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奇跡その1
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「えっと、何故、ご先祖様が此処にいるんですか⁇」
「特に理由はないけど⁇」
「......」
「何その顔⁇まるで私を軽蔑をしているような気がするよ」
コクリ
「むっ‼︎不愉快だ‼︎帰る‼︎」
「いいの?あんな言い方して⁇」
「いいのよ‼︎なんでこの家には霊が住み着きやすいの?」
「さあ?」
「江原君もいつ出て行くの⁇」
「えっ?出て行くつもりないけど⁇」
「はぁー」
夜、夢の中
「深雪さん」
「篤子さん⁇」
「私のペンダントを探して。お願い」
「どこにあるの?」
「私が指定する所に来て。そこに行けばわかるから‼︎」
「わかった」
朝
「夢?でも夢みたいな夢じゃないような感じがする」
ペラッ
「紙⁇えっと学校の授業が終わった後、屋上⁇なんで⁇」
放課後
「あら?深雪は居ないのかしら⁇」
「はい。まだ来てないです」
「深雪先輩、遅いっすね」
「そうね」
「此処って、またか。まあ良いや」
「......こっち」
「篤子さん!?待って‼︎」
「......こっち」
「此処って、二階の私達の教室⁇まあ違う空間だけどね」
ガラガラ
「えっ!?篤子さんの死体⁇えっ?何年も前に死んだはずだよね⁇」
「此処は、時間が止まった世界です。だから動かないんです。腐らないし、骨になる事も無いです」
「それで、探して欲しい物って何?」
「私のウェストの右ポケットにあるペンダントを持って行ってください」
「えっ?いいの⁇」
「はい。今は自由に動けるのは、深雪さんのお陰です。ありがとうございます」
「えっと⁇どういうこと⁇」
「今まで、貴方が成仏させて来た霊達は強い怨念の持ち主で私達を縛る者でした。でも、深雪さん達のお陰で、数が減り今だけは自由に動けるんです。いつまた、悪霊になるかは不明ですが、今のうちにこのペンダントだけでも持って行ってください。お願いします」
「ううん。貴方も此処を出るのよ」
「えっ⁇何を言って......」
私は、篤子さんの死体を持ち上げて教室を出た。
「待ってください‼︎このまま教室の外に出たら......」
「死ね」
「行かせない」
「お前も死ね」
「いつもと違ってハキハキと喋る⁇」
「凄く強い怨念です‼︎今すぐ、私を置いて逃げてください‼︎」
「私は、貴方を置いて行くという、選択肢は無い‼︎」
シュッー
「ああああ‼︎」
「攻撃をした!?何をしているんですか!?貴方まで死んでしまいますよ‼︎」
「......」
私はその場で全力ダッシュをした。
「念の為、ロープを持って行ってて良かった‼︎」
ロープで、篤子さんの死体を縛り付けた。
「絶対に連れて帰る‼︎篤美の為にも‼︎」
「どうしてそこまでするの⁇」
「数が増えて来た‼︎でも負けない‼︎」
シュッーシュッーグサッグサッグサッ
「ああああああああ‼︎」
「なんて力なの?あれは、私達双子の力よりも強い」
「はぁはぁ。はぁーはぁー。さ、流石に数が多すぎる。でも、篤子さんは、連れて帰る‼︎」
私は再び走り出した。
「死ねええええええええええええ‼︎」
「えっ?」
バキッ
「ぎゃあああああ!?ああああ‼︎うわあああ‼︎」
私の左足は折れてしまった。
「特に理由はないけど⁇」
「......」
「何その顔⁇まるで私を軽蔑をしているような気がするよ」
コクリ
「むっ‼︎不愉快だ‼︎帰る‼︎」
「いいの?あんな言い方して⁇」
「いいのよ‼︎なんでこの家には霊が住み着きやすいの?」
「さあ?」
「江原君もいつ出て行くの⁇」
「えっ?出て行くつもりないけど⁇」
「はぁー」
夜、夢の中
「深雪さん」
「篤子さん⁇」
「私のペンダントを探して。お願い」
「どこにあるの?」
「私が指定する所に来て。そこに行けばわかるから‼︎」
「わかった」
朝
「夢?でも夢みたいな夢じゃないような感じがする」
ペラッ
「紙⁇えっと学校の授業が終わった後、屋上⁇なんで⁇」
放課後
「あら?深雪は居ないのかしら⁇」
「はい。まだ来てないです」
「深雪先輩、遅いっすね」
「そうね」
「此処って、またか。まあ良いや」
「......こっち」
「篤子さん!?待って‼︎」
「......こっち」
「此処って、二階の私達の教室⁇まあ違う空間だけどね」
ガラガラ
「えっ!?篤子さんの死体⁇えっ?何年も前に死んだはずだよね⁇」
「此処は、時間が止まった世界です。だから動かないんです。腐らないし、骨になる事も無いです」
「それで、探して欲しい物って何?」
「私のウェストの右ポケットにあるペンダントを持って行ってください」
「えっ?いいの⁇」
「はい。今は自由に動けるのは、深雪さんのお陰です。ありがとうございます」
「えっと⁇どういうこと⁇」
「今まで、貴方が成仏させて来た霊達は強い怨念の持ち主で私達を縛る者でした。でも、深雪さん達のお陰で、数が減り今だけは自由に動けるんです。いつまた、悪霊になるかは不明ですが、今のうちにこのペンダントだけでも持って行ってください。お願いします」
「ううん。貴方も此処を出るのよ」
「えっ⁇何を言って......」
私は、篤子さんの死体を持ち上げて教室を出た。
「待ってください‼︎このまま教室の外に出たら......」
「死ね」
「行かせない」
「お前も死ね」
「いつもと違ってハキハキと喋る⁇」
「凄く強い怨念です‼︎今すぐ、私を置いて逃げてください‼︎」
「私は、貴方を置いて行くという、選択肢は無い‼︎」
シュッー
「ああああ‼︎」
「攻撃をした!?何をしているんですか!?貴方まで死んでしまいますよ‼︎」
「......」
私はその場で全力ダッシュをした。
「念の為、ロープを持って行ってて良かった‼︎」
ロープで、篤子さんの死体を縛り付けた。
「絶対に連れて帰る‼︎篤美の為にも‼︎」
「どうしてそこまでするの⁇」
「数が増えて来た‼︎でも負けない‼︎」
シュッーシュッーグサッグサッグサッ
「ああああああああ‼︎」
「なんて力なの?あれは、私達双子の力よりも強い」
「はぁはぁ。はぁーはぁー。さ、流石に数が多すぎる。でも、篤子さんは、連れて帰る‼︎」
私は再び走り出した。
「死ねええええええええええええ‼︎」
「えっ?」
バキッ
「ぎゃあああああ!?ああああ‼︎うわあああ‼︎」
私の左足は折れてしまった。
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