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この世から離れられない神様
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「海綺麗だね」
「そうだな」
「ノル大好き」
「俺もだぜ」
私ふと足元を見た。
「見て見て‼︎ノル!不思議なお花がある」
「おいおい。ガキじゃ無いんだからはしゃぐなよ」
「いいじゃん」
「はぁー。ルークは相変わらずだな」
「ノルこそ冷たい」
「うっせ」
「ルーク。お前、少し変わったな?」
「......そう⁇」
「ああ。丸くなった感じか?」
「もうこの世には居られないからかなぁ?」
「そんなこと言うなよ。方法はあるはずだ」
「駄目だよ」
「なにが?」
「私をこの世に止めようとしないで......お願い」
「いやだ!俺は諦めねぇぞ!」
「ありがとう。でも神としての役目はもう終わり。これは罰なんだよ」
「お前のせいじゃない!」
「私のせいだよ」
「なんでそんな悲しいこと言うんだよ」
「仕方のないことだよ。私がレイセリファを創らなければこんなことにはならなかった。だから君が悔やむことなんてなにも無い」
「......」
「もし生まれ変わるなら人間として生きたい。だから魂を二つに割ろうと思う」
「おい。そんなことしたら......」
「今の記憶は綺麗さっぱり消えるね」
「そんなこと俺は許さねぇぞ‼︎」
「ごめん。でももう決めたことだから」
「駄目だ!行くな!これからも俺と一緒に居ろ」
「ごめん無理。私は君と違って不死の力は持っていないからね」
「......っ‼︎」
「私は知っているんだよ。君の不死の力を持っていても君が死ぬ方法を......」
「なんだよ?」
「セリファを叩き壊すか、君自身死を望むのどちらかだよ」
「......」
「私は君の想いに応えられない」
「なんでだよ?」
「......」
「お前はいつもそうだ。感じな時に限って黙り込んで......黙れば解決するなんて思っているんじゃねぇよ!」
「今度は人間として生まれるから。だからその時は......君の想いに応えるよ」
「やめろよ。俺は転生なんてしたくねぇんだよ」
「ノルはきっと転生する。私を見つけてくれる」
「そんなこと言うな。俺の側に居ろよなぁ......」
「私はノルの光になるよ」
「俺の光なら俺のを絶望の淵に立たすなよ」
「......」
「ルーク⁇」
「......さようなら。もうこの世には止まることは出来ない。だからごめんね」
「行くな。行くな!」
「......」
「お前はあの時の......」
なんて言えばいいの⁇過去は変えられない。でも夢の中ぐらい変わってもいいのに。
「お前はルークの来世の生まれ変わりか⁇」
フルフル
「じゃぁ来来世の生まれ変わりか?」
コクリ
「そうか。絶対に見つける。今度こそ俺の想いをあいつにわからせる」
ありがとうって言いたい。でももうこの世界は持たない。わかってる。夢の世界だろうがなんだろうが人が死んでいくのを見るのは辛い。
「ぜってぇお前を捕まえる。次に会った時は必ずお前を守るし離せないからな」
心の中で約束だよって言った。きっと守ってくれる。そう思う。だって、ノワールはいつも助けてくれた。どんなに辛くても苦しくても不利な状態でも守ってくれた。だから約束はきっと守られる。叶う。だから安心してね。ノル.ウィーング
「俺も行くから」
此処で夢の世界は終わった。気が付いたら真っ暗な空間に居た。
「私の記憶の夢はどうだった⁇ラティス」
「......ルーク」
「君はもう少しで目覚める。でもひとつだけ忠告するなら君は何もかも失うかもしれない」
「どういうこと⁇」
「代償って言えばわかる⁇」
「わかるけどそれがどうしたの⁇」
「私は君を生かすために代償を使った」
「え?嘘だよね⁇」
「代償は君の一番大事なもの。それは記憶さ」
「私、記憶を無くすの?」
「そうだよ」
「......いやだ。無くしたくない。ノワールや皆んなと居た記憶......幸せで温かいあの記憶を失いたくない」
「ごめんね。もう使っちゃったから無理だよ」
でもこれはラティスの意志で使ったわけじゃないから跳ね返れるけど......今言っても仕方ない。
「忘れたくない。お願い。記憶を消さないで......」
「......もう起きる時間だよ。この先何が起きるはわからないけど、君なら乗り越えられるよ。私は信じるから」
「ルーク。私を生かしてくれてありがとう。でも記憶を消したことだけは許さないから」
「......わかってる」
ごめんね。次に会う時はきっと私は私じゃない。今の私は完全に消えると思う。まだあの計画は終わっていない。もう自分じゃ止められない。この世を離れることすら出来ずに今の今まで漂って来た。ラティスならきっとこの負の連鎖を止められるそう思っているから。信じるから。過去を変えられるのはラティス.ハンル.モールドしか居ないって思うから。私を神様を止めて。
眩い光と共に意識が取り戻しつつある。
ルークがこの先とんでもないことをするのはもっと先のお話。でもひとつだけ言える。ルークは大切なものを奪い絆を消そうとしていることだけは言える。そう思う。
第三章惹かれ合う運命達終わり
「そうだな」
「ノル大好き」
「俺もだぜ」
私ふと足元を見た。
「見て見て‼︎ノル!不思議なお花がある」
「おいおい。ガキじゃ無いんだからはしゃぐなよ」
「いいじゃん」
「はぁー。ルークは相変わらずだな」
「ノルこそ冷たい」
「うっせ」
「ルーク。お前、少し変わったな?」
「......そう⁇」
「ああ。丸くなった感じか?」
「もうこの世には居られないからかなぁ?」
「そんなこと言うなよ。方法はあるはずだ」
「駄目だよ」
「なにが?」
「私をこの世に止めようとしないで......お願い」
「いやだ!俺は諦めねぇぞ!」
「ありがとう。でも神としての役目はもう終わり。これは罰なんだよ」
「お前のせいじゃない!」
「私のせいだよ」
「なんでそんな悲しいこと言うんだよ」
「仕方のないことだよ。私がレイセリファを創らなければこんなことにはならなかった。だから君が悔やむことなんてなにも無い」
「......」
「もし生まれ変わるなら人間として生きたい。だから魂を二つに割ろうと思う」
「おい。そんなことしたら......」
「今の記憶は綺麗さっぱり消えるね」
「そんなこと俺は許さねぇぞ‼︎」
「ごめん。でももう決めたことだから」
「駄目だ!行くな!これからも俺と一緒に居ろ」
「ごめん無理。私は君と違って不死の力は持っていないからね」
「......っ‼︎」
「私は知っているんだよ。君の不死の力を持っていても君が死ぬ方法を......」
「なんだよ?」
「セリファを叩き壊すか、君自身死を望むのどちらかだよ」
「......」
「私は君の想いに応えられない」
「なんでだよ?」
「......」
「お前はいつもそうだ。感じな時に限って黙り込んで......黙れば解決するなんて思っているんじゃねぇよ!」
「今度は人間として生まれるから。だからその時は......君の想いに応えるよ」
「やめろよ。俺は転生なんてしたくねぇんだよ」
「ノルはきっと転生する。私を見つけてくれる」
「そんなこと言うな。俺の側に居ろよなぁ......」
「私はノルの光になるよ」
「俺の光なら俺のを絶望の淵に立たすなよ」
「......」
「ルーク⁇」
「......さようなら。もうこの世には止まることは出来ない。だからごめんね」
「行くな。行くな!」
「......」
「お前はあの時の......」
なんて言えばいいの⁇過去は変えられない。でも夢の中ぐらい変わってもいいのに。
「お前はルークの来世の生まれ変わりか⁇」
フルフル
「じゃぁ来来世の生まれ変わりか?」
コクリ
「そうか。絶対に見つける。今度こそ俺の想いをあいつにわからせる」
ありがとうって言いたい。でももうこの世界は持たない。わかってる。夢の世界だろうがなんだろうが人が死んでいくのを見るのは辛い。
「ぜってぇお前を捕まえる。次に会った時は必ずお前を守るし離せないからな」
心の中で約束だよって言った。きっと守ってくれる。そう思う。だって、ノワールはいつも助けてくれた。どんなに辛くても苦しくても不利な状態でも守ってくれた。だから約束はきっと守られる。叶う。だから安心してね。ノル.ウィーング
「俺も行くから」
此処で夢の世界は終わった。気が付いたら真っ暗な空間に居た。
「私の記憶の夢はどうだった⁇ラティス」
「......ルーク」
「君はもう少しで目覚める。でもひとつだけ忠告するなら君は何もかも失うかもしれない」
「どういうこと⁇」
「代償って言えばわかる⁇」
「わかるけどそれがどうしたの⁇」
「私は君を生かすために代償を使った」
「え?嘘だよね⁇」
「代償は君の一番大事なもの。それは記憶さ」
「私、記憶を無くすの?」
「そうだよ」
「......いやだ。無くしたくない。ノワールや皆んなと居た記憶......幸せで温かいあの記憶を失いたくない」
「ごめんね。もう使っちゃったから無理だよ」
でもこれはラティスの意志で使ったわけじゃないから跳ね返れるけど......今言っても仕方ない。
「忘れたくない。お願い。記憶を消さないで......」
「......もう起きる時間だよ。この先何が起きるはわからないけど、君なら乗り越えられるよ。私は信じるから」
「ルーク。私を生かしてくれてありがとう。でも記憶を消したことだけは許さないから」
「......わかってる」
ごめんね。次に会う時はきっと私は私じゃない。今の私は完全に消えると思う。まだあの計画は終わっていない。もう自分じゃ止められない。この世を離れることすら出来ずに今の今まで漂って来た。ラティスならきっとこの負の連鎖を止められるそう思っているから。信じるから。過去を変えられるのはラティス.ハンル.モールドしか居ないって思うから。私を神様を止めて。
眩い光と共に意識が取り戻しつつある。
ルークがこの先とんでもないことをするのはもっと先のお話。でもひとつだけ言える。ルークは大切なものを奪い絆を消そうとしていることだけは言える。そう思う。
第三章惹かれ合う運命達終わり
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