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伝説の生き物
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「ぎゃあああああ!?」
こんにちは。ラティスです。私達は今、魔物に追っかけられています。何故攻撃をしないのかって?したくても出来ないから‼︎
「ノワール‼︎ほんとにどうするの?」
「くそ!このままだと追いつかれるぞ」
「待って。この先って......」
ドン
「ぶぎっ!」
「ラティス!?」
「あ、あああー‼︎」
「くそ!ラティスを離せ」
ズルズル
「離して!いやああああ!?」
「......」
「連れて行かれちゃった!?」
「追いかけるぞ」
「待って待って待って待って‼︎」
「んだよ?」
「まずは武器を調達しないと駄目だよ」
「なんでだよ?」
「私達は魔法が使えないのよ?」
「チッ」
「舌打ちしやがった」
一方その頃ラティスは
「あははは‼︎くすぐったいよ。きゃあはは」
魔物達と戯れています。
「なーんだ。私と遊びたかっただけか」
「くぅーくぅー」
「か、可愛い」
「グラギナギ」
「うわー」
この世界の何処かにペガサスが居るとは聞いていたがこんな所で会えるなんてラッキーじゃない‼︎ノワールとアリアスを置いて行っちゃった⁇いや引き剥がされたと言うべきか?
「綺麗」
まじまじ見るとペガサスの翼は真っ白でツノは光を反射するごとに色が変わる。胴体は薄桃だ。
「グラギナギ」
ペガサスが何かを伝えようとしている。
「なに?」
「グラギナギ」
私のおでこにそっとツノで触れる。すると何かが見えて来た。
「なにこれ?」
知らない記憶のはずなのに......知っている。とても大切な約束を忘れている気がする。
「私と遊んでくれるの?ミカンちゃんが?」
「うん。だって、私達友達だもん!」
「嬉しいミカンちゃんとはずっと友達だよ」
「うん‼︎私達はずっと友達だからね?約束‼︎破ったら心臓を取ってやる!」
「なにそれ‼︎」
「冗談になるといいね?」
「ん?」
ああ。私は馬鹿だ。忘れたくても忘れられない記憶なのに忘れてしまっていた。あの時の約束はずっと友達で居ようねだ。それを破れば心臓を取ってやるって言ったっけ⁇ミカン。その名前が私の中で響くたび心が痛くなる。
「......」
まるで慰めるかのようにそっと頬に顔を重ねた。
「大丈夫だよ」
「グラギナギ?」
「平気だよ」
正直ショックだった。ミカンが私の前世の義理の母を殺したことは悲しいし嫌だった。目の前で人が死ぬのは辛い。だからもう見たくない。
「ラティス‼︎何処だ?」
「あっ。ノワールの声だ」
「グラギナギ」
寂しそうにこっちを見て来るペガサス。
「貴方の名前決めてあげるよ」
「グラギナギ?」
「うん。私が名付け親になってあげる」
「グラギナギ」
嬉しそうに頬をすりすりして来るペガサス。私も嬉しい。
「あははは‼︎くすぐったいってば」
「ラティス大丈......ってなんか仲良くなってないか?」
「あああああ!?あれってペガサス!?嘘本物?」
「そうだよ」
「俺も初めて見た」
「......え」
「ん?なんだ?」
「あのノワールですら見たことないってすごいよ!」
「あ、あはは。ありがとう」
「グラギナギ」
「あーはいはい」
「なんだ?」
「名前を決めるところなの」
「ええええええ!?ペガサスに?」
「うん」
「す、すごいね」
「ありがとう?」
「グラギナギ」
「貴方の名前は......ペガサス......虹......翼......」
ゴーンゴーン
「なんの音?」
「鐘の音じゃねぇ?」
「そうなの?」
「多分な」
「......ベール......ベール!貴方の名前はベール‼︎」
「グラギナギ‼︎」
「きゃっ!」
「なになに?」
「なにこれ!眩しいよ!」
「グラギナギ」
「ち、小さくなった?」
「手のひらサイズだ!可愛すぎるよ」
「契約だな」
「は?」
「魔物との契約をしたんだよ。お前は」
「え?は?えっ?」
「つまりな。名付け親になるのは契約と同じ意味なんだよ」
「それを先に言ってよ!」
「知っているとばかり思ってた」
「魔法に関することはほぼわからないよ!自慢じゃないけど、前世では魔法に関わらずに生きて来たもん!」
「あーはいはい。すまんすまん」
「もう!」
「仲間が増えたね」
「うん」
「グラギナギ」
「これからよろしくね。ベール‼︎」
「グラギナギ‼︎」
新たな仲間も加わり私の旅はさらに賑やかになっていくのだった。
「ニア。今度会う時は必ず貴方の心臓を貰うから。そして貴方の魔力さえ奪い取ってあげるわ。うふふ」
こんにちは。ラティスです。私達は今、魔物に追っかけられています。何故攻撃をしないのかって?したくても出来ないから‼︎
「ノワール‼︎ほんとにどうするの?」
「くそ!このままだと追いつかれるぞ」
「待って。この先って......」
ドン
「ぶぎっ!」
「ラティス!?」
「あ、あああー‼︎」
「くそ!ラティスを離せ」
ズルズル
「離して!いやああああ!?」
「......」
「連れて行かれちゃった!?」
「追いかけるぞ」
「待って待って待って待って‼︎」
「んだよ?」
「まずは武器を調達しないと駄目だよ」
「なんでだよ?」
「私達は魔法が使えないのよ?」
「チッ」
「舌打ちしやがった」
一方その頃ラティスは
「あははは‼︎くすぐったいよ。きゃあはは」
魔物達と戯れています。
「なーんだ。私と遊びたかっただけか」
「くぅーくぅー」
「か、可愛い」
「グラギナギ」
「うわー」
この世界の何処かにペガサスが居るとは聞いていたがこんな所で会えるなんてラッキーじゃない‼︎ノワールとアリアスを置いて行っちゃった⁇いや引き剥がされたと言うべきか?
「綺麗」
まじまじ見るとペガサスの翼は真っ白でツノは光を反射するごとに色が変わる。胴体は薄桃だ。
「グラギナギ」
ペガサスが何かを伝えようとしている。
「なに?」
「グラギナギ」
私のおでこにそっとツノで触れる。すると何かが見えて来た。
「なにこれ?」
知らない記憶のはずなのに......知っている。とても大切な約束を忘れている気がする。
「私と遊んでくれるの?ミカンちゃんが?」
「うん。だって、私達友達だもん!」
「嬉しいミカンちゃんとはずっと友達だよ」
「うん‼︎私達はずっと友達だからね?約束‼︎破ったら心臓を取ってやる!」
「なにそれ‼︎」
「冗談になるといいね?」
「ん?」
ああ。私は馬鹿だ。忘れたくても忘れられない記憶なのに忘れてしまっていた。あの時の約束はずっと友達で居ようねだ。それを破れば心臓を取ってやるって言ったっけ⁇ミカン。その名前が私の中で響くたび心が痛くなる。
「......」
まるで慰めるかのようにそっと頬に顔を重ねた。
「大丈夫だよ」
「グラギナギ?」
「平気だよ」
正直ショックだった。ミカンが私の前世の義理の母を殺したことは悲しいし嫌だった。目の前で人が死ぬのは辛い。だからもう見たくない。
「ラティス‼︎何処だ?」
「あっ。ノワールの声だ」
「グラギナギ」
寂しそうにこっちを見て来るペガサス。
「貴方の名前決めてあげるよ」
「グラギナギ?」
「うん。私が名付け親になってあげる」
「グラギナギ」
嬉しそうに頬をすりすりして来るペガサス。私も嬉しい。
「あははは‼︎くすぐったいってば」
「ラティス大丈......ってなんか仲良くなってないか?」
「あああああ!?あれってペガサス!?嘘本物?」
「そうだよ」
「俺も初めて見た」
「......え」
「ん?なんだ?」
「あのノワールですら見たことないってすごいよ!」
「あ、あはは。ありがとう」
「グラギナギ」
「あーはいはい」
「なんだ?」
「名前を決めるところなの」
「ええええええ!?ペガサスに?」
「うん」
「す、すごいね」
「ありがとう?」
「グラギナギ」
「貴方の名前は......ペガサス......虹......翼......」
ゴーンゴーン
「なんの音?」
「鐘の音じゃねぇ?」
「そうなの?」
「多分な」
「......ベール......ベール!貴方の名前はベール‼︎」
「グラギナギ‼︎」
「きゃっ!」
「なになに?」
「なにこれ!眩しいよ!」
「グラギナギ」
「ち、小さくなった?」
「手のひらサイズだ!可愛すぎるよ」
「契約だな」
「は?」
「魔物との契約をしたんだよ。お前は」
「え?は?えっ?」
「つまりな。名付け親になるのは契約と同じ意味なんだよ」
「それを先に言ってよ!」
「知っているとばかり思ってた」
「魔法に関することはほぼわからないよ!自慢じゃないけど、前世では魔法に関わらずに生きて来たもん!」
「あーはいはい。すまんすまん」
「もう!」
「仲間が増えたね」
「うん」
「グラギナギ」
「これからよろしくね。ベール‼︎」
「グラギナギ‼︎」
新たな仲間も加わり私の旅はさらに賑やかになっていくのだった。
「ニア。今度会う時は必ず貴方の心臓を貰うから。そして貴方の魔力さえ奪い取ってあげるわ。うふふ」
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