私の恐怖はこれから

上野佐栁

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私の恐怖はこれから 呪われた者たち編

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 「早速だけど、霊感総合部の再開を祝して乾杯⁇これで当ているの?」
 「はいっす‼︎」
 「あばばばばは‼︎霊感総合部の先輩方が勢揃い‼︎」
 「えーと⁇」
 「霊感総合部の一年生だった、原技優夢さん‼︎霊力はワープ‼︎どこでも自由自在に行ける凄い人‼︎そして同じく川咲光先生は天気を操る霊力‼︎主に電気を使っていた才能の塊‼︎」
 「あ、ありがとう」
 「強烈だな」
 「二年の桃凛桜さん‼︎家は武道一家で、空手が得意‼︎そして霊力は回復‼︎強さとギャップでとても癒し系‼︎もう最高です‼︎」
 「ありがとう。嬉しいよ」
 「同じく二年の天堂大輔さん‼︎体格と熱、毒を持つ男中の男‼︎前にサメを熱と毒で撃退させた事があるって聞きました‼︎男です‼︎同じく二年の区事務優斗さん‼︎心を読む事しか取り柄なの無い細々の体‼︎でも頭脳は得意‼︎計算と先を読む能力も微妙に凄い‼︎ヒョロガリ天才頭脳‼︎」
 「僕だけ馬鹿にされてないか⁇」
 「いいえ‼︎褒めているんです‼︎」
 「は、はぁー」
 「そして霊感総合部の部長の三年の鈴木篤美先生‼︎氷の力を持つ霊力者‼︎力が強く冷静で観察力もずば抜けて凄い‼︎まさに今をときめく頂点の霊力者‼︎」
 「全く嬉しく無いわ」
 「まぁまぁ」
 「てか、村海なんで、そんなに俺達のこと詳しく知っているんだ?」
 「情報通がいるので‼︎」
 「誰だよ!」
 「人間じゃありませんよ?」
 「は?」
 「確か名前は......鬼野崎桃さんだったかなぁ?」
 「もも!?」
 「知っているんですか?」
 「知っているも何もあの子の最悪な事件を......って知らないの!?」  
 「事件⁇」
 「もものせいでどれだけの人が死んだと思っているんだ!?」
 「え?」
 ガラガラ
 「......あの時は本当にごめんなさい」
 「も、もも!?」
 「み、皆んな久しぶり」
 「なんで!?」
 「おまっ‼︎成仏したんじゃねぇの⁇」
 「未練が強過ぎてまだ......でも安心て‼︎呪いはもう無いから‼︎人を殺してないから‼︎」
 「そうならいいわ」
 「......七不思議をぶっ潰すってほんと?」
 「ええ」
 「前よりも強くなってるよ。皆んなが傷付く事なんて、きっとお姉さんは望んで無いと思うよ」
 「それでもやるのよ‼︎生きているなら尚更諦めたく無いわ‼︎」
 「まずは一番から潰すっす‼︎」
 「えぇ‼︎」
 「......」
 夜
 「他のメンバーは全員で五人ね?」
 「はい‼︎」
 「鈴木原百合です。三年生です」
 「同じく三年の大山山無です‼︎」
 「二年の多岐川原田です」
 「二年の鬼気先愛里です」
 「一年は居ないのね」
 「先輩‼︎一番が来ました‼︎」
 「了解‼︎」
 「七不思議一番目理科室の骸骨さんを倒すわよ‼︎」
 「おおー‼︎」
 ペタッペタッペタッペタッペタッペタッ
 「今よ‼︎」
 ゴロゴロ
 「骸骨に電気は効かないわ‼︎」
 「面倒っす‼︎」
 「先手必勝‼︎テイッ‼︎」
 「うちも負けられへんで‼︎ヤァッ‼︎」
 ドンバン
 「が、ガガガガガ」
 「硬い‼︎」
 「なんだこいつ‼︎」
 「二人とも避けなさい‼︎」
 シューパキッ
 「凍った‼︎このまま壊すわよ‼︎」
 「了解‼︎」
 バキバキ、バーキーン
 「氷を破った!?」
 「桃凛さん!?逃げなさい‼︎」
 「え?」
 シュッグサッ
 「ガアガアガアガアガアガアガア!?」
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