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エリーナの過去
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俺の名前は、絵理田雄太だ‼︎ここ最近、小春と、紬風先輩が来ないから、小春の家に来たぜ‼︎
ピーポン
「はーい。あら?雄太君‼︎来てくれたのね。」
「えっ!?紬風先輩!?なんでここに居るんですか⁇」
「えっとね、エリーナを励ましているのよ。」
「そうなんですね。」
「とにかく入って。」
「はい‼︎」
小春の部屋
「エリーナ‼︎雄太君が来てるわよ‼︎」
「......。」
「いつまでも、雄太君を避けるわけにはいかないでしょ⁇」
「はっ!?俺避けられてるの!?」
「うん。エリーナったら、雄太君には会わないって学校を拒否してるのよね。」
「学校に来てないのって、俺のせいなの!?」
「エリーナ出て来たなさい‼︎」
「無視かよ‼︎それに、あの、先輩こっちにはぬいぐるみしかないですよ⁇」
ゴゾ
「ぬ、ぬいぐるみが動いた!?」
「帰ってよ。」
「小春!?なんでぬいぐるみの中にいるの!?というかどうやって入ったんだよ‼︎」
「雄太君ツッコミしすぎよ。」
「仕方ないじゃないですか‼︎あれをどうしたら、平然としていられるんですか!?」
「そうか。雄太君は知らないのね。エリーナの過去を......。」
「......もし話すなら、オーロラから言ってよ。私は言いたくないから。」
「わかったわ。実はね......。」
回想
「お前は簡単な魔法も出来ないのか‼︎」
「ご、ごめんなさい。お父様。」
「口で謝っても意味はない‼︎」
パチーン
(この時の、小春こと、エリーナは十三歳。この年で十四歳になるちょっと前の話。そして今やっている魔法は、十七歳向けのものだ。)
「うぅ。」
「全く。役に立つのは、お前の兄ぐらいだ。お前の妹達も役に立たない。」
「すみませんでした。」
「今回は鞭だけで許してやる。」
「ありがとうございます。」
「お姉様大丈夫⁇」
「お姉ちゃん痛い⁇」
「大丈夫よ。お姉ちゃんは強いから。」
「ごめんなさい。私達のせいで、お姉様が酷い目合うなんていや。」
「私ね、強くなりたい‼︎ううん。強くなる‼︎」
「期待しているわ。」
「怪我、私が治すね。」
「ありがとう。アルル。」
「私は、食べ物持って来る‼︎」
「アルマもありがとう。私、こんなにも可愛い妹が居て良かった。」
「は、恥ずかしいよ。」
「えっへん‼︎」
「うふふ。」
「なんだこれは?」
「お、お父様!?」
「何勝手なことをしているんだ?」
「お父様‼︎全ての責任は私です‼︎だからこの子達には手を出さないでください‼︎」
「黙れ‼︎」
ゴンッ
「いっ‼︎」
「お姉様!?」
「お姉ちゃん!?」
「全く。不吉な双子を産みやがって最悪だ。この世界では、たとえ親子でも似ることはないのに、この双子はなんだ?そっくりじゃないか。さっさと殺せば良かったものを生かすなんて、マザーラも落ちぶれたな。」
「くっ‼︎」
「何言いたいのか?この私に逆らうのか?死にたいようだな‼︎」
その後、私は何時間も父に殴られて、蹴られ、魔法で色んなところを怪我をさせられた。
「お姉様しっかりして‼︎」
「死んじゃ駄目‼︎」
「だ、大......丈夫よ。痛くないから。全然平気だから。こんなのか擦り傷だから。二人は何も心配しないでいいよ。」
「ごめんね‼︎私が余計なことをしたから‼︎うわああん‼︎」
「アルマのせいじゃないよ。私が傷を治そうとしたからだよ。うっうぅ。うわあああん‼︎」
「泣かないで。私は大丈夫だから。二人が無事ならいいから。ねぇ⁇もう平気だよ。あ、あははは。」
回想終わり
「そんなことがあったのか。」
「うん。だからぬいぐるみの中なら見つからないって思って、エリーナはよく隠れていたのよ。しかもその話二年前よ‼︎ふざけるんじゃないわよ‼︎」
「オーロラ。私ね、痛いのは嫌い。」
「当たり前よ‼︎誰が好き好んで痛いのを受け入れるの⁇」
「......でも、雄太や、オーロラ、私の妹達が傷付くのはもっと嫌‼︎そんなの辛いだけだよ‼︎自分自身なら耐え切れるだけど、誰かを傷付くのを見るのは耐えきれない‼︎」
「小春‼︎」
ギュッ
「ゆ、雄太!?」
「ごめんな。気づいてあげられなくて。俺、小春のこと守るよ。約束だ‼︎」
「誰かに、こんなこと言われるの初めて。本当に守ってくれるの?」
「当たり前だ‼︎俺は、小春を守れるぐらい強くなってやるよ‼︎」
「雄太ぁ‼︎うわああん‼︎グスッヒクッヒクッ‼︎うわあああん‼︎」
「私も、エリーナを守るわ‼︎出来るだけ、サポートするわ‼︎」
「ありがとう二人とも。本当にありがとう‼︎」
「私達もお姉様を守る‼︎」
「もう守られるだけは嫌‼︎」
「誰!?」
「アルル!?アルマ!?どうして此処に⁇」
「それは......。」
ピーポン
「はーい。あら?雄太君‼︎来てくれたのね。」
「えっ!?紬風先輩!?なんでここに居るんですか⁇」
「えっとね、エリーナを励ましているのよ。」
「そうなんですね。」
「とにかく入って。」
「はい‼︎」
小春の部屋
「エリーナ‼︎雄太君が来てるわよ‼︎」
「......。」
「いつまでも、雄太君を避けるわけにはいかないでしょ⁇」
「はっ!?俺避けられてるの!?」
「うん。エリーナったら、雄太君には会わないって学校を拒否してるのよね。」
「学校に来てないのって、俺のせいなの!?」
「エリーナ出て来たなさい‼︎」
「無視かよ‼︎それに、あの、先輩こっちにはぬいぐるみしかないですよ⁇」
ゴゾ
「ぬ、ぬいぐるみが動いた!?」
「帰ってよ。」
「小春!?なんでぬいぐるみの中にいるの!?というかどうやって入ったんだよ‼︎」
「雄太君ツッコミしすぎよ。」
「仕方ないじゃないですか‼︎あれをどうしたら、平然としていられるんですか!?」
「そうか。雄太君は知らないのね。エリーナの過去を......。」
「......もし話すなら、オーロラから言ってよ。私は言いたくないから。」
「わかったわ。実はね......。」
回想
「お前は簡単な魔法も出来ないのか‼︎」
「ご、ごめんなさい。お父様。」
「口で謝っても意味はない‼︎」
パチーン
(この時の、小春こと、エリーナは十三歳。この年で十四歳になるちょっと前の話。そして今やっている魔法は、十七歳向けのものだ。)
「うぅ。」
「全く。役に立つのは、お前の兄ぐらいだ。お前の妹達も役に立たない。」
「すみませんでした。」
「今回は鞭だけで許してやる。」
「ありがとうございます。」
「お姉様大丈夫⁇」
「お姉ちゃん痛い⁇」
「大丈夫よ。お姉ちゃんは強いから。」
「ごめんなさい。私達のせいで、お姉様が酷い目合うなんていや。」
「私ね、強くなりたい‼︎ううん。強くなる‼︎」
「期待しているわ。」
「怪我、私が治すね。」
「ありがとう。アルル。」
「私は、食べ物持って来る‼︎」
「アルマもありがとう。私、こんなにも可愛い妹が居て良かった。」
「は、恥ずかしいよ。」
「えっへん‼︎」
「うふふ。」
「なんだこれは?」
「お、お父様!?」
「何勝手なことをしているんだ?」
「お父様‼︎全ての責任は私です‼︎だからこの子達には手を出さないでください‼︎」
「黙れ‼︎」
ゴンッ
「いっ‼︎」
「お姉様!?」
「お姉ちゃん!?」
「全く。不吉な双子を産みやがって最悪だ。この世界では、たとえ親子でも似ることはないのに、この双子はなんだ?そっくりじゃないか。さっさと殺せば良かったものを生かすなんて、マザーラも落ちぶれたな。」
「くっ‼︎」
「何言いたいのか?この私に逆らうのか?死にたいようだな‼︎」
その後、私は何時間も父に殴られて、蹴られ、魔法で色んなところを怪我をさせられた。
「お姉様しっかりして‼︎」
「死んじゃ駄目‼︎」
「だ、大......丈夫よ。痛くないから。全然平気だから。こんなのか擦り傷だから。二人は何も心配しないでいいよ。」
「ごめんね‼︎私が余計なことをしたから‼︎うわああん‼︎」
「アルマのせいじゃないよ。私が傷を治そうとしたからだよ。うっうぅ。うわあああん‼︎」
「泣かないで。私は大丈夫だから。二人が無事ならいいから。ねぇ⁇もう平気だよ。あ、あははは。」
回想終わり
「そんなことがあったのか。」
「うん。だからぬいぐるみの中なら見つからないって思って、エリーナはよく隠れていたのよ。しかもその話二年前よ‼︎ふざけるんじゃないわよ‼︎」
「オーロラ。私ね、痛いのは嫌い。」
「当たり前よ‼︎誰が好き好んで痛いのを受け入れるの⁇」
「......でも、雄太や、オーロラ、私の妹達が傷付くのはもっと嫌‼︎そんなの辛いだけだよ‼︎自分自身なら耐え切れるだけど、誰かを傷付くのを見るのは耐えきれない‼︎」
「小春‼︎」
ギュッ
「ゆ、雄太!?」
「ごめんな。気づいてあげられなくて。俺、小春のこと守るよ。約束だ‼︎」
「誰かに、こんなこと言われるの初めて。本当に守ってくれるの?」
「当たり前だ‼︎俺は、小春を守れるぐらい強くなってやるよ‼︎」
「雄太ぁ‼︎うわああん‼︎グスッヒクッヒクッ‼︎うわあああん‼︎」
「私も、エリーナを守るわ‼︎出来るだけ、サポートするわ‼︎」
「ありがとう二人とも。本当にありがとう‼︎」
「私達もお姉様を守る‼︎」
「もう守られるだけは嫌‼︎」
「誰!?」
「アルル!?アルマ!?どうして此処に⁇」
「それは......。」
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