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黒のセリファ
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なんでこうなったんだろう?なんで、私は何も出来ないんだろう⁇私は誰かの助けがなければ何も成し遂げられない。ただ、無力な女の子だ。
数時間前
「ルーク!私は本当の貴方に問いたい。今、ルークはこれが本当にやるべきことなの?」
私はかなりしつこく、ルークに質問を問いかけている。理由は簡単。まだ、ルークの自我が残っているのならこの問いかけに答えてくれるはず。
もういいよ。ラティス、セリファを壊して。
「......やだ」
ずっと、ルークの心の声はセリファを壊せ。それしか言わなくなった。だけど、私はそんなのいやだ。だって、ルークは私にいろいろなことを教えてくれた大事な人。私の中ではルークも守るべき人なんだよ。だから諦めない。諦めきれないの。
「いい加減に目を覚ませ!ルーク.ハート!!!!!!!」
私は大声で、ルークの名を呼んだ。これで目覚めるとは思えないけど、それでも少しは私の声が届いたらいいと思ったから私は叫ぶ。ルークに届くまで叫び続ける。
「......っ」
諦めるのか?お前の無念を此処で晴らすんだろ?だったら最後までやれ。
「ルークの邪魔をするな!」
ルークのもうもうひとりの中に居る人を追い出すことは出来ない。今の私にはそんな力はない。だから私はやるよ。
「ルークごめんね?全力で頭突きする」
「......っ!?」
「!!!!!!!っ!??!‼︎」
何を言っているかわからないけど、物凄い絶叫だけは後ろから聞こえた。多分主にアリアスとノワールだ。二人には以前に頭突きを喰らわせたから。あの時のトラウマが蘇ったんだろ。
「ら、ラティスが!ずつきめふめゆつてへてゆゆおてぬねれれ!?」
「おおおおお、落ち着け!?こ、言葉が変になってるぞぞぞぞぞ‼︎」
「いや、ノワールも落ち着け?君も言葉が変だぞ?何をそんなに怖がっているんだ?」
「ラティスの頭突きだよ!?」
「ラティスよ頭突きだぞ!?」
二人は同時に叫び顔が真っ青だ。
「痛いってもんじゃないのよ!ラティスの頭突きはまさに最終兵器なの‼︎怖いよ。もう食らいたくない」
アリアスがかなり怯えて、ノワールは画面蒼白だ。
「俺なんて二回も食らっだぞ。まだ頭がじんじんするだよ」
「そんなにやばいの?」
信じられないって顔で二人を見るウリスなのであった。
「私に頭突き⁇私に近づくことも出来ないゴミ虫がずに乗るな‼︎」
そう言っている間にオレンジのレイセリファの力を使って、魔力の力を上げだ。ちなみにオレンジのレイセリファは回復だけど、他のレイセリファ同様に力を使うと、ほんの少しだけ強くなるのだ。
「なんでそれが君の手にあるの?」
そう驚いているので、私は言ってやった。
「ウリスがオレンジのレイセリファを抑えてくれたおかげで力が使えるようになったの。だから必ず勝つよ。この戦いは今日で終わらせる」
そう言い、風魔法で、私自身を吹き飛ばし、もう守りなど捨てて、ルークのところに一直線に行き宣言通り頭突きを喰らわせた。
「ガハッ!」
「ラティスがルークに頭突きをした!?」
後ろがうるさいけど、私の頭突きがよほど効いたのか、ルークはその場に倒れ込みセリファが砕けた。
「えっ?」
でもそこにあったのはルークのものじゃない。ルークではないセリファだ。真っ黒で悍ましい色のセリファが砕けた。
「小娘よ。礼を言うぞ」
そう言って、その中からは黒のモヤみたいなものが出てきて、ルークの体を呑み込んだ。
「やめて!?」
私は咄嗟にルークの手を出しが、私もその中に取り込まれた。
「ラティス!?」
その中は暗く寂しい。何も幸せなんてない絶望の中。
「......」
その中にはルークの姿はなかった。そう。この世界からルークは消えた。私があんな奴のセリファを壊したから。だからルークが消えたんだ。
「この小娘を依代にすれば俺はこの世界にもう一度降臨できる。感謝するぞ。神様もどきのルーク.ハート」
数時間前
「ルーク!私は本当の貴方に問いたい。今、ルークはこれが本当にやるべきことなの?」
私はかなりしつこく、ルークに質問を問いかけている。理由は簡単。まだ、ルークの自我が残っているのならこの問いかけに答えてくれるはず。
もういいよ。ラティス、セリファを壊して。
「......やだ」
ずっと、ルークの心の声はセリファを壊せ。それしか言わなくなった。だけど、私はそんなのいやだ。だって、ルークは私にいろいろなことを教えてくれた大事な人。私の中ではルークも守るべき人なんだよ。だから諦めない。諦めきれないの。
「いい加減に目を覚ませ!ルーク.ハート!!!!!!!」
私は大声で、ルークの名を呼んだ。これで目覚めるとは思えないけど、それでも少しは私の声が届いたらいいと思ったから私は叫ぶ。ルークに届くまで叫び続ける。
「......っ」
諦めるのか?お前の無念を此処で晴らすんだろ?だったら最後までやれ。
「ルークの邪魔をするな!」
ルークのもうもうひとりの中に居る人を追い出すことは出来ない。今の私にはそんな力はない。だから私はやるよ。
「ルークごめんね?全力で頭突きする」
「......っ!?」
「!!!!!!!っ!??!‼︎」
何を言っているかわからないけど、物凄い絶叫だけは後ろから聞こえた。多分主にアリアスとノワールだ。二人には以前に頭突きを喰らわせたから。あの時のトラウマが蘇ったんだろ。
「ら、ラティスが!ずつきめふめゆつてへてゆゆおてぬねれれ!?」
「おおおおお、落ち着け!?こ、言葉が変になってるぞぞぞぞぞ‼︎」
「いや、ノワールも落ち着け?君も言葉が変だぞ?何をそんなに怖がっているんだ?」
「ラティスの頭突きだよ!?」
「ラティスよ頭突きだぞ!?」
二人は同時に叫び顔が真っ青だ。
「痛いってもんじゃないのよ!ラティスの頭突きはまさに最終兵器なの‼︎怖いよ。もう食らいたくない」
アリアスがかなり怯えて、ノワールは画面蒼白だ。
「俺なんて二回も食らっだぞ。まだ頭がじんじんするだよ」
「そんなにやばいの?」
信じられないって顔で二人を見るウリスなのであった。
「私に頭突き⁇私に近づくことも出来ないゴミ虫がずに乗るな‼︎」
そう言っている間にオレンジのレイセリファの力を使って、魔力の力を上げだ。ちなみにオレンジのレイセリファは回復だけど、他のレイセリファ同様に力を使うと、ほんの少しだけ強くなるのだ。
「なんでそれが君の手にあるの?」
そう驚いているので、私は言ってやった。
「ウリスがオレンジのレイセリファを抑えてくれたおかげで力が使えるようになったの。だから必ず勝つよ。この戦いは今日で終わらせる」
そう言い、風魔法で、私自身を吹き飛ばし、もう守りなど捨てて、ルークのところに一直線に行き宣言通り頭突きを喰らわせた。
「ガハッ!」
「ラティスがルークに頭突きをした!?」
後ろがうるさいけど、私の頭突きがよほど効いたのか、ルークはその場に倒れ込みセリファが砕けた。
「えっ?」
でもそこにあったのはルークのものじゃない。ルークではないセリファだ。真っ黒で悍ましい色のセリファが砕けた。
「小娘よ。礼を言うぞ」
そう言って、その中からは黒のモヤみたいなものが出てきて、ルークの体を呑み込んだ。
「やめて!?」
私は咄嗟にルークの手を出しが、私もその中に取り込まれた。
「ラティス!?」
その中は暗く寂しい。何も幸せなんてない絶望の中。
「......」
その中にはルークの姿はなかった。そう。この世界からルークは消えた。私があんな奴のセリファを壊したから。だからルークが消えたんだ。
「この小娘を依代にすれば俺はこの世界にもう一度降臨できる。感謝するぞ。神様もどきのルーク.ハート」
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