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最終決着その3
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「あれ?鈴木ちゃん‼︎苗木ちゃんも元気にしてた⁇」
「今はそんなこと言っている場合ではないわ‼︎」
「鈴木ちゃん⁇どうしたの?そんなに慌てて⁇」
「ももが攻めて来たっす‼︎」
「えええ!?これは、霊力才能部の出番ね‼︎」
「は?」
「話は聞かせてもらった。俺様達が行ってやるから、安心しろ」
「無駄話をしていないで早く行きなさい‼︎」
「あ、篤美」
「じゃあばーい‼︎」
「先を急ぎましょう‼︎」
「うん‼︎」
「はいっす‼︎」
ガラガラ
「この棚を退かして‼︎」
「了解‼︎」
「うううう‼︎」
「なんでこれ、こんなに重たいっすか⁇」
「知らないわよ‼︎うぅぅん‼︎」
ズ、ズズズガチャン
「......あ」
「押し倒しちゃった。あ、あは。あはは」
「ま、まあいいわ。深雪、鍵を開けて‼︎」
「あっうん」
カチャッ
「空いた‼︎」
「キャアハハ‼︎」
「もうここまで来たの⁇」
「他の人達はどうなったっす⁇」
「あははは‼︎」
「深雪‼︎川咲君も行って‼︎此処から先は、私が食い止めるわ‼︎だから行きなさい‼︎」
「了解‼︎」
「了解っす‼︎」
キィー
「氷のお姉さん嫌い‼︎私の邪魔ばかりする」
「あら。気が合おうね。私も貴方なんか大っ嫌いよ‼︎」
「酷ーい‼︎」
その頃
「消えた⁇」
「もしかして、あっちの方に行っちゃったんじゃ......」
「追いかけよう‼︎」
「そうだね‼︎」
「でもまずは、この霊達をなんとかしない行けないぜ‼︎」
「えっ⁇」
「あ、あああ」
「痛いよ」
「苦しいよ」
「憎いよ」
「なにこの数」
「今までの霊達の恨みや憎しみ苦しみから、ここに呼んだのよ」
「此処で食い止め決定ね‼︎」
「そうだね」
「氷のお姉さん。私に勝てるの?」
「無理ね」
「じゃ、なんで邪魔ばかりするの⁇」
「なんでかしら⁇深雪を見ていると、妹と一緒に居るみたいに思えるのよ。だから、私は、深雪を守るって決めたのよ‼︎」
「ねぇー。その無意味な努力やめたら⁇」
「やめないわ。だって、深雪が諦めていないもの‼︎」
「へぇー。あのお姉さんが、諦めればやめるんだ。あのお姉さん。もうすぐで死ぬよ」
「は?何言って......」
「冗談でも無いよ。本気だよ。だって、あのお姉さんは呪いを解きたいんでしょ⁇出来ると思うけど、死んじゃうね。あの奇跡のお姉さんみたいに。うふふ。あははは‼︎キャアハハ‼︎」
「黙りなさい‼︎深雪は絶対に死んだりしないわ‼︎私は、深雪を信じてる‼︎」
「強い絆ほど、裏切られた時の絶望は凄まじいよ。私の仲間になるなら、あのお姉さんを助けてあげるよ」
「いいわ」
「クスッ」
「......って言うと思った⁇」
「えっ⁇」
「私は、霊感総合部の部長、鈴木篤美よ‼︎最後まで、深雪為に戦うわ‼︎」
「うざい。私は、貴方の為に言ってあげてるのよ‼︎なのに、断るなんて、最低よ‼︎」
「最低はどっちよ‼︎」
「はぁ?」
「多くの人の命を奪っておいて、まだ奪うの⁇最低よ‼︎いいえ、貴方は馬鹿よ‼︎」
「は?はあああ‼︎誰が馬鹿なの⁇私はずっと、この苦しを耐えていた。あの部屋から出れずに、終わっちゃったよ。だから他の人達にも同じ苦しみを味わせるんだよ‼︎じゃ無いと、私の苦しみが和らがない‼︎」
「貴方みたいな、身勝手な霊は此処で、私が成仏させてあげるわ‼︎」
「あははは‼︎なら、やってよ。私、疲れちゃった。この呪いはね、絶対に消えない。誰かを後継者として選ばないといけないのよ。だから、苗木深雪を選んでいい⁇あのお姉さんなら、この呪いを止められる。駄目⁇」
「貴方もしかして、本当は......成仏されたいの⁇」
「そうだよ。もう嫌だよ。こんな呪い。でも、私は呪いには勝てない。だって、心が弱いから。あのお姉さんは強いよ。何度も何度も何度も何度も何度も、色んな人を目の前で殺しても、心が壊れなかった。だから、私は、苗木深雪を後継者として選ぶの‼︎」
「......させない」
「貴方に何が出来るの⁇私を止められない貴方は、何も出来ないよ。ごめんね」
「!?居ない。まさか‼︎くっ‼︎」
ダッ
「はぁはぁ。この地下って、深過ぎない⁇」
「そうっすね。ずっと降りているっす」
「お姉さん」
「もも‼︎」
ゴロゴロ
「ぐっ‼︎」
「先輩行ってっす‼︎俺が食い止めるっす‼︎」
「ありがとう‼︎」
私は、さらにスピードを上げて、階段を降りた。
「今はそんなこと言っている場合ではないわ‼︎」
「鈴木ちゃん⁇どうしたの?そんなに慌てて⁇」
「ももが攻めて来たっす‼︎」
「えええ!?これは、霊力才能部の出番ね‼︎」
「は?」
「話は聞かせてもらった。俺様達が行ってやるから、安心しろ」
「無駄話をしていないで早く行きなさい‼︎」
「あ、篤美」
「じゃあばーい‼︎」
「先を急ぎましょう‼︎」
「うん‼︎」
「はいっす‼︎」
ガラガラ
「この棚を退かして‼︎」
「了解‼︎」
「うううう‼︎」
「なんでこれ、こんなに重たいっすか⁇」
「知らないわよ‼︎うぅぅん‼︎」
ズ、ズズズガチャン
「......あ」
「押し倒しちゃった。あ、あは。あはは」
「ま、まあいいわ。深雪、鍵を開けて‼︎」
「あっうん」
カチャッ
「空いた‼︎」
「キャアハハ‼︎」
「もうここまで来たの⁇」
「他の人達はどうなったっす⁇」
「あははは‼︎」
「深雪‼︎川咲君も行って‼︎此処から先は、私が食い止めるわ‼︎だから行きなさい‼︎」
「了解‼︎」
「了解っす‼︎」
キィー
「氷のお姉さん嫌い‼︎私の邪魔ばかりする」
「あら。気が合おうね。私も貴方なんか大っ嫌いよ‼︎」
「酷ーい‼︎」
その頃
「消えた⁇」
「もしかして、あっちの方に行っちゃったんじゃ......」
「追いかけよう‼︎」
「そうだね‼︎」
「でもまずは、この霊達をなんとかしない行けないぜ‼︎」
「えっ⁇」
「あ、あああ」
「痛いよ」
「苦しいよ」
「憎いよ」
「なにこの数」
「今までの霊達の恨みや憎しみ苦しみから、ここに呼んだのよ」
「此処で食い止め決定ね‼︎」
「そうだね」
「氷のお姉さん。私に勝てるの?」
「無理ね」
「じゃ、なんで邪魔ばかりするの⁇」
「なんでかしら⁇深雪を見ていると、妹と一緒に居るみたいに思えるのよ。だから、私は、深雪を守るって決めたのよ‼︎」
「ねぇー。その無意味な努力やめたら⁇」
「やめないわ。だって、深雪が諦めていないもの‼︎」
「へぇー。あのお姉さんが、諦めればやめるんだ。あのお姉さん。もうすぐで死ぬよ」
「は?何言って......」
「冗談でも無いよ。本気だよ。だって、あのお姉さんは呪いを解きたいんでしょ⁇出来ると思うけど、死んじゃうね。あの奇跡のお姉さんみたいに。うふふ。あははは‼︎キャアハハ‼︎」
「黙りなさい‼︎深雪は絶対に死んだりしないわ‼︎私は、深雪を信じてる‼︎」
「強い絆ほど、裏切られた時の絶望は凄まじいよ。私の仲間になるなら、あのお姉さんを助けてあげるよ」
「いいわ」
「クスッ」
「......って言うと思った⁇」
「えっ⁇」
「私は、霊感総合部の部長、鈴木篤美よ‼︎最後まで、深雪為に戦うわ‼︎」
「うざい。私は、貴方の為に言ってあげてるのよ‼︎なのに、断るなんて、最低よ‼︎」
「最低はどっちよ‼︎」
「はぁ?」
「多くの人の命を奪っておいて、まだ奪うの⁇最低よ‼︎いいえ、貴方は馬鹿よ‼︎」
「は?はあああ‼︎誰が馬鹿なの⁇私はずっと、この苦しを耐えていた。あの部屋から出れずに、終わっちゃったよ。だから他の人達にも同じ苦しみを味わせるんだよ‼︎じゃ無いと、私の苦しみが和らがない‼︎」
「貴方みたいな、身勝手な霊は此処で、私が成仏させてあげるわ‼︎」
「あははは‼︎なら、やってよ。私、疲れちゃった。この呪いはね、絶対に消えない。誰かを後継者として選ばないといけないのよ。だから、苗木深雪を選んでいい⁇あのお姉さんなら、この呪いを止められる。駄目⁇」
「貴方もしかして、本当は......成仏されたいの⁇」
「そうだよ。もう嫌だよ。こんな呪い。でも、私は呪いには勝てない。だって、心が弱いから。あのお姉さんは強いよ。何度も何度も何度も何度も何度も、色んな人を目の前で殺しても、心が壊れなかった。だから、私は、苗木深雪を後継者として選ぶの‼︎」
「......させない」
「貴方に何が出来るの⁇私を止められない貴方は、何も出来ないよ。ごめんね」
「!?居ない。まさか‼︎くっ‼︎」
ダッ
「はぁはぁ。この地下って、深過ぎない⁇」
「そうっすね。ずっと降りているっす」
「お姉さん」
「もも‼︎」
ゴロゴロ
「ぐっ‼︎」
「先輩行ってっす‼︎俺が食い止めるっす‼︎」
「ありがとう‼︎」
私は、さらにスピードを上げて、階段を降りた。
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