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暴走する魔法その2
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まずいぞ。魔法がどんどんと強くなっていく。それに......。
「......」
ラティスの心が壊れかけている。このままじゃ、レイセリファに完全に支配される。
「ラティス‼︎」
「こ、公爵!?」
目の前の風など、ものともせずに進んで行った。
「お父様!?」
なんだろ?さっきよりは痛みがひいた。そうか。心が壊れかけているんだ。心が無くなれば、痛みきっと感じない。本物の怪物になるんだね。
「ラティス‼︎手を伸ばしてくれ!」
この声は......。
「お父......様?」
「手を伸ばせ!」
伸ばしてどうなるの?伸ばしてもこのレイセリファがなくなはわけじゃない。逆に怪我をするだけだよ。
「俺を信じろ!」
「......」
「お願いだ。ラティス‼︎手を伸ばしてくれ」
こんなにも大切にしてくれる人を拒む事が出来るだろうか?ううん。私には出来ない。私にとって、親は大きな存在だ。
「......」
ギュッ
「......ラティス」
魔法の勢いが弱まっていく?ラティスの父親がやったのか?
「......ごめんなさい」
「ん?ラティスなんだ?声が掠れてて聞き取れん」
「......」
オレンジ色に輝くレイセリファは、私の目の前で浮いている。
「なんだこれ?」
「だ、だ......め!」
声が掠れているせいで、お父様は聞き取ってくれない。
「......えっ?」
お父様は何処?
「ラティス‼︎」
「お父様は?」
「わ、わからない」
「そうか」
さっきよりかは声が出ている。
「おい。レイセリファはどうした?」
「お、お父様が触れちゃった」
「な、なんだと!?」
「レイセリファってなんだ?」
「後で説明する。今は、ラティスの父親を探すのが先だ!」
「ラティスは此処で待ってて」
「え?」
「お前、もうまともに戦えないだろ?」
「......あ」
暴走したせいで、私の魔力はもうないんだ。
「ゔっ‼︎」
「ラティス!?」
「ち、血が......」
初めて魔法の暴走した時と同じだ。駄目。まだ倒れるわけにはいかない。何かないの?
「手を貸してやるからお前は寝室で休め」
ふと、ノワールのポケットに目をやった。
「......レイセリファ」
「ん?これか......っておい!?何すんだ!」
レイセリファが入った箱をひっくり返して、紫色のレイセリファを探し手で触れた。
「これは危険だぞ‼︎」
「......」
魔力はほんの少ししか戻らなかったけど、いける。
「私も連れて行って‼︎」
「駄目だ!」
「そうだよ。此処は僕達に任せて、ラティスは休むんだ」
「私も行く!」
「なんで、今日に限って頑固なんだよ?」
私のせいだからって言いたい。でも言うのが怖い。
「行っておくけどな、お前のせいじゃねぇらかな?」
「えっ?」
私が考えている事わかったの?
「ラティスは被害者だ。だから気にしないで」
「......」
「でもお父様が何処に行ったかわかれば......」
「俺ならわかるぜ」
「本当に!?」
「ああ」
「私も絶対について行く!」
「はぁー。ぜってえー無理しないって約束しろよ?危険と感じたらお前だけ家に帰すぞ」
「わかった」
私達はお父様を救う為にノワールの魔法を借りて、お父様の魔力感知で、その場所に移動した。
「此処って......うちの庭?」
「なんで?」
「さあ?」
「来るぞ」
私を助けてくれてお父様を今度は私が助けるんだ!
「......」
ラティスの心が壊れかけている。このままじゃ、レイセリファに完全に支配される。
「ラティス‼︎」
「こ、公爵!?」
目の前の風など、ものともせずに進んで行った。
「お父様!?」
なんだろ?さっきよりは痛みがひいた。そうか。心が壊れかけているんだ。心が無くなれば、痛みきっと感じない。本物の怪物になるんだね。
「ラティス‼︎手を伸ばしてくれ!」
この声は......。
「お父......様?」
「手を伸ばせ!」
伸ばしてどうなるの?伸ばしてもこのレイセリファがなくなはわけじゃない。逆に怪我をするだけだよ。
「俺を信じろ!」
「......」
「お願いだ。ラティス‼︎手を伸ばしてくれ」
こんなにも大切にしてくれる人を拒む事が出来るだろうか?ううん。私には出来ない。私にとって、親は大きな存在だ。
「......」
ギュッ
「......ラティス」
魔法の勢いが弱まっていく?ラティスの父親がやったのか?
「......ごめんなさい」
「ん?ラティスなんだ?声が掠れてて聞き取れん」
「......」
オレンジ色に輝くレイセリファは、私の目の前で浮いている。
「なんだこれ?」
「だ、だ......め!」
声が掠れているせいで、お父様は聞き取ってくれない。
「......えっ?」
お父様は何処?
「ラティス‼︎」
「お父様は?」
「わ、わからない」
「そうか」
さっきよりかは声が出ている。
「おい。レイセリファはどうした?」
「お、お父様が触れちゃった」
「な、なんだと!?」
「レイセリファってなんだ?」
「後で説明する。今は、ラティスの父親を探すのが先だ!」
「ラティスは此処で待ってて」
「え?」
「お前、もうまともに戦えないだろ?」
「......あ」
暴走したせいで、私の魔力はもうないんだ。
「ゔっ‼︎」
「ラティス!?」
「ち、血が......」
初めて魔法の暴走した時と同じだ。駄目。まだ倒れるわけにはいかない。何かないの?
「手を貸してやるからお前は寝室で休め」
ふと、ノワールのポケットに目をやった。
「......レイセリファ」
「ん?これか......っておい!?何すんだ!」
レイセリファが入った箱をひっくり返して、紫色のレイセリファを探し手で触れた。
「これは危険だぞ‼︎」
「......」
魔力はほんの少ししか戻らなかったけど、いける。
「私も連れて行って‼︎」
「駄目だ!」
「そうだよ。此処は僕達に任せて、ラティスは休むんだ」
「私も行く!」
「なんで、今日に限って頑固なんだよ?」
私のせいだからって言いたい。でも言うのが怖い。
「行っておくけどな、お前のせいじゃねぇらかな?」
「えっ?」
私が考えている事わかったの?
「ラティスは被害者だ。だから気にしないで」
「......」
「でもお父様が何処に行ったかわかれば......」
「俺ならわかるぜ」
「本当に!?」
「ああ」
「私も絶対について行く!」
「はぁー。ぜってえー無理しないって約束しろよ?危険と感じたらお前だけ家に帰すぞ」
「わかった」
私達はお父様を救う為にノワールの魔法を借りて、お父様の魔力感知で、その場所に移動した。
「此処って......うちの庭?」
「なんで?」
「さあ?」
「来るぞ」
私を助けてくれてお父様を今度は私が助けるんだ!
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