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ラティスとアリアス大喧嘩
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記憶を失ってから数週間が経過しました。私は今、アリアスと口喧嘩をしています。何故そうなったかと言うと遡る事数分前
「今は甘えている時じゃないか」
その意味はわからない。でも何かとてつもなく不吉な予感がする。何か大切なものを奪われそうな感じだ。
「やあー。ラティス」
「あ、ウリス」
「今日も綺麗だよ。愛している」
「あ、ありがとう」
実はあの日ウリスと出会ってからずっともうアプローチをされています。
「結婚しよう」
「ごめんなさい」
付き合ってもないのにいきなり結婚とか無理だから!
心の叫びです。
「そうか。じゃあまた明日プロポーズするよ」
「え、えええー」
誰かこのこいつをなんとかしてくれ!
再び心の叫びです。
「またね」
「う、うん。またね」
もう来なくていいよ。
しつこいようですが心の叫びです。
曲がり角
「あ......」
「ラティスおはよう」
「......おはよう」
「ね、ねぇ!今度、ラティスと町に出かけたいな」
「ごめん。今はそんなことしている場合じゃないから」
「ちょっとでいいから!二人っきりで出かけたいの!お願い!」
ギュウウウウ
「ちょっ!?アリアス!?しつこいよ!」
「だって、ラティスがまともにこっちを見てくれないから」
「......」
「あのことは謝ったじゃん!もういい加減に許しなさいよ!」
「は?許しなさい?私が自分の意志で許すならまだしも......相手に対して命令口調?アリアス、貴方私に何をしてほしいの?怒ってほしいの?」
「そんなんじゃ......」
「じゃあ何?命令しているの?たとえ記憶がないからっていいように利用しないでよね?」
カチン
「はあ!?利用?私が?出来るわけないでしょ!ラティスがどれだけ強いか私が一番知っているもん!」
「だから何?」
「ラティス酷いよ。なんで歩み寄ってくれないの⁇」
「本当に酷いのはどっち⁇人を死に追いやって置いてふざけた謝罪しか出来ないの?」
「あの時ちゃんと謝ったんだよ!」
「誤って済む問題じゃない!」
そして今に至る
「大体ラティスは何でもかんでも溜め込んで爆発するよね?それはやめたらどうなの?」
「それに言うならアリアスも私含めて大勢の人を殺めたんだから償いはしたの?」
「これからするんだよ!ラティスが言ったんだよ‼︎生きている間に償いは出来るって‼︎」
「じゃあ何回償ったの?」
「ま、まだ何もしてない......」
「アリアス。貴方はもうもう少し周りを見て慎重に動くべきよ。なのにいつも考えなしに飛び出すからこうなるのよ」
「ラティスだけには言われたくない!」
ぎゃあーぎゃあー
「なんの騒ぎだ?」
「ラティス馬鹿!」
ドンッ
「きゃあ!」
「おいおいおい!?アリアスもラティスもやめろ!何があったんだよ!」
「だってラティスが......」
「だってアリアスが......」
「ふざけた謝罪をするのよ!」
「ちゃんと謝ったのにまだぐちぐち言ってくるのよ!」
「ご、ごめん。ひとりずつ喋って」
「もし私が許すって言ったのならそれは本気じゃないと思う」
「......え」
「あんなことをして置いて本気で許せるなんて思っているの?馬鹿じゃないの!許せるわけないじゃない!アリアスなんて......アリアスなんて大っ嫌いなんだから!」
ガーン
ダッ
「ら、ラティス!?」
「ラティスに嫌われた」
「お前、ラティスに何言ったわけ?」
「それは......かくかくしかじか」
アリアスの人通りの説明が終わると
「お前が悪い」
ズーン
「......はい」
「あんな謝り方は謝罪にうちに入らんぞ」
「誠に申し訳ございませんでした」
しゅん
「ラティスに誠心誠意謝るんだな。じゃないとあいつといつまでもギクシャクしたままだぞ」
「わかってるけど......ラティスだってあんな言い方は......」
「お前マジで反省しているのかよ?」
「ゔっ!ごめんなさい」
「......」
あんなこと言うつもりじゃなかった。アリアスと仲直りしたい。でも怖い。またあの時みたいになって殺されたら私は立ち直れなくなる。
「きっと大丈夫よ」
「え......」
ハニーブロンドに緑色の瞳。この人は私のお母様なの?
「貴方達のこと少しの間見ていたわ。アリアス皇女様を悪いけど、ラティスも言い方が悪かったわね」
「......」
「大丈夫よ。あの方はラティスが本当に好きだから許してくれるわ」
そう言って抱きしめてくれた。
「私はアリアスと仲直りして来る!」
「今は甘えている時じゃないか」
その意味はわからない。でも何かとてつもなく不吉な予感がする。何か大切なものを奪われそうな感じだ。
「やあー。ラティス」
「あ、ウリス」
「今日も綺麗だよ。愛している」
「あ、ありがとう」
実はあの日ウリスと出会ってからずっともうアプローチをされています。
「結婚しよう」
「ごめんなさい」
付き合ってもないのにいきなり結婚とか無理だから!
心の叫びです。
「そうか。じゃあまた明日プロポーズするよ」
「え、えええー」
誰かこのこいつをなんとかしてくれ!
再び心の叫びです。
「またね」
「う、うん。またね」
もう来なくていいよ。
しつこいようですが心の叫びです。
曲がり角
「あ......」
「ラティスおはよう」
「......おはよう」
「ね、ねぇ!今度、ラティスと町に出かけたいな」
「ごめん。今はそんなことしている場合じゃないから」
「ちょっとでいいから!二人っきりで出かけたいの!お願い!」
ギュウウウウ
「ちょっ!?アリアス!?しつこいよ!」
「だって、ラティスがまともにこっちを見てくれないから」
「......」
「あのことは謝ったじゃん!もういい加減に許しなさいよ!」
「は?許しなさい?私が自分の意志で許すならまだしも......相手に対して命令口調?アリアス、貴方私に何をしてほしいの?怒ってほしいの?」
「そんなんじゃ......」
「じゃあ何?命令しているの?たとえ記憶がないからっていいように利用しないでよね?」
カチン
「はあ!?利用?私が?出来るわけないでしょ!ラティスがどれだけ強いか私が一番知っているもん!」
「だから何?」
「ラティス酷いよ。なんで歩み寄ってくれないの⁇」
「本当に酷いのはどっち⁇人を死に追いやって置いてふざけた謝罪しか出来ないの?」
「あの時ちゃんと謝ったんだよ!」
「誤って済む問題じゃない!」
そして今に至る
「大体ラティスは何でもかんでも溜め込んで爆発するよね?それはやめたらどうなの?」
「それに言うならアリアスも私含めて大勢の人を殺めたんだから償いはしたの?」
「これからするんだよ!ラティスが言ったんだよ‼︎生きている間に償いは出来るって‼︎」
「じゃあ何回償ったの?」
「ま、まだ何もしてない......」
「アリアス。貴方はもうもう少し周りを見て慎重に動くべきよ。なのにいつも考えなしに飛び出すからこうなるのよ」
「ラティスだけには言われたくない!」
ぎゃあーぎゃあー
「なんの騒ぎだ?」
「ラティス馬鹿!」
ドンッ
「きゃあ!」
「おいおいおい!?アリアスもラティスもやめろ!何があったんだよ!」
「だってラティスが......」
「だってアリアスが......」
「ふざけた謝罪をするのよ!」
「ちゃんと謝ったのにまだぐちぐち言ってくるのよ!」
「ご、ごめん。ひとりずつ喋って」
「もし私が許すって言ったのならそれは本気じゃないと思う」
「......え」
「あんなことをして置いて本気で許せるなんて思っているの?馬鹿じゃないの!許せるわけないじゃない!アリアスなんて......アリアスなんて大っ嫌いなんだから!」
ガーン
ダッ
「ら、ラティス!?」
「ラティスに嫌われた」
「お前、ラティスに何言ったわけ?」
「それは......かくかくしかじか」
アリアスの人通りの説明が終わると
「お前が悪い」
ズーン
「......はい」
「あんな謝り方は謝罪にうちに入らんぞ」
「誠に申し訳ございませんでした」
しゅん
「ラティスに誠心誠意謝るんだな。じゃないとあいつといつまでもギクシャクしたままだぞ」
「わかってるけど......ラティスだってあんな言い方は......」
「お前マジで反省しているのかよ?」
「ゔっ!ごめんなさい」
「......」
あんなこと言うつもりじゃなかった。アリアスと仲直りしたい。でも怖い。またあの時みたいになって殺されたら私は立ち直れなくなる。
「きっと大丈夫よ」
「え......」
ハニーブロンドに緑色の瞳。この人は私のお母様なの?
「貴方達のこと少しの間見ていたわ。アリアス皇女様を悪いけど、ラティスも言い方が悪かったわね」
「......」
「大丈夫よ。あの方はラティスが本当に好きだから許してくれるわ」
そう言って抱きしめてくれた。
「私はアリアスと仲直りして来る!」
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