上 下
6 / 21

生徒会

しおりを挟む
 「あれって、ローラ先輩じゃない?」
 「えええ!?なんで此処に⁇」
 「小春、雄太君ちょっと来てね‼︎」
 「えっ!?ローラ一体何の用なの?」
 「わっ!?紬風先輩引っ張らないでください‼︎」
 「いいから黙って付いて来て‼︎」
 こんにちは。小春です。いつも通りの昼休みになるはずが、オーロラが突然、私と、雄太を連れて生徒会室に来ました。
 「会長連れて来ましたよ‼︎」
 「うむ。こいつらが、例の一年生か。」
 「小春どうしたの?」
 「全員人間じゃない。」
 「えっ⁇」
 「生徒会は人間が一人も居ないの!?」
 「まぁ。そうなるね。」
 「女神と天使だらけじゃん‼︎」
 「そうなのか!?」
 「うん。」
 「話が早いね。流石、エリーナだね。」
 「やばい。全然嬉しくない‼︎」
 「あ、あは、あははは。」
 「という事で、エリーナ達は生徒会に入るの決定だから。」
 「はっ?はあああ!?何それ聞いてない‼︎」
 「だって、今朝決めたことだから。」
 「本人の同意は?」
 「ないなのです。それに拒否権もありませんなのです。」
 「横暴だ‼︎」
 「まあまあ。小春落ち着いて。」
 「これが落ち着いていられるわけない‼︎」
 「ちなみに他のメンバーは全員本名を名乗っているから。名前だけね。」
 「あのルールは何処に行ったの?」
 「さあ?」
 「はぁー。」
 「まずは、わっちから‼︎わっちは、久能ノエルよろしく‼︎そして、わっちは二年‼︎」
 「ミルは、赤焼ミルなのです‼︎よろしくなのです‼︎三年生のです‼︎」
 「吾輩は空電カールマンだ!今は三年だ。」
 「もちろん私のことは二人とも知っているけど、改めて、二年の副会長の、紬風ローラです。よろしくね。」
 「三年の会長の、大空ベネットだ。よろしく。」
 「生徒会のメンバーは私を入れて五人‼︎でも、エリーナ達が入るから七人ね‼︎」
 「誰が入るって言ったのよ。」
 「先輩の頼みならいつでも入ります。」
 「雄太しっかりしろ‼︎」
 ゴンッ
 「イテッ!?」
 「この生徒会大丈夫かな?」
 強制的に生徒会に入れられた。私と、雄太(雄太は喜んでいるんだけどね。)は毎日放課後に生徒会室で雑用をしている。
 「これもお願いなのです‼︎」
 「オーロラ以外は全員天使だった。」
 「そうなのです‼︎」
 「わっ!?ミル先輩聞いていたんですね。」
 「当たり前なのです。そしてなのです。小春さんに伝達があるのです‼︎あのお方からなのです。来週の昼休みに屋上に来るようになのです‼︎」
 「屋上⁇あのお方からですか⁇」
 「はいなのです‼︎ミルはちゃんと伝えたなのです。」
 「ありがとうございます。」
 「後もう一つあったのです。」
 「もう一つ?」
 「はいなのです。オーロラと、雄太君を連れて来るようになのです‼︎」
 「そうですか。」
 一週間後
 「エリーナ大丈夫⁇」
 「うん。大丈夫よ。雄太は私が守るから。」
 「それはいいけどね。あのお方が、雄太君も呼び出すなんて変よ。」
 「確かにそうね。あのお方は人間を嫌っている。なのに、雄太を呼んだ。きっと何かあるのよ。」
 「えぇ。もうすぐね。」
 「誰が来るの?」
 「ごめんなさい。今は言えない。」
 「雄太君くれぐれもおとなしくね。本当にお願いよ。」
 「はい。でも、さっきから思っていたんだけど、二人ともこの格好何!?」
 「何って、魔法使いの服だけど⁇」
 「私は、女神の服だよ。」
 「此処学校だよ‼︎怒られるよ‼︎」
 「大丈夫。結界を張ってるから。」
 「それに人避け魔法もかけてあるし、此処には誰も来ないよ。」
 「えっ?じゃあなんで、俺は此処に居られるの⁇」
 「それは、雄太は普通の人間じゃないからよ。」
 「なんか酷い‼︎」
 「エリーナ、雄太来るわよ。」
 「ついに来るのね。」
 「えぇ。あのお方が来るわ。名前は......。」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】暁の荒野

Lesewolf
ファンタジー
少女は、実姉のように慕うレイスに戦闘を習い、普通ではない集団で普通ではない生活を送っていた。 いつしか周囲は朱から白銀染まった。 西暦1950年、大戦後の混乱が続く世界。 スイスの旧都市シュタイン・アム・ラインで、フローリストの見習いとして忙しい日々を送っている赤毛の女性マリア。 謎が多くも頼りになる女性、ティニアに感謝しつつ、懸命に生きようとする人々と関わっていく。その様を穏やかだと感じれば感じるほど、かつての少女マリアは普通ではない自問自答を始めてしまうのだ。 Nolaノベル様、アルファポリス様にて投稿しております。執筆はNola(エディタツール)です。 Nolaノベル様、カクヨム様、アルファポリス様の順番で投稿しております。 キャラクターイラスト:はちれお様 ===== 別で投稿している「暁の草原」と連動しています。 どちらから読んでいただいても、どちらかだけ読んでいただいても、問題ないように書く予定でおります。読むかどうかはお任せですので、おいて行かれているキャラクターの気持ちを知りたい方はどちらかだけ読んでもらえたらいいかなと思います。 面倒な方は「暁の荒野」からどうぞ! ※「暁の草原」、「暁の荒野」共に残酷描写がございます。ご注意ください。 ===== この物語はフィクションであり、実在の人物、国、団体等とは関係ありません。

護国の鳥

凪子
ファンタジー
異世界×士官学校×サスペンス!! サイクロイド士官学校はエスペラント帝国北西にある、国内最高峰の名門校である。 周囲を海に囲われた孤島を学び舎とするのは、十五歳の選りすぐりの少年達だった。 首席の問題児と呼ばれる美貌の少年ルート、天真爛漫で無邪気な子供フィン、軽薄で余裕綽々のレッド、大貴族の令息ユリシス。 同じ班に編成された彼らは、教官のルベリエや医務官のラグランジュ達と共に、士官候補生としての苛酷な訓練生活を送っていた。 外の世界から厳重に隔離され、治外法権下に置かれているサイクロイドでは、生徒の死すら明るみに出ることはない。 ある日同級生の突然死を目の当たりにし、ユリシスは不審を抱く。 校内に潜む闇と秘められた事実に近づいた四人は、否応なしに事件に巻き込まれていく……!

7人のメイド物語

モモん
ファンタジー
理不尽な人生と不自由さ…… そんな物語を描いてみたいなと思います。 そこに、スーパーメイドが絡んで……ドタバタ喜劇になるかもしれません。

俺と幼女とエクスカリバー

鏡紫郎
ファンタジー
憧れた世界で人をやめ、彼女と出会い、そして俺は初めてあたりまえの恋におちた。 見知らぬ少女を助け死んだ俺こと明石徹(アカシトオル)は、中二病をこじらせ意気揚々と異世界転生を果たしたものの、目覚めるとなんと一本の「剣」になっていた。 最初の持ち主に使いものにならないという理由であっさりと捨てられ、途方に暮れる俺の目の前に現れたのは……なんと幼女!? しかもこの幼女俺を復讐のために使うとか言ってるし、でもでも意思疎通ができるのは彼女だけで……一体この先どうなっちゃうの!? 剣になった少年と無口な幼女の冒険譚、ここに開幕

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

吾輩は駒である

夜美神威
ファンタジー
コンビニ店員さん、ファミレスの店員さん、 ガソリンスタンドの店員さん 警備員さん、交通整理員さん、理容師さん、 警察官、消防士、医者、看護師の公僕の皆様 証券マン、営業マン、ウルト〇マンさ~ん お仕事ご苦労様です!! さぁ一年に1度やって来る勤労感謝の日こそ 皆様大いにはっちゃけましょう。 おなじみのショートショート集から 社会問題の短編小説まで バラエティに富んだ内容でお届けします

チート勇者も楽じゃない。。

小仲 酔太
ファンタジー
ギミック多めのオリジナル異世界ファンタジーです。人の身に余る運命を仲間とともに乗り越えろ! ――――――――  人類は長らく魔族、そしてその王たる魔王と戦ってきた。勇者を夢見て旅をしていた戦士ロイは、歴代勇者の強大な光の力を引き継ぎ、遂に魔王に挑んだ。  激しい戦闘が繰り広げられた。だが気がつくとロイは見知らぬ土地で魔物に囲まれていた……!?なんと魔王との戦いに敗れ、少年に転生してしまっていたのだ。  少年テオンはもう13歳。絶体絶命のピンチにロイの意識が覚醒し、光の力が暴走を始める……。  一方、ロイを失った元の世界では、彼の上官で想い人でもあるスフィアが次の勇者候補となり、光の力を受け継ぐための厳しい修行に明け暮れていた。  いつしか彼女は王国最強となり、姫騎士の称号を得るに至る。しかし未だに力は継承できない。何故なら、その力は今も転生したロイと共にあるのだから……。  これは勇者を夢見た転生戦士と勇者になれなかった最強少女の、波乱の運命を巡る冒険譚である。 ※この作品は「小説家になろう」でも同名義同タイトルで公開しております。 ※タイトル画(https://28683.mitemin.net/i368864/)は 美風慶伍さん(http://mypage.syosetu.com/33146/)に描いて頂きました。ありがとうございます。

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。

処理中です...