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私の恐怖はこれから 過去の恐怖編
歪んだ愛
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ずっと、自分のものだけにしたかった。
「私は深雪が好き」
初めて助けた日から心の奥底で何度も何度も深雪の名前を呼ぶ自分がいる。
「まさか、深雪の妹にまで嫉妬するだなんて、私の深雪への愛は相当なものね?」
そう思っても手放したくないし誰に渡したくない。
「時間が遡る前の私もこんな気持ちだったのね」
一度決められた運命を捻じ失せて、深雪を助けた。死ぬはずだった魂を霊感総合部で救った。
「でも救ったら救ったでこんなにも複雑な気持ちが芽生えるだなんて思わなかったわ」
誰にも渡さない。どんな手を使っても深雪は自分の手の中に置く。
そんなことも知らない深雪は今日も小雪にベッタリです。
「お、お姉ちゃん。恥ずかしいよ」
「えぇー。プリクラ初めて?」
「うん。まだお友達とも撮ってない」
「じゃあ姉妹プリクラデビュー!」
パッシャ
数分後
「でーきた!」
「わああー!」
「どう?すごく綺麗に撮れたでしょ⁇」
「可愛い。文字とか書けたけど、こんなふうになるんだ」
「見たままでしょ⁇」
「うん!」
小雪がこんなにも嬉しそうに笑って私も嬉しい。
「お姉ちゃん!今日はありがとう。楽しかった」
「えへへ。私も楽しかったよ」
「お姉ちゃん大好き!」
「私もよ。小雪大好き‼︎」
ギュッ
お互いを抱きしめて平和の日々を楽しむ。
だけど、幸せはいつまでも続かない。それは昔から身を持って知っている。
とある放課後
「篤美⁇」
篤美が廊下の窓をじっと見つめている。霊でも居たのかなぁ?
そう思いながらも声をかけてみることにした。
「篤美‼︎」
「......深雪⁇」
振り返った篤美の顔は酷かった。精気のない顔に目の下にクマが出来ている。
「な、何があったの?」
「少し調べ物をしていて寝不足なだけよ」
「そ、そうなの?なら良かった」
何かに巻き込まれて眠れなかったわけではなかった。私達は霊たちに好かれ襲われる。だからそれぞれが各自で身を守るしかないのだ。
「ねぇ、深雪は私のこと好き?」
「えっ?好きだよ?」
「そうなのね?」
「どうしたの?いつもの篤美らしくな......えっ?」
ブス
「あ、篤美......」
バタン
何が起きたの?氷でお腹を貫通させた?なんで、篤美が私を攻撃したの?今がわからない。
「私達の境界へと行きましょう」
そう言って、篤美は私を強引に違う世界へと引き摺り下ろす。
翌日
「ね、ねぇ皆んな!」
「あれ?小雪⁇」
「どうしたの?」
「お姉ちゃん見なかった?お父さんもお母さんもお姉ちゃんのことを忘れてしまったかのように覚えないの」
「それって!」
「絶対に境界!」
「霊も関わってるな!」
「お姉ちゃん大丈夫なのかなぁ?」
「深雪先輩は強い。だからそう簡単には死んだり怪我したりしない」
「光君」
「とにかく何処に居るか探そう!」
霊感総合部の皆んなも私達を探しに出かけた。
「ぐっ!」
氷で動けない。
「深雪は私だけもの!」
そう狂ったかのように笑う篤美を見て、誰かの呪いにかかっている。そう思った。
「私は深雪が好き」
初めて助けた日から心の奥底で何度も何度も深雪の名前を呼ぶ自分がいる。
「まさか、深雪の妹にまで嫉妬するだなんて、私の深雪への愛は相当なものね?」
そう思っても手放したくないし誰に渡したくない。
「時間が遡る前の私もこんな気持ちだったのね」
一度決められた運命を捻じ失せて、深雪を助けた。死ぬはずだった魂を霊感総合部で救った。
「でも救ったら救ったでこんなにも複雑な気持ちが芽生えるだなんて思わなかったわ」
誰にも渡さない。どんな手を使っても深雪は自分の手の中に置く。
そんなことも知らない深雪は今日も小雪にベッタリです。
「お、お姉ちゃん。恥ずかしいよ」
「えぇー。プリクラ初めて?」
「うん。まだお友達とも撮ってない」
「じゃあ姉妹プリクラデビュー!」
パッシャ
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「でーきた!」
「わああー!」
「どう?すごく綺麗に撮れたでしょ⁇」
「可愛い。文字とか書けたけど、こんなふうになるんだ」
「見たままでしょ⁇」
「うん!」
小雪がこんなにも嬉しそうに笑って私も嬉しい。
「お姉ちゃん!今日はありがとう。楽しかった」
「えへへ。私も楽しかったよ」
「お姉ちゃん大好き!」
「私もよ。小雪大好き‼︎」
ギュッ
お互いを抱きしめて平和の日々を楽しむ。
だけど、幸せはいつまでも続かない。それは昔から身を持って知っている。
とある放課後
「篤美⁇」
篤美が廊下の窓をじっと見つめている。霊でも居たのかなぁ?
そう思いながらも声をかけてみることにした。
「篤美‼︎」
「......深雪⁇」
振り返った篤美の顔は酷かった。精気のない顔に目の下にクマが出来ている。
「な、何があったの?」
「少し調べ物をしていて寝不足なだけよ」
「そ、そうなの?なら良かった」
何かに巻き込まれて眠れなかったわけではなかった。私達は霊たちに好かれ襲われる。だからそれぞれが各自で身を守るしかないのだ。
「ねぇ、深雪は私のこと好き?」
「えっ?好きだよ?」
「そうなのね?」
「どうしたの?いつもの篤美らしくな......えっ?」
ブス
「あ、篤美......」
バタン
何が起きたの?氷でお腹を貫通させた?なんで、篤美が私を攻撃したの?今がわからない。
「私達の境界へと行きましょう」
そう言って、篤美は私を強引に違う世界へと引き摺り下ろす。
翌日
「ね、ねぇ皆んな!」
「あれ?小雪⁇」
「どうしたの?」
「お姉ちゃん見なかった?お父さんもお母さんもお姉ちゃんのことを忘れてしまったかのように覚えないの」
「それって!」
「絶対に境界!」
「霊も関わってるな!」
「お姉ちゃん大丈夫なのかなぁ?」
「深雪先輩は強い。だからそう簡単には死んだり怪我したりしない」
「光君」
「とにかく何処に居るか探そう!」
霊感総合部の皆んなも私達を探しに出かけた。
「ぐっ!」
氷で動けない。
「深雪は私だけもの!」
そう狂ったかのように笑う篤美を見て、誰かの呪いにかかっている。そう思った。
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