私の恐怖はこれから

上野佐栁

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私の恐怖はこれから 過去の恐怖編

特別編前編

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 皆さんこんにちは!苗木深雪です。今日は皆さんに私達霊感総合部 霊力才能部のことや霊のことや呪いについて説明します。
 「まずは私達霊感総合部についてだね」
 「霊感総合部は私が霊感がある人を集めて出来た部活よ」
 「集まったのは全員で七人なんだけど......」
 「今は四人増えて十一人っす‼︎」
 「過去に戻される前は七人だったんだけどね」
 「まぁ仕方ないわよ。こればっかりは私達がどうこう言っても何も変わらないわ」
 「そうですよね!」
 「うちも同感や」
 「あんたの意見は聞いたない」
 「なんやと!」
 「君達落ち着くんだ」
 「け、喧嘩は駄目ですよ」
 「うるさい‼︎」
 「ひぃ⁉︎す、すみません」
 「はあー」
 「と、とりあえずメンバーを紹介するね。まずは私達の部長の鈴木篤美」
 「私の霊力は氷。防御や物理攻撃を中心とした戦い方ね」
 「次は川咲光君」
 「はいっす!俺の霊力は天気っす。だけど雷以外は難しくてなかなか操れないっす」
 「雷だけでもすごい威力だけどね」
 「何か言ったっすか?深雪先輩⁇」
 「ううん。なんでもないよ。次は桃凛桜さん」
 「はーい!私の霊力は回復。怪我した相手の傷を癒す能力です。あとは空手が得意です」
 「私も桃凛さんから合気道を習ってよかった。私の場合は遠距離攻撃が中心だから短距離の攻撃が苦手だったんだ」
 「意外っす」
 「はい。苗木先輩はなんでもそつなくこなして無敵な化け物並みの強さかと思ったました」
 「何気に酷くない⁉︎」
 「落ち着きなさい。大概は間違ってないわよ」
 「篤美まで⁉︎」
 「早く続けなさい」
 「はいはい。次は天堂大輔君」
 「うちの霊力は毒と熱や」
 「あれ本当に厄介よね?」
 「えぇ。そうね」
 「私と篤美以外は覚えてないと思うけど......海での戦いが一番酷かった」
 「そうだったわね?」
 「何があったんですか?」
 「天堂君の霊力に原技君が巻き添いを食らったんだよね?」
 「そうね。あれは酷かったわ」
 「なんかすんません」
 「次は区事務泰斗君」
 「僕の霊力はほんの少し先の未来を見る力。まぁ見えても回避はなかなか出来ない」
 「計算通りに行くことなんて滅多にないもんな?」
 「ほんとにね!私がそれで何度も酷い目に遭っているのよ⁇自覚ある?」
 「君達が僕に頼りすぎなんだよ」
 「まあまあ落ち着いて」
 「お次は原技優夢君」
 「ぼ、僕の霊力はワープ。違う空間に移動や思ったところに移動出来る能力です」
 「あれ本当に便利よね」
 「うんうん」
 「何度も助けられたもんね」
 「そうだね」
 「さーてと。次は苗木深雪よ」
 「私の霊力はもう皆んな知っているでしょ⁇」
 「それでも言うのよ」
 「わかったよ。私の霊力は結界と歯車」
 「あれはほんとにチートよね」
 「変なこと言わないで⁉︎」
 「弓は霊力じゃないんですか?」
 「違うよ。あれは元々弓道部で身に付けた力だし......まぁ霊力を使って一発技を使えるものもあるけどそれはまた別の機会だね」
 「そうね。まだまだ話したいことがあるけど......」
 「今日は時間切れね」
 「次回は霊と霊力才能部のことについてだよ!」
 「お楽しみに!」
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