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ノワールの秘密その2
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どのぐらい経っただろうか?痛みと共に目が覚めた。
「此処は......」
「ラティス!?」
「お父様⁇セスお兄様⁇どうして二人が此処に?」
「俺達は魔物が現れたからこっちに刺殺しに来たんだ。ラティスこそ、その怪我はどうした?まさか魔物にやられたのか?」
「......ノワールは⁇」
「ノワール⁇あの少年か......」
「何処に居るかは知らないよ」
その言葉を聞いて、ノワールはまだ戦っているのだと悟った。
ドン
「ラティス‼︎無茶をするな‼︎ベッドに戻るんだ」
「そうだよ。お父様の言う通りだ。ラティスは危険な状態なんだよ‼︎」
「そ、それでも......行かなくちゃ‼︎ノワールがノワールじゃなくなる」
「なんの話をしている⁇」
「二人ともごめん」
シュルルル
「ラティス!?セス!追うぞ」
「はい!」
まだ、体に力が入らない。少しでも気を抜いたら落ちてしまいそうだ。そのぐらい弱っている。でも今行かないといけない気がする。そう思った。
その頃、ノワールは
「さっさとくたばってしまえ‼︎化け物」
いや、ノワールも自分が化け物と思う時がある。今から遡る事、七千年前
「ノワール。クリフ達はずっと友達だよ!」
「別にどっちでもいいぜ」
「大魔法使いって凄そうだよね?」
「お前には無理だ。俺はなれるけどな‼︎」
「クリフだっていけるもん!」
ノワールは友達が居た。ずっと前にこの手で殺した。大魔法使いになる為には千人の命が必要となる。その最後の一人として、かつての友人クリフを手にかけた。でも死ぬ前にレイセリファを取り込んでいるとは知らなかった。それに誰かを殺せば、セリファが出て来る。でもノワールには必要無かった。何故なら、ノワールのセリファは全ての魔法が詰まっていたからだ。火だろうと風だろうと水だろうと何でも出来た。もちろん回復も出来る。それほどまでに強力な力を持ったノワールは多くの人の命を無残に奪った。そして、セリファを破壊した。アリアスにあんな事を言っておきながら自分も同じ立場にいるのだ。自分の人生はつまらない。もうどうでもいいと思うほどに彼は成れの果てに堕ちていった。でもノワールは見つけてしまった。光と言う名のラティスを。最初はただの興味本位だった。神の使いであるノワールは一度神に愛された子を見に行くと決めていた。その時のラティスは一歳だったが、とても綺麗で純粋で、希望だった。何もかもどうでもよかったノワールにとってはさまに運命的な出会いだった。ラティスの側に居たい。ラティスの光を見つめていたい。そう思うほどにノワールは、ラティスに心を奪われた。ラティスの魔法が暴走した時もラティスが、アリアスと戦っ時も洗脳された時も倒れた時もずっと守りたい。手放したくない。側に居たい。守り抜きたい。なんでもいい。とにかく側に居る理由が欲しい。でも怖い。いつか、ノワールの秘密をぶち撒けた時、ラティスは受け入れてくれるのか?拒絶されて、もう二度と側に居られなくなるのではないか。そう思ってしまう。
「ラティスを怪我をさせた事を後悔して消えろ」
もうラティスがノワールに笑いかけなくてもいい。だからせめて、生きててほしい。でも側に居たい。
ギュッ
「ノワール‼︎」
な、何で?なんで此処に......ラティスが?はっ!
「......幻まで見えてちゃおしまいだな?」
「......ノワール。幻なんかじゃない‼︎本物のだよ」
「ラティス......なのか?」
生きていた。ほんとによかった。俺の全てあげてもいいほどに、ラティスが愛しい。そう思ってしまう。俺の秘密を言っても拒絶されないのか?
「何しに来たんだよ。とっとと帰れ!」
「駄目!ノワールも一緒に帰るんだよ!じゃないと、ノワールは私の目の前から居なくなるでしょ?」
「......」
ラティスはなんでもお見通しだ。この戦いはただの俺の償いだ。そして、拒絶されたくなくて消えてしまおうと思った。なのにそんな事言われたら、ラティスの側を離れられなくなるじゃねぇかよ!
「......馬鹿野郎」
「なんとでも言えばいいよ。でもノワールを見捨てない。絶対に‼︎」
俺は怒りのまま、クリフを消そうとしていた。俺が悪いのに......謝りのしねぇで消すなんて最低のやる事だ。もうラティスに隠し事はしない。そう心に誓った。この秘密を今言おう。
「ラティス話があるんだ」
「なに?」
「それは......」
「此処は......」
「ラティス!?」
「お父様⁇セスお兄様⁇どうして二人が此処に?」
「俺達は魔物が現れたからこっちに刺殺しに来たんだ。ラティスこそ、その怪我はどうした?まさか魔物にやられたのか?」
「......ノワールは⁇」
「ノワール⁇あの少年か......」
「何処に居るかは知らないよ」
その言葉を聞いて、ノワールはまだ戦っているのだと悟った。
ドン
「ラティス‼︎無茶をするな‼︎ベッドに戻るんだ」
「そうだよ。お父様の言う通りだ。ラティスは危険な状態なんだよ‼︎」
「そ、それでも......行かなくちゃ‼︎ノワールがノワールじゃなくなる」
「なんの話をしている⁇」
「二人ともごめん」
シュルルル
「ラティス!?セス!追うぞ」
「はい!」
まだ、体に力が入らない。少しでも気を抜いたら落ちてしまいそうだ。そのぐらい弱っている。でも今行かないといけない気がする。そう思った。
その頃、ノワールは
「さっさとくたばってしまえ‼︎化け物」
いや、ノワールも自分が化け物と思う時がある。今から遡る事、七千年前
「ノワール。クリフ達はずっと友達だよ!」
「別にどっちでもいいぜ」
「大魔法使いって凄そうだよね?」
「お前には無理だ。俺はなれるけどな‼︎」
「クリフだっていけるもん!」
ノワールは友達が居た。ずっと前にこの手で殺した。大魔法使いになる為には千人の命が必要となる。その最後の一人として、かつての友人クリフを手にかけた。でも死ぬ前にレイセリファを取り込んでいるとは知らなかった。それに誰かを殺せば、セリファが出て来る。でもノワールには必要無かった。何故なら、ノワールのセリファは全ての魔法が詰まっていたからだ。火だろうと風だろうと水だろうと何でも出来た。もちろん回復も出来る。それほどまでに強力な力を持ったノワールは多くの人の命を無残に奪った。そして、セリファを破壊した。アリアスにあんな事を言っておきながら自分も同じ立場にいるのだ。自分の人生はつまらない。もうどうでもいいと思うほどに彼は成れの果てに堕ちていった。でもノワールは見つけてしまった。光と言う名のラティスを。最初はただの興味本位だった。神の使いであるノワールは一度神に愛された子を見に行くと決めていた。その時のラティスは一歳だったが、とても綺麗で純粋で、希望だった。何もかもどうでもよかったノワールにとってはさまに運命的な出会いだった。ラティスの側に居たい。ラティスの光を見つめていたい。そう思うほどにノワールは、ラティスに心を奪われた。ラティスの魔法が暴走した時もラティスが、アリアスと戦っ時も洗脳された時も倒れた時もずっと守りたい。手放したくない。側に居たい。守り抜きたい。なんでもいい。とにかく側に居る理由が欲しい。でも怖い。いつか、ノワールの秘密をぶち撒けた時、ラティスは受け入れてくれるのか?拒絶されて、もう二度と側に居られなくなるのではないか。そう思ってしまう。
「ラティスを怪我をさせた事を後悔して消えろ」
もうラティスがノワールに笑いかけなくてもいい。だからせめて、生きててほしい。でも側に居たい。
ギュッ
「ノワール‼︎」
な、何で?なんで此処に......ラティスが?はっ!
「......幻まで見えてちゃおしまいだな?」
「......ノワール。幻なんかじゃない‼︎本物のだよ」
「ラティス......なのか?」
生きていた。ほんとによかった。俺の全てあげてもいいほどに、ラティスが愛しい。そう思ってしまう。俺の秘密を言っても拒絶されないのか?
「何しに来たんだよ。とっとと帰れ!」
「駄目!ノワールも一緒に帰るんだよ!じゃないと、ノワールは私の目の前から居なくなるでしょ?」
「......」
ラティスはなんでもお見通しだ。この戦いはただの俺の償いだ。そして、拒絶されたくなくて消えてしまおうと思った。なのにそんな事言われたら、ラティスの側を離れられなくなるじゃねぇかよ!
「......馬鹿野郎」
「なんとでも言えばいいよ。でもノワールを見捨てない。絶対に‼︎」
俺は怒りのまま、クリフを消そうとしていた。俺が悪いのに......謝りのしねぇで消すなんて最低のやる事だ。もうラティスに隠し事はしない。そう心に誓った。この秘密を今言おう。
「ラティス話があるんだ」
「なに?」
「それは......」
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