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奇跡その2
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「もう良いから。私の事なんてもうどうでも良いから逃げて‼︎お願い‼︎」
「私、言ったよね?絶対に、篤子さんを置いて逃げないって‼︎だから、篤子さんも連れて行く‼︎」
「どうしてそこまでするの?」
「うっ‼︎」
「深雪さん‼︎後ろ‼︎」
「えっ⁇」
駄目!私まだ、死ぬわけにはいかない。だって、篤美や皆んなが待っているから。まだ死にたくない‼︎
「ああああああ!?」
「何!?光!?」
ドン
「えっ⁇」
私は何かにぶつかり、吹き飛ばされた。そして出口の前で、肩が壁にぶつかった。
「いっ‼︎」
「逃がさない」
「お前も死ね」
「此処って出口?」
私は慌ててドアノブを回した。キィー
「皆んなに話があるの。私の本当の名前は、鈴木篤美それが本当の名前よ」
「はっ?」
「えっ?」
「嘘ですよね⁇」
「嘘ではないわ」
「ええええええええええええええええええ!?」
ガタン
「何々!?」
「これは、時空の歪み‼︎気をつけて‼︎何来るわ‼︎」
「......」
ドン
「いっ......!?」
「深雪先輩!?」
「......嘘」
「鈴木先輩⁇」
「ううっ‼︎」
「苗木先輩!?大丈夫ですか⁇」
「うっ‼︎」
「大変!?骨が折れている‼︎早く治さないと‼︎」
「桃凛先輩‼︎俺の力使って欲しいっす‼︎」
「ぼ、僕のも使ってください‼︎」
「ありがとう‼︎」
「......苗木さん。これは一体どういうことかしら⁇なんで此処に、篤子の死体があるの⁇説明してくれるわよね⁇」
「うん。実は......」
「そう。篤子に呼ばれて、あの空間に行ったのね」
「うん」
「篤子。私はお姉ちゃん失格ね。」
「えっ?」
「篤子の事を守れなかった‼︎それどころが、篤子の亡骸も家に帰すことが出来なかった‼︎私はあの子の姉なのに、何も出来ない自分が情け無い‼︎」
「......篤美」
「霊感総合部‼︎何をしているんだ‼︎」
「やばっ‼︎先生が来る‼︎」
ガラガラ
「全くなんの騒ぎだ‼︎」
「......」
「何やってるんだ⁇」
「え、えーと、本の整理をしてたら、うっかり落ちてしまったんだすよ。あ、あははは。」
「ん?床に何か付いてる?これは、血か!?」
「あ、あー‼︎さっきので足を擦りむいたみたいですね‼︎」
「本当だな」
「苗木さん⁇(あれは......ナイフ!?とっさに自分の足を切ったのね。擦り傷に見えるように。反応速度が半端じゃないわ)」
「騒がしくしてすみません」
「はぁー。後で片付けるように。後騒ぐなよ」
「はーい」
「先輩凄いっす‼︎」
「本当に凄かったです‼︎とっさに自分の足を切るなんて誰も考えませんよ‼︎」
「あれしか、誤魔化す方法が思いつかなかったから」
「苗木さん」
「篤美。これ......篤子さんが、私に頼んだ物だよ」
「これは......ペンダント。篤子ありがとう。深雪もありがとう‼︎」
「うん‼︎」
「よし‼︎これで怪我は大丈夫のはずです‼︎」
「うん。もう痛くない」
「良かったです」
「篤子を家に連れて帰るわ」
「うん。篤美気をつけて」
「えぇ。ありがとう。またね」
「うん。またね」
篤子と篤美、二人の想いが詰まった。ペンダントを渡せて本当に良かったと思っている。
「私、言ったよね?絶対に、篤子さんを置いて逃げないって‼︎だから、篤子さんも連れて行く‼︎」
「どうしてそこまでするの?」
「うっ‼︎」
「深雪さん‼︎後ろ‼︎」
「えっ⁇」
駄目!私まだ、死ぬわけにはいかない。だって、篤美や皆んなが待っているから。まだ死にたくない‼︎
「ああああああ!?」
「何!?光!?」
ドン
「えっ⁇」
私は何かにぶつかり、吹き飛ばされた。そして出口の前で、肩が壁にぶつかった。
「いっ‼︎」
「逃がさない」
「お前も死ね」
「此処って出口?」
私は慌ててドアノブを回した。キィー
「皆んなに話があるの。私の本当の名前は、鈴木篤美それが本当の名前よ」
「はっ?」
「えっ?」
「嘘ですよね⁇」
「嘘ではないわ」
「ええええええええええええええええええ!?」
ガタン
「何々!?」
「これは、時空の歪み‼︎気をつけて‼︎何来るわ‼︎」
「......」
ドン
「いっ......!?」
「深雪先輩!?」
「......嘘」
「鈴木先輩⁇」
「ううっ‼︎」
「苗木先輩!?大丈夫ですか⁇」
「うっ‼︎」
「大変!?骨が折れている‼︎早く治さないと‼︎」
「桃凛先輩‼︎俺の力使って欲しいっす‼︎」
「ぼ、僕のも使ってください‼︎」
「ありがとう‼︎」
「......苗木さん。これは一体どういうことかしら⁇なんで此処に、篤子の死体があるの⁇説明してくれるわよね⁇」
「うん。実は......」
「そう。篤子に呼ばれて、あの空間に行ったのね」
「うん」
「篤子。私はお姉ちゃん失格ね。」
「えっ?」
「篤子の事を守れなかった‼︎それどころが、篤子の亡骸も家に帰すことが出来なかった‼︎私はあの子の姉なのに、何も出来ない自分が情け無い‼︎」
「......篤美」
「霊感総合部‼︎何をしているんだ‼︎」
「やばっ‼︎先生が来る‼︎」
ガラガラ
「全くなんの騒ぎだ‼︎」
「......」
「何やってるんだ⁇」
「え、えーと、本の整理をしてたら、うっかり落ちてしまったんだすよ。あ、あははは。」
「ん?床に何か付いてる?これは、血か!?」
「あ、あー‼︎さっきので足を擦りむいたみたいですね‼︎」
「本当だな」
「苗木さん⁇(あれは......ナイフ!?とっさに自分の足を切ったのね。擦り傷に見えるように。反応速度が半端じゃないわ)」
「騒がしくしてすみません」
「はぁー。後で片付けるように。後騒ぐなよ」
「はーい」
「先輩凄いっす‼︎」
「本当に凄かったです‼︎とっさに自分の足を切るなんて誰も考えませんよ‼︎」
「あれしか、誤魔化す方法が思いつかなかったから」
「苗木さん」
「篤美。これ......篤子さんが、私に頼んだ物だよ」
「これは......ペンダント。篤子ありがとう。深雪もありがとう‼︎」
「うん‼︎」
「よし‼︎これで怪我は大丈夫のはずです‼︎」
「うん。もう痛くない」
「良かったです」
「篤子を家に連れて帰るわ」
「うん。篤美気をつけて」
「えぇ。ありがとう。またね」
「うん。またね」
篤子と篤美、二人の想いが詰まった。ペンダントを渡せて本当に良かったと思っている。
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