするの?」
「そ、それは......。」
「あ、ああ。いやっ。」
「エリーナ今行く‼︎」
「これって、お姉様も杖。」
「俺が届ける‼︎」
「雄太さん待って‼︎こっちは危険よ‼︎雄太さーん‼︎」
「私が行く‼︎アルルは、瀧山を守って‼︎」
「わ、わかった。気をつけてね。」
「うん‼︎」
「あ、ああ。あああ。」
目の前が暗い。声も遠のいて行く。そしてなにもわからなくなった。
「大天使様が来たの!?」
「うん。だから、お姉ちゃんが大丈夫かなって思って探していたの。」
「あのー。急に入ってすみませんでした。」
「誰?」
「あっ。彼は、私達と同じクラスの、瀧山出久君。」
「はじまして‼︎」
「私は、この子達の姉、恵理乃小春です。よろしくね。」
「えっ?苗字が違う。」
「え、えーとね、お父様のお母様もつまり、叔母さまの旧姓を名乗ってるのよ‼︎」
「あー。そういうことでしたか。」
「そういえば、そこの双子の苗字何?」
「えっ?佐々木だよ‼︎」
「そ、そうね。」
「後、瀧山は普通の人間じゃない‼︎」
「えっ?此処にも普通の人間じゃない人は居るよ。」
「えっ?」
「ぷっ。ぷあはは‼︎何それ面白い‼︎」
「一体何がどうして、ツボにハマったの?」
「あははは‼︎だってだって、普通に考えておかしいよ‼︎あははは‼︎」
「オーロラ笑い過ぎ......くひひ。」
「小春お前もかい‼︎」
「あははは‼︎オーロラの笑いが私にも伝染したのよ‼︎あははは‼︎」
「お姉様がこんなに明るく笑うの初めて見た。」
「私もだよ。」
私と、オーロラはしばらく笑い続けたが、アルルの言葉で笑っていられなくなった。
「大天使様が、出久にも戦いに参戦するようにって言われた。」
「......えっ⁇嘘でしょ⁇」
「人間を二人も巻き込むなんてありえない‼︎」
「はっ!?」
「小春どうしたの?」
「この気配。ゲートが開きそう‼︎」
「急いで行こう‼︎」
「うん。雄太乗って‼︎」
「わかった‼︎」
「出久は私に捕まって‼︎」
「アルル⁇これ、どういう状況なの?」
「説明している暇はない‼︎あとで説明するから‼︎」
「約束だよ‼︎」
「うん。」
「アルルは天使なのよ。アルマは私と同じ魔法使いのはずなのに、魔法が全くと言っていいほどに使えないのよね。その代わりに爆弾とナイフが得意なのよね。」
「それはもはや、殺人鬼‼︎」
「アルマは違うわよ‼︎」
「あの二人また喧嘩してる。」
「仲悪いの?」
「ううん。仲良いよ。」
「お姉様が心を開くってことはきっと、いい人なのね。」
「えぇ。」
しばらくすると魔法陣が山のど真ん中に書かれていて、悪魔が呼び出した。怪物が出て来た。
「......オーガ。嘘でしょ。」
「よりにとって、悪魔が使う召喚魔法の最強の一つ。オーガを呼び出すなんて正気の沙汰じゃないわ‼︎」
「どっちみち倒さないと、かなりの犠牲者が出るわ‼︎アルル‼︎アルマ‼︎二人は、雄太と、出久君をお願い‼︎」
「でも、オーガを二人でって無理があるよ‼︎」
「そうだよ‼︎」
「お願い。二人を守って!」
「お姉様‼︎」
「お姉ちゃん‼︎」
「火よ。風よ。水よ。オーガを攻撃しなさい‼︎」
「ああああ!?」
「効いてる⁇」
「たとえ効いても、オーガは回復能力が凄い。」
「こんなので、俺を倒そうとしたのか?笑わせるな‼︎」
「エリーナ‼︎火の魔法が来るわよ‼︎」
「了解‼︎」
私は、オーガの攻撃をうまくかわしたが、雄太達の方へと火が飛んで行った。
「しまった‼︎避けて‼︎」
「シールドワーク全開‼︎」
「なんて防御力。」
「少し見ない間にすごく成長したね。アルル。」
「つ、強い。」
パキッ
「守りの魔の石‼︎」
「シールド‼︎」
「ありがとうございます‼︎お姉様、オーロラさん‼︎」
「どういたしまして‼︎」
「岩よ。オーガを押し潰しなさい‼︎」
ドーン
「フンッ。こんなもの効くわけないだろう⁇今度はこっちの番だ‼︎」
「!?なにこの数の火は‼︎」
「エリーナ避けて‼︎」
「ぐっ!?」
火がホウキに当たって燃え始めた。
「水よ。火を消しなさい‼︎」
バージャーン
「これでよし。」
「エリーナ横!?」
「えっ⁇」
ギュッ、オーガの手に私の体ことすっぽりと掴まれてしまった。
「うっ‼︎」
「小春!?」
「エリーナ!?」
「お姉様!?」
「お姉ちゃん!?」
「これでこの小娘も終わりだな。さて、首元から食ってやるよ。」
ガブッ
「いやあああああ!?あああああ‼︎」
「小春!?」
「雄太さん駄目‼︎今行っても、オーガに食われるだけよ‼︎」
「でも、小春が、小春が危ない‼︎」
「貴方になにが出来るの?お姉ちゃんでも勝てない相手に、雄太さんはなにをするの?」
「そ、それは......。」
「あ、ああ。いやっ。」
「エリーナ今行く‼︎」
「これって、お姉様も杖。」
「俺が届ける‼︎」
「雄太さん待って‼︎こっちは危険よ‼︎雄太さーん‼︎」
「私が行く‼︎アルルは、瀧山を守って‼︎」
「わ、わかった。気をつけてね。」
「うん‼︎」
「あ、ああ。あああ。」
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