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初授業
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皆さんこんにちは!リーリエです。私達は入学式当日を迎えクラス表を見ています。
「な、なっ!なんでリーリエだけが違うクラスなの⁉︎」
「さぁ......」
「おまっ!Aクラスって特別クラスじゃん!」
「そうなの?」
「うん!勉強はもちろん魔力測定で優秀な成績を叩き出した奴しかそのクラスにはなれないんだよ!」
「へぇー」
「もう少し興味を持ったら?」
「興味ない」
「そうかよ」
「な、なぁ......やっぱりさらし巻いたら駄目か?」
「駄目!クリフも女の子なんだから巻いたら許さない」
「......」
突然だけど遡ること入学式前
「お、おい。俺のさらし返して?」
「駄目!」
「リリア⁇返してあげたら?」
「クリフも女の子なんだからさらし巻くのを禁止します」
「なんで⁉︎」
「だって......さらし巻くなんて......私が負けた気がするのよ」
「えっ?今更?」
ゴンッ
「く、クリフ?だ、大丈夫⁇」
「お、おう」
「さらし巻いたら私......そのメロン削ぎ落とすから」
「こ、怖っ!」
「リリア......そこまでしなくてもいいんじゃない?」
「何か言った⁇リーリエ」
「......ごめん。なんでもない」
「リーリエ⁉︎」
「俺のさらし返せよおおおおおおお‼︎」
そして現在
「まぁ俺達とはクラス別だが、リーリエなら大丈夫だろ?」
「そうだなぁ」
「リーリエ!絶対に何があっても魔法使うのは禁止!」
「う、うん。肝に銘じておくよ」
そしてAクラス
「あら?貴方少し来るのが遅くってよ?」
「え?だって集合時間は八時でしょ⁇」
「えぇ。でもエリートたる者約束の時間よりも一時間早く来るものよ?」
「えぇ......」
「何をしているのかしら⁇早く席に着きなさい。先生が来るわよ?」
「う、うん」
「挨拶が遅れたわね?私はヌース.ビクッリンよ。以後よろしく」
「私は......」
「リーリエ.クロムラム。シルクロードの配下にいた者。普通なら牢屋行きなのに免れた人間ね?」
「なんでそんなに詳しいの?」
「貴方のことは徹底的に調べ上げだわ。でもわからないこともあるの?シルクロードを守らなかったの?」
「守る必要はないし皆んなが居たからなんとかなったの」
「あらそうなの?よかったわね?」
ガラガラ
「あら?先生が来たわ」
「よっ!皆んな集まっているな⁇今日からこのエリートクラスを担当するツクベだ!よろしくな」
「よろしくお願いします」
なんかチャラそう。
「お前らはエリートだ。だから他の奴ならに舐められるなよ?」
「......」
ボソッ
「あーゆう奴が嫌いなのよね?」
「ヌース⁇」
「なんでもないわ」
ガラガラ
「す、すみません!遅れましたぁ‼︎」
「ああん?お前遅刻とはいい度胸だな?お前は今日からこのクラスに入ることを禁止する。早く出て行け」
「そ、そんな!お願いです。マユはこの学園に来るために頑張ったんです。お願いです!居させてくだい」
「じゃあ土下座しろ」
「え......」
「できないのか?できないなら退学だな⁇」
ガタッ
「先生その言い方は......」
「ん?お前らなんだ?いきなり立ち上がって......」
「コホン!ツクベ先生。そろそろ魔法哲学の時間です。ホームルームは早めに切り上げてください」
「す、すみません!」
「ほら。貴方も入りなさい」
「あ、ありがとうございます‼︎」
ギロッ
「覚えてろよ?」
「ひっ!」
「えー皆さん。私は今日から魔法哲学を教えるクティです。気軽に話しかけてください」
「はーい」
「では始めましょう」
数分後
「ぜぇぜぇ。な、なんで、リーリエさんは何もしないんですか?」
「リーリエさんは今、魔力欠乏症です。なので貴方達だけで物を動かす魔法を完成されなさい」
「......」
「な、なんだよ?」
「貴方は上側に魔力が行き過ぎ」
「えっ?」
「もっと全体に魔力を行き渡らせて包み込むようにやってみて」
「う、うん」
ガタガタ
「う、動いた‼︎」
「すごい」
「わ、私はどうすればいいの?」
「うーん。全体的に魔力が弱い。もう少し力を抜いて魔力を柔らかくすればいいと思う」
「こう?」
ガタン
「動いたー!」
「あの子やるじゃん」
そして昼
「リーリエ!私と昼食を取らない?」
「ヌース⁇」
「ま、マユもご一緒してもよろしいですか?」
「え、えーと確か......マユさん?」
「はい!」
「あー居た居た!リーリエ‼︎こっちだよ」
「リリア!エース!クリフ!」
「あ......行っちゃった」
「あの人達は友達って言ったところかしら?しかし双子とは聞いていたけど......魔力の量が桁違いね?」
こうして私達の学園生活が開始した。でも目的を忘れてはならない。この学園に潜む精霊士狩りを見つけなければ大変なことになる。
「な、なっ!なんでリーリエだけが違うクラスなの⁉︎」
「さぁ......」
「おまっ!Aクラスって特別クラスじゃん!」
「そうなの?」
「うん!勉強はもちろん魔力測定で優秀な成績を叩き出した奴しかそのクラスにはなれないんだよ!」
「へぇー」
「もう少し興味を持ったら?」
「興味ない」
「そうかよ」
「な、なぁ......やっぱりさらし巻いたら駄目か?」
「駄目!クリフも女の子なんだから巻いたら許さない」
「......」
突然だけど遡ること入学式前
「お、おい。俺のさらし返して?」
「駄目!」
「リリア⁇返してあげたら?」
「クリフも女の子なんだからさらし巻くのを禁止します」
「なんで⁉︎」
「だって......さらし巻くなんて......私が負けた気がするのよ」
「えっ?今更?」
ゴンッ
「く、クリフ?だ、大丈夫⁇」
「お、おう」
「さらし巻いたら私......そのメロン削ぎ落とすから」
「こ、怖っ!」
「リリア......そこまでしなくてもいいんじゃない?」
「何か言った⁇リーリエ」
「......ごめん。なんでもない」
「リーリエ⁉︎」
「俺のさらし返せよおおおおおおお‼︎」
そして現在
「まぁ俺達とはクラス別だが、リーリエなら大丈夫だろ?」
「そうだなぁ」
「リーリエ!絶対に何があっても魔法使うのは禁止!」
「う、うん。肝に銘じておくよ」
そしてAクラス
「あら?貴方少し来るのが遅くってよ?」
「え?だって集合時間は八時でしょ⁇」
「えぇ。でもエリートたる者約束の時間よりも一時間早く来るものよ?」
「えぇ......」
「何をしているのかしら⁇早く席に着きなさい。先生が来るわよ?」
「う、うん」
「挨拶が遅れたわね?私はヌース.ビクッリンよ。以後よろしく」
「私は......」
「リーリエ.クロムラム。シルクロードの配下にいた者。普通なら牢屋行きなのに免れた人間ね?」
「なんでそんなに詳しいの?」
「貴方のことは徹底的に調べ上げだわ。でもわからないこともあるの?シルクロードを守らなかったの?」
「守る必要はないし皆んなが居たからなんとかなったの」
「あらそうなの?よかったわね?」
ガラガラ
「あら?先生が来たわ」
「よっ!皆んな集まっているな⁇今日からこのエリートクラスを担当するツクベだ!よろしくな」
「よろしくお願いします」
なんかチャラそう。
「お前らはエリートだ。だから他の奴ならに舐められるなよ?」
「......」
ボソッ
「あーゆう奴が嫌いなのよね?」
「ヌース⁇」
「なんでもないわ」
ガラガラ
「す、すみません!遅れましたぁ‼︎」
「ああん?お前遅刻とはいい度胸だな?お前は今日からこのクラスに入ることを禁止する。早く出て行け」
「そ、そんな!お願いです。マユはこの学園に来るために頑張ったんです。お願いです!居させてくだい」
「じゃあ土下座しろ」
「え......」
「できないのか?できないなら退学だな⁇」
ガタッ
「先生その言い方は......」
「ん?お前らなんだ?いきなり立ち上がって......」
「コホン!ツクベ先生。そろそろ魔法哲学の時間です。ホームルームは早めに切り上げてください」
「す、すみません!」
「ほら。貴方も入りなさい」
「あ、ありがとうございます‼︎」
ギロッ
「覚えてろよ?」
「ひっ!」
「えー皆さん。私は今日から魔法哲学を教えるクティです。気軽に話しかけてください」
「はーい」
「では始めましょう」
数分後
「ぜぇぜぇ。な、なんで、リーリエさんは何もしないんですか?」
「リーリエさんは今、魔力欠乏症です。なので貴方達だけで物を動かす魔法を完成されなさい」
「......」
「な、なんだよ?」
「貴方は上側に魔力が行き過ぎ」
「えっ?」
「もっと全体に魔力を行き渡らせて包み込むようにやってみて」
「う、うん」
ガタガタ
「う、動いた‼︎」
「すごい」
「わ、私はどうすればいいの?」
「うーん。全体的に魔力が弱い。もう少し力を抜いて魔力を柔らかくすればいいと思う」
「こう?」
ガタン
「動いたー!」
「あの子やるじゃん」
そして昼
「リーリエ!私と昼食を取らない?」
「ヌース⁇」
「ま、マユもご一緒してもよろしいですか?」
「え、えーと確か......マユさん?」
「はい!」
「あー居た居た!リーリエ‼︎こっちだよ」
「リリア!エース!クリフ!」
「あ......行っちゃった」
「あの人達は友達って言ったところかしら?しかし双子とは聞いていたけど......魔力の量が桁違いね?」
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