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最終決着その6
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私は、ももを抱きしめた。
「体温がない。何も聞こえない」
「当たり前だよ。私はもう死んでいるんだよ」
「それでも、ももを成仏させる事は出来る‼︎」
「無理だよ。過去は変えられない。この呪いを解く方法なんてないんだから‼︎」
「私が......私が全部持って行く‼︎ももの罪も‼︎何もかも私が持って行く‼︎だからお願い‼︎これ以上誰も殺さないで‼︎」
「いいの⁇この呪いは、心を殺す。時々、正気に戻るけど、すぐに壊れる。それでもいいの⁇」
「いいよ。この呪いは、私が全部受け継ぐから‼︎」
「ありがとう。でも、此処にいる霊達を全員成仏されないと、呪いは解けないよ」
「わかった」
「でも、この怪我で戦ったりしたら、お姉さんの命が危ない‼︎」
「大丈夫だよ。私は一人じゃないから‼︎」
「......わかった。私は此処に居る。絶対に邪魔しないって誓うよ」
「ありがとうもも」
「うん」
「篤美‼︎光君‼︎」
パキン
「結界が解けたわ‼︎」
「深雪先輩‼︎怪我は大丈夫っすか⁇」
「このぐらい平気。擦り傷よ‼︎」
「その怪我で良く言うわね。早く、ももを成仏させるわよ‼︎」
「了解っす‼︎」
「......まだ出来ない」
「深雪‼︎何を言っているの⁇」
「そうっすよ‼︎」
「この呪いを解く条件の一つは、此処にいる霊達を全員成仏させること‼︎だから、一気に蹴りをつけよう‼︎」
「わかったわ。でも、深雪は無理をしないことね」
「約束は出来ない‼︎」
「早く行くっす‼︎」
「二人とも、私に捕まりなさい。氷で一気に上まで上がるわよ‼︎」
「了解‼︎」
「了解っす‼︎」
ビュー
「かなり速いね」
「当然よ‼︎」
「出口っす‼︎」
「こ、これは......」
「予想を遥かに超える数ね。」
「一体どんだけ居るのよ‼︎」
「あ、あぁ。し、ね」
「来るわよ‼︎」
シュッグサッ
「あああああ‼︎」
「深雪‼︎でしゃばり過ぎよ‼︎」
「一刻も早く終わらせる‼︎」
「深雪先輩落ち着いてっす‼︎」
シュッシュッシュッグサッグサッグサッグサッグサッグサッグサッグサッグサッグサッ
「あああああ‼︎」
「に、く、い」
「憎しみを誰かにぶつけても意味ないよ‼︎」
シュッグサッ
「あああああ‼︎」
「す、凄いっす‼︎」
「えぇ。確実に霊力が上がり続けているわ」
「光君‼︎やるわよ‼︎」
「え、あっはいっす‼︎」
シュッバチバチ
「うっ‼︎やあああ‼︎」
シュッバチバチグサッ
「ぎゃああああ‼︎」
「あああああ‼︎」
「こ、わ、い」
「き、え、た、く、な、い」
「成仏しなさい‼︎」
「あああああ‼︎」
「う、嘘。あんなに居た霊達を一瞬で成仏させるなんて、尋常じゃないわ‼︎」
「はぁはぁ。ゲホゲホゲホ‼︎ぐっ‼︎」
「深雪先輩大丈夫っすか⁇」
「へ、平気」
「血を吐いといて、大丈夫なわけないっすよ‼︎少し休むっす‼︎」
「だ、駄目。早く成仏させるんだから‼︎」
バチィン
「......」
「落ち着くっす‼︎」
「ひ、光君⁇」
「冷静になるっすよ‼︎ももとなんの話をしたかはわからないっすけど、俺も、鈴木先輩も力になれるっすよ‼︎だから、頼って欲しいっす‼︎」
「そうだね。自分を見失ったら駄目よね。光君ありがとう」
「どういたしましてっす‼︎」
「まずは、桃凛さん達の所へ戻るわよ‼︎」
「了解‼︎」
「了解っす‼︎」
「誰一人死なさせるわけにはいかないわ‼︎絶対に守るわよ‼︎」
「もちろんだよ‼︎」
「朝までには決着つけるっす‼︎」
「そうだね」
私達は、霊感総合部と霊力才能部が居る玄関先まで走って戻った。その間に霊に襲われたけど、三人で居れば、そんなに霊力を消耗することはなかった。
「体温がない。何も聞こえない」
「当たり前だよ。私はもう死んでいるんだよ」
「それでも、ももを成仏させる事は出来る‼︎」
「無理だよ。過去は変えられない。この呪いを解く方法なんてないんだから‼︎」
「私が......私が全部持って行く‼︎ももの罪も‼︎何もかも私が持って行く‼︎だからお願い‼︎これ以上誰も殺さないで‼︎」
「いいの⁇この呪いは、心を殺す。時々、正気に戻るけど、すぐに壊れる。それでもいいの⁇」
「いいよ。この呪いは、私が全部受け継ぐから‼︎」
「ありがとう。でも、此処にいる霊達を全員成仏されないと、呪いは解けないよ」
「わかった」
「でも、この怪我で戦ったりしたら、お姉さんの命が危ない‼︎」
「大丈夫だよ。私は一人じゃないから‼︎」
「......わかった。私は此処に居る。絶対に邪魔しないって誓うよ」
「ありがとうもも」
「うん」
「篤美‼︎光君‼︎」
パキン
「結界が解けたわ‼︎」
「深雪先輩‼︎怪我は大丈夫っすか⁇」
「このぐらい平気。擦り傷よ‼︎」
「その怪我で良く言うわね。早く、ももを成仏させるわよ‼︎」
「了解っす‼︎」
「......まだ出来ない」
「深雪‼︎何を言っているの⁇」
「そうっすよ‼︎」
「この呪いを解く条件の一つは、此処にいる霊達を全員成仏させること‼︎だから、一気に蹴りをつけよう‼︎」
「わかったわ。でも、深雪は無理をしないことね」
「約束は出来ない‼︎」
「早く行くっす‼︎」
「二人とも、私に捕まりなさい。氷で一気に上まで上がるわよ‼︎」
「了解‼︎」
「了解っす‼︎」
ビュー
「かなり速いね」
「当然よ‼︎」
「出口っす‼︎」
「こ、これは......」
「予想を遥かに超える数ね。」
「一体どんだけ居るのよ‼︎」
「あ、あぁ。し、ね」
「来るわよ‼︎」
シュッグサッ
「あああああ‼︎」
「深雪‼︎でしゃばり過ぎよ‼︎」
「一刻も早く終わらせる‼︎」
「深雪先輩落ち着いてっす‼︎」
シュッシュッシュッグサッグサッグサッグサッグサッグサッグサッグサッグサッグサッ
「あああああ‼︎」
「に、く、い」
「憎しみを誰かにぶつけても意味ないよ‼︎」
シュッグサッ
「あああああ‼︎」
「す、凄いっす‼︎」
「えぇ。確実に霊力が上がり続けているわ」
「光君‼︎やるわよ‼︎」
「え、あっはいっす‼︎」
シュッバチバチ
「うっ‼︎やあああ‼︎」
シュッバチバチグサッ
「ぎゃああああ‼︎」
「あああああ‼︎」
「こ、わ、い」
「き、え、た、く、な、い」
「成仏しなさい‼︎」
「あああああ‼︎」
「う、嘘。あんなに居た霊達を一瞬で成仏させるなんて、尋常じゃないわ‼︎」
「はぁはぁ。ゲホゲホゲホ‼︎ぐっ‼︎」
「深雪先輩大丈夫っすか⁇」
「へ、平気」
「血を吐いといて、大丈夫なわけないっすよ‼︎少し休むっす‼︎」
「だ、駄目。早く成仏させるんだから‼︎」
バチィン
「......」
「落ち着くっす‼︎」
「ひ、光君⁇」
「冷静になるっすよ‼︎ももとなんの話をしたかはわからないっすけど、俺も、鈴木先輩も力になれるっすよ‼︎だから、頼って欲しいっす‼︎」
「そうだね。自分を見失ったら駄目よね。光君ありがとう」
「どういたしましてっす‼︎」
「まずは、桃凛さん達の所へ戻るわよ‼︎」
「了解‼︎」
「了解っす‼︎」
「誰一人死なさせるわけにはいかないわ‼︎絶対に守るわよ‼︎」
「もちろんだよ‼︎」
「朝までには決着つけるっす‼︎」
「そうだね」
私達は、霊感総合部と霊力才能部が居る玄関先まで走って戻った。その間に霊に襲われたけど、三人で居れば、そんなに霊力を消耗することはなかった。
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