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私の恐怖はこれから メロディーの呪い編
呪いの結晶のカケラ
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「......私は貴方の手を取らない‼︎」
「......そうか。残念だよ。君にはとてつもない七柱の才能があったのに......実に残念だ」
「......」
矢で攻撃を......。
「......っ!?」
しまった。弓と矢をホラーサークルの部室に置いて来ちゃった。
「さぁ、この呪いの結晶のカケラを君に......」
「くっ‼︎」
「君は逆らう事が出来ない。何故ならそうなる運命だからさ‼︎君はかつて、十年後いや、あの時点で七柱なる運命だった。しかし、ももの呪いを七柱の呪いを解く事で回避した。なんて嘆かわしい事だろう。君もそう思うだろう⁇」
「フッ‼︎そんな事全く思わない‼︎私は今のままで幸せなの。その幸せを壊さないで‼︎」
「半幽霊が何を言っている」
「幽霊⁇私が?はっ‼︎笑わせないで‼︎私はれっきとした人間よ‼︎」
「そうだね。今のところは人間だ。でも君には人間を辞めてもう必要がある。僕の理想の為にもね」
「貴方の理想?そんなくだらない理想の為に犠牲になれ?冗談じゃないわ!」
「くだらなくなんかない‼︎僕の理想は霊と人間がお互いに手を取り、お互いを尊重する世界を切り開こうとしているだけなんだよ‼︎どうして、誰もわからないのだ?」
「貴方の理想の為に多くの人が犠牲になるかもしれないんだよ?それでいいの?」
「多少の犠牲は仕方ない」
「ふざけるのもいい加減に......」
「先生‼︎こんな所に居た!次の活動内容なんですけど......」
「チッ‼︎邪魔だな」
グサッ
「どう......して⁇あがっ!?」
「やめろおお‼︎」
ゴキッ
「あ、ああ......」
「......ふざけんなよなぁ⁇」
「なんか文句があるのかな?」
「人を殺しておきながら......平然としている貴方に吐き気がする。絶対に許さない。許される事でもない‼︎」
「君は優しすぎる。この優しさは捨ててもらわないとね」
「誰が貴方について行くって言った?ついて行くわけないでしょうが‼︎この人でなし‼︎」
「じゃあ、このカケラを押し付けるまでだ‼︎」
その頃ホラーサークル
「深雪、遅いわね」
「少し探す?」
「苗木はすぐになんかトラブル起こすからな」
「そうなの?」
「えぇ。とゆーか、霊に異常に好かれやすいのよ」
「ほんとほんと」
「少し探しましょう」
「賛成‼︎」
「結界か......邪魔だな。しかもそう簡単に壊れない。実に素晴らしい‼︎やはり君が欲しい‼︎」
「はぁはぁ。」
弓道が無ければ攻撃が出来ない。結界で押し潰すか......いや無理よ‼︎たとえ、出来たとしてもカケラを押し付けられたらお終い。どうする。こんな時、篤美なら‼︎
「あははは‼︎」
パキッ
「やばい‼︎」
結界が壊れる‼︎
「もうお終いかい⁇」
「これで、全力なんて本気で思ってる?」
「は?」
「私の本気今から見せるよ‼︎」
「今の今まで本気じゃなかった⁇僕も舐められた者だな?」
私は全力のたった一回しか出来ない大技をやる事に決めた。
「この大量の矢は何だ?」
「矢が無くたって、霊力で作れるんだよ?知らなかった?」
「チッ‼︎この数を捌くの無理だ‼︎此処は違う空間に逃げるしか......」
「逃すわけないでしょ⁇馬鹿‼︎」
シュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッ
「ぐっ!?」
「はぁはぁ。に、逃げられた?」
バーン
「深雪‼︎」
「苗木ちゃん‼︎無事?」
「......」
バタン
「深雪‼︎しっかりしなさい‼︎」
「保健室‼︎保健室に行くぞ‼︎」
「うん」
「皆んな話があるの。だから保健室前で話しましょう」
「わかった」
「私、あの先生が怪しいわ」
「え?」
「見えなかったの?屋上の入り口近くに此処の生徒らしき死体を見たわ。そして、あの場で深雪は倒れた。相当の呪いか霊力者だと考えれば辻褄が合うわ」
「確かにそうだね」
「さぁ、この呪いを......消えた!?」
「原技君!?いきなりどうしたの?それになんで?深雪を抱っこしているの?」
「変な奴が居たから慌てて、苗木先輩をワープさせたんです」
「まさか‼︎」
バーン
「やあやあ。驚いたね。まさか他校のしかも天之川学園の生徒さんがこちらに来るなんてね。苗木さんを勝手に連れ出したら駄目じゃないか」
「おかしいわ」
「鈴木先輩⁇」
「おかしい?何が?」
「私達はずっとドアの前に居たわ。保健室の窓も鍵が閉まっている事は確認済みよ。なのに貴方は此処に居た。何処かの空間から来たんじゃないかしら⁇」
「君は勘がいい。実に不愉快だ」
「それに手が赤く染まっているわ。この一連の騒動は貴方が原因ね」
「そうだ。これは部が悪い。だからおいとまさせてもらうよ。またね」
「待ちなさい‼︎」
「逃げた」
「深雪が回復するまで待つしか無いわ」
私はまた、何も守れなかった。守られるんじゃなくて、私も誰かを守りたいのに上手くいかない。もう誰も死なせたくない。
「......そうか。残念だよ。君にはとてつもない七柱の才能があったのに......実に残念だ」
「......」
矢で攻撃を......。
「......っ!?」
しまった。弓と矢をホラーサークルの部室に置いて来ちゃった。
「さぁ、この呪いの結晶のカケラを君に......」
「くっ‼︎」
「君は逆らう事が出来ない。何故ならそうなる運命だからさ‼︎君はかつて、十年後いや、あの時点で七柱なる運命だった。しかし、ももの呪いを七柱の呪いを解く事で回避した。なんて嘆かわしい事だろう。君もそう思うだろう⁇」
「フッ‼︎そんな事全く思わない‼︎私は今のままで幸せなの。その幸せを壊さないで‼︎」
「半幽霊が何を言っている」
「幽霊⁇私が?はっ‼︎笑わせないで‼︎私はれっきとした人間よ‼︎」
「そうだね。今のところは人間だ。でも君には人間を辞めてもう必要がある。僕の理想の為にもね」
「貴方の理想?そんなくだらない理想の為に犠牲になれ?冗談じゃないわ!」
「くだらなくなんかない‼︎僕の理想は霊と人間がお互いに手を取り、お互いを尊重する世界を切り開こうとしているだけなんだよ‼︎どうして、誰もわからないのだ?」
「貴方の理想の為に多くの人が犠牲になるかもしれないんだよ?それでいいの?」
「多少の犠牲は仕方ない」
「ふざけるのもいい加減に......」
「先生‼︎こんな所に居た!次の活動内容なんですけど......」
「チッ‼︎邪魔だな」
グサッ
「どう......して⁇あがっ!?」
「やめろおお‼︎」
ゴキッ
「あ、ああ......」
「......ふざけんなよなぁ⁇」
「なんか文句があるのかな?」
「人を殺しておきながら......平然としている貴方に吐き気がする。絶対に許さない。許される事でもない‼︎」
「君は優しすぎる。この優しさは捨ててもらわないとね」
「誰が貴方について行くって言った?ついて行くわけないでしょうが‼︎この人でなし‼︎」
「じゃあ、このカケラを押し付けるまでだ‼︎」
その頃ホラーサークル
「深雪、遅いわね」
「少し探す?」
「苗木はすぐになんかトラブル起こすからな」
「そうなの?」
「えぇ。とゆーか、霊に異常に好かれやすいのよ」
「ほんとほんと」
「少し探しましょう」
「賛成‼︎」
「結界か......邪魔だな。しかもそう簡単に壊れない。実に素晴らしい‼︎やはり君が欲しい‼︎」
「はぁはぁ。」
弓道が無ければ攻撃が出来ない。結界で押し潰すか......いや無理よ‼︎たとえ、出来たとしてもカケラを押し付けられたらお終い。どうする。こんな時、篤美なら‼︎
「あははは‼︎」
パキッ
「やばい‼︎」
結界が壊れる‼︎
「もうお終いかい⁇」
「これで、全力なんて本気で思ってる?」
「は?」
「私の本気今から見せるよ‼︎」
「今の今まで本気じゃなかった⁇僕も舐められた者だな?」
私は全力のたった一回しか出来ない大技をやる事に決めた。
「この大量の矢は何だ?」
「矢が無くたって、霊力で作れるんだよ?知らなかった?」
「チッ‼︎この数を捌くの無理だ‼︎此処は違う空間に逃げるしか......」
「逃すわけないでしょ⁇馬鹿‼︎」
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「ぐっ!?」
「はぁはぁ。に、逃げられた?」
バーン
「深雪‼︎」
「苗木ちゃん‼︎無事?」
「......」
バタン
「深雪‼︎しっかりしなさい‼︎」
「保健室‼︎保健室に行くぞ‼︎」
「うん」
「皆んな話があるの。だから保健室前で話しましょう」
「わかった」
「私、あの先生が怪しいわ」
「え?」
「見えなかったの?屋上の入り口近くに此処の生徒らしき死体を見たわ。そして、あの場で深雪は倒れた。相当の呪いか霊力者だと考えれば辻褄が合うわ」
「確かにそうだね」
「さぁ、この呪いを......消えた!?」
「原技君!?いきなりどうしたの?それになんで?深雪を抱っこしているの?」
「変な奴が居たから慌てて、苗木先輩をワープさせたんです」
「まさか‼︎」
バーン
「やあやあ。驚いたね。まさか他校のしかも天之川学園の生徒さんがこちらに来るなんてね。苗木さんを勝手に連れ出したら駄目じゃないか」
「おかしいわ」
「鈴木先輩⁇」
「おかしい?何が?」
「私達はずっとドアの前に居たわ。保健室の窓も鍵が閉まっている事は確認済みよ。なのに貴方は此処に居た。何処かの空間から来たんじゃないかしら⁇」
「君は勘がいい。実に不愉快だ」
「それに手が赤く染まっているわ。この一連の騒動は貴方が原因ね」
「そうだ。これは部が悪い。だからおいとまさせてもらうよ。またね」
「待ちなさい‼︎」
「逃げた」
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