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風華の気持ちの変化
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みなさん、こんにちは。雨晴 風華です。私は今、言葉を失いその場で固まっています。
なぜそうなったかというと遡ること一分前
「雨晴の自己紹介も済んだし雨晴は自分の部屋に戻れ」
「はい」
今回は上級の一のみなさんとの顔合わせ。だからこの先の会議には私は不参加だ。
ギュッ
「砥部さん?どうかしまた……か⁉︎」
ギュウウウウ
「えっ?」
「はあ?」
「なにやってんの?」
「お、おまっ……!」
私は砥部さんに抱きしめられています。
人って驚きすぎると言葉も失ってその場に固まるんだ。
私は人じゃないけど、驚きすぎて動けない。
そして今に至る。
「砥部さん!風華さんを離してあげてください」
夢さんがそう言い
「砥部。お前、雨晴が困っているから離してやれよ」
松本さんもそう言い
「これから重大な会議があるのにそれはどうなの?」
アディさんが諭す。
「風華がいないなら(どう喋ればいいのかわからないから)俺は必要ない」
「は?」
「ばかなの⁇」
上級の一のみなさんの罵倒の嵐がしばらく続いた。
数分後
ちょこん
「おい!雨晴を膝に乗せるな」
「風華がいるなら俺もいる」
「……」
「やめてあげてください‼︎あの風華さんが固まっていますよ!!!!!!!」
「言葉も失っているな?」
「引き剥がすぞ」
「「引き剥がす」」という言葉を聞いた瞬間、砥部さんが私の体をさらにきつく抱きしめる。
むにゅ
「ん?むにゅ……⁇」
「!!!!!!!?!?!!!!!!!!」
「砥部の変態!!!!!!!」
もみもみ
「なんの感触だ?」
「揉まないであげてください!!!!!!!この変態!ボンクラ!」
「……」
私はそっと、砥部さんのから離れてまたしばらく動けなくなった。
「風華⁇」
ふと我に帰り砥部さんの元へとゆっくりと歩く。
「風華⁇どうし……」
ドコォ!!!!!!!
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
風華が壁に蹴りをし大きな大穴が空いた。
「風華は人を襲った」
砥部さんはそうポツリと言った。
「いや!今のはテメェが悪いんだよ?」
「そうですよ!」
「今回は不問とする」
「可哀想だ」
「変態に胸を触られて本当に風華さんお可哀想です」
「砥部さんの変態!!!!!!!」
私はそう言い捨ててその場を後にした。
ドクンドクン
「……」
なこれ?なんなのこれ!!!!!!!今までに感じたことがない感覚。気持ち。私は人よりも感情に疎いって思っていたのにこれじゃまるで……。
今は考えないようにしようと思った。この気持ちがなんなのかはまだ知るのが早い気がしたからだ。
「私は砥部さんが好きなの?」
なぜそうなったかというと遡ること一分前
「雨晴の自己紹介も済んだし雨晴は自分の部屋に戻れ」
「はい」
今回は上級の一のみなさんとの顔合わせ。だからこの先の会議には私は不参加だ。
ギュッ
「砥部さん?どうかしまた……か⁉︎」
ギュウウウウ
「えっ?」
「はあ?」
「なにやってんの?」
「お、おまっ……!」
私は砥部さんに抱きしめられています。
人って驚きすぎると言葉も失ってその場に固まるんだ。
私は人じゃないけど、驚きすぎて動けない。
そして今に至る。
「砥部さん!風華さんを離してあげてください」
夢さんがそう言い
「砥部。お前、雨晴が困っているから離してやれよ」
松本さんもそう言い
「これから重大な会議があるのにそれはどうなの?」
アディさんが諭す。
「風華がいないなら(どう喋ればいいのかわからないから)俺は必要ない」
「は?」
「ばかなの⁇」
上級の一のみなさんの罵倒の嵐がしばらく続いた。
数分後
ちょこん
「おい!雨晴を膝に乗せるな」
「風華がいるなら俺もいる」
「……」
「やめてあげてください‼︎あの風華さんが固まっていますよ!!!!!!!」
「言葉も失っているな?」
「引き剥がすぞ」
「「引き剥がす」」という言葉を聞いた瞬間、砥部さんが私の体をさらにきつく抱きしめる。
むにゅ
「ん?むにゅ……⁇」
「!!!!!!!?!?!!!!!!!!」
「砥部の変態!!!!!!!」
もみもみ
「なんの感触だ?」
「揉まないであげてください!!!!!!!この変態!ボンクラ!」
「……」
私はそっと、砥部さんのから離れてまたしばらく動けなくなった。
「風華⁇」
ふと我に帰り砥部さんの元へとゆっくりと歩く。
「風華⁇どうし……」
ドコォ!!!!!!!
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
風華が壁に蹴りをし大きな大穴が空いた。
「風華は人を襲った」
砥部さんはそうポツリと言った。
「いや!今のはテメェが悪いんだよ?」
「そうですよ!」
「今回は不問とする」
「可哀想だ」
「変態に胸を触られて本当に風華さんお可哀想です」
「砥部さんの変態!!!!!!!」
私はそう言い捨ててその場を後にした。
ドクンドクン
「……」
なこれ?なんなのこれ!!!!!!!今までに感じたことがない感覚。気持ち。私は人よりも感情に疎いって思っていたのにこれじゃまるで……。
今は考えないようにしようと思った。この気持ちがなんなのかはまだ知るのが早い気がしたからだ。
「私は砥部さんが好きなの?」
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